自分にしか出来ないこと。 

 

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 「あなた、絶対にやりたくない仕事はなに?」

多分、僕と同じ年の女性のお客さまに聞かれました。
由緒正しいお宅の奥さまで、僕のお客さまとしては個人的な方。
そのお宅ではいつもいつも作業の時間よりも、終了後のお茶の時間の方が長いのです(笑)
話は多岐に渡ります。音楽、美術なでの芸術全般から食物のこと、時事問題等……。
仕事に行っていると言うよりは、お話しに行っていると言った方がいいかも(笑)
冒頭の質問に至ったのは、僕の仕事が困っている人の手助けになって、
感謝され、いつも最後にはお礼を言われていいわねぇ……。
奥さまがしみじみ仰言り、ハタと思い出したように質問されたのです。

少し考えてしまいました。絶対にしたくない仕事……何だろう。
僕は暫くしてからこう答えました。

 「誰にでもできる仕事かな。それから迷惑メールみたいなもの……。
  見られることもなく、即、ゴミ箱行きのメールを作るとか……。」

 「あら……ウチの主人と同じこと言うのね(笑)」

する価値のない仕事、なくてもいい仕事はしたくありません。
替えのきく仕事は真面目にしたくありません。
一生懸命に作ったメールを「迷惑メール」と呼ばれ、
開けることなくゴミ箱に入れられてしまうなんて寂し過ぎます。
僕にしか出来ないこと、そしてお客さまに喜ばれる仕事をしたいです。
僕以外の人にでも出来ることは……いたしません。
そう大門未知子なのです(笑)

よく「職業に貴銭なし」と言う言葉があります。
身体を動かし、汗して働くことは等しく価値があります。
精一杯、身体を動かし、1日を満足をもって終わる……。
最近はこの「精一杯」と言うのが格好悪いと言われる風潮があるようです。
そこそこでいい。そこそこ幸せであればそれほど望みはしない……。
頑張る姿って格好悪い?若いのに何とも諦めきった発想じゃないですか。
若いうちはがむしゃらに働いてナンボだと思うのですけど……。
チョッと気に入らないとスグに会社を辞めちゃう。
自分には合っていないから?イヤな上司がいたから?
まだ何も成していないのに何をか言わんや、バッカじゃないのって思います。
辞めるのは簡単です。そしてもっともっと悪い方に流れて行く。
意に染まなくてもいい、がむしゃらに頑張って、
一つ結果を出してから辞めても遅くないのでは?
一番最初に就職して、人生を賭ける価値のある仕事が見付かる人なんていません。
皆、何度も失敗を繰り返して、ようやく自分だけの仕事を見付けることが出来るのですよ。
他の人には出来ない自分だけの技術……達成感、満足感は計り知れないです。
その上、お客さまに感謝されればこの上ない幸せですよね。

話しがチョッとそれましたかね。
絶対にしたくないことと言えば、例えば芸能レポーターの類……。
先日、若くして亡くなったタレントが退院した時、クリニックの外で待ち構えていて、
マイクを突き付け、遺書のこと、お墓のことを聞いたレポーターがいたそうです。
この破廉恥な、ハイエナともゴキブリとも言えるような所業。
ハッキリ言って人間以下ですね。人間の皮を被った獣かな。
例えに使ったらハイエナとゴキブリに失礼かも。
このレポーター、訃報に接して何と思ったのでしょうか?(苦笑)
生きているうちに話しを聞けて良かったとでも思った?
犯罪の被害にあった方々や、天災で家族や家を失い、
途方に暮れている人々の鼻先にマイクを突き付ける……。

 「今、どんなお気持ちですか?」

バッカじゃないの?ムナクソ悪くなるとはこのことです。
それは、したくないというより出来ないですよね。人間としてね。
レポーター……いくら仕事とはいえ可愛そうな連中です。
上司に「行け!」と言われて泣く泣く赴く人もいるでしょうけど……。
どんなに食うに困っても、人の弱みに付け込んだり、騙したりしてお金は稼ぎたくないです。

騙すと言えば……犯罪まがいのことをしてまで金を稼ぎたい?
いますよね、ごくごく普通に人を騙せる人って。
企んでいないからこそコワいって言うのもあるんですが……。
僕の知っている人でもいましたよ。弁護士を立てられそうにまでなった人(苦笑)
人生の大先輩が長の歳月を掛けて培った知識を、言葉巧みに取り入り、
甘言を弄して騙し取り、あたかも自分の知識のようにして、
商品開発して販売して金を儲けた人……僕の知人にいるんですよ、実際に(苦笑)
まぁ、犯罪って仕事じゃありませんからね。これまた人間以下と言うことで……。


写真は若くして亡くなった方、
それから「おいしゅうございました。」……。
食の大切さを教えてくださった上品な方に手向けの花……。


2015年9月29日


ブノワ。


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MORO craft。 

 

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シルバー・ウィークが終わりました……。
何がシルバー・ウィークだ!……と、思っている人も多いでしょうね。
普段通りに仕事の人、さらにサービス残業の人、
休みとは名目ばかりで仕事を家に持ち帰っている人……。
丸々連休を取れても、家族サービスでかえって疲れちゃった人(笑)
本当に景気はいいの?アベノミクスって一般の僕らには関係ないみたいに思えます。

僕も普通に仕事でした……22日の昼まで。
さぁて、1日半空いた……どうしましょ?そうだ!栃木に行きましょう!
早速、行きたい店の休みを確認してからホテルを検索して1部屋取ります。
栃木と聞くと、友人たちは何やら遠い所と思うらしいのですが、
浅草から特急スペーシアで1時間チョッと、居眠りしている暇もありません。
下手に都内をウロウロするよりも早いのです。

先ず、ホテルにチェックインする時間も勿体ないので、
いつも栃木に遊びに行くと訪れる「MORO craft」に小走りで(笑)
ここは凄く素敵な店なんです。まだオープンしてそれほど時間が経っていないのですが、
訪れる度に品揃えが充実して来ています。本当、目を見張るくらいに充実しています。
古今東西……和洋、古いものと新しいものが自然に解け合う品揃え。
飾ってよし、使ってよし、必ず何かしらいいものが見つかります。
実用的なものが沢山ありますからチョッとした旅のお土産にも最適です。
いつも感心するのは、壁面を使ったディスプレイが非常に上手いこと。
スッキリと、そして品物を魅力的に見せています。飾り方の参考にもなります。
お願いして写真を撮らせて貰いましたのでご覧下さいね。
85デブで取りましたから、なかなか引いた写真がないのですが……。

