ジャクリーンの庭。 

 

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その日は始発で出て、横浜方面の薔薇を見て歩きました。
午後から雨の予報でしたが、曇天の光が拡散する中、
丁度、満開の薔薇の花を満喫。日頃の行いがいいですからね(笑)
薔薇は花の女王だけど、その使い方は十人十色。
さりげなく、そして控えめに使ってさらに魅力的に見せる人、
もう、薔薇、薔薇、薔薇!……薔薇一色で埋め尽くす人……。
それぞれで面白いと思いました。結構、お腹一杯かも。


さて、移動の途中に立ち寄ったのが「ジャクリーンの庭」です。
前々から友人たちの話題に上っていた「ジャクリーンの庭」……。
どうやら総面積は半分くらいになってしまったみたいですし、
春一番の見頃の時期は過ぎてしまったようです。
だけど、この素晴らしい光景!
今日の1枚目の写真なんか横浜に見えます?
去年、お世話になった岩手県の素晴らしいマダムのお庭を思い出したりして……。

ジャクリーンさんは周りの風景に溶け込むように色彩設計をしたそうです。
スッカリ有名になった赤煉瓦街のレンガの赤を意識して赤い花をさし色に使ったり。
でもね、天の邪鬼右衛門の僕のことです。
わざと周りを写さないような構図で撮影しています。

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丁寧に丁寧に管理されています。
終わった花は綺麗に花柄が切り取ってあって、
よく近付いてみると、ブルーのアネモネが結構植えられていたみたい……。
アネモネは好きなのです。もう少し早かったら一面真っ青?

1つだけ気になったことがあります……。
何でしょう……ゴミが多いのです。
風の強い日でしたからね、どこかから飛んできたのかもしれません。
チラシなどの紙類、コーヒーショップのテイクアウトの容器……。
申し訳ないけど、捨てたのはどこの国の人?思っちゃいますよね。
もしかしたら僕たち日本人の仲間かもしれない……。
勿論、出来る範囲でゴミ拾いしました。でも、捨てる場所がない(苦笑)


素晴らしい庭はいつの季節もいいものです。
次は秋に来てみたいな……その時は赤煉瓦も見ましょうか(笑)


2018年5月26日


ブノワ。


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うつろう。 

 

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早いものでもうスグ6月です……。

今年の春は瞬きをする間もなかったような気がします。
仕事の方もそうですが、何と言っても季節が早かった……。
毎年〜嫌がらせのように何かやってくれる大自然……。
今年は薔薇の蕾が上がった後の低温も、大風も長雨も、
それほどなくて園芸ファンを喜ばせていました。
穏やかな春……喜んでいたのも束の間、
そんな順調な季節を過ごしていると、
薔薇をはじめ、春の花の開花が物凄く早まってしまって……。
もう桜の花を入学式で見るのは無理なのか?
新入社員の場所取りをさせての花見なんて夢またその夢(笑)

今年の桜は早かった……なぁ〜んて、
呑気なことを言っていたら薔薇が物凄いことになっていて、
早いところでは2週間、平均で10日くらい?
開花が早まっちゃって慌てた人も多いことと思います。
ただ楽しみで育てて慈しんでいる人は兎も角、
何かの行事などで日にちが決まっている方々は、
それこそ真面目な話し大汗を掻いたに違いありません。

そして、満開になったと思ったら……。
やっぱりやってくれました、大自然(苦笑)
豪雨に大風……アッと言う間に終わっちゃいました。


愛情もうつろうけど(笑)季節もうつろいます。
今日の写真は近所の紫陽花……数年前の1枚です。
紫陽花はやっぱり雨が似合いますね……。
この年から毎年〜楽しみにしているのですが、
こんなに見事に咲いたのはこの年だけ(笑)
やっぱり剪定とかの問題でしょうか……結構、毎年いい加減だし。
紫陽花もうつろい、枇杷が色付き……いよいよ夏到来です。
我が家は薔薇がスッカリ終わっておクレマチスが満開!

今年は新品種が沢山増えましたので、
もう何が何だか全く名前が分からない状態(苦笑)
でも、それでいいのです、おクレマチス!



