ひょっこりひょうたん島、沈没す……。 

 

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こりゃぁヒドい……。
まるで学芸会でした……百歩譲って大人の学芸会ね。
開幕早々、賛否両論、批評が入り乱れていたみたいです。
勿論、芝居の出来って、素晴らしいにこしたことはないのだけれど、
ダメならダメで、出来が良くない芝居も、悪口でも何でも後で色々と議論が出来る作品が望ましいです。
感じ方、評価は人それぞれ、同じである必要はありませんから。

理解できないものを周りに合わせて良しとし、面白くないものを面白いと言う……。
知ったかぶりをして識者ぶるのは往々にしてあること。
一億総評論家の今の時代、知ったかぶりで評価をする人を良く見かけます。
また、下手クソな演技や聞くに堪えない歌を、まるで腫物に触るように、
批判することをタブーとする悪しき習慣もあります。
矢張りそれは同業者の中に多いですかね……傷を舐め合う的な感覚?
去年、元宝塚トップのミュージカルを観に行きました。
歌……チョッとお粗末だったかな?それを同業の友人に言うと……。

 「あ……それはチョッと……。」

どうやらタブーらしいのです(苦笑)
僕らには面白くないものを面白くないと言う権利があります。
お高い観劇料を払っているのですから。ただし、初めから批判的な目で見る訳ではないし、
悪口を言うために観に行くのではないし、それなりに勉強をし、アンテナを張り巡らせ、
素晴らしい時間を役者と共に過ごす努力を怠ってはいないつもりです。
「ひょっこりひょうたん島」はかれこれ50年前にオンエアされていた人形劇です。
今や実際の映像を知らない人が殆どではないでしょうか?


ストーリー……ありません。
人形劇を生身の俳優が?キャラクターはそのままでしたが、
何しろ心踊る訳ではないし、椅子取りゲームのシーンなど、幾つか笑える場面もありましたが、
全編に渡って超低空飛行(苦笑)良く言えばオムニバスのような作りになっていましたが、
何の脈絡もないエピソードが繰り返され、起承転結もありません。

脚本は稽古中に改訂されたり、新しいものが出来て来て、
それをワークショップよろしく出演の俳優たちも加わり、
あぁだこぅだ言いながら組み立てて行ったそうです。
僕ら、観客は、皆さん予定をやり繰りして時間を作り、
チケット代11000円の大枚叩いて劇場に足を運ぶ訳です。
そんなワークショップでのお仲間意識、甘々なムードで和気靄々と作ったものを、
見せられたのではたまりませんね(苦笑)キッチリとした戯曲を書ける人はいないの?

安蘭けいと井上芳雄……歌える役者がいるのです……はぁ、勿体ない。
2人で掛け合うシーン……そのまま「サンセット大通り」になればいいのに(苦笑)

本の面白さと言うより、久保田磨希など、
役者の魅力で無理矢理笑わせた椅子取りゲームのシーン。

 「美味でございますぅ……。」

久保田磨希に言わせるえげつなさもなく、中途半端な弾け方。
真那湖敬二、白石加代子……達者な役者が出ているのです。
白石加代子のドンガバチョ!キャスティングを聞いた時は引っ繰り返りました(笑)
あぁ、勿体ない、勿体ない。小松政夫なんて出ていたのにねぇ……。
どんなダメな芝居にも美点はあるものですが、これはイケません。
「ひょっこりひょうたん島」……悲しくも沈没でした(苦笑)

ラストの「宝物を探せ」のエピソードも、
例えば探していたものは、実は身近にいた青い鳥だった……みたいな、
夢も教訓も啓示も、何もない「ひょっこりひょうたん島」でした。



今日の写真は観劇後に食べた美瑛産の牛肉のポワレ……。
赤ワインを煮詰めたソースの海に浮かぶ極上の肉。焼き方も丁度でした。
友人3人でムンムンしながら食べました(笑)これが美味しくなかったら、
テーブルを引っ繰り返すところでしたよ(笑)でもこれで4500円……ちゃんちゃん!


2016年2月20日


ブノワ。


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コメント

 

僕も撃沈!

僕も先日、それはそれは楽しみにしていた「ひょうたん島」コクーンにて観てきましたが、撃沈でした。意味がわからなかったです。幼少時代の大切な思い出の番組。時代が変わるとこんなにわからないものに変化するものなんですかね。残念賞です(笑)

T #41Gd1xPo | URL | 2016/02/21 17:21 | edit

漂流いたしました。

自由劇場ちっくさな雰囲気をそれはそれで楽しみましたが。
でも、ちっくはちっく。別な物なのに勝手な期待をしちゃいけないことでした。。
あの世界はもう観ることはかなわない。。。と実感した舞台でもありました。
白石さん、真那湖さん、大森さん、串田さん観られたからそれはそれで嬉しかったでありました。(単純)

全然関係ないけど叫ばせて~、、、大山金太郎はマイ・ウェイじゃなきゃ駄目なのよ~~。
昔を振り返ってしまう自分に気がつく。。。12月でした。

かな。 #AaIT8m4I | URL | 2016/02/23 00:12 | edit

見たんだ(笑)

Tさんへ。
おはようございます。メッセージどうもありがとうね。
これ、見たのね?ヒドかったよねぇ……久しぶりかも、こんなヒドいの。
客をバカにしているよね。こんなの劇場に掛けちゃいけない。
僕が見た日は節分だったので、カーテンコールで豆まきがあったの。
その時だけ、盛り上がったのは。あっ!1人、大受けで笑ってばかりの女性がいたなぁ。
キチッとした戯曲でいい舞台が観たいなぁ……。
それにしても文章を書ける人がいなくなりましたね。

ブノワ。

ブノワ。 #- | URL | 2016/02/24 07:44 | edit

ご覧になった!(笑)

かな。さまへ。
おはようございます。お元気ですか?
こんな詰まらぬ芝居の記事にメッセージどうもありがとう!(笑)
見終わって思ったんです「かな。さまご覧になるかな?」って。
やっぱり見ましたか(笑)ちょっと惹き付けられるものはありましたからね。
僕は白石加代子のドンガバチョがツボでした(笑)引っ繰り返って笑いました。
とうとう性別を越え、究極のキャスティング!(爆)
もっとも、イヤな予感はしたので見るつもりはなかったんですけどね。
友人が見たいって言うから……終演後は責任のなすり合いで大変でした(笑)
「お前が見たいって言うからだ!」「えぇぇぇ〜アタシじゃないもん!」って。
串田和美……「上海バンスキング」懐かしいですねぇ……。
芝居ってなんて面白いんだって思わせてくれた1本ですから。
5月の「8月の家族たち」ご覧になります?
3月19日まででしたらチケット承けたまわれますよ……。

ブノワ。

ブノワ。 #- | URL | 2016/02/24 07:57 | edit

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