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この日の戦利品はフランス製の古い額縁と、
スパンコールでできた花の小さなコサージュ。
これは裏側の細工がなされていないので、
プレゼントした人に自分でやって貰いましょう。
安全ピンで留めるだけだから誰でも出来そうです。
さぁて、誰にあげようかな……良い子にしているのは誰かな?(笑)


2015年9月26日


ブノワ。


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そして友人は椅子から転げ落ちた……。 

 

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僕らの世代は非常に恵まれた時代に生まれたと言っても過言ではありません。
何故なら、アナログとデジタルの端境期に青春時代を過ごしたからです。
恵まれた時代と言うのは、要するに、アナログとデジタルの両方の良さを知っていると言うこと。

先日、若い友人と話していて驚いてしまったのですが、
彼は26才、フィルム・カメラを触ったことがないそうなんです。
物心付いた時からデジタル社会……他に音楽も然り、レコードは触ったことがないそうです。
デジタルは確かに便利です。こんなに簡単に出来ることを、
今まで有り得ないほど時間を費やしてやっていた……そう思うこともあります。
電話一つとっても物凄い進歩ですよね。ポケベル知っている人どれくらいいるでしょう。
僕の一番最初の携帯電話なんて、今の家の電話の子機よりもデカかった(笑)
便利な反面、デジタル社会の怖さもそこここに見え隠れします。
実態のないものに依存する怖さ……01010101010101010101……。
デジタルのデータなんて一瞬で消えちゃいますもんね(苦笑)
そこへ行くと、紙に書かれたものだったり、フィルムに残っていれば何とかなる。
見えない先に深い暗黒の闇のような恐怖……そんなものも感じます。

その若い友人にフィルムで撮影した写真がどんなものか、
今のデジタルの写真とどう違うのか聞かれました。
一言で言ってしまえば、アナログの写真は和紙に早川雪舟が墨の濃淡で描いた山水画。
デジタルは2センチ角の小さなタイルで描かれた銭湯のモザイクの富士山の壁画。
アナログの写真は真空管のアンプで聴く極上のアリア。
デジタルの写真は安いラジカセで聞く音楽……そう説明しました。
実際、僕はデジタル・カメラで撮影した写真はプリントしません。
プリントするに値しないと思っているから。鮮やか過ぎるんですよねぇ。
どうしてもとせがまれて焼き増しして差し上げることはありますが、
どんなに良く撮れた写真でも額装して飾ろうとは思いません。
もっとも、モザイクは大分小さくなって来たし、
デジタル・カメラの画質も随分とフィルム・カメラに追い付いてきたとは思いますが……。



さて、閑話休題。
巷はシルバー・ウィーク真っ只中です。
昔のシルバー・ウィークって確か11月の文化の日あたりじゃなかった?
誰が勝手に決めた?なぁ~んて訝しく思うのは僕だけでしょうか(笑)
メールなどで打つ時は面倒臭いので、ゴールデン・ウィークを「GW」と省略するように、
シルバー・ウィークを「SW」と打っていてハタと膝を打ちました。
「SW」って、「スター・ウォーズ」の略じゃん!(笑)
「スター・ウォーズ」と言えば、そろそろ新作が映画ファンの話題を独占しつつあります。
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」12月18日に日米同時に公開らしいですね……。

1977年(日本は半年も遅れて1978年)……「スター・ウォーズ」は公開されました。
海のものとも山のものとも分からない宇宙もの……。
最初の邦題は「惑星大戦争」が候補だったと聞きます(苦笑)
僕らは何の知識も持たずに映画館の暗やみに座り、そして、ビックリ仰天、
文字通りに椅子から転げ落ちる驚きを味わったのです。
今にして思い返せば、映画史の分岐点になった作品だと言っても過言ではない「スター・ウォーズ」。
ルーク・スカイウォーカーと言う一人の青年が成長して行く過程を通して、
愛情、友情、責任……僕ら、人間が生きて行く上で最も大事なこと、
全てのことがストーリーに盛り込まれています。
ルークを取り巻く個性的なキャラクター。無頼のハン・ソロ、じゃじゃ馬のレイア姫、
巨大なチュー・バッカ。そして圧倒的な悪の存在であるダース・ベーダー。
悪役からドロイドの全てに粒だった個性を盛り込んだ造形の素晴らしさ……。
全9作に出ると言われている、絶妙のコンビ、C3POとR2-D2、
黒澤 明の「隠し砦の三悪人」の百姓の太平と又七がモデルになっています。
そこにはジョージ・ルーカスの映画界の大先輩である黒澤 明に対する尊敬と、
オマージュが愛情タップリに盛り込まれているのも魅力の一因です。
今、巷を騒がすデザイナーの戯言などお話になりません。
ジョン・ウィリアムズのテーマ曲に心浮き立ち、巨大なスター・デストロイヤーに驚愕したものです。
さて、ビックリ仰天した僕らのさらに度胆を抜いたのは、
「スターウォーズ」が実は、全9作の内の第4作目だという事実!
ファン全員が狂喜乱舞したことは言うまでもありません。
そう言えば、タイトルに「Episode Ⅳ A New Hope」とあったっけ……。
そして、さらに驚いたことに、完結する6話に繋げる、
第5話「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」の作品としての圧倒的な完成度!
ストーリーが途中から始まり、しかもお話が暗くて終わらないと言う中途半端な第5話を、
名匠アーヴィン・カーシュナーがその職人的な腕前で第一級の作品に仕立てあげました。
映画史を紐解いても、第1作より第2作の方が出来がいい作品は数えるほどしかありません。
「スター・ウォーズ」「ゴッドファーザー」「マッドマックス」……。
いやが上にも盛り上がる第3作……「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」。
僕的にはここら辺りからチョッと暗雲たちこめた感がありました……。
あの小さなクマね!イウォークが出てきた辺りから何やらイヤな予感がしていたのです(笑)
可愛いって言う人もいるけれど、いきなりマンガになっちゃうんですよ。
ルーカスとかスピルバーグって子供っぽい部分が出るとダメなのね。
ラストは小グマも入り乱れての大団円……果たして本当にそうだったのでしょうか?(笑)

