「めくみ」……運命を感じました。 

 

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縁とは本当に不思議なものです……。
僕が金継ぎ習っていることは、このブログでも折々に触れていますが、
教室は湯島のカウンターだけの酒処が休みの日にやります。
日曜、月曜、2日に渡って3回の教室を、それぞれ自分の都合で選択できるので、
笑っちゃうことに、お弟子仲間の顔も名前も今一分からないでいます。

1年半以上前のことだったかな……。
その日の教室に初めてお目にかかる男の人がいました(お弟子仲間は圧倒的に女性が多い。)
作業をしながら隣の席で聞くとはなしに聞いていた会話……。

何でも飲食店で働いているその方、Mさんは、
仕事の終わりが深夜を過ぎることがあるそうで、
そのまま頑張って朝まで起きていて、金沢まで飛行機を飛ばして極上の寿司を食べに行く……。
のだそうです(新幹線はまだ開通していなかった。)
お師匠さんも周りのお弟子仲間も「へぇ~っ!」ってなもんで、
ひとしきりその寿司屋のこと、どれだけ美味しいか、
また、ご主人の魚へのこだわり、仕入れにかける情熱に耳を傾けたのでした……。

いつか必ずこの寿司屋に行く……その時、そんな予感めいたものを感じたのが、
今日の写真の、すし処「めくみ」です。


宇奈月温泉での結城美栄子さんの朗読会に行くことを決めた時から、
一人足を延ばして金沢へ。さらに金沢の目的は兼六園でもなければ「金沢21世紀美術館」でもなく、
「めくみ」に行くこと……他のことは何も考えられない有様(笑)
金沢入りした午後に訪れた「金沢21世紀美術館」を早々に切り上げ、
ホテルで一休みしてから「めくみ」に出かけました。

当日の献立は……。

 カニ蒸し物
 ホタルイカ焼き
 刺身(あかにしがい、まこがれい、まぐろ)
 蒸しアワビ
 能登島の蒸し岩ガキの蒸し物
 のどぐろ焼き
 からすみあぶり
 握り(能登島ねつきのあじ、こはだ、あかイカ、甘海老、
 馬糞ウニ、赤ウニ、まぐろ巻き物、和倉温泉シャコ)
 玉子焼き
 岩海苔のお椀

 お酒は先ず冷たいビール。それから日本酒を2種類。
 名前忘れちゃった……朝日酒造のものと加賀、山中温泉にある松浦酒造の「獅子の里」。


うぅ~む、美味しいっ!高い評判なことはあります。
凄いなぁ……と、思ったのは、ご主人の道具。
包丁やターコイズで出来た握りのナイフ……ピッカピカなんです。
当たり前かもしれないけど、道具がキチンと手入れされている……それから清潔な俎板ね。
さらに気持ちがいいのは大将の美しい手!艶々で水が丸く弾かれています。
チョッと前にニュースになりましたよね。
ニューヨークの寿司屋で寿司を握る時に手袋をすると言う条例が出来たって……。
衛生面を考慮して?アホじゃなかろうか!手袋して握った寿司なんか僕は食べませんよ。
衛生面が心配なら手をこまめに洗えばいい。そう思いませんか?

ご主人とお話ししていて、ものを作るもの同士の共通点を見付けました。
無駄をギリギリ削ぎ落としたものに真の素晴らしいものがある……と、言うこと。
美しいもの、美味しいもの、世の中全ての優れたものは余分を排除したものなんです。
ご主人の魚へのこだわりは皆さんが驚き、感服する点なのでしょうけど、
僕は「めくみ」の酢飯にとても感激しました。
今まで食べたどの寿司屋の酢飯よりも固めだったんです。
そして、ここには書きませんが、ある特徴ある握り方により、
魚との一体感が凄かったのです……。
ご飯の炊き方を少し教えて貰いました。え?それは書かないのか?って?
書きませんとも。折角教えて貰ったのです。まさに目からウロコね。


「めくみ」を教えてくださったMさんに感謝、感謝です。
実は物凄い偶然だったのですが、1年半ぶりに教室でMさんにバッタリ。
数日後に「めくみ」に念願叶って行くことをお話しすると、

 「えっ……19日ですか?昼?夜どっちですか?」

何と、Mさんは僕と同じ日の昼に行くことになっていたそうです。
Mさんは一月に一回、わざわざ金沢に通って来るのだそうです。
「めくみ」のご主人が何にもましてありがたいと仰言っていましたっけ……。
石川の極上の寿司のことを聞き、いつか必ず訪れると運命を感じ、
そしてまた、教えてくださった方と同じ日に行く運命……赤くて太い糸を感じます。

次は親友を連れていきましょう。きっと喜ぶこと受け合いです。
そう言う大事な親友がいる人生もまた宝です。


今、チョッと旅に出ています。
お返事等、遅くなりますのでご了承くださいね。



2016年6月30日


ブノワ。


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category: バベットの晩餐会。

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北陸にて……。 

 

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 「美術館で朗読会やるから来てね!」

 「行く!行く!行く!」

今から遡ること半年。
女優の結城美栄子さん宅で二つ返事でOKしたものの、
会場になる美術館も、その美術館がある場所も上の空でした(笑)
だって、鴨鍋が超美味だったんだもの(笑)
後々、確認してみれば、会場の美術館は「セレネ美術館」
富山は宇奈月温泉にあるそうです……。
ま、半年先ですからね。早速、予定帳に大きく○をしました。
話が具体的になり、よくよく地図を確認してみれば、
な、な、な、なんと!宇奈月温泉は金沢のチョッと手前ではないですか!
俄然、旅の妄想が広がります。折角です、金沢まで足を延ばしてみよう!
今日は宇奈月温泉での様子などをば……。

