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Category: raindropsonroses。

どなたの胸を飾るのか……。 

2019/06/29 Sat.

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どなたの胸を飾るのか……。
 
 
先日のこと、古橋路子先生のシルバークレイのワークショップが、
湘南台の「Lucy Gray」で開催されました。
いち早く情報を聞きつけて予定も見ずに参加を希望(笑)
だって、この前のワークショップが楽しかったんだもの。
 
この年になって、人さまに何かを教えて貰うことってなかなかありません。
10年以上前に三味線をチョッと習ったとき以来でしょうか。
そうそう、今はお休みしているけど、金継もそう。
三味線のお師匠さんは人生の大先輩なお年頃。
知っていることは何でも教えてくださる太っ腹な方でしたけど、
惜しまれつつ他界しました……懐かしいです。
金継の先生は京都在住のズゥ〜っと年下の女性です。
先生と言うよりは、チョッとお友達感覚ですね(笑)
 
そして、シルバークレイの古橋路子先生は、
どこか幼稚園時代の先生のイメージ(実際は全然違うけど……。)
あくまでもイメージです。そう、幼稚園児に戻っちゃう感じがするの(笑)
髭が生えた幼稚園児(爆)先生はご迷惑でしょうか……。
 
僕は2回目のワークショップでしたから、
粘土の性質や道具の使い方は初めての方よりは知っています。
聞きたいこともあるのだけれど、
1回目は許されるけど2回目は「バカ!」って言われちゃいます。
初めての方の邪魔にならないように、思い出しながらコツコツ作業です。
先生は教えるのが上手!褒めて伸ばすタイプでしょうか(笑)
今回のお題はヤマボウシです。店のヤマボウシにはチョッと季節がズレたので、
わざわざ「Lucy Gray」のお2人が用意してくださった、
ヤマボウシを観察しつつ作業です。
皆さんそれぞれのヤマボウシ像があります。
先生が作ってくださった型で花びらを抜きますが、
(白く花びらに見えるのは、実は花びらではなくて総包片で、
花は中心の丸い部分です。)
それを加工するのは参加者のイメージと感覚……。
それぞれに違ったものが出来上がるのですが、
一つ一ついいところを見付けてくださって指摘します。
気持ち良く作業が出来るんですよねぇ……。
 
 
今日のブログはチョッと順を追って作業を紹介しようかな。
 
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(1) 先生がセットしてくださった道具の数々。
    人数分、綺麗に配置されています。
    お皿の上には先生の作品が……こんな風に素敵に出来るかな?
 
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(2) 先ず、粘土を小さな丸に加工します。
    それを爪楊枝に刺して、注射器に入った少し柔らかい粘土を、
    チョッとずつ出して丸い粘土にくっ付けて行きます。
    感じとしてはシャーペンの先に出た芯って言う感じ……。
    コンマ5ミリの緩い粘土を団子にくっ付けて行きます。こ、こ、こ、細かい!
    イメージは大仏の頭ね(笑)ここから皆さん大きさが違って面白かったです。
    僕は丸い粘土を爪楊枝か何かでつついて穴をあけると思っていたのでビックリ!
 
 
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(3) 残った粘土を丸めて1ミリ程度の厚さに伸ばし、
    金属の型で4枚くりぬきます。
    この変はお菓子作りの感覚でしょうか。
 

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(4) 4枚くり抜き終わった花びら。柔らかくて繊細……。
    乾かないように湿ったタオルを掛けておくと跡がついちゃいます。
 

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(5) その花びらを基本形として、
    各人のイメージで波打たせたりして加工します。
    加工し終わったらペースト状の粘土で接着。
    爪楊枝などの細い棒で葉脈を筋彫りして再現。
    これがまた難儀(苦笑)なかなか綺麗な筋が付きません。
 

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(6) 裏返しにしたら中心部にペースト状の粘土を盛り補強します。
 

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(7) ペンダントトップ、ブローチ……各人が選んだ形の金具を付ける作業。
    僕はブローチだったので受けになる金属を接着してペースト状の粘土で補強。
      接着した後は、必ず熱を加えて固める作業があります。
 
 
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(8) 花の中心部にペースト状の粘土を付け、最初に作った大仏の頭を接着(笑)

(9) 花の部分が完成したら、茎の部分を角度を見ながら接着。
    写真がない!(苦笑)
    
 
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(10)熱を加えたら本焼きです。
    ここで先生を働かせておいて僕たちは遅めのランチ(笑)
    弁当を作るのなんて10年振りでしょうか……。
    梅雨のこの季節、悪くならないようにだけ気を遣います。
 

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(12)焼き上がったら、枝の部分をカナヅチで叩いて、
    槌目の模様を付けます。叩くことによって固く締まります。
    金ヤスリやスポンジ状のヤスリ、金属の棒で磨きます。
    焼きしめると白くなりますが、
    磨いた部分に銀色が出て来る寸法です。
      ここで皆さんのイメージが一番出ますね。
    銀色を強く出したい方、白っぽい方がいい方……。

    めでたく出来上がりましたぁ!
 

