小田代原の草紅葉。 

 

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宿を早めに出て一路、赤西駐車場を目指します。
霧降高原近くのホテルでしたから、一旦、神橋まで下り、
いろは坂を再び上って戦場ヶ原を目指します。
目的地の小田代原(おだじろがはら)は戦場ヶ原の西側に広がる湿地帯なのです。
それほど広くないですし、遊歩道がキチンと整備されているので、
迷うことなく軽装でも楽しめるコースになっています。
ただし、自然を守るために自家用車の乗り入れは禁止で、
赤西車庫から低公害バスに乗る必要があります。

小田代原は2度目です。
前回は確か9月中旬……1ヵ月遅いとどんな感じでしょうね……。

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草紅葉は殆ど終わりかけ、その代わりに山の木々が紅葉を始めていました。
枯れてなお美しいベージュと茶色のグラデーションに、
山々の錦繍が彩りを添えて、逆光と言うこともあり、
清々しさが一際感じられる散策となりました。
次回は是非、ウマノアシガタが咲く6月〜7月、
ニッコウアザミやホザキシモチツケが一面に咲き乱れる8月に来てみたいです……。


2016年10月31日


ブノワ。


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神が降りる瞬間……。 

 

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僕が良く使う駅に東武鉄道の季節ごとの観光ポスターが貼られています。
B倍(1030×1456)の横位置のポスターで、日光周辺の美しい風景を、
外国のそれに見立てて「ここは○○、では、ありません。」……。
と、言うキャッチが入っています。
この○○の中に、スイスやフランス、カナダ、アメリカ西部などの地名が入るのです。
ここはカナダじゃないんですよぉ……日光なんですよ!
ここはフランスじゃありませんよぉ……日光なんです!
なかなか旅心を掻き立てるいいポスターで(笑)見る度に旅の旅程を算段してしまいます。
少し前に貼られていたポスターは半月峠の第二駐車場から利根倉沢を見下ろす、
神々しい紅葉の山々を写したものでした。


 「ここはオーストリア、では、ありません。」

この秋、絶対に半月峠に行く!(笑)
仲間を誘って行って参りました、錦繍の日光、紅葉狩りの旅は続きます。

半月山には2つの駐車場があります。
今日の1枚目、最初の第一駐車場からは中禅寺湖が見渡せます。
まだまだ色付くには季節が早いようです。
写真を撮っていると、白髪の男性が寄って来て、

 「この上の駐車場から見る景色は日光で一番だよ。」

と、教えてくれました。
そう、その行き止まりの駐車場こそが、夢にまで見たあのポスターの景色……。
時刻は夕方、陽が大分傾いてきました……。
車を停めると、柵があるテラスの向こう側が白く光り輝いています……。
まさに空が発光している感じ……はやる気持ち、カメラを持って柵に向かって走ります……。

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な、な、な、な、なんと!美しい紅葉に彩られた山と谷間が、
遥か向こうから射す太陽の光で神々しく輝いています!
逆光に透けるような紅葉が燃えるようです。


2016年10月29日


ブノワ。


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日光けっこう、紅葉は暫くけっこう……。 

 

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僕は花見とか紅葉狩りとかに特に興味がある訳ではありません。
綺麗だと思うけど、わざわざ人で溢れかえる場所に行くのはチョッと憚られます。
ただ、たまに無性にそれらの場所に行きたくなる時があります……。

気心しれた仲間と日光に行って参りました。
久しぶりの紅葉狩り……タイミングはどうでしょうか……。

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大笹牧場から霧降高原に向かう、丁度、真ん中あたり……。
六方沢にかかる橋で車を停め、反対側まで歩きながら橋を渡り、
橋の下の紅葉を楽しみました……真上から見る紅葉、なかなか乙なものです(笑)
ただし、カメラを欄干から出したり、柵の隙間からカメラだけを差し出して下を向け、
行き当たりバッタリの撮影ですから、カメラを落としはしないかチョッとドキドキでしたし、
何が写っているかは確認するまでは分からない……と言うものでしたが(笑)
赤や黄色の紅葉が常緑のなかに紛れてとても綺麗ですね。