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結城さんご夫妻と予定を擦り合わせ、パーカッションのMさんと新幹線で待ち合わせ。
朝から駅弁とビールでございます(笑)だけど早いですねぇ……新幹線。
子供の頃に長野の田舎に帰るのに特急で4時間以上も掛かっていたのが嘘のよう。
黒部宇奈月温泉駅には主催のNさん御一家が総出で迎えに来てくださいました。
地元で獲れる美味しい魚でランチを済ませ、チョッと海岸を散策。
ブノワ。さん、初日本海でございます。
晴れていましたけど銀色ですね……冬は暗いんだろうなぁ。
紫色のマメ科の何か……丸い石がゴロゴロの海岸にビッシリ。本当に植物は逞しいです。
驚いたのはね、立山から湧き出る水が街中の水汲み場からふんだんに湧き出ているの。
昔ながらのタイルの水汲み場がステンレスにリニューアルしてピッカピカの清潔に。
冷たくて美味しい!自然の恵みって本当に凄いですね。
Nさんが経営しているカフェで暫し休憩、こちらには薔薇園が併設されていて、
二番花が美しく咲き乱れていました。ここまで来て薔薇の写真を撮るとは思わなかった(笑)

さてさて、物見遊山はここまで!
美術館に行って朗読会のリハーサルです。
同時開催の陶人形の展示は素敵に飾り付けが終わっていましたので、
早速、会場の小ホールに出向いてギターやパーカッションの設営と、
照明や音響の調整、そして4本読む作品を軽く流して読み、
楽器との合間、その他、諸々の調整をして終了。
宿に入り、その晩は皆で素晴らしい海の幸でテーブルを囲んだのでした。

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翌朝は、皆さん珈琲がないと朝が始まらないタイプなので(笑)
駅近くのカフェ「モーツァルト」へ……。
何とも例えようのない美味しいサンドイッチに感激。
僕は恒例吉例の朝の散歩と洒落こみました。

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宇奈月温泉街には様々な作家の27体のブロンズ像が設置されているそうです。
地図を見ながらブロンズ像を探し、撮影して歩くと丁度、街を一周することが出来る寸法です。
27体全部はお見せしません……えっ!これ?って言うのもありますから(笑)
長閑ですねぇ……小さな個人商店にスズメのお客さまです。
小さいのにね、頭いいですよね。ちゃんとご飯があるところを知っている……。

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人で賑わう温泉街の一方、既に廃業した温泉宿も目だちます。
時代の趨勢ですかね……新幹線がもたらした光と陰……。

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昼に一旦、宿に集合しランチ。
皆さんは東京からのお客さまの対応もあるので、
僕は一人プラプラ小一時間ほど山道を歩き、宇奈月ダムの外れにある「とちの湯」へ……。
青いダムに映る深緑の山々と白い雲、遥か向うの山間にトロッコ電車。
あちらから双眼鏡で見たらバッチリ見えるでしょうねぇ(爆)
程よいお湯と湯上がりの冷えたビールの旨いことよっ!(笑)
カラッと晴れていますからね、ビールのアルコールなんてスグに飛んじゃう。

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そうそう、行きの一本道で野性の猿の群れと遭遇しました……。
その数、ざっと40~50匹ほど……よく見ると生まれたばかりの、
まだ小さい子猿が父猿の背中に乗っかり、母猿のお腹にブラ下がっています。
ですから実際の数はもっと多いのでしょうね……。
チョッとコワい顔したので親猿にはカメラ向けられなかった。
一瞬、お互いに走る緊張。道は一本道、猿は子連れ……。

 「半ズボンが似合う美青年、山道で猿に襲われる!」

まるで美輪明宏の「毛皮のマリー」のオーディションのような惹句が浮かび、
新聞を飾るニュースの見出しが浮かんじゃいました(笑)
僕のノーベル賞受賞やアカデミー賞受賞の記事なら大歓迎だけど、
猿に襲われて新聞沙汰はイヤだものねぇ……。
辺りを見渡し、もしもの時に何か武器になるものがないか探しちゃいました(笑)
危険ですもんね、生まれたばかりの子供を連れた動物って……。
でもね、後で聞くところによると宇奈月の猿は大人しいそうです。
お互いに右側通行で、どちらからともなく道を譲り、
決して目を合わさず素知らぬふりで(笑)無事にやり過ごしました。
思えば、それまでの道にやけに沢山の糞が落ちていると思ったんです。
熊ではないし鹿でもない……鹿はもっと黒くてコロコロ。
もしかして猿もコワかったのかも……デカい熊に遭遇したって(爆)

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さて、いよいよ朗読会です。
実はもっと小さい会場を予定していたのですが、チケットの売れ行きが凄くて、
急遽、もっと大きなホールに会場が変わった経緯があります。
いやいや、結城さんの朗読、とても良かったです。
登場人物になりきり、それぞれに声色が変わります。
チョッとした一人芝居、演劇を観ているよう……。
今時の若い俳優たちによるナレーションの下手さ加減に愕然としていましたから、
(朗読とナレーションは違いますが……。)矢張り、本物の朗読に感服した次第です。

盛況に終わった会の後は場所を蕎麦屋に移して打ち上げです。
スタッフの皆さん、地元の有識者の皆さん、とてもフレンドリーで、
アッと言う間に夜も更けるのでした……。

翌朝は名残惜しんで一人、金沢へ……。
時間もあることだし、検索してみると新幹線だけではなく、
在来線でも金沢に行けるじゃないですか。
東京~金沢を新幹線で往復すると決して見られない景色……堪能しました。
金沢のあれこれはまた日を改めて……。


今日の1枚目の写真は、今回の個展と朗読会用に、
先日の足利で撮影した結城さんのポートレートです。

主催のNさん御一家……本当にお世話になりました。
一から十まで世話になりっぱなしで恐縮至極、
お陰さまで素敵な滞在になりました!