もう1つのブログも久し振りにアップしました……。
もう1年だよ……記事の管理の仕方、忘れちゃった(苦笑)
暑くなります、皆さんもご自愛下さい。


2018年5月24日


ブノワ。


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友人たちとの一時 @ Lucy Gray。 

 

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「ルーシーグレイ」……。

久し振りの訪問となりました。
車で近くを走っていて、突如の訪問(笑)
店がオープンしたての慌ただしい時間に突如襲来の迷惑客(笑)
あれはいつだっけ……最後に「ルーシーグレイ」に行ったのは?
そうだ……看板を描かせて貰って以来?もう丸々3年じゃない!
その看板は時間と共になかなかいい色合いになっていました。

開店早々でお客さまも沢山、
母の日を間近に控えてバタバタでしょうに、
珈琲を出してくださって、暫し歓談(笑)
歓談って言うと聞こえはいいですが、
スッカリ寛いじゃって、尻に根っこ(笑)
あまり写真は撮れませんでしたが、
少しだけ御覧ください。

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この日はねぇ……春だと言うのに物凄く寒かったの……。
写真によくそれが出ていますね(笑)もっと光を!
でも、その光を集めるように咲き乱れていた店の前の薔薇たち。
「Lavender Dreem」は丁度満開の美丈夫で、

 「咲かないと抜くよ!」

美しい奥方に般若の形相で脅された「Paul Nayron」は、
抜かれちゃたまらんとばかりに必死の開花(爆)
植物って人間の言葉が分かりますからね(笑)
珈琲をご馳走になり、写真を撮っていたら時間が無くなってきました。
慌てて店内へ……店内には趣味のいい商品が並びます。
一際、僕の目を引いたのはドライになった花々……。
いたるところに様々な草花が吊さてています。
ダーリンも美しい奥方に口答えをしたら吊るされる?
きっと、戦々恐々の毎日なのでしょう(爆)
はぁ……クリーム色の大輪の芍薬なんてウットリするくらい綺麗です。
ドライになってこの大きさですから、
元々はどれだけ立派なシャクヤクだったのでしょう。
最近、填まっているドライのブーケ作りのために、
何種類か選んで分けて貰いました。


今日の1枚目はその花たち……。
何れ美しいブーケとなり、美しい方々の胸を飾ることになります。


2018年5月22日


ブノワ。


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フィルムカメラ、もう一度。 

 

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さて、続きます……。

実は、もうスグ楽しみにしている旅行があります。
観光も食べるものも楽しみですが、
大事な友達と一緒なのも心浮き立つ理由の一つです。

旅行の段取りもあらかた終わり、
他の色々なことに考えが回る余裕が出てきました。
一つ一つ片付ければ大丈夫なんですが、
一つだけ大いに迷っているのはカメラのこと……。
デジタル一眼レフの他にフィルムカメラも持って行こうかと思うのです。
撮影後の煩雑な作業を思うと気が引けるのですが、
この絶好の機会を逃したら、もう一生、
フィルムカメラを使わないのではないか……そう思うのです。
ただ、気持ちはあるし、撮影後の現像や、
プリントする際に手焼きで対応してくれる店も見つけてあるんですが、
先日、デジタルカメラの充電器を買うために近くの「ヨドバシカメラ」に行った時のこと、
会計をしながら愕然としたのは、隣にフイルムを売るワゴンがあったんですが、
そのワゴンの惨憺たる光景……フィルムなんて殆どガラガラ、
モノクロのフィルムは皆無で、他にほんの少し現像とかで使う道具がチラホラ……。
もうね、まるで閉店セールの最終日のスーパーの棚みたいなの(苦笑)

 「フィルムもレコードのように復活するよ!」

……そう言う人もいますが、その光景を見るにつけ、
なんだか先々のことを考えると暗澹たる気分になってしまいます。


僕はデジタルカメラになってからプリントをしたことがありません。
だって、する価値ないと思うから。
内外の写真家の作品も収集していますが、
デジタルのプリントは全く興味がありません。
デジタルカメラも画質が随分と良くなって来たと言われていますが、
僕のイメージでは、まだまだフィルムカメラの軟らかい画調には遠く及ばないし、
例えて言うなら、雪舟の水墨画と銭湯のモザイクで描かれた富士山のようなもの。
音量を上げないと実力を発揮しない真空管の豊かな音色と、
小さいボリュームでバンバン効果的に聞えるラジカセの音楽みたいなものです。

もう一度、フィルムカメラを担いで歩いてみたい……そう思うのです。

もう一つ、最近、自分の写真を見ていてつくづく思うのです。
デジタルカメラになってから写真が下手クソになったような気がしてならないんです。
それは、テクニックと言うよりも、写真に対しての気持ちみたいなもの?
撮影時の1枚1枚に対する籠める気持ちみたいなもの?
マイケル・チミノの傑作、「ディアハンター」でマイケルがニックに言う言葉。