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山の天気は変わりやすく、
みるみる内に霧が流れて来て幻想的な紅葉狩りとなりました。


2016年10月27日


ブノワ。


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巨星墜つ。 

 

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早朝から驚きのニュースが流れました……。
平 幹二朗さんが亡くなったのです。まさに寝耳に水、青天の霹靂、
つい先日、三軒茶屋で「クレシダ」の圧倒的な演技を見たばかりでしたから……。

これが長の闘病を知っていたのなら、どこかやっぱりの得心もしますが、
何でもお風呂場での事故だそうです……本当に残念です。
日本の演劇界は掛け替えのない不世出の大俳優を1人失いました。

僕は平さんの全ての芝居を観ている訳ではありませんが、
同じ時期に生き、その素晴らしい演技を目の当たりに出来た幸運、
平さんの演技から受けたインスピレーションは計り知れないものがあります。
本物を見たからこそ見えて来る色々なもの……。

シェークスピアを筆頭に、どの舞台においても圧巻の台詞術が目を引きます。
朗々と威厳に満ちた台詞術……その劇場空間に響き渡る声色は、
一人一人の観客を包み込む魔法の声。僕たち観客をあらゆる時代へと誘います。
時に見上げるだけで登頂不可能な雄大な山、時に底も見えぬ海のように……。
矢張り、役者は「声」だと思わせてくれる偉大な俳優でした。
どの舞台も存在感溢れる素晴らしいものでしたが、
僕が印象深く思い出すのは、三島由紀夫原作の「鹿鳴館」(2004年上演)で、
佐久間良子と愛息子の平 岳大と共演した時の影山伯爵役です。
冷徹で残忍で、研ぎすまされた刃のように尊大な影山伯爵。
愛だの恋だの人情だの、人としての温かい感情と言うものを蔑み、
忌み嫌う伯爵が、自分の妻と前の恋人の清原の間に流れる真の愛情に気が付いた時、
身悶えするような嫉妬の感情に苛まれ、自らの中に存在した嫉妬と言う、
おおよそ俗人の感情に驚愕し、自らの中に流れる温かい血に愕然とし、
人としての感情に流されまいとして奸智に長けた策略をろうする辺りの、
苦悶する姿を威厳ある台詞と大きな芝居で表現していました。



巨星墜つ……。

まだまだこれからも素晴らしい舞台を見たかったのに……。
平さんから受け取った美しきものへの審美眼、
身をもって見せてださった舞台の本物のあり方は、
決して忘れることなく一生の財産になることでしょう。
二度と現れることのない大俳優に心からの感謝と尊敬の念を込めて、
心よりご冥福を祈りたいと思います。


2016年10月24日


ブノワ。


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真理さんでハイドンを聴く。 

 

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 「ねぇ、アッちゃん……あの台はなに?」

 「アレ?アレは真理さんが乗って演奏する台だよ。」

 「えっ!真理さんって偉いんだ!ビックリ!」

僕の方がビックリでした(苦笑)
池袋の東京芸術劇場に藤原真理さんのドヴォルザークの協奏曲を聴きに行った時のこと。
親友Tが休憩時間に僕に聞いたのです。舞台袖から男性が独奏楽器のために台を運んで来た時に。
「真理さん偉いんだ!」って……(苦笑)
でも、考えてみれば、それまで親友Tは真理さんの無伴奏ものの独奏や、
ピアノなどとの室内楽しか聴いたことがなかったのです。
多くの演奏家を後ろに従えてチェロを弾く真理さんがとてつもなく偉く感じたのでしょう。

さらに追い討ちをかけるように……。

 「ねぇ、アッちゃん……協商曲ってなに?」

 「それは……えっと……独奏の楽器と管弦楽による曲ね。」

心臓が止まるかと思いました(笑)
だって、廻りに大きく聞こえるような大声で聞くんだもの……。
僕に集まる周囲の視線……答えられたからいいようなものの、
もしもモゴモゴしたらとんだ赤っ恥を掻くところでした(苦笑)
まぁ、Tは真理さんに「真理さんはバッハは弾けるの?」
と、面と向かってタメ口で聞いちゃった人ですし(笑)
(僕にそう聞いて来るから「本人に聞いてみな。」って言ったら本当に聞いちゃった……。)
演奏後は真理さんに「真理さん上手い!」とか「真理さんって上手なんだ……。」とか、
平気で言っちゃうヤツなので仕方ないかもしれませんが……。


