世界でたった一つの……。 

 

ATSU7889.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

3月の下旬だったかな……。
革作家で仲良くしている平野くん西田信子さんの展示会に誘いました。
一度、バリバリ仕事をされている西田さんの作品を見せたかったし、
随分前なんだけど、西田さんも平野くんのことを話したら、

 「一回、連れていらっしゃい。」って。

どうでしょう……何か感じてくれたかな?
お互いモノを作るものどうし、通じるものがあったでしょうか……。
グレーの革は購入したもの、保留になっていたトートバッグ。
幾つか条件を出してGOを出しました。それはまた出来上がった時にご報告するとして、
今日はチョッと素敵なものが出来上がってきたので見てくださいね。


今の新しいカメラ、EOS 5D Mark III……。
肩からかけるワイドストラップはそのまま付属のものを付けていました。
別にわざわざ買い替える必要もないし……そう思ったのね。
ただねぇ……キヤノンのロゴと機種名が入っているでしょう?
そこがチョッと気になるっていうか、釈然としないって言うか……。
この感覚は何だろう……と、思っていたら、
愛らしい新潟のお嬢さんにズバリ言われたのね。

 「チョッとオジサン臭いです。」って。

実はそのお嬢さん、レンズフードの使い方が分からず捨てちゃった強者なんですが(笑)
(その話を丘陵公園で聞いた時は、全員、引っ繰り返った!)
それそれ!それだ!(笑)指摘されて目からウロコ!オジサン臭いの(大爆笑)

キランっ!閃いちゃったのね。
前に平野くんに作って貰った紫色のトートバッグ。
あれ、革は僕が自分で買ったから、端の端まで使いきらないと勿体ない。
平野くんからベルトくらいだったら残りの革で作れますよ……って。
初めはそのつもりだったんですが、よく考えたら紫のベルトもねぇ……(笑)
そこで今日の1枚目の写真と相なった訳です。
前に平野くんのfacebook用に写真と文章を進呈したの。そのお礼です。
僕、誕生日とか何かのお礼とかにかこつけて、
プレゼントして貰う形に持って行くの本当に上手いんだから(笑)
西田さんの展示会の時に実際に使っていたワイドストラップを持参。
カメラに直接、くっ付ける部分はそのまま流用して貰い、
黒い幅広の肩掛け部分だけ紫色の革に変更して貰いました。

 「縁にステッチは必要ですか?」

って。ダメだよ、人の顔色伺うように恐る恐る聞いて来ても(笑)
必要なの当たり前じゃないですか!美しい手縫いのステッチが売り物なんだもの。
ステッチ入れずにどうする!スグ手を抜こうとするんだから!(笑)


P3273486.jpeg

2枚目の写真が実際に付けてみたところ。
どうです!いい感じでしょう?何と翌々日には出来上がり、即納品。
皆さん、平野くんを甘やかしちゃダメですからね、やれば出来るの。
四の五の言わせず尻を叩きましょう。スグ出来て来るハズですから。
これでカメラよし、ワイドストラップよし……あとは。写真の腕だけですね(笑)
これでチョッとオジサン臭さが取れたかな?
今度、新潟のお嬢さんに聞いてみようっと!


2015年4月1日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2015 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.
スポンサーサイト

category: 私はカメラ。

△top

黒猫の夢……。 

 

ATSU7811.jpeg

………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 「……………………なんか変。」

ズゥ~っと心の奥底に引っ掛かっていました。
奥歯にものが挟まったような、痒いところに手が届かないような、
記憶の奥底の何かが思い出せないような……。

ある夕方、一気に氷解しました……黒豆が走り去る姿を見て……。

黒豆は気ままな生活に入り、ウチにはご飯を食べに来たり来なかったり。
一時期、非常に臆病になり、玄関先でご飯さえ食べなくなりました。
他の猫が一時に沢山やって来るようになったからかな?
向かいのお母さんの家の門柱の下にご飯を盛った食器を置くと、
恐る恐るやって来て、パクっと一口くわえてはさらに奥の安全なところまで走って行き、
そこでゆっくり食べる……そんな感じでした。だから黒豆のご飯に缶詰をあげる時は、
身をほぐさず大きな塊のままあげるようにしていました。
暫く姿を見せなくなり、2ブロック離れた近所の家ので黒豆の姿を見かけたり……。
あぁ、黒豆は他所さまの子になったのね……チョッと寂しかったりして。