2016年6月28日


ブノワ。


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真に価値ある友人……「高太郎」にて。 

 

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大好きな店があります……。
大好きな友達がいます……。
そんな仲間と囲むテーブルは格別です。
先日のこと、なかなか予約が取れない渋谷の「高太郎」に行ってきました。
なかなか取れないと評判が立っていますが、要は1ヵ月先の予約しか受けないので、
急に電話しても数日後の予約が無理というだけ。遅い時間帯なら入れることもあるし。
早めに計画を立てて電話をすれば大丈夫です。

今回の「高太郎」……いつも穏やかで頭が良くて大好きなKさんと親友Tくん。
それから前々から連れていきたいと思っていた「ルーシーグレイ」のお2人
まるで女優のような美貌の奥方M嬢と、ガーデン系のオバサンたちに、
いつも名前を呼び捨て&連呼され(苦笑)散々なご主人Hさん。
太古の恐竜並みに食い意地の張ったあけの6人でした。
「ルーシーグレイ」のお2人には、少し前から仲良くして貰っていて、
何回か食事をしましたが、車で出掛けて来ることが多いので、
園芸店界きっての人気者のご主人が酒を飲めなくなってしまいます。
美しい奥方はいつも辺りを憚らずグビグビなんですけどね(笑)
やっぱり「高太郎」は酒飲みの店……そんな感じもあります。
是非、お2人にゆっくりと心置きなく酒を楽しんで貰おうと企画した今回の食事会……。
先ずは料理の数々を御覧ください。

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本当にいつ行っても季節感あふれて美味しい料理の数々。
お通しの豆の煮浸し。毎回季節ごとに組み合わせの野菜が変わります。
そして「高太郎」の代名詞、メンチカツね!
これは米俵くらい大きなものを食べたいくらい(笑)
こってりコクがあるグラタン、あぁ、洗面器くらいデカいのを食べたい!
今の季節ならではのとうきびのかき揚げ。
〆の炊き込み御飯……思い出しただけでホッペが落ちそう(笑)

さて、親しい仲間と楽しく会話をしながら一時を……。
と、言いたいところですが、とんでもない大事件が起こりました!(笑)
な、な、な、何と!その肝心要の主役の2人が来ないのです!
待てど暮らせど来ない……場所が分かりづらいと言われる「高太郎」ですが、
今はスマートフォンで検索も簡単&正確ですからねぇ……でも、もしもと言うこともあるので、
初めてお使いを仰せつかった小学生でも分かるように道順をメールしてあります。
あれぇ……真面目におかしい……何だかイヤな予感……。
待ち合わせの時間から10分が過ぎました。
こうなるとやっぱりおかしいです。何かあったのね、きっと。
電話してみました……プルルルルルルルル……。

 「・・・・・・・・はい!もしもし!」

あっ!出た(笑)
色黒ハンサムのご主人が出ました。

 「もしもし?大丈夫?」

 「ハイ、大丈夫です。今、車を停めましたから。」

・・・・・・何だか変です。
遅れていることについて何も言いません。
声も余裕のヨシコちゃん的な落ち着き(笑)
ははぁ〜ん……これは最悪の事態かも。

 「あのさ……今日だよ、分かっている?」

 「・・・・・・今日?あれぇ?明日じゃなかったでしたっけ?」

夫婦2人してスッカリ日にちを間違えていたみたいです(笑)
残念ですけど、仕方ないですね……こう言うこともあります。
主役2人が欠席では場が盛り上がらないかもしれないけど、
また新たに段取りすればいいか……お楽しみは取っておけばいいか……。
「ルーシーグレイ」はゴージャス系園芸店なので、
8月は丸々1月休みを取るそうだし……またその時にでも。

急遽、4人になりましたが、美味しい料理に舌鼓。
楽しくおかしく時間が経って行きました……。


ここからがこの記事のテーマです。
ビックリしたことに、そろそろ〆のご飯でもと言う頃になって、
な、な、な、な、何と!2人がヒョッコリと姿を見せたのです!
電話を切ってからわざわざ着替えて飛んで来たのでしょう……。
「ご挨拶だけでも……。」って、チョッと驚いちゃいました。普通は来ませんから。
電話口でゴメンなさいをして「また今度宜しく!」で済ませるでしょう。
後日、改めてお詫びのメールをくれる人もいるかもしれませんが、
普通は電車を乗り継いでわざわざ渋谷まで出て来ませんって。
隣町に住んでいるなら話しは分かります……でも、軽く1時間はかかります。
お綺麗な奥さまは慌ててお化粧もしたでしょう。眉も描き、口紅も塗ったでしょう。
雨でしたけど、豪華な衣装合わせもしたでしょう。
何だか却って悪くてねぇ……2人の会話が聞こえて来るようでした……。

 「大変!今、ブノワ。さんから電話があった!」
 
 「えっ?なんだって?」
 
 「『高太郎』は今日だって!」

 「えぇぇぇぇぇぇ……大変!……嘘!どうしよう……行かなきゃ!」

 「え?行くってどこへ?」

 「『高太郎』に決まっているじゃない!」

 「えっ!これから?」

 「そうよ、これから!」

 「だって雨降っているし……。」

 「うぅん、これから行くの!だって、行かなかったらズゥ〜ッと言われるよ!」

 「そっか!ズゥ〜ッと言われるよねぇ……1年くらい?」

 「うぅん、5年は言われると思う。」

 「5年かぁ……もしかして10年くらい言われない?」
 
 「10年?うぅん、死ぬまで言われそう!絶対言われる!」

2人して慌てて飛んで来たんだと思います(苦笑)
死ぬまでなんて言いませんって。たまにチビチビ?(苦笑)
時折、思い出させるくらいには持ち出すかもしれないけど(爆)
生憎、人気店の「高太郎」のことです。2人のキャンセルを言った途端に、
スグに席が埋まってしまいましたから、一緒に楽しむことは出来ませんでしたけど、
元気そうな2人の顔を見られて本当に良かったです。
そして、真にお付き合いする価値のある2人だと言うことを改めて実感。
普通は来ませんって。日時を勘違いした友達が100人いたら、
ゴメンなさいを言いに来る友達なんて1人もいませんって。
時間に遅れる、ドタキャンなんて日常茶飯事のヤツらが多い中(笑)
こんな律儀な人たちって初めて。チョッと2人を見直しました。