全9作とアナウンスされていた「スター・ウォーズ」シリーズが、
次の3作、全6作にて制作終了と聞いてガッカリしたファンも多かったです。

 「生きている間に全部、観られるかねぇ!」

なぁ~んて冗談を言ったものですが、
僕の中では一抹の不安がなかったと言えば嘘になります。
続く「スター・ウォーズ/ファントム・メナス」「スター・ウォーズ/クローンの攻撃」、
そして「スター・ウォーズ/シスの復讐」……。
ハッキリ言っちゃうと3本纏めてクズです(笑)壮大な失敗作。
こうして文章を書くにあたっても、一々、調べないとタイトルすら出てきません。
ストーリー?全く覚えていません(爆)だって、真面目に詰まらないんだもの。
3本合わせても印象に残るシーンが一つも思い出せません。
ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、リアム・ニーソン……全く使い切れていないです。
何がダメかって、いつも口を酸っぱくして書いている「人間が描かれていない」んです。
「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」から「スター・ウォーズ/ファントム・メナス」までの16年間に、
映画の世界、特殊撮影の分野でも急速にデジタル化が進みました。
それも、進んだだけじゃなくて、素晴らしい成果を伴って……。
兆しは「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」辺りから見えていましたね。
急速に発達したデジタルの技術に溺れ、映画に何が一番大切であるかを忘れて来た……。
殆どの映画作家はデジタルで描ける限界がなくなったことに狂喜乱舞。
面白いおもちゃを与えられた子供さながら、特殊撮影にうつつを抜かし、
肝心要の人間模様が描けなくなった……どんな風に爆発するか、
どんな風にスクリーンに危機的な状況を作り出すか……それが最大の関心事。
気が付いた時には人間の「心」なんてどこかに置き忘れて来ちゃった!
何もデジタルが悪いと言っているのではありません。
第1作の「スター・ウォーズ」の時には出来ないことだらけでスタッフは頭を働かせました。
ありったけの知恵を絞り、カメラを開発し、想像力を廻らせて破格のシーンを撮ったのです。
先に「椅子から転げ落ちた」と、書きましたが、
事実、ラストのデス・スターの攻撃シーンで椅子から転がり落ちたのは僕の隣に座っていた友人(笑)
デス・スターの溝に反乱軍のX-ウィングが突入するシーンで、
観客の目線になったカメラが溝にググぅ〜っと入って行ったのです。
そして、友人は見事にテアトル東京の椅子から転げ落ちた……(笑)映画人の知恵の勝利ですね。


人間が描かれなくなったのは「スター・ウォーズ」シリーズに限ったことではありません。
残念ながら今の映画界全般に言えることだと思います。
特殊撮影は物語を本物に見せるための手助けでしかないのですよ。
特殊撮影が主役になってはダメなのです。主役はあくまでも人間なのですから。
果たして12月18日公開の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」は?
一抹の不安を持つのは僕だけでしょうか?
監督がJ.J.エイブラハムって言うのが一縷の望みだったりします。
老体に鞭打って出演するハリソン・フォード、マーク・ハミル、
そして一番最初は、あんぱん姫とか揶揄されたキャリー・フィッシャー……。
是非とも格好いいところを見せて欲しいです。格好良く撮って欲しいです。


今日の写真は先日訪れた奥湯河原の「Kitchen by Ito Style」の玄関先のロボット。
洋食屋とR2-D2まがいのロボットのミスマッチが面白かったです。
はぁ、巨大なミレニアム・ファルコン号の模型が欲しい……。
何だかんだ言って、とても楽しみではあるのです(笑)


2015年9月22日


ブノワ。


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Kitchen by Ito Style。 

 

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はぁ……ポッカリと予定が空いちゃいました(笑)
9月のこの忙しい時期に珍しいんですが、相次いで仕事の予定が延期になり、
丸々4日間も空いちゃったのです……何だかムンムンしちゃいます(笑)
ムクムクと頭をもたげる脱出願望(笑)ムラムラしてくる失踪願望……。

 「そうだ、温泉に行こう!」

決まったのがギリギリだったので、
いつもお世話になっている箱根の「福住楼」は満室……さて、どうする。
久しぶりに栃木の「Cafe Bazzard」に夕飯を食べに行くか、
それとも日光か鬼怒川?でも、先日の大雨で今だにスペーシアは運休しているし……。

地図を見ていてハタっ!と思い当たりました。

 「そうだ、湯河原にしよう!」

ヒマを持て余していた親友と行ってきました、奥湯河原へ。
さて、宿はどうする?「じゃらん」で条件を入力、あれこれしている内に、
地図を見ていたら、バスの終点の傍に「Kitchen by Ito Style」と言う店がありました……。
クリックしてホームページを見て即決でした。何とも美味しそうではありませんか!
予約が取れるかどうか電話して、

 「しまった!」

と、呼び出し音を聞きながら思ったのは、まだ忙しい昼時だったんです。
だけど、電話に出たスタッフ(後で考えたらシェフ?)の対応が非常に感じ良く、
これなら絶対に美味しかろうとウキウキしながら楽しんできました。


本来だったら、2人それぞれ前菜とメインを頼むのでしょうけど、
兎に角、2人とも全く決まらないんです。だって、どれも美味しそうなんだもの(笑)
結局、メインはそれぞれ頼み、前菜を4種類取って取り分けることにしました。
カウンターで盛りつけとかを見ながら食事するのは楽しいですね。

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どれも本当に美味しかったです。
メインは親友がハンバーグ・ステーキ。
僕はなぜか豚カツでした(笑)だって「洋食屋」を銘打っているしね。
横で不思議そうな顔をして見ていた親友が、

 「フゥ〜ん、こういう店では醤油は頼まないんだ……。」って。

僕、フライ、揚げ物は醤油派なんですよ。
待ち時間にに飲んだスパークリングと白ワインで昼から酔いどれ(笑)
迷いに迷ったメニュー、次は違うものを頼む気満々です。
チョッと東京から電車とバスを乗り継いで食べに行ってもいいかも……。
温泉は今一だったのですが(笑)極上のランチに舌鼓を打ち、
大満足で帰宅したのでした……って、温泉のレポートはなし!(笑)


2015年9月18日


ブノワ。


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幸せって一体……? 