 「鹿は1発で仕留めないとダメだ!」

気持ち的にはそんな感じ?
そこには生きるものの命を奪うのだから、
敬意を混めて1発で仕留めないと潔くない……そんな感じでしょうか。
この1枚に全てを収める……的な集中力がなくなってしまったと思うのです。
思い起こしてみれば、フィルムカメラの時は、
光、構図……1枚1枚に気合いが入っていましたもんね。
デジタルは撮るだけ撮ってダメだったら消せばいいんですもん。
試しに何枚も何枚も撮影してもお財布には響かない。

 「また無駄なものを切ってしまった……。」

「ルパン3世」の五ェ門がいつも言うように、
フィルムだったら旅先で気紛れにオバちゃんたちの、
無駄なポートレートなんか勿体なくて絶対に撮らないですから(笑)


どうしましょう、フィルムはインターネットで買わないとダメかな。
持って行ってデジタルカメラと併用出来るのか?
1人の気儘な旅ではありません。そんな余裕あるのか?
今日の1枚目の写真のように、テーマを設けてプリントして、
アルバムに纏めてみたいなぁ……。
何れにせよ、フィルムカメラはもう一回試してみたいので、
いい機会だとは思うのですけど……。


2018年5月21日


ブノワ。


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NUDE。 

 

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先日のこと……。
ポスターを見てからズゥ~っと行きたかった展覧会に行って来ました。
横浜美術館で開催されている、
イギリスの「テート・ギャラリー」より「NUDE ヌード」です。

「横浜美術館」は本当に久し振りでしょうか……。
15年ぶりくらい?周りはスッカリ変わっていました。
「テート・ギャラリー」は大好きな美術館です。
ロンドンに行った時に美術館三昧した中で、
「ナショナル・ポートレートギャラリー」と並んでお気に入りになった美術館。

バブルの頃に、お金を湯水の如く使って招致した展覧会の数々。
殆どのデパートまでがそれぞれに美術館(展示スペース)を持っていましたっけ。
美術館の改修工事中にゴッソリ美術品を借りて来る安易なタイプのものが多かったです。
美術館一館のコレクションと言う括りはあるけれど、どこと散漫な感じがします。
それよりも、一人の作家や設けたテーマに沿って、
何年も、何年も多くの美術館と時間を掛けて丁寧に交渉ををし、
内容の濃い作品を集めた展覧会が好きです。


今回のテーマはヌード……。
古代ローマやギリシャ、泰西名画の時代から、
芸術は自然を模して来ました。風景、静物、人物……。
その中でもヌードは宗教を題材に取ったものと並んで最も重要なモチーフです。
神話や宗教に題材を得た、ツルツルで理想的なバランスのヌード。

 「うぅ〜む……ご覧下さい。素晴らしい作品ですなぁ。」

印象派の前、サロンの頃は、公共の場で女性の裸体を堂々と鑑賞できる、
大手を振って芸術を論じながら、芸術鑑賞の名の下に、
人前で堂々と裸体を楽しめる絶好の機会だったと聞きます……。

この手のヌードやエロチシズムや猥雑なもの、
時代時代によって様々な規制が設けられ、検閲があります。
人間の裸体をそのまま写真に撮ったり絵画や彫刻のモチーフにしたり。
そこに作家のメッセージや表現方法が加わることによって、
芸術にも猥褻にもなる曖昧なものでもあります。
映画1つ取ってもそう。時代とともにどこまで見せるかが違います。
ボカシを入れ過ぎたため、画面が殆ど見えなくなった例や、
花や植木鉢、電灯などをわざわざ合成して隠した例もあります。
大島 渚の「愛のコリーダ」の裁判が有名ですよね。
映画の検閲なんて一体だれが決めているの?頭の固いお偉いさん?
反対に、ほう……ここまで見せるんだ。そんな時もあります。


閑話休題……1つ面白い経験があります。
パリに滞在中、セーヌ沿いの「オルセー美術館」を観て歩いた時のこと。
1階の広間にギュスタフ・クールベの「世界の起源」が飾られていました。
(是非、検索してみてください。)
非常に興味深かったのは、もう絵にくっ付かんばかりに、
まるで虫眼鏡を持っているかのように間近でしげしげと鑑賞するのは100%女性(笑)
男性は遥か遠くで遠巻きにして恥ずかしそうに鑑賞しています。
僕ね、面白かったので、絵葉書を買って日本の友達に出してみたの。
税関はどうするのかな?……そうしたら見事にそのまま届いたそうです。


話しは逸れましたが、素晴らしい作品の数々……。
アルタ=タデマを見られるとは思っていなかったし、
大好きな画家、グエン・ジョンの作品もありました。
特に近年の作品に見るべきものが多かったように思います。