それがここ数日、また黒豆の姿を見るようになり、
玄関先にご飯を食べに来るようになったんです。
器を置き、寄って来る黒豆の鼻先に人差し指を出すと、
寄って来て匂いを嗅ぐようにまでなりました。
猫を知っている皆さんは分かりますよね。猫って先端に弱いの(笑)
ご飯も玄関先でゆっくり食べていきます。
あぁ、元の黒豆に戻ったかなぁ……と、ホッとしたのも束の間……。


ある日のこと。仕事から帰り、家がある路地を曲がり、
玄関の方を見ると、僕の気配を察したのか、
黒豆がチョロチョロっと陰から走り出て、僕の顔を見ると、
お向かいの勝手口の方にサッと逃げて行きます。
その時、スゥ~っと頭から身体が塀の陰に消え、
最後に尻尾がスッと……。

 「あっ……く、く、く、黒豆じゃない……。」

その尻尾は細く長く、身体の長さよりはありそうな優美さ。
慌てて黒豆の尻尾を思い浮べようとしました……黒豆の尻尾、黒豆の尻尾……(笑)
違う!黒豆の尻尾は10センチにも満たない中途半端な長さです。
あんなにスラリと長くはありません……と、言うことは……。
最近ウチに来ていたのは黒豆じゃない?本当にそっくりなんです(笑)
朝子がお星さまになったと思ったら、スグにブッチがやってきて今度は新しい黒猫……。
野良猫……どれだけいるんでしょう?我が家はバリッバリの下町だから、
路地という路地には野良猫が……分かってはいるんだけど。


今日の写真はようやく撮れた新黒猫のポートレート。
尻尾長いです。でも真っ黒じゃないかもしれません。
尻尾の先がチョッと縞に見えませんか?
凛々しい男の子……3歳くらいかな?


2015年3月29日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2015 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: 猫が行方不明。

tb: 0   cm: 6

△top

I wish……イントゥ・ザ・ウッズ。 

 

ATSU7779.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

短い人生において、一人の偉大な女優と同じ時期に生き、
その役者としての活動を目の当たりにし、演技のテクニックを堪能し、
新作を心待ちにしする喜びは計り知れません。
杉村春子さんがそうでした。僕が初めて杉村さんの舞台を観た時には、
既に杉村さんは押しも押されもしない大スター、常に舞台が満席になる人気者でした。
「鹿鳴館」など、再演がなかったものは生憎、観られませんでしたが、
当たり役の殆ど全てをこの目で観られ、日本映画史に燦然と残る、
華々しい映画の名演の数々も名画座などで殆ど観ることが出来ました。
折々にお目にかかり、旅先から便りを戴いたり、楽屋で写真を撮らせて貰ったり、
一ファンとしてはこの上ない幸せ者でした。

さてもう一人。偉大なメリル・ストリープがいます。
テレビシリーズの「ホロコースト」から始まり、
映画デビューの「ジュリア」からズゥ~っと一緒です。
まさに僕の青春時代を一緒に駆け抜けた存在。
 
 「Ms. Streep, I love you so much !」

面と向かって告白しちゃったものね(笑)


多くの俳優が飛ぶ鳥を落とす勢いのキャリアの後、アッと言う間に老け、
輝きも何処へ?整形を繰り返し、まるでロボット、みっともなくなってしまうのに、
メリル・ストリープは全く衰えることを知らない見事な仕事ぶりです。


そのメリル・ストリープの最新作「イントゥ・ザ・ウッズ」を観てきました。

 「I wish……。」

お伽話の主人公たちがそれぞれの願いと目的を持って森の中に入っていきます。
要となるのは子宝に恵まれないお人好しのパン屋夫妻。
そこにお隣に住むメリル・ストリープの魔女が絡みます。
一見、豪華でツボを押さえたキャスト、皆さんお目当ての俳優を観に行く訳だけど、
それぞれの「めでたしめでたし」のハッピーエンドの後に一体何が?……。
大人のお伽話?グリム童話がそうであるように、お伽話って時に残酷なものです。
スターを揃え、人気ミュージカルを一体どんな風に映画化したのか興味津々。

森の中に入るまでの流れは良かったです。
ただ、それ以降は見事に失速。ごくごく低空飛行が繰り返されます。
毒気も笑いも感動も何もない「イントゥ・ザ・ウッズ」。
僕は映画評論家ではないので、俳優の面から語ってみようかな?