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(13)6人全員の作品が集合!
    皆さんお上手ですねぇ……同じヤマボウシだけど、
    個性がハッキリ出て面白いなぁ……。
 
 
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(14)最後は先生の作品……。
    矢張り素敵ですねぇ。品格があるって言うのかな。
    よく観察すると、裏の隅々、細かいところまで神経が行き届いています。
    僕らの作品は見えるところだけ仕上がっている感じ(苦笑)



さてさてさてっ!
仕上がったブノワ。さまの作品……。
果たしてどこのマダムの胸元を飾るのでしょうかぁ?(笑)
 
当然、ワタシ?と思っているそこのマダム!
まだまだ修行が足りませんねぇ(苦笑)
もしかしてアタシかしら?思っているそこのお嬢さま!
ダメダメ、まだまだ認識が足りない(苦笑)
自分のところに来ると疑わないそこのオバさま!
日頃の行いはどうなのかなぁ?(苦笑)
 
黒革の手帳を眺めつつ、
あぁでもないこぉでもない……。
誰に差し上げようか思案するのも楽しみの一つです。 
えっ?お金を出しても買いたい?そうでっしょう?!(笑)
お高いよぉ!そこの奇特な方、メールください(爆)
 
 

最後に「Lucy Gray」の店の様子を少し……。

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いつも優しく教えてくださる古橋先生には感謝の言葉もありません。
本当にありがとうございます。もっともっとハードルを上げてね(笑)
次回のワークショップ、予約しますからね!(爆)
 
今日の1枚目……。
 
 「顔はダメ!」
 
と、言いつつ、女優ポージングするのは、
「Lucy Gray」の美しい奥方……。
園芸ファンのマダム垂涎のご主人、ヒロシさんと2人で、
素敵なワークショップを企画してくれました。
本当にありがとうございます。
2人もそれぞれ一緒に作業したのは楽しかったな……。
終了後はティータイム!「年茶屋」のブルーポピーのケーキや黒米のあんぱん!
これはレンジで温めるとタイ焼きに変身する優れもの(笑)
 
皆さん、大満足の仕上がりで、
素敵なティータイムを過ごし、梅雨空を吹き飛ばすような、
晴れやかな顔で帰宅の途に付いたのでした。
 

2019年6月29日
 

ブノワ。

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Category: グリーンフィンガーズ。

風を感じる……「服部牧場ガーデン」。 

2019/06/27 Thu.

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一緒に行った友人に指摘されました……。
去年の秋に訪れた時は台風の直後だったんですね。
そう言えば、大きな桜の枝が折れていましたっけ……。
台風の後とは思えないほど美しく整えられていたガーデンに、
ついついそのことを忘れていたのです。
 
さて、念願叶って一番いい時期に行って参りました。
神奈川県の「服部牧場」にあるガーデンへ……。
朝陽が気持ち良かったです。
 
 
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朝早いのにも関わらず、ガーデナーのHさんが笑顔で迎えてくださいました。
こちらもそう……Fさんの笑顔で分かりますね。ガーデンがどだけいい状態か。
春から夏への移行期でしたが、丁寧に管理されたガーデンはとても気持ちがいいです。
桜や薔薇……何か目玉の花が終わったら、ハイ、それでお仕舞い的な、
季節限定のガーデンが多い中、こちらのガーデンは一年を通して、
どの季節もそれぞれ美しい設計がなされています。
そう、植物に主役も脇役もない……全ての植物が平等に扱われている。
そう言うFさんのスタンスが、このガーデンの気持ちの良さの理由でしょうか。
そう言えば、こちらのガーデンには薔薇が1本もない!
潔いなぁ……ある意味、一つのガーデンの理想型を見ているようです。
薔薇などの目玉的な花がないと言うことは、
訪れる時期を選ばない、いつ訪れても素晴らしい状態と言うことです。
その辺のことを1回、キチンとFさんに聞いてみたいな。
一言で、清々しいですよね……キッパリしている。
額に当たる日差し、耳をかすめる羽虫の音……。
前に「庭は心の様相。」と言う記事を書きましたけど、
何だかFさんの心の中を覗いているよう……。