 

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幸せって一体なんでしょう……。
いつかブログにちょっと書いたことがありますが、
ようやく実った種。風に乗って大空に舞い、
季節が巡ってようやく発芽したと思ったらそこは道端の側溝だった……。
薔薇の苗だって、買われて行く人によって随分とその後が変わりますよね。
大事に育ててくれて十何年もの天寿を全うする薔薇。
買って間もなく、アッと言う間にブラックフィンガーで枯れてしまう薔薇。
愛情をたっぷり貰っても、可愛がられ過ぎて枯れてしまう薔薇……。

猫もそうです。
野良猫の母親から生まれ落ち、短いながら自由を謳歌し、
4年から5年と言われる野良猫の寿命を全うし気ままな一生を送る猫。
また、高貴な血統と家系図を持ち、ペットショップでご大層な値段で売りに出され、
家猫として一生を上にも下にも置かない待遇で暮らす猫。
血統書と言うことで言えば、ブリーダーによって何回も何回も出産を繰り返され、
子供を生まなくなったら捨てられてしまう猫。その時はもう身体なんてボロボロですよね。
また、ご大層な血統書なんかない雑種だけれど、愛情をたっぷりと貰い、家族の一員として扱われる猫……。
猫も境遇に寄って、随分と幸せの度合いが違って来ますよね。
先日、テレビのニュースで見ましたが、飼っている小型犬をおびき寄せ、
近寄って来たところで足で蹴ったり、放り投げたりして虐待し、それをYou Tubeに投稿する人……。
その小型犬の怯えながらも飼い主に寄って行く姿を見て心が暗くなりました。



さて、今日の写真……。
僕の家の近くのお宅のワンちゃんです。もう老犬ですね。
日がな一日こうやって玄関先に繋がれています。
首に繋がれた紐……1メートルもありませんよね。ほぼ動けない状態です。
さすがに、夏の炎天下や西日が当たる時間帯には中に入れるみたいですが、
十分な運動はしているのでしょうか?健康状態はいいのかな?

また、近所で良く見かけるんですが、
初老のおじさんがリヤカーを引きながら空き缶等を集めて歩いています。
傍らには小型犬。僕、犬の種類はよく分からないのですが、多分、シー・ズーかな。
僕にはおじさんの境遇も分からないし、どういう経緯で犬を飼うようになったのかは分かりません。
元々、飼っていたのか、それとも、捨てられていた犬をおじさんが拾って一緒に暮らすようになったのか……。
シー・ズーはよちよち歩きながら、いつもおじさんのことを見上げています。
暑い盛りには、日陰でおじさんと一緒になって道端に座り込み休憩している姿も良く見かけました。
クーラーが効いた涼しい部屋なんかなくても、信頼しているおじさんと一緒に歩ける喜び。
ペットとして飼われ、散歩もままならず、玄関先に短いロープでつながれた犬と、
あまり恵まれているとは言えない境遇のおじさんに連れらた犬……どっちが幸せなんでしょう。
近所でよく見かけるものですから、ついつい考えてしまいます。

我が家の猫もそう、縁あって僕のところに来ましたけど、
果たして本当に幸せなんだろうか……たまにそう思うことがあります。
多頭飼いではなく、1匹で可愛がられたらもっといいに決まっている小芳とかね……。
幸せの感覚って違うのでしょうし、何が幸せなのか難しい問題ですけど、
たまにそんなことを考えてしまいます。


2015年9月16日


ブノワ。


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意外に……好きなのです(笑) 

 

ATSU7921 - バージョン 2
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先生は「にっ」っと目で笑い、嬉しそうな顔をしました。
この医者嫌いの僕が、唯一、全幅の信頼を寄せている歯科医院の先生……。
かれこれ30年以上のお付き合いになります。
先生が「にっ」っと嬉しそうに笑った訳は、
僕が「先生以外の歯医者さんに診て貰う気はない。」と、言ったから。

先生のところは初めて就職した会社の先輩に紹介して貰いました。
いつも淡々と、余計な会話はしない非常に腕のいい先生で、
先ず、歯医者が嫌いな人の100パーセントがそうであるように、
歯医者=痛い……それがないのです。スマートでスタイルがある治療。


僕の親友のZは大の痛がりです。
歯医者の先生のお決まりの台詞……。

 「痛かったら手を挙げて知らせてくださいね。」

Zはまだ治療が始まっていないうちに、

 「ハイっ!」

と、手を挙げてしまい。先生に、

 「ハァ〜い、まだ何もしていませんねぇ……。」

って言われてしまいます(笑)

よく言いますよね、歯医者が医師の中で一番テクニックの差が出る……と。
多分に医療の知識の他に、歯を削ったり型取ったりの、
所謂、技術者、職人的な技巧を要求されるからかもしれません。
先生に信頼を寄せるようになった切っ掛けは、
当時、バブルの残り火でチョッと羽振りが良かった僕は先生に言ってみたんです。

 「先生、今、既に入っている銀歯を、
  全部セラミックで焼き直して貰うことは可能ですか?」と。

先生は、ジィ〜っと僕の顔を見てから、

 「うぅ~ん、別に芸能界にデビューする訳じゃないんでしょう?
  綺麗に入っているし勿体ないですよ。それとも大口開けて歌でも歌いますか?」って。

……そして「にっ」っと目で笑ったんです。
セラミックにすれば儲かるのにね。そう言う欲のない先生でした。

僕が先生に好意を寄せる理由の一つに、
僕が大の歯医者好きって言うこともあるのかもしれません(笑)
大好きって言うのは語弊があるかな?出来れば行かないで済めばいい訳だし……。
治療全般、何とも思わないからでしょうか。全然、痛くないし。

 「ウィィィィィィィィ~ン!」
 
 「きぃきぃきぃきぃきぃきい……。」
 
 「ガリガリガリガリガリガリ……。」

例のこの世のものとは思えない不快な音(嫌いな人にはそうらしい……。)の数々、
別に何とも思いません(笑)大口開けて治療している内に寝ちゃって(笑)
ハッと気が付くと、ライトは消え、先生は隣の患者を治療中……なぁ~んて言うこともしばしば。
一番好きなのは、ホラ、あの、例の、あれあれ!歯石を取る時ね!(笑)
ふふふ……皆さん、盛大に、思い切り顔をしかめていますね?(笑)
あれって気持ちいいでしょう?きっと僕って真性の変態、どMなのかもしれません。
僕は痛がらず、大人しく、大きくお口を開ける模範的な患者なのです(笑)
初めて勤めた会社は15年で退社。以降、幾つかの仕事を渡り歩き、
住む所も2回ほど変わりました。でも歯医者さんはいつも同じ。
これからも先生以外の歯医者にかかるつもりはありません。