パン屋夫婦を演じたジェームズ・コーデンとエミリー・ブラント。
先ずエミリー・ブラントはその美貌と演技力に加えて歌も上手いのね……チョッとビックリ。
天は二物も三物も与えたもう……先に書いたように作品に毒気がないため、
王子さまと森でキスをしたあとに命を落とす下りが、唯一、拍子抜けです。
メリル・ストリープとは「プラダを着た悪魔」以来の共演。
当時、メリルがエミリーを評して「当代、若手で一番の才能の持ち主。」と。
当然です、エミリーの神経症ギリギリのピリピリ演技が、
メリル演ずる鬼編集長をさらに素晴らしく見せているんですから。

ジェームズ・コーデンはなかなか良かったです。
僕、太目の役者ってダメなんですが、人の良さ?暖かみのようなものが滲み出ていていました。
このパン屋夫婦をもっと中心に据えて物語を作らないと……。

プログラムに「究極のコスチューム・プレイヤー」と書かれたジョニー・デップ。
これいいのかねぇ?悪意感じませんか?決して誉め言葉じゃないですね。
だって、ジョニー・デップって普通の役、一切、出来ないんだから(笑)
奇妙きてれつな格好してアイライン入れていないと演技出来ない。
歌もヘタクソ(苦笑)要するに演技も歌もダメって言うことじゃない。
あっ!分かった!だからコスチュームなんだ。
1974年の「星の王子さま」でヘビを演じたボブ・フォッシーや、
キツネを演じたジーン・ワイルダーは、特別、仮装しなくても動きがとてもセクシーでした。
この「イントゥ・ザ・ウッズ」をジョニー・デップ見たさに行った人は頭に来るでしょうね。
だって、スグ死んじゃうんだもの。仕方ないです「赤ずきん」のオオカミなんだから。

赤ずきんと言えば演じたリラ・クロフォード。
全然可愛くない。赤ずきんってそう言うキャラクターでしたっけ?
それに、おブス(笑)チョッと福原愛ちゃんに似ているのね。
あっ!福原愛ちゃんは可愛いと思うけどね。

アナ・ケンドリックのシンデレラ……貧相!(苦笑)
お姫さまに必要な、麗しさとか愛らしさが全く欠如。
なんだか乾きもの?ニシンとかそう言ったものを連想させます。
どうなんでしょう、特別に才能がある女優なのかなぁ……。
悪いけどヒロインを演ずる技量と華はないと見ました。

友人が「可愛い!」と見惚れたクリス・パインの王子様(笑)
僕にはあまり魅力が分かりませんが、「スター・トレック」シリーズとかは好きで見ています。
彼をチョッと見て思ったんだけど、ここ暫く、無精髭がもてはやされていますよね。
公式の場でもこういえ映画の世界でも。まぁ、似合えばいいのか……。

若手が総じてダメなのに対して、ベテランが頑張っていますね。
クリスティーン・バランスキー……オバサンは逞しい!(笑)
ただし、ここでも毒気が足りないの。もっとハチャメチャに継母を演じて欲しかったです。
メリル・ストリープとは「マンマ・ミーア!」以来の共演で、同窓会的な楽しさ。
それからトレーシー・ウルマンの絶叫ね(笑)お決まり芸だけどやってくれています。
恐怖映画で電話の大写し、鳴るぞ鳴るぞと思わせて鳴るじゃないですか、大音量で(笑)
そんな感じね。叫ぶ、叫ぶ、きっと派手に叫ぶと思わせて期待を裏切らない大絶叫。
彼女なんてデビューの頃は「They don't know」みたいに可愛かったんですよ。
僕、シングル盤持っているものね(笑)メリル・ストリープとは「プレンティ」で共演しています