猛毒シスターズのT女史が毒を吐き過ぎて、
こちらに清らかな心を求めて来るのも(笑)
 
 「薔薇が苦手なの。」と、

薔薇よりも自分の方が美しいと自覚しているのだけれど、
僕が思うに、花の美しさじゃなくて、その鋭い刺がクリソツなMさま
が(笑)
こちらに足繁く通い、毒素を洗い流しているのが分かる気がする(爆)
 

綺麗ですねぇ……。
自分がガーデンの一部になったかのような錯覚を覚えます。
うねるように敷かれたレンガも自然で素敵です。
そう、ここは風を感じるのね……どんなに凪いだピーカンの日も。

最後の写真……。
若干1人、超絶ブラックフィンガーが混じっているけど(苦笑)
ガーデニング系の友達同士で話しが弾んでいるようです。
面白いですね、初対面なのに「植物」と言う、
共通のキーワードでスグに打ち解けるなんてね……。
ワタシは誰よりも植物に詳しいとか、希少な花を持っているとか、
アタシが一番最初に行ったのよ!……。
そんなみっともない功名心はなくて、植物の基本的なところで意気投合する……。
Fさん……背がお高い……その辺もガーデンを捉える、
視線の位置で見え方でチョッと違うのかも。

いつも慌ただしいんです……。
次回はゆっくりとした時間を過ごしてみたいな。
そんな風に思えるガーデンって少ないでしょう?
 

2019年6月27日

ブノワ。

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Category: バベットの晩餐会。

見事に再生す……「Bague」。 

2019/06/25 Tue.

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アンテナはいつもピィ〜ンと……。
 
気になるところ、店、宿、観光地、その他、
張り巡らされたアンテナに引っかかったものは、
メモをするかして必ず残しておきます。
13年待ってようやく訪れることが出来た「三水館」みたいな例もありますからね。
ボンヤリ生きてないでアンテナはピィ〜ンと!
 
先日の新潟旅行の段取りの際……。
新潟の「元」お嬢さんからランチに関するメールがあり、
こちらのレストランのことを聞いた時は、
スグに情報の引き出しから記憶の糸をたぐり寄せました。
とても気になっていたので引き出しの奥にしまってあったのです。
インターネットで検索、数分後には予約の電話を完了していました(笑)
検索してみて即決した理由は幾つかありますが、
先ず、ホームページがキチッとしていること。
隅々まで神経が行き届いた写真の撮り方。
そこには最新の情報がマメマメしく掲載されていること。
それから何と言ってもロケーションが気に入りました。
築85年の廃校になった小学校をリノベーションした……。
和島のレストラン「Bague/バーグ」です。
 

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朝から長岡の「国営丘陵公園」の薔薇を楽しみ、
車を飛ばして行って参りました。
検索の方法が充実している、この今の時代になって、
なぜ、東京在住のこの僕が新潟を熟知しているはハズの、
「元」お嬢さんのナビをしなければならないか、
チョッと疑問でもあるのですが(苦笑)
ランチをしに行くのにここまでウキウキするってなかなかないですね。

ランチのコースは幾つかありますが、勿論、僕はラグジュアリーね(笑)
面白いですね、カトラリーが引き出しの中に入っています。
料理もさることながら、サービスしてくれるスタッフの気持ちの良さ、
そんなことも居心地のいい1つの要因でしょうか。
会計の時に聞いたのですが、スタッフの中には、
小学校が廃校になる時に在校していた方もいるとか……。
自らの学び舎で再び成人して仕事をする……。
感慨深いものがあるのではないでしょうか。


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食事の後に2階の教室や体育館を見せて貰いました。
懐かしい記憶の匂い……小さな机と椅子、黒板、チョーク……。
学んだ場所は違えど、かつては僕もこんな風景の中にいた……。
学習机は大きくなった今では考えられないくらいに小さいです。
懐かしさと共に、そこはどこか共通の何か?そんなものを感じました。
なかなか簡単に行くことは叶わないと思うけど、
また次回の新潟でトライしてみたいです。
 

2019年6月25日

ブノワ。

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Category: 映画館へ行こう!

映画とは?……「ROMA ローマ」に思う。 

2019/06/23 Sun.