しかし先生、30年前から全く変わらないんです……。
初めてお目にかかった時、40才くらいとしても、もう70の声を聞いてもいいハズです。
ところが全く変わらない若々しいそのお姿は、白衣に眼鏡、大きなマスク、
最近は保護用の大きな眼鏡もしていて、目だけしか見ていないからかもしれません。
顔の一部しか見えないから、何となく「サンダーバード」の人形みたいなの(笑)
いつまでもお元気で、面倒を見てくださると嬉しいなぁ……。
これからもシッカリとお口のメンテナンスをお願いしたいもの!


2015年9月14日


ブノワ。


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温かい眼差し……。 

 

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季節はもう秋……。
何となく忙しかった8月はアッと言う間に終わり、
気が付けば台風シーズン真っ只中……日本の美しい季節の移ろいは何処に?(苦笑)

さて、暑い、暑いと文句を言いつつ、この夏はそれなりに通いました、映画館。
下手に家にいるよりも映画館の方が冷房が効いていて涼しいし(笑)
8月に観た映画は、「新午前10時の映画祭」にて、
「恋におちたシェークスピア」「八月の鯨」「王様と私」「ショーシャンクの空に」。
それから前に記事にした「ジュラシック・ワールド」と新作の「テッド2」です。
僕の映画鑑賞に対する姿勢……姿勢なんて言うと大袈裟かな?
どうしても守りたいものがあります。それは「映画は映画館で。」と言うものです。
家で見るビデオやDVDはもはや映画じゃないと思っているので。
猫は膝に乗って来る、トイレに行きたくなる……雑音が多過ぎます。
パソコンの27インチのモニターじゃ映画の醍醐味なんて伝わって来ないし……。
どうしても映画館で観られなかった場合は資料として見る分には仕方ないですが、
矢張り、映画は体調を整え、背筋をしっかと真っ直ぐにして暗闇に座りたいです。
何らかの都合で見逃した作品も、どうにかして映画館で観たい……。
そう思っていてついつい見逃している名作も多いです。
「新午前10時の映画祭」で観た4本はそんな作品の中の4本です。
我慢して映画館で鑑賞する機会を待って良かった……そう思える作品もありました。

先ず、順番に……「恋におちたシェークスピア」です。
僕、所謂、ハリウッドのヒキガエル系の女優って苦手なのです(笑)
ヒキガエルなんて書いちゃうとファンに怒られるかな?
この作品の主演のグイネス・パルトロウ、ケイト・ハドソン、
そしてヒキガエルの大御所、キャメロン・ディアスね(笑)
いえいえ、彼女たちの才能は認めつつ、その容姿がどうも好みじゃないって言うことなんですけど……。
グイネス・パルトロウはこの作品で、第71回アカデミー賞の主演女優賞を獲りました。
他の候補は「エリザベス」のケイト・ブランシェット、「母の眠り」のメリル・ストリープ、
「セントラル・ステーション」のフェルナンド・モンテグロ、
そして「本当のジャクリーヌ・デュプレ」のエミリー・ワトソンでした。
歴史が証明していますが、実は「エリザベス」のケイト・ブランシェットこそ、
この年の受賞に相応しいのではないか、僕もそう思います。
亡くなった三味線のお師匠が仰言っていましたが、名取りと言うのには二つの意味があるそうです。
一つは、それまで精進して来た芸の集大成として。もう一つは「これからも頑張りなさい。」的な、
そんな意味を込めてのもの。グイネスの主演女優賞は明らかに後者でした。
演技の技巧からすれば、メリル・ストリープやケイト・ブランシェットの方が数段上。
まぁ、グイネスはその年の旬の女優、勢いがあったと言うことでしょうか。
作品的には非常に楽しめました。共に助演賞にノミネートされた、
エリザベス朝の時代を題材にした作品、特にシェークスピア物は好きなのです。
ジェフリー・ラッシュとジュディ・デンチの達者ぶり。
特にジュディ・デンチ演じるエリザベス1世の機知とユーモアは特筆ものです。

お次ぎは「王様と私」……。
これは何度も何度もテレビの洋画劇場で放映されていましたが、
何となく縁遠くて劇場で初の鑑賞と相成りました。
ウゥ〜む、ユル・ブリンナーの王様とデボラ・カーの家庭教師ははまり役なんですけどねぇ……。
王様、死んじゃうんだ……あら、恋の病じゃなかったの?(苦笑)
デボラ・カーは好きな女優でした。「黒水仙」とか「ドーヴァーの青い花」とかね。
美しくて上品で……ソフィア・ローレン、シャーロット・ランプリング……。
強烈な個性が好きな僕にしては珍しいです(笑)
ユル・ブリンナーの禿頭が死ぬほど大好きな僕の友人に言わせると大傑作らしいのですが、
どうなんでしょう、文明、文化、思想、階級……それらの違いを乗り越えて、
理解しあう2人の話しとしては中途半端。ミュージカルとしては歌曲が弱いのも残念です。
だって「Shall We Dance ?」くらいでしょう、有名なのは?