さて、そのメリル・ストリープです。
魔女の役、綺麗でしたねぇ……いえいえ、若さを取り戻した後半よりも、
前半のシワだらけで鳥の巣みたいに逆毛立っている髪の毛の時ね。
もうコワいものはないんですね。どんな姿でも大きなスクリーンに晒しちゃう。
一番最初に魔女の姿をしている写真を見た時に思ったものね……「綺麗!」って。
彼女、順風満帆のようで、一時期コメディーに偏ってチョッと道を逸れました。
「ハリウッドにくちづけ」でアカデミー賞にノミネートされイケルと思ったかな。
「シー・デビル」「永遠に美しく…」……そこそこの面白さとは別で、
女優としての方向性を見失っちゃった。ソフィア・ローレンも言っているように、
人を泣かせるより笑わせる方が難しいのです。
イーストウッドと「マディソン郡の橋」と共演して軌道修正。
今の絶好調に繋がったのは何と言っても「プラダを着た悪魔」なんだと思います。
本来はアンドレアを演じたアン・ハサウェイが主人公のところ、
メリル・ストリープ演じる鬼編集長ミランダのあまりの存在感にどんどん役が膨らみ、
とうとう主役級に……その辺は「サンセット大通り」のグロリア・スワンソンと同じです。
60歳近くになっても美しいことを見せつけ、今の絶好調につながってきました。
この「イントゥ・ザ・ウッズ」で19回目のアカデミー賞ノミネート……。
彼女の勢いはとどまるところを知りません。この先も話題作が目白押しです。


今日の写真は我が家の箸置き(笑)陶器で出来た空豆です。
渋谷のイメージフォーラムの前の陶器屋さんで買いました。
その店もうないのね。チョッと素敵な食器が置いてあったのに残念です。
箸置きの下にはフランスの現代作家、クロード・ヴィアラの作品。
彼はその昔、使い込んで角が丸くなったスポンジの形に魅入られ、
キャンバスや布地にその形を繰り返しパターンにして行きました。
僕の家には大小3作品のヴィアラがあります。何れも団子坂の「ギャラリー五辻」にて購入。

 「I wish……。」

もしかしたら何か見落としているのかも……こんなに詰まらない訳ないもの。
コメディーに徹するでもなく、心地よい毒気を感じるでもなく。
大人のお伽噺?だったらもっともっと毒があって寓意が散りばめられていなければ……。
主役がいないのね。どの役も中途半端で視点が定まらないのかも。
まぁ、ディズニーですから仕方ないか。
もう一回観に行こうか行くまいか。微妙な作品です。


2015年3月26日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2015 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: 映画館へ行こう!

△top

「徳竹」にて春を食す。 

 

ATSU7688.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

3月の暖かな春を思わせる、ある麗しい晩……。
親友と2人、「徳竹」で一杯と洒落こみました。
3月は僕の誕生月ですからね。精々、皆には良くして貰わないと(笑)
沈丁花も匂い、季節はそろそろ春。食材も旬のものが揃い始めました。
うぅ~む、楽しみ!6時に直接、店で待ち合わせ、
いつもの定番のメニュー以外の旬のもの、色々と頼んでみました。
先ずはお通しで出たあおさ海苔のお味噌汁から。
海苔の香りがふわぁ~っと鼻孔をつきます。お出汁しっかり、胃に優しいお味噌汁……。
さぁて「飲むぞぉ!」の気合いが入ります(笑)
小さな漆のお椀が胃袋を目覚めさせてくれます。
僕たちのお腹に入った極上の春、チョッとご覧くださいね。

ATSU7692_01.jpeg
ATSU7697.jpeg
ATSU7703.jpeg
ATSU7705.jpeg
ATSU7710.jpeg
ATSU7713.jpeg
ATSU7723.jpeg
ATSU7727.jpeg
ATSU7735.jpeg
ATSU7738.jpeg

写真は上から……。

 あおさ海苔の味噌汁
 長芋豆腐
 刺身の盛り合わせ
 蕗の薹としらすののり和え
 クレソンと牛肉のサラダ
 根野菜の煮ころがし
 白魚の筏干し
 熊本産 新竹の子と若布の煮物
 蛤のクリームコロッケ
 長崎小長井産牡蠣フライ
 締めの卵かけ御飯