僕らはスグに食べ終わりましたので、改めて2人に連絡を取り、
中華でお腹一杯、饅頭買ってご機嫌の2人とセルリアンタワー東急ホテルのバーで待ち合わせ。
短い時間でしたけど、シャンパンを開けて楽しい時間を持てたのでした。
僕の大事な友達のKさんを紹介出来たし、有意義な一時だったかな。
今日の1枚目の写真は40階のバーからの眺め……雨に煙る大都会は幻想的。
心温まるエピソードに驚くとともに、またの再会を約束して別れたのでした。


2016年6月26日


ブノワ。


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あら、傷付いた?(苦笑) 

 

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 「今の言い方はさすがにキツすぎませんか?」

暫し固まりました(笑)
友人と食事をして、チョッと飲み過ぎ、タクシーで帰る車中でのこと。
スマートフォンを見ようと思い、覚束ない指で電源を入れ、
暗証番号を入力しようと思った時のことでした。
どこをどう触ったのか分からないのですが、
自動音声入力「Siri」が起動したみたいです。

 「ご用件は何でしょう?」

 「・・・・・・・。煩いなぁ……。」

 「話しかけてください。聞き取っています…」

もう一回聞いてきます(苦笑)
僕は機械とお話する趣味はないし、少々、酔っていたので、

 「煩い!」

と、スマートフォンに向かって声を荒げたのです。
そうしたら冒頭の台詞をスマートフォンが喋ったのです……。

 「今の言い方はさすがにキツすぎませんか?」



チョッと固まりました。
あら、傷ついた?(笑)何だかチョッと可哀想になっちゃった(笑)
僕はスマートフォンが抗議したと言うより、チョッと傷ついたようなニュアンスに思えたんです。
いやいや、凄いですね。スマートフォンに人格がある?(苦笑)

 「ピーピーピーピー……。」

アラームで警告、またはお知らせなんて当たり前で、

 「お風呂が沸きました。」「追い焚きをします。」

 「装置の取り外しは~データが壊れる恐れがあります。」

 「その階には停まりません。」

最近、機械が喋ったり機械に叱られることがしばしば(笑)
でもビックリしました。機械が傷ついたこと言うのは初めて(笑)
随分前に「アイボ」でしたっけ?いましたよねぇ。
今や家庭用のロボットが普通に手に入るようになりましたが、どうなんでしょう……。
家に帰って来て誰もいないのがそんなに淋しい?
ロボットでいいんだ……ロボットに慰められる?(苦笑)
とうとうそこまで来たかって言う感じもします。
ロボットが人間の代わりになって危険な仕事や、
単調な作業をするのは凄いなぁと思うけど、
人の心の空白を埋める対象としてはどうなんでしょう……。


昔、親友(女性)の先輩(これまた女性)が言ったそうです。

 「○○さん、ハムスター飼うようになったらお仕舞いね!」って。

ハムスターは猫でも犬でも構わないんですが、
要は小動物を飼うようになったら結婚が遠退く……。
そんな打ち解けた仲間同士の冗談なんですが、
今、流行のハリウッドの近未来ものやSFの傑作「2001年宇宙の旅」の「ハル」みたいに、
コンピューターやロボットが人格を持ち、人類を襲ってくる……。
そんな荒唐無稽な絵空事て思っていたことが、俄かに現実味を帯びてきましたね。
機械やロボットが入ってはいけない領域……。
例えば、車の自動運転とかね。そんなものもあると思うんですが……。
アレってもしも故障していて人を轢いちゃったらどうするの?
誰が責任とるのかな……。


今日の写真はある駅で見掛けたペッパーくん……。
誰もいない時でも1人で喋り続けていました。
何か話し掛ければいいのかな?通り行く人たちは珍しげに取り巻くだけ。


2016年6月24日


ブノワ。


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♪ 月がとっても青いからぁ……。 

 

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 「♪ 月がとっても青いからぁ……。」

 「えぇ……そんな歌、知りませぇ~ん……♪遠回りして帰ろ。」


何ぁ~んだ、知ってんじゃん(笑)
ポールのパーティでお腹一杯食べ、お酒も入り、旧交を温め、
月夜の道を菅原都々子になった積もりで、目一杯のビブラートと裏声で合唱(笑)
いえいえ、オン・タイムではありませんよ。でも知識と教養として菅原都々子は知っているし、
調べなくてもキッチリと「都々子」の漢字が出て来るもんね。
月を見れば必ず「♪ 月がとっても青いから」のメロディが浮かぶ……日本人ですから(笑)

さて、明々と暖炉の火が燃えている宿のリビングに4人で陣取れば、
折角の旅、未だ夜も早いこともあり、白ワインを1本頼み、
ゆったりと燃える火を見ながら歓談していると……。

小さな男の子がチョコチョコこちらにやってきました。
多分4才くらい?どちらから話すでもなく、自然に会話が始まりました。
僕らはポールのパーティでお腹一杯になるであろうから夕飯は頼んでいませんでしたが、
丁度、2組の宿泊客が夕食のテーブルを囲んでいたのです。
初老のご夫婦と、もう1組、若いご夫婦が乳飲み子(女の子)と、件の男の子を連れて……。
大人にはゆっくりと旅先の美味しいディナーでも、
子供にとってはお腹一杯になってしまえば落ち着きがなくなります(笑)
テーブルを離れ、フラフラしているところに僕らが帰って来たと言う訳です。