さて、お次ぎは名作の誉れ高い「八月の鯨」。
映画界の伝説、リリアン・ギッシュと、その印象的なトレードマークだったベティ・デイビス。
老女優2人の演技合戦が評判になりました。ベティ・デイビスはその強烈な瞳が歌になったほどです。
その印象的な瞳に題材を取ったキム・カーンズの「Bette Davis Eye」は、
ビルボードで何と9週連続の第一位を獲得。良くも悪くもどちらかと言うと、
カントリーウエスタンだった、キム・カーンズのその後を決定付けた歌に歌われた瞳……。
そのベティ・デイビスを盲目の妹に配する慧眼!ただし、作品的には今一つの出来だったかな?
同じく老人を題材にした「黄昏」や「ウエストサイド・ワルツ」……。
両方ともアーネスト・トンプソンの作品なんですが、前者はキャサリン・ヘプバーンとヘンリーフォンダ、
後者は杉村春子の舞台で好評を博しました。共に老人に対する、人間に対する温かい目が印象的でした。
人間を見つめる温かい目線……それが名作の秘訣ではないでしょうか。
そうそう、ヒキガエルのグイネス・パルトロウが歌った「Bette Davis Eyes」なんて言うのもありましたね。
オリジナルのジャッキー・デシャノンのバージョンは全くの別物!
楽しみにしていた「八月の鯨」……凡作でした。
歴史に名を残す宝石を使って凡庸なデザインのネックレスを作っちゃった感じ。

さて、「ショーシャンクの空に」……。
「八月の鯨」でも書きましたが、この作品の最大の魅力は人間を見つめる視線が温かいこと。
主人公の他に色々な犯罪者が出て来ます。刑務所側の、所謂、正義の番人側にも悪党、小悪党がいます。
それらが皆、魅力的に描かれているのがこの作品の最大の美点です。
決して希望を失わないこと。決して他人のせいにしないこと……色々と教えてくれることもあります。
「ショーシャンクの空に」「ミッドナイト・エクスプレス」「パピヨン」……刑務所物に傑作が多いのは、
明日への希望、生きることへの渇望、自由を求めてひたすら突き進む主人公……。
それらが見事に描ききられていることが理由じゃないでしょうか。
今、「自由」って随分と間違った使われ方をしていますよね。
何が何でも好き放題することが「自由」なのではなくて、
社会の中で、ルールや因習の中で、規律を守り、ハミ出さないように、
自分らしさを失わないで生きるのが「自由」なんです。
「パピヨン」のラストシーン。自由を求めて絶海の孤島である刑務所から脱獄するパピヨンと、
島の中で菜園を作り、小さいけれど自由を謳歌するドガ……自由の意味は2人それぞれなんです。
決してくじけずに最後には自由を手にしたアンドリュー……。
そこに観客は、決して諦めることをしてはいけないと言う教訓を見いだすから傑作なのでしょう。
映画館で観られるまで待って本当に良かった……「ショーシャンクの空に」はそんな1本でした。

最後は最新作の「テッド2」……。
これ、勿論、第一作も観ているんですが、ただのお下品じゃないのね。
台詞なんかこのお上品なブログには一つも書けないほどの下ネタ連発なんですが(笑)
その下品の陰に、どこか知性を感じます。そこがこの作品の魅力じゃないでしょうか?
笑いました(笑)どこで笑ったかはここでは書けませんけどね……。


今日の写真は、その「テッド2」に因んで、北海道の「ロング・パリッシュ」のテディベア。
勿論、動きませんし、下品な台詞も吐きません(笑)麻薬もやらないし、
困ったちゃんの眉毛もない(笑)小さなベビーカーに乗っていました。


2015年9月12日


ブノワ。


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あるよね?体内財布……。 

 

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今から何年も前……って、30年近く前?(笑)
夏休みを利用して親友とサイパンに行きました。
毎年〜グァムに行っていて、たまには趣向を変えようと言うことになったんです。
昼間はビーチで遊んだり、マニャガハ島に観光に行ったり真っ黒になって遊んだものです。
食事ですが、ホテルのレストランだったり、地元のレストランを楽しみました。
一度、親友の友人でサイパン島の美容室で働いている女性と3人でテーブルを囲んだことがあります。
初対面でしたが、サバサバと気持ちのいい女性で、会話も弾み楽しい時間を過ごしたのですが、
会計の段になって、レストランのマネージャーがやって来て(確かホテルのレストランだった……。)
その女性に聞くのです。

 「お前は地元の人間か?」って。

女性が、地元の美容室で働いている旨を伝えると、
それならと言うことで出されたレシートを見て女性が一言……。

 「観光客とは値段が違うのよねぇ……。」

あるんですね、観光客の足下を見たボッタクリの構図。
話しは聞いていましたが、実際に自分がボッタクラレそうになったのは初めてでした。
3人はどう引っ繰り返してみても日本人なんですが、
彼女が地元で働いているから「土地の人間」と見なされたのでしょう。
3人とも観光客だったとしたら?同じ料理、サービスで値段が違うの?(苦笑)
東南アジアとかに行くと、ごくごく当たり前にありますよね、二重価格。
特に土産物屋とかがそうです。値段なんてないも同然。値切ってナンボ(笑)
値切ると言うことを絶対にしない僕は、友人に口を酸っぱくして言われましたっけ、
絶対に言い値で買ってはいけないって……そう言われてもねぇ(苦笑)
バリ島のビーチでTシャツをまとめ買いして値切った時の罪悪感ね(大爆笑)

このあからさまなボッタクリのエピソード……久しぶりに思い出しちゃったのは、
このところ立て続けに同じような目にあったから。しかも日本で(笑)


先ず、ついこの前のこと……。
友人たちに声を掛けて麻実れいさんの「夜への長い旅路」を観に行きました。
総勢14人、中には滅多に東京で約束出来ない大事なお友達もいて、
観劇後の食事をどうするかチョッと悩んだんです。初めての店にはお連れ出来ないし。
そこでいつも行きつけているイタリアンに電話して、終演後9時過ぎに14名で……お願いした訳です。
その時に、時間もないことだし、あらかたのメニューを頼んでしまいました。
ハムの盛り合わせ、魚介類のフリット、サラダ、ピッザ2種類、ニョッキとペンネ、
そして最後はお気に入りの豚肉と牛肉のグリルで締めると言うもの……。
予約した翌日だったかな?予約をしてくれた友人のところに連絡があって、

 「閉店までの短い時間で最後まで食べられるかどうか疑問です、他にお客もいるので、
  そこまでサービス出来るかどうか分からないのですがどうしましょう、etc、etc……。