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僕は展覧会で絵画などの作品の写真を撮る趣味はないんですが、
(撮影禁止のことがほとんどだし、絵葉書を買った方が綺麗でしょう?)
今回は、ロダンの「接吻」だけが撮影OKになっていました。
俄然、元気が出ました。一眼レフを持っていたのでね(笑)
撮る気満々で何枚も撮影しましたが、
矢張り、傑作はどの位置から撮影しても素晴らしいです。
上の2枚は月並みですね……絵葉書のようです。

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少し余白を与えて1枚。
この構図だと、男性が女性を引き寄せている腕の力を感じます。

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寄ると大迫力です。まるで今にも筋肉が動きそうじゃありませんか。

誰が撮ってもいい作品になる……人とは違うものを!
1枚目は苦心してどうにか撮ってはみました。
でも、これでは「接吻」と分かる人っているかな?

写真に関してはチョッと思うこともあります。
その辺りはまた次回にでも改めて……。


2018年5月19日


ブノワ。


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category: 展覧会の絵。

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プロとアマ。 

 

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 「アタシ、プロじゃない人の音楽は聴かないの。」

随分前に袂を分かった元友人の女性が決然と言い放ちました。
当時、僕が可愛がっていた男の子のバンドのライブを、
一緒に聴きに行かないかって誘った時のこと。
木で鼻をくくった感じ、取りつく島もない様子に、
まぁ、そう言う人もいるのか……と、その時は思いましたが……。
もしも、その「プロじゃない人」と見下して聴きに行かなかったバンドが、
その辺のプロフェッショナルの人たちよりも素晴らしかったら?
その後に見事、才能が開花して大スターになったら?
スター誕生の瞬間を見られたかもしれないのに……。



最近、プロフェッショナルとアマチュアのことを良く考えます。
プロフェッショナルとアマチュアの違いって何?
一番簡単な区別の仕方は、お金を貰うか貰わないかです。
やった仕事に関してお金が発生するかしないか……。
ただ、最近はこれが大きく揺らいで来ていて、
所謂、プロフェッショナルと言われる人がアマチュアよりも、
数段ヘタクソだったりすることがあります(笑)
真面目にそう言う人、多いです。掃いて捨てるほどいる。
技術的な面でもそうですが、意識の問題?
自分はこれでお金を貰っている、ご飯を食べているんだって言う意識。
仕事に関してはは誰にも負けないって言う自負と誇り……加えてセンス。
深い知識とそれを実行する胆力、技術、判断力……ない人が多いです。
前にも書きましたが、仕事ってお客さまの財産を扱う訳です。
お客さまの大事な大事な財産を触らせて貰う訳。
飲食の場合は命の問題になって来る。
もうお金のことでは区別が出来ない……僕はそう思います。


台詞棒読み、仁王立ちの大根役者に超音痴な歌手(笑)
カーナビに頼りっ放しの道を知らないタクシーの運転手(苦笑)
(しかも、驚くことにカーナビの入力の仕方も知らない……。)
独創的だけど、ちっとも美味しくない料理研究家。一般のお母さんの方が断然旨い。
本職の大工よりもシッカリと素晴らしい仕上がりの日曜大工のお父さん。
プロのカメラマンよりも美しくもメッセージのある写真を撮るアマチュアカメラマン。
自分のボキャブラリーに全くないのにも関わらず、
辞書と首っ引きで、頭でっかちな文章で読者を煙に巻くライターよりも、
シロウトと揶揄され、売れているものだから嫉妬されながらも、
楽しい文章でグイグイと読者を引っ張って行くライターもいます。

僕もそうだったなぁ……。
僕のオリジナルの薔薇が出た時、「個人育種家」と紹介されました。
普通に「育種家」じゃいけないの?勿論、本業じゃないけれど、
「個人」を付けることで、アナタはシロウト、プロじゃないから……。
そう言われているような気がして、あまり面白くなかった記憶があります。
個人の交配でたった1000粒蒔こうと、大企業で何十万粒蒔こうと、
出た薔薇の優劣はつきません。どこに薔薇の神が降りるかです。


僕が未だに忘れられないのは、八王子のあるお宅のマダム……。

 「え・・・・・・今って・・・・・・秋だよね?」

まるで春本番の一番いい時期と見まごうばかりに、
一面に薔薇が咲き乱れ、宿根草も薔薇に負けじと絢を競うガーデン……。
暫し呆然としました。春だってこうは行かないのに……。
友人たちから「魔女」と呼ばれるその方は、
長年培った知識とノウハウで、秋なのに全ての薔薇と宿根草を同時に咲かせます。
勿論、失敗したこともあるでしょうけど、その失敗も生かしての、
経験豊富なテクニック、そして、データの管理、活用の仕方、
植物に関する知識、組み合わせるセンス。
そんじょそこらのプロフェッショナルなど足元にも及ばないほど。
マダムは家庭の主婦、アマチュアであります。
プロフェッショナルよりも遥か高みにいるアマチュア。


