学びの場。 

 

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僕の人生においての学びの場は映画館でした。
学校においては勉強らしいことは何一つして来ませんでしたが、
物心付くようになってから通い詰めた映画館の暗闇でどれだけのことを学んだか……。
特に、今では数えるほどに減ってしまった名画座……。
名画座の暗闇で学んだことは枚挙にいとまがありません。

惜しまれつつ閉館した「八重洲スター座」「銀座並木座」
「高田馬場パール座」「三軒茶屋シネマ」「三軒茶屋映画」など……。
特に「銀座並木座」では往年の日本映画全盛期の作品を。
「八重洲スター座」では1950年代から70年代までの、ハリウッドの最も力強い映画の数々を……。
学ぶという感覚はなしに楽しみながら自然に身に付けて行きました。
映画に感謝、感謝!名画座に感謝、感謝です。

今は僕が行く名画座はめっきり減ってしまいましたが、
そんな中、お気に入りの「早稲田松竹」にて「タクシー・ドライバー」と、
「ギャング・オブ・ニューヨーク」の2本立てを観てきました。
1月21日から新作「沈黙・サイレンス」が公開された、
マーチン・スコセッシと、原作の遠藤周作を特集しての上映、
近年稀に見る粋な企画に場内は満席、久しぶりに熱気溢れる名画座に感激ひとしおです。


「タクシー・ドライバー」はティーンの時に観て衝撃を受け、
以降、主演のロバート・デ・ニーロに傾倒する切っ掛けとなった作品です。
「ゴッドファーザー PART II」「タクシードライバー」「1900年」
「ディア・ハンター」「レイジング・ブル」辺りがキャリアの最盛期と思うと、
その後の40年近くはどうしちゃったのと、チョッと寂しくも思うけど……。
バーナード・ハーマンのサントラ版を擦り切れるくらい聴き、オリジナル・ポスターを買い……。
その後のスコセッシ×デ・ニーロのコンビの「レイジング・ブル」は、
映画、演劇人のバイブルとも言われる作品で、実際にその職業を体験してみたり、
極度に体重を増やしたり髪の毛を剃ったり、抜いたり……その役作りのアプローチは、
友人の俳優くんたちに言わせると、いまだにデ・ニーロの呪縛はあるそうです。
そうそう、当時、お熱だったジョディ・フォスターが出ていることも書いておかなければ……。
好きだったんですよねぇ……少女時代のジョディ・フォスター。
勿論、羽田で貰ったサインは僕の宝物ね。

「キング・オブ・ニューヨーク」は、丁度、仕事が忙しくなり、
なかなか映画が見られなくなった空白の20年の作品です。
こう言う珍しい作品が映画館のスクリーンで観られることに感謝、感謝です。
いい役者だとは重いうつつ、ダニエル・デイ・ルイスとレオナルド・ディカプリオって苦手です。
この作品の素晴らしいキャメロン・ディアスを見るにつけ、
つくづく役者って素材なんだなぁと変な感心しきり。
そう言えば、スコセッシってチョッと残酷な描写が多い監督でしたっけね。

名画座もこのような素晴らしい企画でプログラムを組めば、
連日お立ち見が出るくらいの大盛況になるんですね。
館内の熱気が凄かったです。家でDVDなんか観ていないで、
映画館でキチンと映画を観ましょう!


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写真は一昨年の秋に訪れたパリは、シネマテークで開催されていた、
マーチン・スコセッシの懐古展を見に行った時に撮りました。
夥しい数の資料で構成された展覧会は、内外の映画ファン、
スコセッシの研究者で溢れていて、こちらも物凄い熱気。
見てお分かりの通り、スコセッシにとって、デ・ニーロとディカプリオって、
作品を撮って行く上での素晴らしい刺激を貰えた俳優なんですね。
普通、監督って女優にそれを求めますが、なかなか珍しいスコセッシのケースです。

「タクシードライバー」……★★★★★★★☆……75点。
「ギャング・オブ・ニューヨーク」……★★★★★☆……55点。


2017年1月31日


ブノワ。


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