 「ボク、お名前は?」

 「お腹一杯食べたの?」

男の子……仮にSくんとしましょう。
Sくんは物怖じすることなく僕らの輪の中に入ってきます。
可愛いですね。未だ小さいのに自分の言葉でキチンと話ができる。
僕はパーティの余興のマジシャンが作った白い風船で作った猫を男の子にあげました。

 「これ、猫には見えないよぉ?」

確かに、確かに(笑)
宿のご主人がマシュマロを持ってきてくださり、暖炉の火で炙って食べました。

 「ホラ、Sくん、食べてみな。甘くて美味しいよ。熱いよ、気を付けて。」

 「これは胡桃だよ。ホラ、手でこうやって簡単に割れるの。爪楊枝で刺して食べてみな。」

小さな男の子との暫しの交流……楽しかったです。
僕は男の子の写真を撮りましたから、お母さんにお話してアドレスを聞き、
後日、写真のデータをお送りしました。旅先のチョッとした出会いと心温まる思い出……。


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さて、翌日……。
親友Tを清里の駅まで送り、
カメラを持ってプラプラ散歩がてら「萠木の村」まで戻ってきました。
朝のガーデンは非常に気持ちがいいです……目をチョッと先の方に向けると、
4~5才くらいの女の子が2人、白詰草が一面に生えているところで一心不乱に何かをしています。
1人は白詰草の小さなブーケを。もう1人は白詰草を編んで髪飾りを作っています……。
丁度、通り道だったので声を掛けてみました……。

 「おはよう!可愛いお花だね。」

そうしたら、2人の女の子は挨拶もせずにサァ~っと走り去って行くではありませんか……。

チョッとね、驚いちゃったのね……。
何、何、怪しげなオジサンに見えた?何か顔に付いている?
こちらが礼儀正しく挨拶しているのに無視して逃げる?……可愛くないですね。
全て親の教育なんでしょう。知らない人と話しちゃいけない。
知らない人とお話するとさらわれちゃう、事件に巻き込まれちゃう……。
はいはい、はいそうですか。もっとも子供も挨拶ができないのかもしれないけど、
親も同じく挨拶できないのでしょう。全ては親の教育だから。
余計なお世話、人様の子育て、教育に対してくちばしを突っ込むつもりは毛頭ないし、
どんな子育てをしようとカラスの勝手なんでしょうけど、
そう言う子供たち……挨拶も出来ない子供は絶対に幸せにはなれません。
ブノワ。さん、断言しちゃう。人の道の基本は、優しい気持ちで相手を思いやること。
そして、人と人の付き合いの第一歩は挨拶です。挨拶も出来ない人間はアウトです。
違うでしょうか?そう言う子たちは焼きたてのマシュマロを暖炉の前で食べることも、
世の中には指で二つに割れる胡桃があって、中の実は何だか苦くて、
大人の味がすることも知らないで大きくなります。
熱々のマシュマロ?胡桃?そんなの知らなくて結構毛だらけ……なのでしょう。
でも、その小さな記憶、思い出の積み重ねが小さな引き出しとなって、
後々に人格が出来ていく……僕はそう思います。

何だかドンヨリしちゃいました。楽しかった旅が何だか台無しになったようなね……。

挨拶一つでイメージがガラッと一変することもあります。
先日、訪れた足利市。朝起きてカメラを持って恒例、吉例の散歩と洒落こんだ時、
ホテルの近くの旧市街が残る一角で、プラプラしていると、
向こうからジョギングをする一人の青年が……20代後半くらいでしょうか、
僕と擦れ違いざまに一言……。

 「おはようございます!」

驚いちゃいました。普通は挨拶……しませんよね?
カメラを持ったこっちはどう見ても旅行者、方やジョギングで息が切れている……。
慌てて挨拶を返し、青年が走り去る方を振り替えると、
破顔一笑、白い歯を見せて青年もこちらを振り返り軽く手を挙げていました……。
僕の中で足利市の評価がグググゥ~んと上がったのは言うまでもありません(笑)

犯罪に巻き込まれることと、知らない人と挨拶をしない、
話さないことは全くの別次元のことだと思うのです。
ここで教育論を戦わせる気はないのですけどね……。
東京の中心部、所謂、高級なマンションや住宅が軒を並べる地区、
そこを走るバスの中でよく見かける行為。
通学の小さな子供たちが降りる時に運転手に向って大きな声で、

 「ありがとうございました!」

一声、運転手さんに挨拶をして降りて行きます。
運転手の反応はそれぞれ。慣れた様子で「気を付けて!」と、言う人、
恥ずかしそうに会釈する人……でも、その胸の中に小さな何か、
温かい灯火のようなものが芽生えるのではないでしょうか。
その子供たちが目の前で何か大事に遭った時、
手を差し伸べて救うこともあるのではないでしょうか……。
バスを降りる時に挨拶をする……おそらく通っている学校の教育方針なのでしょう。


翌朝、Sくんはもう一組のご主人にクワガタを採って貰い、
得意満面で皆に見せた後、また2人で裏の雑木林に入って行きました。
素晴らしい一夏の想い出、そうやって人と接することを覚えるのです。

教育方針なんて星の数ほどありますが、
先ずは挨拶くらいしましょうよ。何にもまして、初めの一歩だと思うのですが……。


2016年6月22日


ブノワ。


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シンプリーガーデンへ。 

 

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「臺眠」で昼食の後は車を飛ばして「シンプリーガーデン」へ。
丁度、1年前に塚原邸の翌日に訪れて以来です。
同行の2人の友達は薔薇を中心とした庭の仕事をしています。
最盛期のガーデン、どんな感想を持つのでしょうか。
確実なのは、ただ写真を撮るために訪れる僕と、
庭の仕事を生業としている彼女たちでは見る観点が違うハズ……興味津々です。

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今年もまた、名前を聞きそびれましたが、ワンちゃん出迎えてくれました。
(ジャスミンと言うそうです……。)
エルムレスなど、高低差を絶妙にコントロールしたガーデンには様々な植物が植えられています。
様々な色のポピー……色彩も、ハッとする差し色がそこここに……。