シロウト、アマチュアのどこが悪いのか?
そう言って蔑むプロフェッショナルにロクな人はいません。


材料が良くなり、道具も便利なものが多くなりました。
誰がやってもそれなりのものが出来ます。
だからこそ、プロフェッショナルとしての意識、
気概と技術、プライドを持ちたいものだと思います。


2018年5月12日


ブノワ。


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category: 向き向きの花束。

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Call me by your name, and I'll call you by mine.  

 

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2人は太陽と月なのだ……。

いかにも自信たっぷりで快活で背が高く、
頑丈な体躯に金髪、深い海のように澄んだ青い目……。
少年の父親の軽いジョークにも快活に、そしてウィットに富んだ応酬する、
まるで太陽かと見まごうばかりに眩いアメリカ人の青年に少年は恋をする。
到着した青年を2階の窓から観察しながら、

 「自信家だね。」

たった一言、女友達に対して話すでもなく恋に落ちる予感の少年。

エリオは少年と言ってももう17才だ……。
でも、まだ恋に焦がれる熱病の年頃。
恋愛の対象が男とも女とも付かない曖昧な年代だ。


教授に招かれて、避暑のために北イタリアの別荘に到着した青年は、
どこか自信なさげで憂いを秘めた教授の息子に自分にないものを見る。
自分にないものと言うよりは、自分の弱さとして過去に封印して来た同じ匂い。
1980年代とは言え、まだまだ周囲の厳しい差別と侮蔑の視線の中で、
ゲイとして生きることの難しさを身を以て感じ、
息を殺してクローゼットの中に身を隠して来た、
無意識の内に抹殺して来た己の化身、分身を見たに違いない。


母親は「シャイなのよ。」と一言で、青年、オリバー評するけれど、
一瞬にして地元の女の子たちの視線を釘付けにし、
街にやって来て数日もしないのに、よそ者には冷たいであろう、
地元のオヤジさん連中に見事に溶け込んでカード遊びに興ずる、
人懐こいオリバーの一面をエリオは誰よりも知っている。
熱い視線は送らない。でも、意識の片隅の常に気になる存在。
そして、背中で、心の中で眩しい眼差しで見つめます。



丁寧に丁寧に、日常のシーンを積み重ねて行きます。
風光明媚な北イタリアの田舎町、青い空、澄み渡る水、
風の音、さえずる小鳥の声、虫の音、草いきれ、深夜の星の瞬き……。
そんな中、人々の生活の音や色がアクセントになります。
食器が触れる音、騒音かと思われる会話の声(笑)
ページを捲る音、立ち上る紫煙、桃の赤、アプリコットのオレンジ、
オリバーが脱ぎ捨てたスイムウェアの色、色、色……そしてピアノの音。

映画はハッキリと2人が恋に落ちる瞬間を見せません。
触れる肌の汗ばんだ感触、抱きついた時に思い切り吸い込む体の匂い……。
曖昧なまま、戯れ付く子犬のように積極的なエリオに押され、
一気に燃え上がる恋心。年上とは言いつつ、オリバーもまだ24才。

 「そう言う話しはしてはいけない……。」

 「僕たちはまだ恥じることは何もしていない……。」

初めてのキスのあと、
少しだけ年長の自制心でエリオを諌めてはみたものの、
絡む視線、触れる指先、吐息の中に熱い感情を感じ、
堰が切れたように今度は自らが積極的にエリオの愛情を乞うオリバー。
結ばれた後は自責の念に苛まれ、エリオを傷つけてはいまいか、
何か重大な過ちを犯してしまったのではないか……と、不安になります。
それを口にしてエリオに訪ねるオリバーはまだ24才。
結ばれた後に立場が逆転するのが面白いです。

避暑地の開放的な空気がそうさせたのではない……。
エリオは、未来のこうありたい、理想の自分の姿をオリバーに見い出し、
オリバーは、自らが封印して来た過去の自分をエリオに懐かしさを感じたのでしょうか。