さて、つい先日のこと……横浜に藤原真理さんのハイドンを聴きに行って来ました。
ハイドンの協奏曲第2番、なかなか実演に触れることは珍しいです。
とてもいい演奏でした。華やかな1番と違って、一見、ロマンチックな曲調ですが、
素人の僕から見ても、結構、超絶技巧が随所に散りばめられた曲で、
指使いなど、スポーツ的な要素も見え隠れする難曲だと思います。
美しい和音、重音奏法、低音からハイポジションまで圧倒的な演奏でした。

以前の真理さんはどちらかと言うと男勝りの演奏をすることがありました。
力で難曲をねじ伏せる感じ……ところが、年々、女性らしさとまろやかさが加わり……。
円熟の極みなのですが、そこには計り知れない努力と鍛錬があります。
日々の稽古に加え、体調を管理するための食事やジム通いなど。
晩年のピエール・フルニエが奥さまに「もっといい新しい運指を発見したよ!」と、
喜びながら帰宅したエピソードに見るように、ベテランになっても、
より良い演奏に向けての努力は決して怠らないのです。


チェロ協奏曲と言うと、誰しもがNo.1に挙げるのは、
矢張り、ドヴォルザークのチェロ協奏曲です。チェロ協奏曲のカテゴリーのみならず、
協奏曲の中でも最も重要で完成度の高い名曲、演奏時間40分超の大曲、圧倒的です。
他に、今回聴きに行ったハイドンや古典派のボッケリーニ、バロックのヴィヴァルディ、
ロマン派になると、僕が愛してやまないシューマン、ラロ、サン=サーンス、
近代になると、ドヴォルザークと並ぶ偉大なエルガーの協奏曲があります。
シューマンは僕の中で別格なんですが、サン=サーンスの協奏曲はいいですよねぇ。
オーケストラが八分音符で「ジャン!」すかさずチェロのメロディーが……。
何かこう、洒落ていて、ピリリとエスプリが効いていて、まさにフランス、
決して大曲ではないのだけれど、この曲を抜かしてチェロ協奏曲は語れない感じ。

いつも真理さんと話していて上る話題があります。
なぜ、モーツァルトにチェロ協奏曲がないのか?……です。
これだけ研究し尽くされているモーツァルトですから、
この先、世紀の大発見でチェロ協奏曲の楽譜が見付かるとは思えませんが、
フルート、ホルン、オーボエ、クラリネット、ファゴットなどの協奏曲があるのに、
なぜ、チェロ協奏曲がない……音楽会の七不思議ではないでしょうか。
真理さんと僕は、いつも同じ意見に落ち着きます。
モーツァルトの廻りにチェロの名手がいなかったこと、
晩年、お金に困っていたモーツァルトは依頼されて曲を作っていましたが、
チェロ協奏曲を依頼する人がいなかったこと、
また、当時は通奏低音の楽器だったチェロを独奏の楽器とあまり見なしていなかったこと……。
そんなところではないでしょうか。しかし、クラリネットの協奏曲などは、
本当にこの世のものとは思えない天上の美しい旋律を持っています。
天国に行ったら必ず流れているであろうメロディー……。
もし、モーツァルトがチェロ協奏曲を書いていたら……そう思います。


2016年10月20日


ブノワ。


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柿の葉は心に残る宝物。 

 

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ベランダで管理している「Sophia Loren」の蕾が大きくなって来ました。
僕が小学校の頃から大好きだったソフィア・ローレン。
強烈な個性、燦々と輝く太陽のような……まさに映画史上に残る大スター。
彼女と彼女の名前がついた薔薇には沢山の想い出があります。
僕自身も幸いなことに、学生時代の羽田国際空港と、
つい数年前、イタリア文化会館で舞台上で直接、花束をお渡しする大役を仰せつかり、
この短い人生で2回もソフィア・ローレンにお目に掛かることが出来ました。
舞台上で彼女にお渡しした大きな花束の他に、彼女の名前を冠した薔薇、
まだ蕾でしたけれど、「Sophia Loren」の小さなブーケをプレゼントし、
破顔一笑、とても喜んでくださったのも記憶に新しいです。