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ガーデンの中央に大きく揺さぶりたいほどたわわに実ったジューンベリーが……。
薔薇が特別扱いされずに、他の植物と同等なのも好感が持てます。
清楚なゲラニウム……思わずレンズが向きます。
今度は枯れ枯れの晩秋か冬にでも来てみたいです……。

車を返しがてら「萠木の村」で一休み。天気もどうにか持ち、
それぞれが様々な思いを胸に帰京の途につきました。


2016年6月20日


ブノワ。


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早起きは三文の徳……吐竜の滝から山梨銘醸へ。 

 

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早朝4時30分に目が覚めます……。
明るくなると目覚めるのはニワトリ並か?(笑)
三歩歩くと記憶がなくなるのはニワトリ並みだけれど……(苦笑)
自分的には愛らしい小鳥と思いたいのですが、
一風呂浴びて、カメラを持って、恒例、吉例の早朝の散策と洒落こみます。
こちらは本物の小鳥の囀りが耳に気持ちいいです。
山の空気は気持ちがいいですね……吸い溜め?(笑)思い切り深呼吸。

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宿の傍には美味しいパン屋がありました……。
何故こんな所に?何故、我が家の近くにないの?(笑)
「Megane」では朝食や美味しそうなランチもやっているそうです。

仕事で一足先に帰京するTを駅まで送り、宿までの道を写真を撮りながら歩きます。

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昨日は気が付かなかった光景が目に飛び込んで来たり、
光線が変わることで魅力的に見えて来る風景も……。
朝食の時間は8時から……ギリギリに戻り、美味しい朝食に舌鼓です。

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さぁて、レンタカーを借りて本日の小さな旅と参りましょうか……。
先ずはスグ近くの「吐竜(どりゅう)の滝」を目指します。

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はぁ……森の中はヒンヤリとして気持ちがいいですねぇ……森林浴とはよく言ったものです。
僕は鈍い質なので、マイナスイオンかどうかはよく分かりませんが、
兎に角、ヒンヤリとして気持ちがいいです。
滝の周りで写真を撮ったり、暫し、ゆっくりした後は、車を飛ばして「山梨銘醸」に向います。

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本日のランチは併設の「臺眠(だいみん)」です。

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塩麹で漬けた甲州豚肉を戴きました……うぅ~む、美味!
勿論、お酒も戴きましたとも。ここで飲まずしてどこで飲む?(笑)
お土産に塩麹を購入。早速、キッチンで役立てようかな。


2016年6月18日


ブノワ。


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ポール・スミザーの庭。 

 

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先週末、深緑の清里は「萠木の村」に行って来ました。
今回の目的は、ポール・スミザー主催の「GARDEN ROOMS」の、
創立20周年記念のお祝いと、そのパーティに出席するためでした。

メンバーは誘ってくれた親友Tと、気心知れた女性2人の4人です。
人数も限られているので、今回は物見遊山なオバサンたちではなく(笑)
独立して薔薇を中心の庭の仕事をしている友人たちを誘いました。
パーティの他に、丁度、見頃を迎えた「萠木の村」でのポールのガーデンツアーの参加も楽しみの一つ。

三々五々、特急「あずさ」に乗り込み、いやがおうにも期待が膨らみます……。
先ずは今回の宿「カントリーイン・オーチャードハウス」に早めでしたけどチェックイン。
荷物を預かって貰い、身軽になってポールのガーデン・ツアーに参加です。

時間が経つのは本当に早いです……。
ポールの仕事を紹介したNHKの「プロフェッショナル」を見たのは数年前になります。
その舞台になった「萠木の村」を実際に歩くのですが、

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はじめ、全く気が付かなかったんです……。
番組の中で、ポールが光を取り込むために枝を落とした大きな樹や、
大きく育つことを前提に、花壇にポツリポツリと植えられた植物たち。
それらがモリモリと大きく育ち、枝を落としたお陰で、日当りがよくなり、
樹一面にビッシリと花を付けた山帽子……それらが番組の中で、
紹介されていた場所だと気付くのに可成りの時間を要しました(苦笑)

ポールの話を聞いているといつも感じるのは、
人も植物も、いえいえ、この地球上に命を授かって生きるもの全てが、
等しく平等であるということ。その世界観が物凄く素敵です。
人間が常に中心である僕らの常識を大きく揺さ振ります。
前にも書きましたが、ポールは「観察の人」だと思うのです。
イギリス人と言うこともあるのでしょうか、
そのチョッぴりシニカルな目線に独特のユーモアが混じります。
特に植物を擬人化して語る日々の作業のあれこれが笑いを誘います。
アッと言う間のガーデンツアーは、大勢のファンに囲まれて盛況のうちに終了でした。

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暫し、宿で休憩の後は、暖かくしてパーティに参加です。
食べきれないほどの料理と美味しいワインに舌鼓。
ポールのバンジョーとスタッフの方によるのツィターによる演奏もあり、
アッと言う間に素晴らしい夜も更けたのでした……。


20年……。
ようやく日本の園芸がポールの考えに近づいてきたかのように思います。
花、花、花……花ばかりを追い求める庭ではない、
植物や石など、その地域の気候や産地に拘った庭作り。
日本もイギリスも世界に名だたる園芸大国です。
その両国の懸け橋となるポールの庭作り……。
これからも素敵な仕事を期待したいです。


2016年6月16日


ブノワ。


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マクベスに思う……。 

 

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シェークスピアの四大悲劇……。
「マクベス」「リア王」「ハムレット」と3つ来て、間違えやすいのが、
4つ目に「ロミオとジュリエット」ではなく「オセロー」が入ります。
僕は「ロミオとジュリエット」を入れて五大悲劇でもいいと思うのですが……。

