椿に思う……。 

 

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早朝にゆっくりお湯に浸かり、これからの仕事のこととかを考えます。
3月から4月は年度末で超絶忙しいのです……果たしてどうやって乗り切るか?
3月に入ったばかりだと言うのに、既に疲労困憊、死亡寸前だし……ふぅ。
冷たかった身体が温まったら、楽しみな朝食です。
夕べの晩ご飯がとても良かったので、朝食にも期待が持てます。
ご飯、4杯食べちゃいました!(笑)お櫃、空っぽだよぉ!だって、美味しいんだもの。

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女将とチョッと談笑した後は、散歩がてら近くの「氷室椿庭園」へ……。
椿の花には特別な感情はありません。一輪、花器に生けられた椿にハッとすることこそあれど、
なかなか全体像として愛でるにはチョッと……そんな気もします。
何と言っても花弁が傷みやすいのが難点。美しい状態の椿を探すことが困難です。
それでも人気ですね……年配の方たちが熱心に写真を撮っていました。
そう……少なくとも椿は若者の花ではないですね……。

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今一つ好きな花ではないのでいい写真なんて撮れません(苦笑)
「氷室椿庭園」を後にし、一路、海岸へ向かします。
晴れて気持ちのいい朝……もしかして富士山が?……と、思ったのは浅はかで(笑)

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富士山の方向を眺めどすかせど霊峰富士は一向に姿を見せてはくれませんでした。
帰り道、「Taizo Bakery」でパンを何種類か買い込み、
茅ヶ崎からグリーン車に乗って帰宅の途につくのでした……。




さて、椿と言えば……。
先日の「元禄港歌ー千年の森の恋ー」の記事の時に、
どうしても真紅の椿が欲しくて、四方に声を掛けてみました。
お気に入りの「カントリーハーベスト」は「チョッと難しいかも……。」と、難色。
どうしようかと思案している時に、ハッと思い出したのです。

 「そうだ、あの店に聞いてみよう!」

皆さんもご存知な、和の草花で有名な店でした。
電話してみると、真紅の椿があるとのこと。
写真を撮りたい旨を伝え、数輪取り置きをお願いして翌日伺ったのです。
翌日、仕事の帰りに寄り、丁度開いた2輪と、蕾が綻びかけた1輪を購入。
椿はポロッと花が落ちやすいですから、慎重に慎重を重ね、
神経を使って帰宅、包んであった薄紙をほどいてみると……。
一番楽しみにしていた綻びかけの蕾が見事に落ちていました(苦笑)

お店の方曰く、

 「当店は茶花としてお譲りしているので、1輪1000円頂いております。」

1輪1000円ね……はい、はい、それは結構。お値段もそれでいいです。
お店の方針、値段設定、売り方に文句をつける気は毛頭ありません。
友人は金返して貰えと言いますが(笑)もしかしたら僕の扱いのせいかもしれないし、
ま、それはいいでしょう。ただ、釈然としなかったのは、
店員の感じ……あまり良くなかったのです。(若い女性2人、感じいい方もいました。)
どこか人を小馬鹿にしたような……。威丈高ともチョッと違うのだけれど、
微妙に上から目線?ウチは茶花を扱っている……人を見下す感じみたいな。
それが何?僕はそう思っちゃうのです。途端に、お茶に対する常日頃の疑問がフツフツと……。

茶の湯の心、精神とはなんでしょう?それは人を持て成す心ではないでしょうか。
果たして、その基本の理念に則ってお茶をされている人がどれだけいるでしょう。
例えば、その花屋もそうです。お茶花を売る=持て成す気持ちがあるのなら、
同じ植物、草花を愛でる気持ちがあるのなら、客を小馬鹿にしないで親切にすべきです。
茶の湯と言うよりは、花屋として、人としての基本がなっていないと思うのです。