母が亡くなった時、棺の中に入れたのも「Sophia Loren」の薔薇でした。
ピュゥ〜んと伸びたシュートの先に咲いた巨大輪を株元から1メートルくらいにカット。
丁度、胸元に真っ赤な薔薇が咲くように置いてあげましたっけ……。

匂いは殆どありませんが強健で育てやすい薔薇……。
真紅ですが、花弁の裏側がチョッとだけ白っぽく見えます。
もう随分前になりますが、5月に沢山の花を咲かせたので、
6本くらいカットしてある方に差し上げました。
前に勤めていた会社の最寄りの駅近く、路地裏にあった小さなパン屋。
気が向くとそこで昼食のパンを買ってから出勤したものです。
毎朝、店に立つそこの美しい奥さまに差し上げたんです。
香川京子さんに似た美人で、しっとりとした上品さを併せ持っていました。
特別な感情はありませんでしたが、フと、綺麗に咲いた薔薇を見ている内に、
その方に差し上げようと……。

生憎、当日は奥さまは店先にはいらっしゃいませんでしたので、
若い女性のスタッフに薔薇を託した数日後……。
朝方、店に立ち寄った僕にそのスタッフが差し出した小さな包み。
その中に入っていたのが今日の写真の器でした。
おそらく柿の葉を模した手作りのお皿……奥さまは陶芸をされていたのです。
唐三彩のような釉薬がかけられ、大事に焼かれた器は僕の宝物になりました。
ほどなくして僕は会社を辞めてしまいましたので、
直接、お礼をする機会はありませんでしたが、
勿論、丁寧に礼状をしたため、今日に至っています。

あれから何年になるでしょうか……。
少し前、仕事で近くに立ち寄ったのでそのパン屋に寄ってみました。
奥さまの姿は見えませんでしたが、勇気を出してスタッフに近況を聞いてみると、
奥さまは元気にしていらっしゃるとのこと。
いまだに陶芸はされているのでしょうか……。
このお皿を見ると、美しい奥さまと「Sophia Loren」を思い出します。


写真の器にのっているのは、岐阜県恵那市の「恵那栗工房 良平堂」の「栗福柿」。
干し柿の中に栗きんとんが入っています。中国茶、黄金桂が入っているのは、
先日オークションで落とした古伊万里の蕎麦猪口です。
線描きされたテッセンが愛らしいです。
江戸時代の器にテッセンの図柄は珍しくありませんが、
こう言う線描きでデザインされたものは珍しいです。


2016年10月16日


ブノワ。


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美味しい季節になりました。 

 

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 「買って来てくれた?」

 「はい、舞茸に卵に長葱に……。」

 「ン……これはなに?」

 「それ?春菊じゃないですか。」

 「・・・・・・・・・・。」

親友がご飯を食べに来ると言うので、面倒臭いから鍋にしました。
家にある材料を確認、足りないものを来る時に買って来て貰ったんです。
その中に何だか一摘まみほどの貧弱な春菊が入っていました。
通常の1把の約1/3くらいの量……何、何、これは何?一体どうしたの?
何でもスーパーで普通の1把分の春菊が500円したそうなんです!
親友は恐れをなし(笑)半分以下の量の春菊250円で購入……。
僕に「ケチ!」と一言罵られる羽目になったと言う訳です(笑)

この夏から秋へかけての台風などによる影響でしょうかね……。
野菜の値段が物凄いことになっています。
今日、自分の目で見ました。デパートの地下食品売り場でレタスが一玉648円!
レタスが1玉648円!勿論、買いませんでした。
「紀伊国屋」なんかでは入念に値段をチェックしますが、
普通のスーパーくらいだったら値段は見ないで買う僕も、
さすがに1玉648円と見てしまった日には手が出ません(苦笑)
纏めて色々なものを買い込んで合計で金額を見るのならまだしも、
レタス1玉が648円!(笑)暫く目が点になりました。
暫く野菜が食べられなくなるのかなぁ……山盛りサラダが必ず出る我が家は深刻です。
仕方ない、キャベツの千切り?キャベツもお高いんだろうなぁ……。