その四大悲劇の中でも「ハムレット」と並ぶ人気作、
「マクベス」の最新映画版を見て来ました。
マクベスにマイケル・ファスベンダー、マクベス夫人にマリオン・コティヤール。
当代きっての人気俳優です。「IMDb」でざっと調べると、
マクベスだけで174もの作品が映画化、テレビ化されています。
そうそうたる役者陣がマクベスを演じ、日本でも翻案の「蜘蛛巣城」で、
三船敏郎がマクベス(鷲津武時)を、山田五十鈴がマクベス夫人(鷲津浅茅)を演じています。
優れた戯曲が垣根を取り払い様々な方面に影響を与えたいい例です。

映画を観終わって、非常に残念だったのは、
マクベスもマクベス夫人も狂気が全く伝わって来なかったこと。
魔女の予言、さらにマクベス夫人にそそのかされて主君を討ったマクベス。
マクベス夫人はそのマクベスと同じか、
それ以上に欲に目が眩んだ女の成れの果てを演じなければいけません。


「マクベス」……★★★★★……50点。




さて、先日惜しまれながら亡くなった蜷川幸雄……。
僕が彼の作品で一番最初に観たのが「NINAGAWA マクベス」でした。
初演ではなくて、津嘉山正種のマクベス、栗原小巻のマクベス夫人。
帝国劇場の舞台を巨大な仏壇に見立てたセット。
冒頭、魔女(老婆)が巨大な扉を開くシーン、栗原小巻の圧倒的な狂気。
舞台を観始めたばかりの青年には驚きの連続でしたが、
その後、蜷川作品に興味を持たなかったのは何故でしょう……。
「NINAGAWA マクベス」から亡くなるまでに、なんと6本の作品しか観ていません。
「にごりえ」「欲望という名の電車」「七人みさき」「元禄港歌 ー千年の恋の森ー」
それから「KITCHEN」「タンゴ 冬の終わりに」のみ。
「にごりえ」は非常によく出来た舞台でした。樋口一葉の作品のオムニバス。
それぞれのパートの俳優陣が精一杯の力演で、とても良く、1本の作品として纏まっていました。
浅丘ルリ子がブランチを演じる「欲望という名の電車」は珍品だったなぁ……。
スタンレーを在日朝鮮人に置き換え(これはなかなかいい趣向だと思った……。)
同じく帝国劇場の舞台を巨大な蝶の標本箱に見立てていました。
何と言っても登場人物が少な過ぎましたね。これでもかって言うくらいの大人数を舞台にあげ、
人海戦術で見るものを圧倒する蜷川作品ではなかった。
他の6本も、僕を可愛がってくれていた女優さんが出るとか、
今は超売れっ子になりましたが、当時はまだまだ無名で、
可愛がって応援していた俳優くんが出ているとか……。
そんなこんな、チョッぴりお義理の観劇で、自分から蜷川作品と言うことで観に行ったことは皆無です。
僕の琴線に触れなかったんですね……蜷川作品だから素晴らしいって言うこともないし。
ただ、演出家の名前が冠で作品につくのは凄いことだと思います。
ただし、演出家はあくまでも陰の存在。主役は矢張り役者だと思うのですが……。

今、日本に信頼の置ける演出家が何人かいますが、
蜷川幸雄みたいな演出家は2度と出て来ないことも事実。
一世を風靡した彼の演出スタイル、日本の演劇も随分と様変わりしましたが、
彼が蒔いた種が見事に発芽し、美しい花を咲かせることを心から願います。


2016年6月14日


ブノワ。


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冴子の独り言。 

 

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 「不倫、不倫ってウルサいわ……。」

目の前のオツムの軽ぅ〜い真二がいつから聖人さまになったのか、
今、世の中を賑わせている芸能人の不倫騒動を熱く糾弾している……。
曰く、人の道に外れる、子供が可哀想……はいはい。
今の冴子の独り言は聞こえなかったようだ。アッと言う間に自分の世界に舞い戻る冴子……。

 「不倫ねぇ……いいじゃない、別に……。
  そんなに騒がれちゃったらアタシなんてどうするの?(苦笑)
  今まで不倫じゃない恋なんてしたことないわ……。
  しょうがないわよね。だって、一々、知り合った男に結婚しているかなんて聞くぅ?
  折角、お互いいい気分になっているのに興ざめじゃん。
  中には指輪外しているズルい男もいるし。指輪の痕がクッキリ(苦笑)魂胆丸見えよね?
  そう言う男の考えることは1つだから、こっちも割り切って遊ぶ訳。
  子供が可哀想?そりゃぁ可哀想だ。でも仕方ない、そう言う親の元に生まれたんだから。
  それに、親が不倫したって何したって、真っ直ぐに育つ子はキチンと育つのよ。
  自らの不幸を親の不倫や家庭不和、親の離婚のせいにしちゃいけないよ。
  そんなことより、ハァ、アタシも幸せになりたい……。
  そのために金かけてエステや美容院に通って身体を磨き、
  高い化粧品買って何時間も掛けてメイクするんだもん。
  外見じゃなくって性格が大事?そんなの分かってる。
  言葉はキツいけど、アタシってすっごく優しいもん……料理だって出来るし。
  キツい下着や洋服を息を殺して着るのだって男の目を惹くため。
  結婚にあぐらをかいてダラしない生活しているお気楽な主婦とは違うのよ。
  でも、バカな男たちから巻き上げた金で整形しまくって、
  もうどうにもこうにも収集つかなくなっちゃった。
  この前、真二から巻き上げた30万で整形したんだけど、
  ついつい欲が出てアゴも少し細くしたら見事に失敗……縄文式土器じゃん!
  整形がエスカレートしたこのお顔をマジで綺麗と思う男なんていなくてさ、
  いくら化粧で誤摩化しても、そんなもんに騙される男なんてただのバカ。
  睫毛のエクステだって付け睫毛だって、そんなもんマヤカシ。男だって騙されるほどバカじゃない。
  騙されているフリして狙っているのよ……だからアタシも騙されたフリして遊ぶ訳。
  そうやって美しく装った冴子さまに言いよる男たちって大体がまともじゃない。
  アタシ、どう贔屓目に見ても素人には見えない……バッリバリの玄人じゃん。
  一目でこっちの素性を見抜いて近寄って来るんだもん。
  アタシってどうやって見ても、割り引いて考えても普通のお嬢さまには見えない訳。
  男たちのお目当てはたった一つ……冴子さまのこの豊満なボディ!
  そんなこと分かっているけれど、アタシっていつから清純さを失ったんだろう……。
  ウォンビンのお嫁さんになりたいってマジでお星さまに願ったあの頃が懐かしい……。
  今更、石原さとみにはなれないし……つい遠い目になっちゃう。