映画は淡々と小さな事柄を積み重ね、
そして、やがて訪れる駅での別れ……。

駅での別れを描いた作品は数多いです。
「旅情」「ひまわり」「終着駅」……枚挙にいとまがないけれど、
「君の名前で僕を呼んで」ではエリオの後ろ姿だけしか見せません。
感動する気満々、泣く準備万端の人たちは大いにはぐらかされます(笑)
あっさりとしたラストシーン?……と、思いきや、
その後のシーンの数シーンでエリオの成長と、
オリバーに対する愛情の深さを改めて描き切ったところが秀逸です。

大きな感動を期待し、大いに泣くことを期待した人たちは、
少しはぐらかされるかもしれません。
シャツの下りがあるので、どうしても思い起こし、比較してしまう、
アン・リー監督の傑作「ブロークバック・マウンテン」のラスト、
クローゼットに大事に仕舞われたジャックのシャツが引き起こす、
劇場の椅子が大きく揺れるほどの、心臓を鷲掴みにされ、
感情を大きく揺さぶられるような嗚咽、感動はないけれど、
それはそれで構わないと思うのです。

僕が敬愛する、北は札幌のリズこと vivajiji姐さんがいみじくも仰有いました。

 「不覚にも涙がこぼれた・・・
  思わず笑ってしまった・・・
  そういう作品がいい映画。」


僕は諸手を挙げて絶賛はしません。
幾つか気になる部分もありました。
脚本が饒舌すぎるのです。書ける作家が往々にして陥る落とし穴。
語り過ぎるのです。映画は映像で見せて欲しい……僕はそう思います。

例えば、市川崑の「細雪」での雪子のお見合いシーン。
見合い相手の東谷子爵本人に酌をされ、
猪口から目を上げた雪子の上気した頬と何とも言われぬ笑み。
これまで幾多の見合いをことごとく断って来た雪子が見せた少女のような笑み。
それを見た、姉、幸子の視線。次に雪子にどこかで恋心を抱いていた貞之助の視線……。
これだけで1つの台詞もないままに3人の千々に乱れる感情を描く訳です。
これぞ映画、映画技法の到達点としては最高峰の一例だと思うのです。

父親が息子に諭すように言い含める人生の教訓。
これらはこの作品の大事なテーマでもあり、
監督と作家が観客に語りかける重要なポイントです。
自らの過去を告白しながら愛情たっぷりにエリオに語りかけます。
少し余計ではないでしょうか。肝心なところで語り過ぎてしまった。
2つ3つの台詞で描けたのでは?あとは表情のアップとカットバック……。
台詞を映像に置き換えて!映画芸術は映像で見せて欲しい……僕はそう思うのです。
テーマは決して台詞で語ってはいけない……僕の持論です。
台詞を語り過ぎるのは、書ける作家の悲しい性です。


初日2日目とその翌日、立て続けに2回鑑賞しました。
また観に行きます、きっと違ったものが見えて来るハズだから。
オリバーとエリオに「Later !」と、言いましょう。

 「Call me by your name, and I'll call you mine.」

清々しくも余韻があって、行間を読ませてくれる秀作です。


「君の名前で僕を呼んで」……★★★★★★★……70点。


2018年5月3日


ブノワ。


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category: 映画館へ行こう!

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花咲う。 

 

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今年は数え切れないほどの桜を見ました。
樹齢2000年とも言われる、日本一古いとされる神代桜から、
いつかは見てみたいと願っていた吉野山の桜や、
土手沿いやお寺、殆ど名もない偶然に出会った桜まで……。


つくづく思いました……。
桜の花を撮るのは本当に難しいです。
アップに寄れば雄大な樹のボリュームは出ないし、
引いて撮れば観光客の姿が入ってしまいます。
僕は写真をスナップで撮るつもりはありません。
出来れば、1枚1枚、構図や光を考えて作品として切り撮りたいです。
しかも瞬時に(笑)わざわざ撮りに行くことはしません。

山梨で出会った雄大な桜は是非とも全景を撮りたいですね。
見物客がゴマンと押し掛けていても、
彼らを写さないようにして撮るテクニックもあります。
パソコンに取り込んで改めて見てみると、
自分でも笑ってしまうくらいに駄作ばかり(苦笑)
しかも、一眼レフで撮ったものよりもスマートフォンのカメラの方が良かったりします(涙)

例えば、強烈な個性やオーラを放つ人たち……。
マドンナとかを僕が撮ってもいい写真は撮れると思うのです。
それは、僕の力ではなくて被写体が撮らせてくれるから。
誰が撮ってもそこそこのいい写真は撮れる……。