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本年度アカデミー賞にて、最多10部門のノミネート。
アルフォンソ・キュアロンが監督賞と撮影賞と外国作品賞を獲得した、
「ROMA ローマ」をようやく鑑賞して来ました。
この作品、所謂、通常の劇場での公開はされませんでした。
シネコンなどにおけるロードショーと言う意味です。
制作が「Netflix」なのです。劇場公開を前提とせず、
インターネットでの配信を前提とした映画製作。
 
 
僕は基本的に家でのDVDなどでの映画鑑賞はしません。
映画は映画館で……これだけは守りたいんです。
家では終わりまで神経を集中出来ないから。
猫も入れ替わり立ち替わりやって来るしね(苦笑)
それから吹き替え版も絶対に観ません。
役者の一番の魅力である「声」を吹き替えてどうする(苦笑)

 「映画はフィルム上映じゃないと映画じゃない!」
 
以前はそんな尻の青いことを言っていましたが、
気が付いてみれば、今、殆どの映画はデジタル上映です。
ロードショーは殆ど全てがデジタル上映。
名画座などは表記のない作品はデジタルで、
フィルムの時のみ断り書きがある始末(苦笑)
そんな時代になって来ました。
勿論、デジタル上映の方が音響面でも格段にいい訳なんですが……。
そこは映画に対するノスタルジーみたいなもの?
まだまだ尻が青い映画青年のつもりです。
 
さて、この作品が本年度アカデミー賞を席巻したことで、
脚光を浴びているネット配信の作品に付いての扱いです。
ネット配信を前提に、劇場公開されていない作品を、
映画賞などでどう対応するか?今、その論議がされています。
スティーブン・スピルバーグを筆頭に反対派も多いです。
 
アカデミー賞にノミネートされるには一定の条件を満たす必要があります。
例外はありますが……。
 
 ● 前年1月1日〜12月31日に上映されること。
 ● ロスアンゼルス郡内の映画館館で、連続7日間有料上映されていること。
 ● 40分以上の上映時間があること。
 ● 35ミリ、または70ミリ、または指定のデジタルフォーマットにて上映。
 ● 劇場公開前に、テレビやネット配信、ビデオ発売されていないこと。
 ● 米国外で既に公開されている作品に付いて次の2点を満たすこと。
  (1)映画が最初に公開されてから90日間、
     劇場以外の方法で公開されていないこと。
  (2)ロスアンゼルスでの劇場公開の前に、
     米国内で劇場公開以外の方法で公開していないこと。
 ● 英語以外の言語で制作されている場合は英語の字幕が付くこと。
 
マーティン・スコセッシなどの巨匠も、
続々と「Netflix」の資本で映画製作をしています。
映画賞などではそれぞれの決まりを作って対応すればいいのかな?
改めて映画とは何かを考えさせられました。
 
 
 
「ROMA ローマ」……。
インテリの中流家庭と、そこに働く家政婦の物語です。
一家の主婦のソフィア、その夫のアントニオ。
4人の子供と母親のテレサ。主人公で住み込みの家政婦のクレオと同僚のアデラ。
事件らしい事件は起こりません。淡々と家族の日常を積み重ねて行きます。
縦糸にアントニオの浮気から発展した夫婦の離婚。
クレオの妊娠、出産が緯糸に柔らかなモノクロの美しい映像で描かれます。
結婚生活は破綻したけれど、力強く明日に向う雇い主のソフィア。
妊娠したことで男に捨てられたクレオを取り巻く環境の変化。
ベラベラと喋り捲り、特撮の限りを尽くす最近の映画と違い、
極力台詞を排し、最小限の会話の積み重ねで登場人物たちの関係や、
置かれている状況70年代のメキシコの国の情勢などが、
鮮明に浮き上がります。そう、映像で見せてくれる。
映画ってそう言うものだと思うのです。
 
 
結局、アカデミー賞作品賞は「グリーンブック」が獲りましたけど、
「ROMA ローマ」が通常の劇場公開だったら?
そんなこんなも考えずにはいられません……。
 
 
 「ROMA ローマ」……★★★★★★★☆……75点。
 

2019年6月23日

ブノワ。

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Category: バベットの晩餐会。

白い器に料理が映える……「BISTROT La PEKNIKOVA」。 

2019/06/21 Fri.