そんな感じの内容だったらしいです。肉まで行かずしてどうする?(笑)
どうしましょうって、それって店側の都合でしょう?
無理にお願いして予定通りのメニューでやって貰うことになったのですが、
この話しを聞いて、僕の中には大きく「?」マークが乱舞したのは言う間でもありません。
客が一回転した9時過ぎに総勢14人で来店して、しかも、料理はあらかじめ決めて貰っていて、
時間もないことだし構わずダァ〜っと出してくれと言っている……。
店側としてはこんなに有り難いことはないではありませんか。
この不況のご時世に、客が2回転するなんて言うことは稀の稀。
短時間で10万円近い売り上げがある訳でしょう?
10万円の売り上げってさ、今時のお金を使わない女子2人の客が何組必要?
しかも、一品ずつではなく、数名の盛り合わせにして大皿で料理を提供出来れば、
量的な面で言っても、随分と店側にはお得になるハズなんです。

ま、いいです。テーブル2つに分かれて7人ずつ(これも僕的には納得いかない……。)
楽しく会話も弾み、初めての友人同士もスグに打ち解けて、素敵な時間でした。
料理も残すくらいに沢山出て来て良かったのですが、
会計の段になって大きく首を傾げてしまいました。
カードで清算した友人が「1人7000円でお願いします。」って……。
ほんのチョッとお高く感じたんです。いつもの値段よりも高いんじゃない?って。
後から聞いてもっと驚いたのは、実は1人8500円を越える額だったそうなんです。
会計をした友人が、それじゃぁチョッと悪いと言うことで、
1人7000円にして、残りは自腹を切ったそう……勿論、僕も半分出しましたけどね。
イタリアンで8500円は当たり前の部類ですが、いつもよりもお高く感じたんです。
その店、安くて美味しいって言うのが僕らの中の評価でしたから。
店のスタッフの感じもあまり良くなかったんです……イヤイヤ的な表情でね。
デザートも3〜4種類適当に人数分持って来て、後はお好きなのをご自由にどうぞって……(苦笑)
もう行きません。帰り際、取り敢えず次回の観劇後の予約をして来ましたが、
キャンセルして近くの極上の焼き鳥屋にしちゃいました。


もう一つ、これは久しぶりに驚愕したんですが(笑)
目黒区?世田谷区だったかな?人気の街からチョッと歩いたところにある隠れ家的なイタリアン……。
大親友のゴージャス・マダムに誘われて4人でテーブルを囲みました。
そのゴージャス・マダムとは住む世界が全く違うのですが、何故か気が会いいつも一緒です。
頻繁にご飯を食べに行ったり、旅行に行ったりね……不思議と馬が合う。
超ゴージャスなんですけど、感覚は普通なのね。そこがいいのかな?
マダムには言われていました。友人の誕生日なのでサプライズでお願いしますって。
悪いけど、費用は大体15000円見ておいてねって。

楽しい時間でした。僕は初対面でしたけど、その誕生日の方もいい人で、
和気藹々とアッと言う間に楽しい時間は過ぎたのですが……。
会計の段になってビックリ仰天しちゃいました……4人で約12万円弱だったんです。
12万と書かずに120000円と書いた方がいいですね(笑)ショック大きいもの。
1人30000円ですよ、30000円(苦笑)普通のイタリアンで30000円!
ワインは初めにシャンパン1本。それから色々なワインをグラスで15杯くらいだったかな?
酒代が30000円としても、あのコース料理で20000円超はないわ……。
料理はごくごく普通でした。美味しかったけれど、それ以上でも以下でもない感じ。
要は、ウワぁ〜っと弾ける何か、感動みたいなものは感じられなかったと言うこと。
体内時計じゃないですけど、自分の中にあるじゃないですか、体内財布って。
食べたものが大体どれくらいの値段かって……僕の中ではその料理は30000円ではなかった。
マダムも「あら?」と思ったのでしょう。値段を聞いて一瞬だけど固まったように見えました。
それでね、僕と親友に帰りのタクシー代を寄越そうとします。
普通はそんなことしないものね。住む世界は違うけど僕らは金銭的には独立していますから。
タクシー代を貰う気なんてさらさらないので丁寧にお断りしましたが、
マダムの体内財布も「これはおかしい!」と思ったに違いないのです。
ありますよね、自分が食べた料理、店構え、場所、雰囲気、スタッフのサービス……。
その店に関しての体内財布。そんなに外れないものです。

要するに、店の連中は知っているんですね。マダムがどういう方なのか。
所謂、セレブリティー……足下を見られているんです。明細なんか見せられないと思います。
ゴージャス・マダム価格なんですよねぇ。隣のテーブルのサラリーマンたちは幾らだったんだろう?(笑)
このところ立て続けに不明瞭な会計でビックリしちゃいました。

レストランの経営ってなかなか難しくて、
味がいいのは勿論なんだけど、客に「へぇ、そんなに高くないんだ……。」って思わせることが肝心。
お高くて美味しいのは当たり前で、美味しかったのにこんなに安いの?
そう思わせることが大事なんですよ。僕の大嫌いな言葉「コスパ」?
何故なんでも短縮する?(苦笑)コストパフォーマンスがいい店になることが必要だと思うんです。


写真は14人で訪れた店で随分と前に撮ったメインの肉のグリル。
野菜などの盛りつけも彩りよくとても美味しそうでしょう?
今回は豚肉と牛肉の真ん中にぞんざいにフレンチフライが乗っているだけでした。
ポテトがバラバラって……見た途端に思いました「あぁ、全然やる気ないな!」って。
料理って盛りつけが肝心じゃないですか。本当、やる気ゼロですよね。
早く喰って早く帰れ的なね……ハイハイ、帰りますとも、電車の時間だってあるしね(苦笑)
適正な値段じゃないこれらの店、もう行きません。
イヤだものね、ボッタクられるのは(苦笑)


2015年9月10日


ブノワ。


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悶絶サラダ。 

 

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今日の写真、このところお気に入りのサラダです。
名付けて「悶絶サラダ」(笑)そうですよ、悶絶するほど美味しいの(爆)

人間の味覚って大人になるに連れて育ちますよね。
子供の頃に嫌いだったものが食べられるようになる……。
食べられるだけではなくて、その良さや美味しさが分かるようになる……。
一般に、香味野菜は物凄く好き嫌いが分かれますよね。
茗荷、セロリ、セリ、パセリ、そして、山菜系もそうかな?
苦みがあるもの、匂いがキツいもの……大人になるとその良さが分かるようになる。
そして、嫌われ者の王者!最も嫌われ者とされているコリアンダー(笑)
コリアンダーを嫌いな友人……スグに両の手が一杯になるくらい数えられます(笑)
嫌われ者ですが、反面、大好物って言う人も多いです。
美空ひばりが圧倒的な人気を誇る反面、物凄く嫌われていたのと一緒。
僕はもう束でそのまま生で食べたいくらいに大好きです(笑)