写真は僕の十八番の鶏の団子鍋です。
他に舞茸、長葱、春菊、豆腐でシンプルに。たれはポン酢とゴマだれを2つ用意。
ポン酢は面倒臭がらずに自分で作りましょう。だって、醤油とお酢だけじゃないですか。
市販のものは甘くていけません。ゴマだれにはラー油、ポン酢には微塵切りの長葱と一味唐辛子。
勿論、鶏の団子も自分で作りましょう。冷凍のものなんか食べられません。
材料は、鶏のひき肉(腿がいい)と擂り胡麻、長葱の微塵切り、生姜の微塵切り、
胡麻油、醤油で下味を付けて、卵の黄身を1つ入れて繋ぎに片栗粉。
スプーンで丸めた団子はそのまま鍋に入れるとダシが濁るので、
一旦、違う鍋で下ゆでしてから鍋に入れます、その方が丁寧。
六本木の「SAVOIR VIVRE」で購入した土鍋、大層、活躍しています。
熱の通りが全然違いますね。チョッと感激。

あれほど、暑い、暑いと愚痴をこぼし、辟易としていたのに、
こうした鍋が大活躍する季節になりました。
お宅は何鍋が主流ですか?我が家は殆どしゃぶしゃぶです。


2016年10月12日


ブノワ。


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ポッカリ地下空間。 

 

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都知事が変わってから、テレビやニュースで小池百合子を見ない日はありません。
まさに八面六臂の活躍、お体は大丈夫でしょうか。
毎日、違う衣装も楽しみではありますが、大変そうですね……。

しかし、出てくる出てくる(苦笑)何やら胡散臭い事案が、
まるで、腐肉からあふれ出る膿のように次から次へと出てきます。
連日、ワイドショーを賑わす豊洲の移転問題……。
これは、僕が一番最初に就職した会社の近くの小料理屋、
可愛がって貰った「新古亭」のお姐さんたちも苦慮していました……曰く、

 「築地から豊洲になったら商売やめようかしら……。」

かれこれ20年くらい前の話です。
お姐さんたちは自転車で築地に魚を仕入れに行っていたのです。
そんな大昔からやっていて今頃、何をバタバタしている?
噴出する問題の山……何も急に露呈した訳ではありません。
小池百合子が引っ掻き回してメチャクチャにしている訳でもない。
普通の感覚で疑問点を洗い出しているだけです。
移転問題が出てから、先人たちが片手間にして来た、
いい加減な仕事のツケが回って来ただけ。
どれだけいい加減で無責任な仕事をして来たの?
普通の会社なら全員クビです(苦笑)
もしも小池百合子以外の人が都知事になっていたら……。
勿論、そのままGOサインで来月、豊洲がオープンしていたでしょう。


誰が地下層を作る判断をしたのか分からない……有り得ませんね。
本当に分からないとしたら、最終的に判を捺したトップ、
その当時の知事が全責任を負うべきです。トップに立つと言うことはそう言うことです。
日本人特有の、責任者を特定せずに、何事もうやむやにして玉虫色で決着をつける……。
本当に呆れる悪いクセですよね。

地下層に蓄まった水のこと、成分や、雨水か地下水か?そんな論議をしていましたが、
そんな事より、地下スペースに、あんなにジャブジャブ水が溜まるような構造じゃマズイんじゃないの?
普通は水を綺麗に抜き、清掃して乾燥させておかなければ……。
あんなに水がジャブジャブ溜まった地下スペース……。
どこかに構造的な欠陥があるとしか思えません。
仮に何らかの作業で必要なスペースとしても、これじゃ要を成さない(苦笑)
それに、地震が来たら100パーセント液状化ですよね。