桜の花は撮る人を選ぶのでしょうか……。
最高の一瞬を求めて労を辞さない人にだけその名誉は与えられるのでしょうか。


僕は、桜の樹全体と言うよりは、
写したその時の空気感や、風、光、湿度、音、
それから辺りの匂いみたいなもの……。
そんなものを1枚の写真の中に切り撮れたらなぁ……。
僕はそんな風に思いながら桜の写真を撮ります。

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今日の1枚目の写真は、先日訪れた奈良は、
長谷寺の境内で撮った写真。
石段に降り注いだ濃い桜の花弁がしっとりと美しいです。
それから2枚目は数年前の京都で撮った1枚。
桜は目的ではありませんでした。
友達の西田信子ちゃんの展示会に行くための京都。
半年前から決まっていましたが、まさにドンピシャの満開。
美しい器を扱う「うつわや あ花音」は南禅寺の交差点にあります。
そこの琵琶湖の疎水の用水路?可成り流れが早いのですが、
それを利用してシャッタスピードを遅くして画面を作り込んだ例です。
最後の1枚は、同じく京都の漬け物の老舗「村上重」の宿泊施設、
鴨川沿いのお堀に面した「Bijuu」の5階から撮った1枚です。
満開の桜の樹を真上から撮るチャンスってありませんよね。
なかなか面白い経験でした。


2018年5月2日


ブノワ。


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変わりゆく京都、変わらぬ京都。 

 

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朗読会が終わった夕方……。
奈良から東京に帰るには、時間も遅くなるし、
折角Rくんも長崎から出て来ているんだし……。
名残惜しいし……また、楽しい時間を少しでも長く持ちたい……。
そんな気持ちもあり、奈良からの帰りに京都を1泊付けました。
楽しい旅って家に帰りたくなくなるでしょう?(笑)
Rくんも大事な仕事を抱えています。帰りが月曜日になってしまうけれど、
気持ち良く付き合ってくれました。

近鉄の桜井から京都まではスグでした。
何度も乗り換えずに1回の乗り換えで京都に着くのもいいですね。
見知らぬ土地で初めて聞く駅で、右も左も分からずに、
訳の分からない乗り換えをしなくて済むじゃないですか。
本来なら宿にチェックインしてからスグに夕飯のつもりでしたが、
少し早めに京都に着いたので、性懲りもなく京都タワーの地下のジンの店へ(笑)

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Rくんは「オトナの掟」を僕は「東のエデン」を頼み、
2人で不思議なジンの世界を漂いました、カウンターで暫しゆっくり。
お店のお姉さん、僕が12月に訪れたことを覚えていてくれました……物凄い記憶力。
京都も強烈に寒かったのですが、ジンで温まった体で今宵の宿にチェックインです。
初めて京都の町屋に泊まります……凄くこじんまりしているのね。
バスタブの小さなことと来たら!もう大ウケ!(爆)

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さて、お腹も空いてきました……。
京都に立ち寄った目的である「アスペルジュ・ブランシュ」へ。
丁度、最後のお客さまがデザートに入った頃合いで、
久しぶりにゆっくりとAちゃんのサービスでYくんの料理を楽しみました。
食の激戦区の京都で夫婦2人で頑張っている姿には脱帽です。

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 「美味しい……。」

Rくんがしみじみと言ったの。
聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で……。
わざとらしく感嘆の声を上げるのでもなく、
また、ご馳走になる僕に対してのアピールでもなく、
心の奥底から出た一言……本当に美味しかったのでしょう。
こう言う時は連れて来て本当に良かったと思う瞬間です。


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翌朝……先ずは朝食です。
期待していなかったんですけどね……。
結構、シッカリとしたものが出て来ました。
チェックアウトの後、Rくんのリクエストで二条城へ……。
ハイ、このブノワ。さん、何度も京都に来ているし、
偉そうなことを言っていますが二条城は初めてでございました(笑)
大きいのね(笑)桜の園なんて言うのがある。
サッと観て……なぁ〜んて甘く見ていたらランチの時間ギリギリになってしまいました。

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今日の1枚目は宿の近くで見掛けた三毛猫……。
可愛いですね。チョッとイヤイヤですけど触らせてくれます。
写真に収め、あとで見返してみて大笑い!
隣のポスターのお姉さんの鼻の穴に支柱が刺さってる!(爆)
これまたインスタ映えなる1枚です。

Rくんを改札で見送り、僕も脱兎の如く新幹線のチケットを買います。
三毛猫を見たら急に帰りたくなっちゃった(笑)

京都も随分と変わって来ました……。
たまに訪れる僕も感じるのですが、
実は、住んでいる方々が一番感じていると思います。
京都出身の友人から何度同じ意見を聞いたか……。
また、何百年も変わらずにそこにある魅力もあります。
今までの京都の美点を失わず、さらに素敵な街になるといいな……。