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僕の親友たちはそれぞれ年齢も違えば仕事も違います。
おおよその忙しい時期って同じなんですが、
矢張り、どこか季節労働者的な部分もあって(笑)
それぞれの職種によって独特な繁忙期があったりします。
その時期になっちゃうと全くダメですね……ゆっくりとご飯も出来ない。
 
さて、そんな忙しい親友たちを取りまとめ、
6月のある日、食事会を開きました。
なんだかよく分からないけど、お疲れさま会みたいなもの(笑)
そう、何でもいいんです、集まる名目は。口実ですから。
 
 
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今回は、最近、気に入っている北鎌倉の「BISTROT La PEKNIKOVA」です。
ランチで2回伺ったことがありますが、その時に思ったの。
親しい仲間で集まったらさぞかしいいだろうな……って。
皆の住んでいるところの丁度、真ん中でもないのだけれど、
そこそこ全員が出て来やすい場所?
シェフの料理も抜群だしロケーションもいい……。
絶対に素晴らしい食事会になると思ったから……。
 
ランチと夜はコースのみになりますが、
鎌倉は山と海ですからね。新鮮な食材を使った、
シェフのとびきりの料理に奥さまの行き届いたサービス。
白い器に料理が映え、心地よい室内に仲間の笑い声が響きます。
それぞれ年齢や仕事などの環境は違っても、
根っこの部分は共通項が多いです。
共通の趣味で一緒に出掛けることはあっても、
こうして誘い合ってテーブルを囲むことは、
余程のことがない限りしないと思います。
一緒に食事をするって特別ですよ。
食事は気持ち良くしたいですから……。
 

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今日は勿体ないので先日のランチの分もね!
またどこかで段取りしてご飯でもしましょうか……。
 

2019年6月21日

ブノワ。

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Category: グリーンフィンガーズ。

てんてんちゃんの畑ガーデンへ。 

2019/06/19 Wed.

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薔薇の季節になると、新潟の「元」お嬢さまたちから、
五月雨式にメールが来ます(笑)
「国営  越後丘陵公園」の僕の薔薇の写真を添えて……。
まるで、来い、来いと呼ばれているよう(笑)
 
僕が育てると数輪しか咲かない薔薇も(苦笑)
丘陵公園のスタッフの皆さんのグリーンフィンガーで、
ミッチリと咲いた姿を見てしまうと、
行かない訳には行きませんねぇ……。
スケジュール帳を見るといい感じに予定が空いています。
宿を取り、新幹線のチケットを予約し……。
 
さて、折角の新潟です……。
「丘陵公園」と「カーブドッチ」とそれから、えっと、えっと……。
いつも、あそこに行きたい、ここもどう?言いたい放題で、
そして新潟の「元」お嬢さまの愛ちゃんに叱られるんです。
 
 「新潟をバカにしないでくださいね。
    新潟は広いんですから!」
 
そんなところを自慢されてもねぇ……(苦笑)
 
今年は2泊でした……。
1泊だとなかなか難しいのですが、
念願叶って、てんてんちゃんの畑のガーデンに寄ることが出来ました。
数年前に訪れて以来2回目になります。
 
 
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日差しの強い午後でした……。
車が近付くと、遠くからでも華やかな気配がして来ます。
美しく薔薇が咲き乱れている囲い塀からガーデンの中を覗き込みます。
そこには「元」お嬢さまの、つぐみちゃんが、
そして、ガーデンの主の「元」お嬢さんのてんてんちゃんが、
輝かんばかりの満面の笑みで迎えてくれました。
てんてんちゃんのその笑顔を見ると分かります。
丹精込めて育んだガーデンの植物たちがどれだけいい感じなのか……。
どれだけ頑張っても大自然の力の前にはどうにもならないこともあります。
上がって来た蕾を見計らうかのような大雨、大風、低温……。
ガッカリしちゃいますよね……。
 
写真を見てお分かりの通り、素晴らしい状態でした。
1枚目の写真なんて、アンリ・ル・シダネルの絵みたいでしょう?(笑)
てんてんちゃん、ピークは少し前と言っていましたが、
どうしてどうして、日差しの中で輝かんばかりの草花、
ガーデンの主を笑顔にするそのパワーは凄いものがありました。
こちらのガーデンで嬉しいのは、とっくにカタログ落ちになっている、
イングリッシュ・ローズを見られること。
僕も愛倍していた「The Nun」とかね。
 
奥の方のガーデンが少し広くなっていました。
まだまだ進化の途中?既に来年のことを見据えているのかな?
優しそうなご両親もいらっしゃいました。
家族総出でガーデンを作るっていいでしょうねぇ。
それぞれに役割が決まっていてね。
 
また寄せて欲しいな……。
ふふふふ……これだけ咲いちゃうと花柄切りが大変だよ!(笑)
てんてんちゃん、どうもありがとうね!
 

2019年6月19日
 

ブノワ。
 

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Category: 向き向きの花束。

そこじゃないから……。 

2019/06/17 Mon.