ニュースの報道やワイドショーで面白可笑しく毎日取りあげても、
何ら先に進展する役にも立たない……何だかうんざりの今日この頃です。
移転問題はオリンピックにも絡んでいます。
もし、豊洲に移転しないとしたら?その時、今の建物はどうするの?
何だかメチャクチャですね……苦笑を禁じ得ません……。


2016年10月6日


ブノワ。


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嘘の代償……「レティスとラベッジ」&「雪まろげ」。 

 

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 「真実なんて大嫌い!私は魔法が好き。
  魔法……私は真実を語ったりはしない。そうでなければならないことを語るの。
  それが罪だと言うのなら、私は地獄に墜ちてもかまわない……。」

そう言ったのはテネシー・ウィリアムズ畢竟の傑作、
「欲望という名の電車」の中のブランチ・デュボアです。
彼女はボロボロになりながら生きるために嘘を吐く……。
人は善悪の差はあれど、多かれ少なかれ嘘を吐きます。
悪意のある嘘、人を思んばかっての嘘、優しい嘘、
ブランチのように「こうあらねばならない……。」と、
生きるために必死になって自己催眠を掛ける嘘……。

今日は嘘にまつわる芝居2本立てです。


先ずは黒柳徹子と麻実れい共演の「レティスとラベッジ」です。
何と!ソワレが1回しかない異常なタイムテーブルの初日に観劇。
働いている人はいつ観ればいいの?(苦笑)初めて訪れる「EXシアター六本木」です。

主人公のレティス(黒柳徹子)はイギリスの歴史的な建物のガイドをして生計を立てています。
担当している建物に歴史的な逸話や魅力がないため、どんなに工夫を凝らしても、
ツアー客は退屈し大あくび、赤ん坊は泣きだし、途中退席でトイレに駆け込む人が後を絶ちません。
業を煮やしたレティスは、次第に自分勝手に面白可笑しく歴史を脚色し、
ツアー客の拍手喝采を浴びるようになります。サインや記念写真を求められる人気ぶり。
その傍若無人ぶりは、やがて歴史保存委員会のロッテ(麻実れい)の耳に入ることとなります……。
即刻、ロッテにより解雇されたレティス、やがて時が経ち、
レティスに自らとの共通点を見いだしたロッテはレティスに就職の紹介状を書き、
やがて2人の間に友情が芽生えて行く……。

ピーター・シェーファーの傑作戯曲との触れ込みですが、
レティスのエスカレートする嘘を冒頭の数場で立て続けに見せる手法が退屈です。
例えば、有吉佐和子の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」の、
お喋りで酒飲みで男にからっきし弱い三味線芸者のお園のように、
淋しくて恋に破れて自害した旧知の花魁の話が、
ひょんなことから次第次第に尊王攘夷の見上げた女傑に祭り上げられるまでの、
仕方なく吐いた嘘がやがて雪だるま式に大きくなり、最終幕の名台詞に至るまでを、
物語の中に巧く織り込んでいるウェルメイドな作劇とは一線を画します。
あれだけ頑なだったロッテがレティスに好意を寄せる過程が突飛。
一転して2幕では被害者と加害者に別れて争うことになる過程、
その驚きの秘密が何やら付け焼き刃的な匂いがします。

ほぼ2人芝居、麻実れいは「インディ・ジョーンズ・クリスタルスカルの王国」で、
ケイト・ブランシェットが嬉々として演じたソ連の女スパイ、
イリーナ・スパルコみたいなボブの鬘を被って好演。
彼女の切り口上な台詞回しがギスギスしたロッテの性格を巧みに表現します。

黒柳徹子は役を演じると言うよりは等身大の黒柳徹子そのままです。
ファンの方はそれでいいのでしょう。テレビの中の黒柳徹子を生で観られるのですから。
彼女の一挙手一投足に笑いと「可愛い!」の声が上がります。
膨大な台詞に加えて初日です。まだこなれていないのか、台詞がもどかしい場面も……。
台詞が出て来ない時についつい口を突いて出た驚きの言葉……。

 「何だっけ?」

これはある意味衝撃的でした(苦笑)
もしかしてこれも台詞の一部か?(笑)それもこれも含めて、
黒柳徹子ファンは彼女の全部引っ括めた姿を観に来るのでしょう。それもまた一興。