茶碗や掛け軸、道具に重きを置き、形ばかりが先行する世界。
勿論、そうではない方々は沢山いらっしゃると思いますし、
楽しくお稽古をされている人も一杯いると思います。
「形」と言うものは何者にも増して大切にされるものだとは思うのですが……。
僕が見聞きし、実際に経験したお茶の世界は大きく疑問符が飛び交う世界でした。
一事が万事、経験のない僕たちを上から目線で小馬鹿にする感じ。
あからさまではなく、ほんの少し気付かせてくださる絶妙のイヤミとでも言いましょうか……。
僕らはお茶の世界では素人、門外漢なんだとハッキリ分からせてくれる拒絶のオーラ。

 「宗匠に箱書きして頂いたんですよぉ……ほっほほほほほほ。」

その昔、行きつけのバーのカウンターで隣の客の会話を聞いて吹いてしまいました。
それがどうしたと言うのです。その宗匠が茶碗を焼いた訳でもあるまいに、
人が焼いた茶碗に他人が一筆書いて値段と価値が上がる摩訶不思議な世界(苦笑)
そこはかとなく漂う「お金」のニホヒ、そう!お金のニホヒ!(笑)絶大なる権威主義。

 「お金が掛かる宗教は全部偽物よ。」

その昔、美輪明宏が言いました。
同様に稽古代など、必要な掛かりの他に、付け届けや袖の下、
無用のお金が掛かる稽古ごとは全部偽物ではないでしょうか……僕はそう思います。

そのバーのマスター……亡くなってしまいましたが僕の友人は、
道具屋で見た茶碗が欲しくて欲しくて、通って通って店の主人に直談判。
カードは使えないので、毎月分割にして貰い、満額払い終えたら引き取ることにして貰ったそう。
足繁く通い、ようやく全額払い終え、箱を抱えて一目散、家に帰って暫しウットリ眺め、
上にして下にしてナデナデして頬ずりして……。
はたと気付いたのです。そうだ、綺麗に洗ってあげよう!
いそいそとキッチンで茶碗を洗ってみると、素晴らしく時代を感じた古色が綺麗サッパリ落ち(笑)
愕然と立ちすくむ手の中にあるのは新品の茶碗だったそうです(爆)

友人の中には楽しくお稽古に通っている人もいます。
実は僕、使いはしないけれど、景色のいい茶碗をコレクションしています。
これはあくまでも僕の私感です。僕がいい師匠、先生に出会えなかったこともあると思いますが、
実際にお稽古をしている方々の中にも同じことを思う人が沢山いるのではないでしょうか。
人生において、縁がなかったことで残念に思うことの一つが茶道……。
椿の花で連想したあれこれでした……。


2016年3月9日


ブノワ。


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コメント

 

あの写真の赤い椿、そうだったんだー。
手持ちの写真の中から使ったんだとばかり思ってた。

<舞台、両袖から天井までをグルリと廻らされた深紅の椿の樹。
ボタ……ボタ……ボタ……演技中も間断なく落ちてくる椿の花。>
この情景の鮮やかさはあの写真があればこそだったもんなー。

ところでその花屋は銀座の「野の花司」?
たしかにいいお値段よね(笑)
その時一緒にいた男性が「雑草じゃん」と言い放った(笑)
「アノネ東京じゃこういうのが珍しいのっ。
田舎育ちのアンタにはわかんないだろーけど」ってフォローしたけど、
一瞬自分が裸の王様になった様な気がしたもんだ。

「野の花司」かどうかわからないけど、上から目線の店員はなってないなー。
茶花を扱うなら行儀も教養のうちよねー。

茶道も華道も「お免状代」が恐い。
しかーも道具屋さんとグルか?なぐらい買い物をさせられるとか。
嫌な世界だなーと思ったりしたけど、
何故か口に出せないでいたから今日はスッとしたー(笑)

友達と着物にハマった一時期「お茶習いに行くとか?」って聞いたら、
「やーよ座ったらシワになるもん」
「そーよねー足曲がるし」
でもね女子高時代茶道部に入ってました私(笑)
お手前までいかなかったけど(足がしびれて)
お濃茶をいただくあの気分はとても良かった。
変な選民意識さえなければ素敵な世界なのにねー。

<あからさまではなく、ほんの少し気付かせてくださる絶妙のイヤミとでも言いましょうか……。>
うまい!ほんとにそう!



