命をあずける……「ハドソン川の奇跡」。 

 

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チョッとイレギュラーな仕事で千葉県の我孫子に行きました。
打ち合わせ場所は駅から歩けない距離ではなかったんですが、何しろ凄い荷物……。
そうだ!こう言う時はタクシーだよね!初乗り安くなったし!あはは!
タクシーに乗り込み、大体の場所と住所を伝えます。カーナビに住所を入力し終わり、
タクシーはゆるゆると走り出し線路添いを直進します。
チラっとメーターを見ると、な、な、な、何と730円ではありませんか!
シオシオのパー……千葉は初乗り410円じゃないんだ(苦笑)
こんなことだから金が貯まらないんだ……ま、いいです、気を取り直してっと。

ホォ……こっちの道を行くか……。
ンンン?……少し走ると何やらイヤな予感が……実は僕、地図が読める男なので、
初めての土地でも何となく方角や周りの景色で道が間違っているか分かるのです。
カバンからスマートフォンを出し、急いで目的地を確認です……。
やっぱり間違っている……タクシーのカーナビを見ると違う住所が入っています。

 「運転手さん、住所が違っていますよ。」

キュッ!急停車するタクシー。
僕が言った住所通りに入力したと言い張る運転手。
改めて運転手を見てみると、可成りの年配……って言うよりお爺ちゃん?
タクシーに乗る時に一々人相なんて確かめないし……。
再度、カーナビに住所を入力して貰いましたが、
何と、右手が震えて指先ではタッチ出来ないのでボールペンを持ち、
さらに震える右手首を左手で押さえながらの入力です。
それでも震える両手、小刻みに震えるものだから、
○○丁目15番地のところを155と入力……。
仕方ない、身を乗り出して僕が代わりに入力してあげました。
ハァ……世話が焼ける。本当、プロが少なくなったわ……。
本来ならとっくに着いていなければいけない頃合いです。

 「運転手さん、メーター。」

勿論、メーターは倒して貰いました。
降り際に一言、文句を言いました。

 「運転手さん、地元の人でしょう?住所を聞いただけで、
  どうして案内出来ないんですか?初めての土地で不案内だからタクシー使ったのに。
  僕がスマートフォンを持っていなかったら永遠に着かなかったですよ。」

ジイさん、反論して来るんですよねぇ……(苦笑)
僕が最初に伝えた「我孫子城跡の近く。」を引き合いに出して、
そんなところは知らない、今まで聞いたこともない……って。

 「帰り道だから寄ってみるといいです……。」

冷たくキッパリ言い放ちましたが、こっちも気分悪いですよね。
スカッとしないです。何だか年寄りイジメみたいじゃないですか……。
何だか哀れだし、気分も悪いから、結局730円のところ1000円置いて降りました。
だからお金が貯まらない(爆)しかも、ジイさんお礼の言葉もなし(苦笑)
友人にこのエピソードを話したら、

 「そんなことより命が危なかったんじゃない?」

って……なるほど。
最近、多いですもんね。高齢者の考えられない自動車事故。
最近、増えたわけではなくて、昔から同様の事故はあったハズで、
報道が偏っているからなんだと思うのですが、
高齢で判断と瞬時の反応が遅くなって来ていることに加え、
近年の、何でもかんでも機械が人間に代わってやってくれることの弊害?
トイレなんて凄いですよね。独りでに蓋が開き、終われば水が流れる。
各メーカーがしのぎを削る自動運転装置なんて必要ないと思っている僕なので、
改めて命を預けると言う行為を考えさせられました。
レールの上を走る電車でさえ重大な事故を引き起こすこともあるんですから……。
空港で荷物が出てくるのを待ちながら、パイロットとキャビンアテンダントの人たち一行を見るにつけ、
あぁ、この人が今の飛行機を操縦していたんだ……。
いかにもパイロットらしい大きくてガッシリとした体躯、元は軍人か?
レイバンのサングラスなんかしちゃって口髭に自信に満ちあふれた雰囲気……。
これが件のしょぼくれたタクシー運転手みたいだったら後から冷や汗ものです(笑)



さて、飛行機の話になりましたからついでに……。
「ハドソン川の奇跡」をチョッと前に観ました。
離陸後スグに鳥がエンジンに突っ込み両方のエンジンが停止、
最寄りの空港に引き返すことなくハドソン川に不時着した「USエアウェイズ1549便」の物語です。
映画の中にも出てきますね。機長サリーと副操縦士スカイルズの判断が正しかったかどうかを、
事故調査委員会が訓練用のコックピットを使用してシュミレーションするシーンが。
コンピューターの計算だと、エンジントラブルが発生した後、
スグに引き返していれば、ハドソン川ではなくて空港に無事に着陸出来たと……。
ただし、これは机上の空論で、パイロットたちは訓練通り、エンジンが停止した際の、
QRH(緊急時の対処を書いたハンドブックの検索)をした時間が含まれていません。
その時間を加味すると、どんなことをしても空港手前で墜落してしまいます。

何事も計算じゃないんですよね……。
危機に陥った時の人間の判断って、勘みたいなもの?
瞬時の判断、動物の本能みたいなものがものを言います。
それが生死の境目を分けたりすると思うんです。
何でも機械に頼る昨今、人間の本能をダメにする有り難い発明が多すぎます(苦笑)

話が逸れました……。
トム・ハンクス好演。ただしこの方の映画は教科書みたいでおもしろくないなぁ……。
大好きなアーロン・エッカート、彼はカメレオンですね。
容姿を大きく変えるようなことはしませんが、毎回~違った姿を見せてくれます。
なんかこうアフターシェーブローションの匂いまでしそう(笑)
イーストウッドって毎回〜鉄板のクォリティーなんですが、
こちらもなぜだか面白味に欠けます。原作物の台詞を非常に大事にする人。
一分の隙もない立派な作品を作りますが、面白くない。
とっくの昔に巨匠扱いですが、その昔、二流女優のガールフレンドを、
ヒロインで作品を撮っていた頃を知っていますから……。

「ハドソン川の奇跡」……★★★★☆……45点。


2017年3月4日


ブノワ。


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コメント

 

ブノワ。さん、こんにちは!
自動車にしても、バイクにしても自転車にしても…怖いですよね、危険運転。高齢者に限らず見ていてヒヤヒヤすることは多いです。
そう言えば数年前にこんなことが。小さな横断歩道で信号が青に変わるのを待っていた時、それぞれ自転車に乗った30代のお母さんと5歳くらいの男の子が通りがかったんです。信号は赤、でも周りに車は一台も無し。お母さん、信号無視してそのまま横断歩道を渡ったんですよ。でも、男の子は赤信号を気にしてちゃんと止まったんです。どんどん先に進むお母さん、10メートル以上は進んで自分の息子が付いてきていないことにやっと気が付いて、振り返って一言。「大丈夫だから早くおいで!」。本当にビックリしました。ヘルメットを被った小さな男の子、守るべき自分の子供にそんなこと言う?結局その男の子はいくらお母さんが呼んでも青信号になるまでじっと止まってて、とても感心したのを覚えています。お母さん、あの後男の子に何て声をかけたんでしょう…。

あさこ #0ZXI/E2g | URL | 2017/03/17 01:45 | edit

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