カレーライスのホロ苦い想い出……。 

 

REMI4041.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 「Sさん、カレーなんて作ります?」
 
 「あら、勿論、作るわよ。Y子は?」

 「ヤダ!Sさん、カレーはあたしの十八番なんですよ。」

 「あら、見かけによらないのね……料理なんかしないタイプだと思ったわ(笑)」

 「イヤだなぁ……Sさん、あたしって意外に家庭的なんですから。」

 「あらそう……じゃあ今度、ご馳走になろうかしら。」

 「ところでSさん、カレーの基本は何にしています?トマト?それともタマネギですか?」

 「あらY子、カレーはタマネギに決まっているじゃない。」

 「へぇ……あたしトマトなんですよ。」

 「あらY子、トマトなんかダメよ。邪道ね。カレーはタマネギよ。」

 「えぇ……トマトいいんだけどなぁ……今度、試してみてください……。」

 「ところでアッちゃんは?」


これは何とも印象深い会話です……。
カレーを作っている時にいつも思い出す会話。
舞台やテレビで活躍する女優のSさんと、
当時、アダルト・ビデオの世界では大スターだったY子ちゃんの車の中の会話です。
アダルト・ビデオ界の大スターと言っても、今みたいにあられもないハードなものではなく、
見る側のイメージを掻き立てる綺麗な綺麗なソフトなアダルト・ビデオです。
……って言いながら、僕はYちゃんのビデオは見たことないんですけど(笑)

Sさんに話を振られた僕は、当時はタマネギ派でした。
タマネギを6つくらいみじん切りにしてバターとサラダ油でしんなりするまで炒め、
そこにじゃが芋や人参、マッシュルームや肉などを入れて煮込んでいました。
僕のカレーは作る度に味も具も変わるので、毎回~違うカレーが出来ます。
最近ではタマネギを中心に、煮込む時は水を入れずにトマト・ジュースを入れることが多いです。
トマトの水煮缶を入れることもありますよ。そうすると結構、赤いカレーになります。



今日の写真は新年に作ったカレーライス。
お皿は京都の骨董店で購入したロイヤル・コペンハーゲンの、
大体、約50~60年前のものではないでしょうか。
僕は基本的には具がゴロゴロしていない方が好みなんですが
(滑らかなクリーム状のものの中に固形物が入っているのは嫌い。)
最近のマイ・ブームはこの写真の田舎風のカレー。
具はじゃが芋、ニンジン、ブラウン・マッシュルーム、鶏肉です。
好みで茄子やセロリ、ズッキーニなど、余った野菜を片付けられるのも煮込み料理のいいところですね。
作り方はいたって簡単。みじん切りのタマネギを炒める間にじゃが芋、ニンジンの皮を剥き面取りします。
ブラウン・マッシュルームは汚れを落とし、大きい場合は2つにカット。
具材は電子レンジは嫌いなので、フライパンでバターで炒めてあらかた火を通しておきます。
こうすると煮崩れすることが少ないです。炒めたタマネギに具材とトマトジュースを入れ煮込みます。
ブーケガルニを入れてもいいし、鶏ガラの顆粒を入れてもいいです。
この時は知り合いに戴いたコリアンダーの種を挽いて入れました。
味付けは様子を見ながらですが(トマトジュースは結構塩っぱい。)
刻んだニンニクと磨りおろした生姜(大きいもの1つ)を入れ、
隠し味で醤油、胡椒はガリガリ山盛りです(笑)
さて、肝心要のカレーの味付けは、市販のものが非常に美味しいので、
出来れば2~3種類のルーをブレンドして入れます。因にいつも辛口です。
鍋一杯に作り、食べ飽きてきたらプレーンのヨーグルトを加えると、
まるでレストランのカレーに変身!(笑)これ、是非、試してみてください。
付け合わせは僕の場合、紅生姜……本当はもう少し薄い紅のものがいいのですが……。
ウチの冷蔵庫には入っていないけど、福神漬やらっきょうでもいいですね。
このカレー、ある女優さんに差し入れしたら、

 「高級欧風カレー!」と評価を戴きました(笑)



さて、Y子ちゃんの車の中で交わした会話……。
今では懐かしい思い出です……かれこれ30年くらい前?
彼女はアダルト・ビデオの世界から足を洗って、演劇の世界に行きたかったようですが、
結局、泣かず飛ばず……風の噂で医者と結婚したと聞きました……。

今頃、お元気でしょうか……。
一回、車で送って貰う帰り道、「家に寄って行かない?」と、誘われて、
マンションの部屋でお酒をご馳走になったことがあります。
ピアノを何曲か弾いてくれ、意外な特技に驚かされたものですが、
何かリクエストしろと言うので、何故か「ロミオとジュリエット!」と、言うと、
楽譜もないのにさらさらと弾いてしまったのが印象に残っています。

 「What is a youth ? Impetuous fire. What is a maid ? Ice and desire. The world wags on,
  a rose will bloom....It then will fade, so does a youth, so does the fairest maid.」


薔薇はほころび、そして消えてゆく……。

打てば響くように頭の回転が早く、目から鼻に抜けるように、
非常に聡明な女性だった記憶があります。
竹を割ったように男っぽい性格……随分と美しい人だと思っていました。
そう……今で言うと吉田 羊に似ているかも……。
だから僕、吉田 羊のことが好きなのかもしれません……。


2016年3月28日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2016 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.
関連記事
スポンサーサイト

category: いつも心に太陽を。

tb: 0   cm: 2

△top

コメント

 

誰でも作る作れるカレー
お母さんの味カレー
よそのうちのが何だか美味しいカレー。
たかがカレーなんだけど、いろいろですよねー。
私のカレーは超簡単。
工夫も何もいたしません。
市販のルウ。グリコのZEPPINを使います(笑)
ただ水は一滴も入れません。
赤ワインを一本ドボドボドボ。
時間が無い時試してみて。
何いれたの?のコクが出ます。
もうやってるかな(笑)

あっ思い出したー、
むかし赤坂TBS会館の地下にあったサクソンのカレー、美味しかったなー。
最後にいろいろ出てくる薬味で白いご飯を食べるのが好きだったなー。


ムー #qiVfkayw | URL | 2016/03/29 21:46 | edit

ドボドボ?(笑)

ムーさんへ。
こんにちは。メッセージどうもありがとうございます。
年度末もようやく一段落です……もう死にそう(苦笑)
明日は整体と映画です。やっぱりジッとしていられないのね(笑)
さて、ヨーロッパの村には村の数だけチーズがあるらしいですけど、
本当、家庭の数だけカレーがありますよね。
本場インドの方々って日本のカレーに付いてどう思っているんでしょうね。
これはカレーじゃないと言いつつ、美味しいと感じてくれているでしょうか。
グリコの「ZEPPIN」……知りません。今度探してみます。
赤ワインね……了解です。ドボドボやってみましょうか。
でもムーさんのカレーとは全く違うものが出来るんですよね(笑)
それそれ、名前は覚えていませんでしたがTBS会館の地下ね!
色々と食べたものが肥やしとなって今の味になっているんでしょうか?
またカレーを作りたくなって来ました……。

ブノワ。

ブノワ。 #- | URL | 2016/04/04 12:58 | edit

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top

トラックバック

 

トラックバックURL
→http://nioinoiihanataba.blog.fc2.com/tb.php/241-fdabd7df
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△top