ただ一つだけ……。
どなたも書かないようですが、彼女の滑舌の悪さには辟易とします……。
往年のマシンガンのような早口のトークを知っているから尚更なんですが、
もはや、お金を取って芝居をしてはいけないレベルだと思うのです。
周りに進言する人はいないのでしょうか?テレビの創世紀から、
トップランナーだった彼女の晩年を汚すことにならないでしょうか。
最晩年の森 光子が正月の歴史劇で、
亡霊のようなナレーションで人々に衝撃を与えたのも記憶に新しいです。
一見、優しく見える嘘、オブラートに包んで彼女を讃えるより、
ハッキリ伝えることもまた愛情だと思うのですが……。

因みに、黒柳徹子も麻実れいも、それぞれ名前を冠した薔薇を持っています。
「トットちゃん」に「Rei」(今日の写真)……何れも素晴らしい薔薇です。

………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

鳴り止まない拍手、場内は総立ちでした……。
決められたカーテンコールはあまりの拍手にさらに1回追加になり、
(場内はすでに明るくなっていた……。)沢山の人が舞台に駆け寄る有様……。

 「頑張って!」

 「応援してるよ!」

観客席のあちらこちらから声が掛かります。

16年前の「レティスとラベッジ」でロッテを演じた、
高畑淳子主演の「雪まろげ」を「シアター1010」で初日に鑑賞しました。
僕……「シアター・クリエ」は嫌いなのです。だから北千住ね(笑)
森 光子から高畑淳子にバトンタッチされた「雪まろげ」。
青森県の浅虫温泉を舞台に繰り広げられる温泉芸者たちの悲喜交々の人情話し。
新劇とも違うし、所謂、東宝や松竹などが制作するウェルメイドの喜劇とでも言いましょうか……。
因みに、僕は森 光子が苦手でしたから、オリジナル版は観ていません。
「雪まろげ」は僕の理想とする演劇とは可成りかけ離れていました。
「お江戸でござる」的な、チョッとコントのような仕立て方。
温泉芸者を演じる高畑淳子をはじめ、榊原郁恵、柴田理恵の確実で手堅い演技。
笑いを強引に取る演技手腕は大したものでしたし、
青木さやかや山崎静代の持味そのままのキャラクターで見せる人も……。
人のいい温泉芸者が善意で吐いた嘘が、ひょんなことから雪だるま式に大きくなり、
仕舞いには国をあげての大騒動に……。

高畑淳子が、夢見る夢子と揶揄される嘘つき芸者、夢子をパワフルに好演。
彼女の吐く嘘は相手を思んばかっての善意の嘘、周りは呆れるものの、
いつしかそんな夢子の温かい人柄についついほだされてしまいます。
登場人物は全員、根のいい善人ばかりなのです。
♪チュウチュウチュチュ……榊原郁恵の銀子は、一見、金の亡者なのだけど、
そこには、人手に渡った実家の造り酒屋を取り戻すと言う夢が。
自分に嘘を吐き、嫌いな客にも金のためないい顔をするドライな一面もあります。
柴田理恵の千賀子は気っ風のいい姐御肌の芸者置き屋の女将。
我が腹を痛めた娘を「妹」と偽り居酒屋をさせています。
旅館の女将もがらがら声を偽って裏声で館内アナウンスを……。
要は、嘘の大小はあれど、皆、嘘をついて生きているのです。


少し前に高畑淳子の「欲望という名の電車」を観ました。
杉村春子の圧倒的なブランチをはじめ、それまでの、一人の女が身を持ち崩していく、
所謂、滅びの美学みたいなものとはまったく違う何か、
ブランチはかくあるべし……僕たちの既成概念を打ち壊した高畑版ブランチでもありました。
彼女はブランチを演る前に、東恵美子版「欲望という名の電車」で、
妹役のステラを演じているんですよね……確かその前は看護婦役も?
洋の東西を問わず、キャリアを積んで行くと共に、
同じ戯曲の小さな役から大きな役へ移行する例は珍しいです。
舞台人としての確実なキャリア、テレビなどに置けるキャラクターの圧倒的な演じ分け、
皆さんは「ナオミとカナコ」の中国人社長、李 明美をご覧になりましたか?
圧巻の中国人像を造形した確かな演技力……。