何れも絶品美味。長芋豆腐なんかデカいの一丁食べたいくらい。
それから蛤のクリームコロッケ!これねぇ……100個くらい食べたい!
春の味覚はほろ苦みですね。生まれたり伸びたりするものってそうなのね。
伸びる先端を食べられたのではかなわないので苦くする……。

さてさて、小一時間して店が混んできました。
僕らは入り口近くの4人掛けのテーブルに2人で座っていたんですが、
7時頃……入って来た2人連れの客がカウンターに座った後ろ姿を見て愕然としました。
1人は僕の昔ながらの大親友。姥日傘の箱入りの深窓のご令息M(笑)
もう1人はその友達で親の遺産をガッポリ相続した資産家のS。
計らずして「徳竹」で一緒になり、驚くやら、イヤな予感にショックやら(笑)
だってねぇ、長丁場になるんですよ。しかも暴飲暴食。
挨拶の後、コッソリ後ろ姿を携帯電話で撮影し、
まだ事務所で忙しくしている鯨飲馬食の気のいいお姐さまKに送りました。
すると!「これから行くから待っていてぇぇぇぇっ!」って(笑)
待ってって言われてもねぇ(苦笑)アッと言う間にやって来るK姐。
揃いました、姥日傘の箱入りの深窓のご令息と資産家と鯨飲馬食姐……。
「獄門島」の釣り鐘みたい、きっと何かが起こるに違いない(笑)
この3人、兎に角、飲む、食べる、飲む、食べる、飲む、食べる……。
僕と親友はイヤな予感に襲われました(笑)
ただじゃ帰れないものね。散々、付き合わされてベロンベロンになるのがオチ。
兎に角、物凄い食欲なの。姥日傘の箱入りの深窓のご令息は寿司104貫食べた記録があります。
それって、回転寿司じゃありませんからね。彼は金持ちだから高級寿司(笑)

 「Mさん、100貫越えました……。」って板さんに言われたそう。

食べる飲む、金に糸目を付けずに食べる飲む。
ワインなんか値段も聞かないで店の人にお任せしちゃう。それも何本も。
メニューの値段なんか絶対に見ません。決して割勘はしたくない連中なのです。
案の定、物凄い食欲でした。次々にこっちのテーブルに来る差し入れ(笑)
牡蠣焼き、蕪と新玉葱のサラダ、七田の焼酎……。
日本酒を飲む時に選んだ小さな器……徳竹ご夫婦は僕と金継ぎの同期なのね。
2人はマメマメしく励んでいるから、既に店で使っている完成品があります。

ATSU7719.jpeg
ATSU7728.jpeg
ATSU7718.jpeg

箱根トマトの1人前が、彼らが頼むと、店の残りを全部となる訳です。
1枚目が僕らが頼んだ一人前。次が、姥日傘の箱入りの深窓のご令息Mと、
資産家のSが店にあった残りを根こそぎ頼んだ箱根トマト(大爆笑)
トマトの量が僕と友人2人と、ご令息と資産家の財力の差を見せつけます(笑)

ATSU7700.jpeg
ATSU7729.jpeg

蕪と新玉葱のサラダも予約の時にあらかじめ注文しておき、
山のように出して貰う訳。突然、頼んで迷惑はかけたくない……。
彼等なりの気の遣い方?(笑)アルコールはスパークリング、ワイン、日本酒、焼酎……。
アルコールと名前が付くものはメチルだろうとエチルだろうと、
何だろうと飲まんと言う勢い(笑)グラス売りの焼酎もボトルを抱え込んでグビグビ(笑)
お酒もジャンジャン、じゃぶじゃぶ差し入れが届きます(笑)
一体どんな胃袋をしているんだか……。
さっと軽く春の食材を戴いて帰ろうと思ったのに、延々5時間(笑)
僕らを見送った後、さらに宴は続いたようです(苦笑)
もう、ベロンベロン、ぐでんぐでん、ドロッドロの誕生日と相成りました……。


2015年3月23日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2015 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: バベットの晩餐会。