2018年5月1日


ブノワ。


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吉野山……奥千本。 

 

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奈良は思いの外、寒かったです……。
僕は寒いのは平気だけれど、それでも寒かった(苦笑)
朝早く目が覚め、カメラを持って辺りを散歩と洒落こみました。
同行は結城さんとRくん。
まるで昔から知り合いのように、和やかな3人……。

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不思議ですよね。年齢も育った環境も、
今の境遇もまったく違う3人がこうして歩いているのって。
結城さんがRくんの腕に掴まって歩いてる!(笑)
結城さんとRくんが歩いている後ろからテクテクと……そんなことを考えながら、
「ぎゃるり 薇葡萄/らぽると」から徒歩15分くらいのところにある「聖林寺」へ。
少し小高い山腹にある「聖林寺」……まだ開いていませんでしたが、
境内へは自由に入れます。桜が終わりに近づいたこの時期は、
垂枝桜が満開で、新緑が本当に美しいです。
紫木蓮や桃の花が逆光に映えます……。
しかし寒い(苦笑)オマケにポツボツ来ました……。


手作りの朝食を戴いた後は、Rくんと2人、
タクシーをチャーターして吉野山を目指します。
結城さんの朗読会が始まる2時には帰らないと……。
土地勘ゼロ、初めての吉野山に期待と不安は募ります。
吉野の山には下千本、中千本、上千本、奥千本の四段階があるそうです。
僕らが行った時期は、既に下の方の桜は終わり、
山頂近くの奥千本が満開とのこと……。
ケーブルカーは故障でこの春の運行は中止……。
桜のこの時期に運行しなくていつするの?(苦笑)有り得ません。
タクシーだとギリギリの上まで行かれるらしいのだけれど……。

運転手の一言……。

 「ここから10分くらい登れば綺麗な景色を見られるらしい……。」

にダマされました(笑)
10分も歩けば視界が開けて絶景が目の前に広がると思ったんです。
結局、タクシーを待たせたまま小一時間山道を歩く羽目になりました。
直前に降った雨で山道は滑りやすく、しかも狭い……。
その上、どちらかと言うと断崖絶壁の方に斜めになっている(苦笑)
急斜面は樹を伐採したまま何も植えられていないので、
もしもの時に掴まる場所もなし。寒いし軽装……チョッと不安ですね。
これは何だか大変なことになった?10分?とっくなんですけど(苦笑)
しかも、来た道は戻ることが禁止されていたんです……。
崖っ淵には柵などの転落防止も施されず、足元に気を取られるあまり、
とても桜の見物どころではありせんでした。
現に、狭い山道に斜めに生えている大きな樹があり、
そこは樹をくぐるように通らなければならないのですが、
後ろを歩いていたオジサンガが足を滑らせて危ないところでした。
もしも落ちたら大怪我……そんな感じ。
Rくんには家族がいます、もしものことがあったら?責任ありますからね。
あんなんで事故は起こらないのかしらン?(苦笑)

人でごった返した山道をのろのろタクシーで帰り、
最寄りの駅でおそらくインスタントの海老ピラフを食べ(笑)
朗読時間にギリギリ滑り込みセーフと相なりました。

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写真は吉野山の奥千本の桜……。
これでいいのだそうです。ホームページも同じような写真でしたから。
写真に写さなかったところ、山の斜面は何の樹かな?杉?
一面、根元から伐採されて丸裸の無残な姿を晒していました。
荒涼としていて少しも美しくない(苦笑)
山間の美しい緑の裾のに山桜が点々と……。
どうやら僕が思い描いた吉野の桜は山の下の方の景色だったみたいです……。
カメラなんか悠長に構えていられませんでした(苦笑)
結構、身の危険を感じていましたもんね。


今回、思ったんですが、桜はわざわざ見に行くものではないですね。
偶然、出会った桜の美しさで十分です。
電車の車窓から見える沿線の土手沿いの桜並木や、
公園の桜……それで十分です。特に桜の名所なんか行くもんじゃありません。
人混み、酒盛り、屋台の食べ物の匂い……。
人さまが撮った綺麗な写真で十分……そんな気がします。

もう桜は暫くいいかな?(笑)
今年の春は10年分くらいの桜を見ましたから。

結城さんの朗読の後は、集まった仲間は三々五々、帰宅の途につきます。
僕もおいとまして次の宿泊地、京都へと向うとしましょうか……。

写真は「ぎゃるり 薇葡萄/らぽると」で供された食事の数々です。

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2018年4月29日


ブノワ。


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