冒頭にも書きましたが、鳴り止まない拍手、舞台に駆け寄る人々……。
そして何より「頑張って!」の声援。これからも女優道を極めて欲しいです。


2016年10月4日


ブノワ。


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category: 天井桟敷の人々。

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結城美栄子個展……The Owl and the Pussy-Cat。 

 

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暑い夏も一段落……。
一足早く、芸術の秋に相応しい展覧会に行って来ました。
六本木はAXISビルにある「SAVOIR VIVRE」で開催されている、
結城美栄子さんの陶人形展「The Owl and the Pussy-Cat」です。

先ずは初日に駆け付けました。
いい作品はアッと言う間になくなってしまいますからね。
今回はエドワード・リアの「フクロウと仔猫ちゃん」がモチーフになっています。

仔猫とフクロウが空豆色のボートに乗って航海に出るはなし。
少しばかりの蜂蜜と沢山のお金を5ポンド札に包んで……。

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元々、結城さんがよくもチーフに使う猫とフクロウも、
こうして一つの詩で括るとまた新たなストーリーが見えて来ます。
擬人化された猫とフクロウ、それぞれに物語があり、
見るものに想像力を働かせ、遥か遠くの世界に誘います。

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一緒に行った友人は会場の一番奥に飾られた「ブルームーン」に釘付け。
早速、お買い上げとなりました。店舗に飾るそうです。
きっと、壁に掛けた時の効果や、お客さまの反応が見えたに違いありません。
僕は猫の小さなお面を購入……これはまた今度お見せしますね。




The Owl and the Pussy-Cat : Edward Lear

Went to sea,
In a beautiful pea-green boat.
They took some honey and plenty of money.
Wrapped up in a five pound note.
The Owl looked up to the stars above,
And sang to a small guitar.

"O lovely Pussy! O Pussy, my love,
What a beautiful Pussy you are,
You are,
You are!
What a beautiful Pussy you are!"


Pussy said to the Owl
"You elegant fowl,
How charmingly sweet you sing.
O let us be married, too long we have tarried,
But what shall we do for a ring?"


They sailed away,
For a year and a day.
To the land where the Bong-tree grows.
And there in a wood a Piggy-wig stood,
With a ring at the end of his nose, his nose, his nose,
With a ring at the end of his nose.

"Dear Pig, are you willing
To sell for one shilling your ring?"
Said the Piggy, "I will"

So they took it away, and were married next day,
By the Turkey who lives on the hill.
They dined on mince, and slices of quince.
Which they ate with a runcible spoon.
And hand in hand, on the edge of the sand.
They danced by the light of the moon,

The moon, the moon,
They danced by the light of the moon.



それから会場の反対側に素敵な器を扱うスペースがあります。
オーナーの確かな目で選ばれた美しくて使い勝手のいい器たち。
お小遣い程度の値段で素敵な器が手に入ります。
料理を作ってから器を選ぶのではなく、先ず、器ありきで料理をするのも一興です。
料理をする楽しみがさらに倍増すると言うものです。
僕はチョッと思うところがあって、高橋禎彦さんのコップと、
工藤和彦さんの片口小鉢を譲って貰いました。
それはまた今度、いずれかの機会にお見せ出来ると思います。

10月10日まで開催されています。どうぞ皆さんも足を運んでみてください。
会場には殆ど毎日結城美栄子さんとご主人の猪野佳久さんが詰めていらっしゃいます。
遠慮せずに感想など、お話ししてみてください。凄く喜ばれると思います。
また、こんな作品が欲しい……相談してみてください。
以外に、注文制作ってしてくださるものです。


「SAVOIR VIVRE」
東京都港区六本木 5-17-1 AXIS ビル 3F
Tel : 03-3585-7365/Fax : 03-3585-7400
営業時間:11:00 〜 19:00
水曜定休日(水曜日が祝祭日の場合は営業)


2016年10月2日


ブノワ。


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