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この春は季節外れの暑さにグッタリ……。
来年の真夏に開催する東京オリンピックを心配する声が上がっています。
本当、大丈夫だろうか?真面目に思っちゃいます。
選手たちだけではないです。観戦するこっちも危ない……。
 
 
さて、開催を1年と少しに控え、
チケットの販売受付も終わり、いよいよ盛り上がって来ている?
そうでもないのが面白いところですが、
今、東京ではいたるところでオリンピックを見据えた工事が行われています。
競技施設は勿論のこと、老朽化が激しい既存の建造物や、
公共施設などの整備とお色直し、交通機関の整備など……。
何かをする時に、オリンピックまでに……合い言葉です。
でもね、果たしてそれって必要なの?
そう思えるものも沢山あります。
 
僕は銀座線をよく使いますが 、
随分と前から工事しているなぁって思っていたら、
何やら銀座線の歴史みたいな展示?そんなものに終始しているの。
意地が悪い僕は思う訳、そこじゃないだろうって思う訳。
日々、忙しく通勤に使っている人なんか見向きもしないし、
では、果たして観光客は?見ないと思うなぁ……(苦笑)
そう言うのは地下鉄博物館みたいな施設でやればいい。
そんな内装の見てくれはどうでも良くて、
だったら、エスカレーター1基増設するとかね。
銀座線や丸の内線は古いから、階段の位置や、
利用者の利便性なんかあまり考えられていないのも分かるし、
工事がなかなか思うようには行かないのは分かっているけれど、
特に観光のメッカである浅草駅の悲惨なことね。
満足に使えるエレベーターどころか、エスカレーターもないんですから(苦笑)
1番線には両方ともない(現在、エレベーターの工事中らしい。)
銀座線から都営浅草線への乗り換えも超不便。
銀座線から東武線への乗り換えは「松屋」が開いている時間帯なら、
「松屋」内のエスカレーターを利用出来るけど、
その他の時間帯は階段になる訳です。
足の不自由な方やお年寄り、ベビーカーの皆さんはどうしているんだろう?
1番線に降りちゃったら簡単には2番線に行けないし……。
せめて1番線と2番線をホームの端っこで繋ぐとかね。
お洒落ぶって、実は全然イケてないインテリアはどうでいいから、
もう少し利用者の立場に立った改装をして欲しいもの。
 
 
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お金を使うところ……そこじゃないだろうって。
上の写真は銀座線のある駅に出来たレリーフ……。
作者には申し訳ないけれど、ここに金使ってどうするの?
お金を使う優先順位が違うでしょう?僕はそう思います。
 

2019年6月17日

ブノワ。

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Category: グリーンフィンガーズ。

来年を見据えて……。 

2019/06/15 Sat.

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早いものです……。
去年の今頃、黒田さんとあけと一緒にイギリス&フランスの旅をしました。
1年が過ぎました……光陰矢の如しとはこのことですね。
 
道中、数々の素晴らしいガーデンを堪能し、
 
 「どこのガーデンが一番良かったですか?」
 
と、僕とあけは、どのガーデンが黒田さんの気に入ったかを気にし、
 
 「黒田さんの庭、来年はどんな風に変わりますかね?」
 
そんな冗談とも付かぬことを話しながら歩いたものですが、
アッと言う間に1年が経ち、ドキドキ気分で今年も遊びに寄らせて戴きました。
ガーデニング・ファン垂涎の素晴らしい庭、黒田さんの庭です。
今まで何回遊びに行ったか分かりませんが、
その中では今年が一番時期的には早かったかな?
なのに圧巻の様相を呈していました……。
 
 
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ゴメンなさいね、今年は腰が悪くて、
しゃがんで写真を撮れませんでした……。
ほぼ、突っ立ったまんま(苦笑)
何となく、どこから見ても同じような写真の数々です。
同じ高さから同じ目線……写真、暗いわぁ(笑)
でも、今回はチョッと昔のミノルタの画調を意識して……。
 
驚くべきは、黒田さんっていつもそうなんですが、
花が満開のガーデンにて、既に翌年のことをあれこれ考えています。
ここをどうしよう?これは抜いて違うものを入れようか?
その程度が半端なく凄いんです。植え替えだけじゃないのね。
 