  それにしても何故、皆さんあぁも謝罪するの?別にしなくていいんじゃない?
  不倫で謝罪していたら、この冴子さまなんて一生地面に頭擦り付けていなきゃ(苦笑)
  アタシは絶対に謝ったりしない。アタシの辞書に「謝罪」と言う文字はない。
  だって不倫なんて当たり前、二股?三つ股、四つ股、そんなの常識じゃん。
  そこのエラそうなこと言ってるオバサンだって、スーパーに行って、
  どのトマトが美味しそうか手に取って値踏みするじゃん。
  オバサン、オバサン、ダメだよ、トマトを指で押しちゃ(笑)
  それって、冴子さまが男のシャツの上からサッと胸をお触りして筋肉確かめるのと一緒だよ(爆)
  男もトマトもキャベツも一緒!少しでもいい「品物」GETしなきゃ。
  エラそうなこと言っているけど、反対にアタシが二股かけられることだって日常茶飯事。
  そんなの一々語ったら「千夜一夜物語」だよ。
  大体、いい男って出会った時は必ず誰かのものになっているのよ。
  何の魅力もないバカな女に引っかかっちゃってさ。スグ子供出来ちゃって……勿体ない。
  いい男でフリーだなんて、そっちの方がかえって怪しいわ。
  不倫、不倫ってそんなにウルサく言うのなら、
  お歯黒でも復活させればいいのよ、バッカみたい!」

アタシが上の空で聞いている内に、真二はどんどんエスカレートし、
今度は都知事のことを熱く語っている……。

 「あんたバカ?いつから舛添になったの?(苦笑)
  だけど本当にあんたって浅い男だよねぇ……最近、磨きがかかってる。
  ピッカピカの浅はかさ。どうしたの?いきなり「第三者」とか「精査」とか(苦笑)
  あんたの中にない言葉なんか使わない方がいいよ。お里しれるよ。
  だけど冴子さん、頭に来ませんか?俺たちの血税!……だって?
  ってさ、あんた税金滞納してんじゃん(苦笑)
  えぇえぇ、分かるわよ。アイツのしたことは決して褒められることじゃないし、
  耳にタコが出来るほど聞いたわよ、せこいしみみっちいって。悲しいくらいよ。
  フンっ!でも冗談じゃない。誰だって叩けば少しはホコリが出るんじゃないの?
  おエラい政治家の先生になれる人なんて1人もいなくなっちゃう。
  この冴子さまなんか叩かれたらホコリだらけだよ(苦笑)
  政治家なんて皆同じだよ。そんなこと言っていたら誰が都知事になれるって言うんだい?
  誰だって脛にキズ持ってんじゃん?この冴子さまなんてキズだらけ(苦笑)
  法に触れないように?あら、そんなのアタシの十八番じゃん。
  アタシだって法に触れないギリギリのところで生きてんのよ。
  もうキズだらけ。耳の後ろには結構、目だつ整形の痕もある……。
  要は、やり方がヘタクソなのよ。エラそうな顔して威張っていたから集中砲火。
  しかしこれだけ嫌われているヤツも珍しいよねぇ……。
  頭悪いのよね。毎日〜テレビをつければあの顔!(怒)
  もうあの辛気臭い顔は見飽きたわ(苦笑)
  中国服?習字?バッカじゃないの?アタシだって中国服くらい持ってんのよ。
  そうよ、チャイナドレスで男にシナ作ってお酌するといいのよ(笑)
  でも、コワい世の中になったわね……中世の魔女狩りね(苦笑)
  そんなことよりもさ、アタシが一番驚いたのは、
  五輪を招致した猪瀬がコケ、辞めて代わりに舛添が都知事になった時、
  話しを聞いていると、東京五輪の2020年まで知事を勤め上げるつもりでいたって言うこと。
  有り得ないわ……まさかこんなことになろうとは思わなかったけど、
  どんだけ面の皮が厚いのって思ったわよ。アタシなんか聞いた瞬間思ったもんね、
  「無理!無理!」って(笑)五輪の頃にアンタはいないって(爆)
  だけど凄いわね、あれだけ何時間もボロクソ言われて人格否定されて平気なんだから。
  この冴子さまも兜を脱いだわ、見上げた根性、物凄い鉄面皮。
  見習わなくっちゃ!都民の税金チョロまかして私腹を肥やす舛添と、
  男をダマして小銭を稼ぐ冴子さまと……どっちもどっちだけど、
  アタシの方が生き方としては上等だよね?身体張って生きてんもん(笑)


リクエストが多いです。過去2回の記事。
たまにはいいかな?冴子さまの口を借りて毒舌ね!
しかし例の第三者の弁護士先生も凄いですよねぇ……久しぶりにテレビ見て笑っちゃった。
次はどうなるんでしょう……誰が知事になっても同じような気もするのだけれど、
あの大坂の人と雑誌社を襲撃した人は止めて欲しいです。
真面目にそれだけはイヤ。勘弁願いたいです。


2016年6月12日


ブノワ。


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category: 向き向きの花束。

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