ムー #qiVfkayw | URL | 2016/03/10 22:32 | edit

そうだったのです。

ムーさんへ。
沢山のメッセージどうもありがとうございます。
そうだったんですよ、先ず、椿入手に四苦八苦。
でも、考えてみたら僕が撮った椿が2枚くらいあったのね……。
でも買って来ちゃったからいっかって……写真が見付かったら、
ポロッと落ちた蕾に段々腹が立って(笑)前から下書きしてあったお茶のこととくっ付けました。
店の名前は言いませんからねぇぇぇぇ〜っ!(笑)
肯定も否定もしません。段々狭まって行くから(爆)
「雑草じゃん」には笑いました。確かにそうですもんね。
都会ではそんなものまで高価になる……田舎じゃ道端に生えているのに。
ねぇねぇ、ムーさん。例えば花屋に関して言えば、
花屋に勤めているからって花が好きとは限りませんよね。
そうじゃない人一杯知っているもの(苦笑)
その店、どうやったら客にあんなに見事に疎外感を味わわせられるのか不思議。
居心地の悪さは天下一品、一刻も早く店から出たいもの(笑)
色々と言いますが、僕だってたまにはお茶席に出たりするんですよ。
京都のお茶席はフレンドリーで楽しかったの。足痺れたけど(笑)
反対に香道を習っていた時に経験した物凄い感じ悪さね。
香席とお茶席がセットになっていて5000円。
池上の梅園で双方の魅力を広めよう……みたいな催しがあったのね。
僕らは先ず習っている香席の方の準備をし、お客さまをお迎えした後、
時間を見計らってお茶席に行ったんです……勿論、満席。
出て来たつんつるてんの着物を来た男性の感じ悪いことと来たら!
ニコリともしないで「ここはお茶席ですけど……何か?」みたいなね。
旅館のサイズが合わない浴衣みたいな着物着ちゃってさ!
僕らが香道の方の人間だと知ると、上の人間を連れて来た。
一般人だったら門前払いだったんでしょうね(苦笑)
その上司?これがまた輪をかけて感じ悪くて、入り口に立ちはだかる感じで、
拒絶のオーラを発する訳。見下すような顔つきで口元ゆがめてさ。
こちらはセットでお金を払っているんですけど?言いたくなりますよね。
今は満席ですけど、何時からの回だったら大丈夫ですよ……とかもないの。
だからお茶って衰退して行くんじゃないですか?広めようの会で大いなる拒絶だもの(苦笑)
精々、家元争いで殺人が起きてドラマの題材になるのが関の山。
お免状代ねぇ……要するに金で買うんでしょう?(笑)
道具やとグルってさ、タチの悪いツアーの土産物屋みたいですね(苦笑)
漏れなく予定に組み込まれていて、店に入ると外から鍵かけられちゃうみたいな(大爆笑)
実は仕事で知り合いになった女性に勧められている目黒の教室があるんですけど、
今の僕には月一回の金継ぎ教室で精一杯……2つは無理!
残念ですけど、やっぱり縁がないんでしょうね……。
ムーさんは茶道部だったってチョッと新鮮かも(笑)
韓国でお茶は韓国独自のものって言う例のオリジナル説があって(苦笑)
訳の分からないティー・セレモニーの動画をみることが出来るけど、
世界に誇る素晴らしい世界なのに、詰まらぬことで門戸を閉ざしていますよね。
この記事を読んだお茶の世界の方々はどう思うでしょうね?
チョッと知りたいかも。僕ね、色々と言う割に、抹茶茶碗は集めているのです。
それももっとも金継ぎで使うから欠けたものね。
ハァ、大変、……お返事が記事並みに長くなっちゃった(笑)

ブノワ。

ブノワ。 #- | URL | 2016/03/13 08:51 | edit

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