 「あれ?ここって去年はどうなってたっけ?」
 
それくらいにガラリと変わってしまいます。
コッツウォルズの石を使って塀が出現したのが数年前。
生け垣用に植えた木もそろそろ形になって来ました。
相手は植物ですからね、育つ時間もあるし、
作業する季節の制約もあるでしょう。
図面を描いて、ハイ、お仕舞い……そう言う訳には行きません。
移植するって言ったって根っこがありますからね。
移植すれば樹勢も落ちるだろうし、なかなか思うようには行かないです。
おそらく、黒田さんご本人の頭の中では、決して満足はせず、
常に発展途上のガーデンのままで、あそこはこんな風に、
ここはこうして……常にアイデアが浮かんでは消え、
浮かんでは消え……それでも!
必ず5月のハイ・シーズンには形にして素晴らしい庭になっている。
そこが凄いと思うのです。
 
イギリスのガーデンに憧れて、
独学で一から全てをご自分でされた美しい庭……。
僕は、反対に、イギリスやフランスの人たちが見たら、
一体どんな感想を持つのか?僕にはそれが興味津々です。
 
イギリスから買い求めて来た種が美しく咲き乱れていました。
種も発芽し、黒田さんの本場を見たアイデアも見事に開花……。
そんな風に感じました。

早朝から押し掛ける迷惑な客に、
いつも温かく持て成してくださる、
奥さまと黒田さんに感謝、感謝です!
 

2019年6月15日


ブノワ。


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Category: グリーンフィンガーズ。

沼から鼻の穴(笑) 

2019/06/13 Thu.

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何でもそうなんですが、僕には極端なところがあります。
特に買い物に関して……自分の中でブームが来ると、
同じものをダァ〜っと買っちゃう(苦笑)
そして、その熱はいきなりやって来る(爆)
年間にコート9着とか、時計を10本とか、ネクタイ36本とか……。
そう言えば薔薇もそうでした……ピーター・ビールズから、
年間に76品種、個人輸入したこともあったっけ……。
いきなり裸苗で届くから、植え込むまで風呂場で管理。
浴槽が薔薇で一杯なんて言うことが1週間も……。
この輸入熱が数年続く訳です(笑)アッと言う間にバルコニーは一杯。
それって、どれにするか決められない性格もあるんですよねぇ。
血液型の占いなんて全く信じていないクセに、
こういう時だけ「決められないのはA型だから!」って(笑)
色違いだと決められずに全部買っちゃったり……。
兎に角、極端……分かってはいるんですけどね……。
 
 
さて、今、嵌っていて泥沼なのはチランジア……。
ホラ、世に出た時は「エアプランツ」と言われていました。
買って、買って、買いまくって既に沼から鼻の穴しか出ていません(笑)
年末くらいから熱が出て、可成りの数集めたんですが、
冬から春になり、暖かくなり、中心の芽が膨らみ伸びて来ると、
またまた熱が再燃です(苦笑)伸びるんだ……可愛いんですよねぇ……。
殆どオークションで手に入れますが、
ホラ、僕って丁寧だから、メッセージとかも手厚いじゃない?
そうするといい関係が出来て、中には小さなチランジアを、
幾つもサービスで付けてくれる出品者もいたりして、
今では可成りの数のチランジアが揃いました。
 

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このチランジア……。
一番最初に紹介された時には「エアプランツ」って言っていましたよね。
植物の名前が(呼び名が)変わることは度々あって、
「ギボウシ」が「ホスタ」「クリスマスローズ」が「ヘレボルス」……。
何の切っ掛けか?タイミングか分かりませんが変わる(笑)
僕は強烈な天の邪鬼なので「ホスタ」も「ヘレボルス」も口が裂けても言いません。
死んでもクリスマスローズの省略形の「クリロー」何て言わない(爆)
そんな天の邪鬼な僕でも、なぜか「エアプランツ」じゃなくて、
ここは素直に「チランジア」で落ち着いています。
 
 
チランジアって初めの情報が大いに間違っていました。
 
 「エアプランツは空気中の水分を吸って育ちますから水遣りは不要。」
 
今では、週に2〜3回、霧を吹き、
定期的に水に小一時間、水に漬ける(ソーキング)といい……。
そんな感じに変わって来ています。全然、違いますよね。
道理で初めの頃は全部枯らした訳だ(苦笑)
水も好きだけれど、水遣りの後は乾燥させろって……謎。
それにね、1つ困るのは、鉢植えの植物ってそれなりのところに置いてあるけど、
チランジアは室内のチョッとした素敵な場所に飾る訳です。
水遣りや霧を吹くことなんか想定していないものね……。
養生したり、纏めてキッチンや風呂場に持って行ったり、
週に2〜3回って、結構、大変かもしれません……。

水遣りは夜がいいのだそうです……結構、好きかも、水遣り。
僕の部屋、暗いのです。下をマスカーでキッチリ養生し、
暗闇で霧吹きをシュッシュやっている怪しげなオジさん(笑)
顔はニンマリ、「モスラ」の歌を口ずさんでる(爆)
でもね、何だか快感なんですよねぇ……シュッシュシュッシュ!
チランジアの水遣りの極意……チョッと掴んだかも、あはは!
 