バンコクの路地裏の思い出……。
屋台の麺売りのオバさんとお腹を抱えて笑ったことがあります。
タイでよく見かける移動の麺売りの屋台……。
米の麺、フォーみたいなものを湯がいて、お好みで具や調味料を入れて貰うんです。
ミートボールみたいなのや、スープがドピンクになる着色剤みたいなもの、
香辛料、砂糖、野菜……そして、コリアンダー!(笑)
僕は他のものはどうでもよくって、コリアンダーを沢山入れて欲しかったので、
言葉が出来ない僕は、コリアンダーを指差して、こう大きく腕を丸くした訳(笑)
オバさんも笑って腕を大きく丸くしてコリアンダーを指差し、
麺の上にてんこ盛りにしてくれました(爆)

コリアンダー、パクチ、シャンツァイ、中国パセリ……呼び方は様々ですが、
お店の人に「コリアンダーは大丈夫ですか?」と、聞かれ、
自分が忌み嫌い、大の苦手な「草」がパクチだと思っていた友人は、
「全然、平気ですよぉ!」と威勢良く言い放ち撃沈したと聞きます(笑)
欧米では果実を胡椒のようにガリガリやって使用することが多く、
アジア系の料理では葉が生で食されることが殆どですね。


さて、今日の「悶絶サラダ」……レシピはいたって簡単です。
先ず、山のようなコリアンダーを用意します。3〜4把くらいかな?
勿論、コリアンダーだけでも大丈夫、全く問題ありません。
コリアンダーだけの場合は、オリーブ・オイルとレモンだけのドレッシングでもOKですが、
今回は、チョッと嵩が欲しかったのでセロリとキュウリも入れました。
セロリが嫌いな人にも拷問かもね(笑)両方ともささがきにします。
一々、刻むよりもささがきの方が早いし、ドレッシングに良く馴染むような気がします。
ささがきが苦手だって?ホラ、鉛筆を削ると思えばいいんです。
ドレッシングは、ベースにオリーブ・オイル、そこにレモンの絞り汁1個分、
ナンプラー、胡椒、醤油少々、そして、コリアンダーの茎の部分をみじん切りにして入れます。
レモンを搾った時に果実も包丁でこそげ落とし、無農薬だったら皮もみじん切りにして入れましょう。
コリアンダーは根の部分も使えますからこちらもみじん切りに。
この世の中、無駄なものは何もないのですよ(笑)
この日は余っていたマッシュルームをスライスして散らしました。
あとは彩りでプチトマト。料理は見た目も大事ですからね。

お皿はタイで買って来たセラドン焼きです。直径は36センチくらいあります。
したがって、この「悶絶サラダ」……見た目よりも悶絶度が大きいです(笑)

 「はぁ……美味しい!」

と、悶絶するか。

 「ぎぇぇぇぇぇ〜っ!」

と、毒でも喰らったように悶絶するか(笑)
さて、アナタはどちらでしょう?是非、試してみてください。


2015年9月8日


ブノワ。


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街を作る、文化を担う……「Los Papelotes」。 

 

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以前、僕が住んでいた街……。
僕が借りていたマンションのお隣の地区は高級住宅地(笑)
国道添いで目の前に「デニーズ」と「マクドナルド」がある以外は、
普段の買い物にチョッと不自由する街でした。
買い物は駅前のスーパーで済ませてしまわないと、わざわざ出掛けていくことになります。
しかも、駅前に行くのでサンダル履きって言う訳にもいかないし……。
最寄りの駅はある地下鉄の始発駅だったのですが、
ある日、何もなかった場所にパン屋が出来たのです。
あれよあれよと言う間に人気店となり、1年後には少し離れたところにカフェをオープン。
こちらも開店前に行列が出来るほどでした。驚いてしまったのは、
今まで一体どこに潜んでいたの?って言うくらいに、
ご近所では見掛けたこともないようなお洒落なカップルや、
若いマダムたちが大挙して押し掛け、いつも行列ができるほどでした。
アッと言う間にカフェはクローズで代官山に新店舗を……(苦笑)

 「糟糠の妻を捨て……短い間だったけど、お世話になった地元を捨てて!」

などと面白おかしく揶揄する人も……。
でも、確実に小さな街の文化を作ったことは間違いありません。

前に書いた「カントリーハーベスト」が人の流れを変えたように、
1軒のパン屋が文化を作ることもあるのです。

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さて、たまに行く代々木上原……駅近くに極上の古本屋があります。
「Los Papelotes」……素晴らしい品揃え、常に人で溢れ、
こちらもまた地域に文化を作っているのです。
初めて訪れて虜になりました。待ち合わせ時間をスッカリ忘れるほど。
本が売れなくなって久しいです。電子書籍も絶好調のようです。
アナログがデジタルになり、古き良きもの、
守って行かなければいけない文化が廃れようとしています。

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入り口に看板ワンちゃんがいますね。名前はトロと言うらしいです。
いつもはレジのところにチンマリ座っています。
ぬいぐるみかと思うほど可愛いですが、たまに外に出て来て日向ぼっこ。

古本屋のある街……憧れます。
この日は武田百合子の「ことばの食卓」を購入。サイン本でした。
僕のためではなく、先日、お父さんを亡くして寂しい思いをしている親友のために。
レジで本を差しだすと、感じのいい青年が(オーナーなのかな?)
チョッと嬉しそうに話し掛けてきました。
武田百合子のサイン本はたまに出るのだそうですが、「ことばの食卓」は非常に珍しいそうです。
きっと、どんな人が買うのか興味津々だったのでしょう。
僕は簡単に事情を説明しました(笑)自分のためではなく友人のためだと説明し、
チョッと冗談を言い合ってお店を後にしました……。
因みに僕が買ったのは岩下志麻が表紙の「スタジオボイス」。
好きなのです、岩下志麻お姐さま……。


人と人の触れ合い。本を大事にする人との共通の感覚……。
無くなりつつあるのだけど、決して忘れてはならない大事な何か……。
そんな大切なものを教えてくれたほんの一時の出会いでした。


2015年9月7日


ブノワ。


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