2019年6月13日

ブノワ。

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Category: 映画館へ行こう!

怪獣愛に溢れた「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」。 

2019/06/11 Tue.

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僕の数十何前の記憶が確かであれば、
中子真治さんの著書で読んだと思うのですが、
アメリカで取られたアンケートにおいて、
史上最悪の怪獣に選ばれたのは、
モスラなのだそうです……分かる気もします。
蛾の怪獣と言いながら、あのアンパンのようなマヌケ顔、
大小の梅干しを連ねたような幼虫……卵の形は鳥類だし。
まったくもって怪獣と言うよりはマンガだものね。
どの作品だったかな?モスラは確かニューヨークにも行っていますね。
摩天楼の間を飛び回り、羽ばたきで車が宙に舞い……そんな記憶があります。
そのモスラを含む、東宝の4大怪獣が共演する、
「ゴジラ キング・オブ・モンスター」……観て参りました。
 
 
日本人からすると突っ込みどころ満載です。
これは何もこのアメリカ版の「ゴジラ」に限ったことではありませんが、
外国人が描く日本人や日本の文化に関するものね。
珍妙なものが多い。この作品に出演している渡辺 謙らが、
1つ1つ訂正しても、まだまだおかしなところは多いです。

先ずね、ゴジラって核実験で生まれましたよね?
核物質を食べて生きている訳です。
口から放射能の光線を吐きますね……。
この規模だと地球はとっくに全滅しているハズ(苦笑)
その前に、存在自体が核物質な訳です。
 
それからね、2月くらいだったかな……。
各怪獣のビジュアルが公開された時は驚きました。
だって、モスラの顔がないんだもの(笑)
顔がないって書くと語弊がありますね。
アンパンの真ん丸デカ顔じゃなくて、正しいサイズ感になった……。
そんな感じでしょうか。でも、やっぱり、モスラは、
雲南省じゃなくってインファント島から出て来て欲しいし、
小美人も出て来て欲しかったなぁ……。
チョッと誰がやるか楽しみにしていた部分もあります。
阿佐ヶ谷姉妹を小さくしてとか?(大爆笑)
僕のチャン・ツィイーが出ていますが、
ショートのカツラなんか冠っちゃったもんだから、
クレジットを見るまで吉瀬美智子だとばかり思っていました(苦笑)
しかも、ドクター・アイリーン・チェンと、
ドクター・リンの姉妹で二役……全く見分けがつきませんから。
だったら最新のCGでもってチャン・ツィー2役で小美人とか……。

キング・ギドラはもっと金色じゃなきゃダメとか、
山のようにある些細な突っ込みどころに目をつぶっても、
何とも最後まで気持ち良く見られたのは、
伊福部 昭の「ゴジラ」や古関裕而の「モスラ」など、
懐かしいメロディーを織り込んだ音楽も好感が持てたし、
何よりも、日本の怪獣映画を尊敬し怪獣たちを愛する気持ちに溢れていること。
500%絵空事のお話を最新のCGをもってして、
真面目に真面目に大人も見るに耐える作品にしようとしているところ。
 
既に2回鑑賞。また観に行きます。きっと何か発見があるものね。
そうそう、また続編出来るんだ……あの方もあの方もアレなのに?(笑)
今度はメカでしょうかね……でも待てよ。
食い千切られた首から頭が生えるんです……。
残った頭から胴体が生えてもおかしくないか……。
だって、映画なんてご都合主義の最たるものですもんね(苦笑)
髑髏島とか言っていたからキングコングかな?
でも、キングコングは生身だもんねぇ……サイズ感も合わないし(笑)
ゴジラが口から放射能の火を吐いたら毛が焦げちゃうじゃん(爆)
東京駅で固まったままのシンゴジラだってそろそろ?
尻尾が何だか変なことになっていましたもんねぇ……。


今日の写真は「TOHOシネマズ 日比谷」のロビーのゴジラ像。
これ、好きなのです……行くといつも撮っちゃう(笑)
 
 
 「ゴジラ キング・オブ・モンスター」……★★★★★★……60点。
 

2019年6月11日

ブノワ。

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2019-06