△top

砂の器。 

 

ATSU6928.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

先日「第二回 新・午前10時の映画祭」にて最終上映の「砂の器」を観てきました。
大昔、映画に夢中になりたてのころ、母に「子供が1人で映画館に行っちゃダメ!」
と、言われながら、お小遣いを貯めてこっそりと劇場に通っていた頃。
子供が一人暗闇で見つめる未知の世界、心躍らせるキラ星のようなスターたち……。
もうかれこれ40年前に作品なんですね。当時は何を思って観たのでしょう。
そんなこんな、確かめたくていそいそと行って参りました。

その館内のロビーのチラシ置場で嬉しい知らせが……。
この4月からも引き続き「第三回 新・午前10時の映画祭」が開催されるそうです。
食い入るように上映作品をチェックしました。はぁ……嬉しい!
ざっと、次の作品をリストアップ。再び観たい作品、
何らかの都合でロードショウを見逃していた作品……盛り沢山です。


再びスクリーンで観たい作品は、「リトル・ダンサー」「ライアンの娘」
「エデンの東」「赤ひげ」「新幹線大爆破」「ラストエンペラー」
「オリエント急行殺人事件」「東京物語」……。
「リトル・ダンサー」……ジェイミー・ベルくんはいい俳優になりましたね。
「新幹線大爆破」は先日亡くなった高倉 健の隠れた大傑作です。
「オリエント急行殺人事件」……よくあれだけの大スターを一堂に集めたものです。
1人だけでも1本の映画が出来てしまうくらいの大スターたち。
クリスティーの有名な推理小説を最後まで飽きさせないルメットの手腕。
冒頭のオリエント急行が出発する時の豪華さ、華麗さ……再確認したいです。
「赤ひげ」では敬愛する杉村春子さんの因業婆ぶりを、
「東京物語」では、ギスギスした中年女ぶりを堪能しましょう。
何しろ大女優の杉村さんが日本を代表するオバちゃん女優たちに、
大根で頭を殴られるんですから(笑)これは必見です。
「ライアンの娘」は官能の1本。美しい音楽。北アイルランドの厳しい自然も見物です。
「エデンの東」は僕の青春の1本……ジェームズ・ディーンに憧れたあの頃!
ベージュのニットや真っ赤なブルゾン、リーバイスの501……買いましたよねぇ。
はあ……何回、繰り返し観たことか!懐かしい。

劇場で初めて観る作品は、「八月の鯨」「恋に落ちたシェークスピア」
「ショーシャンクの空に」「死刑台のエレベーター」……かな。
圧倒的にもう一度スクリーンで観直す作品の方が多いですね。
なんでしょうね……若い頃の感動を再確認したいのかな?
作品の感動と言うよりはスターに逢いに……そんな感じかもしれません。

映画字幕翻訳者の戸田奈津子さんがチラシの解説に書いていらっしゃいました。

 「呼び名は同じでも、実質がすっかり変貌してしまった昨今の「映画」……。」。

まったくその通りです。激しく激しく同意(笑)
日本映画が復活したかのように報じられることもいいですが、
アニメ、コミックの原作もの、テレビ局製作の低品質の、
テレビ放映を念頭に置いた映画とは到底呼べない代物……。
どこか、今の映画に言葉では言い表わせない不満を感じているのかもしれません。
何れにせよ、朝10時1回だけの上映……自由業のラッキーを感じずにはいられません。



さて「砂の器」……1974年、松竹+橋本プロダクション製作の刑事映画の傑作です。
監督は野村芳太郎。出演は丹波哲郎、加藤剛、緒方拳、
森田健作、佐分利信、渥美清、島田陽子、山口果林……。
そして終盤のお遍路さんのシーンで場内を感涙の渦に巻き込む加藤嘉さんの演技ね。
あれ、泣かないのは鬼ですね(笑)今回も場内は嗚咽の嵐!僕?泣きませんよ。心で泣くの。
一流のスタッフが集結。皆さん、所謂、いい意味での「映画屋」ですね。
菅野光亮が芥川也寸志の協力で、映画のために「宿命」と言う、
ピアノと管弦楽のための組曲を書いています。何という贅沢!
今、観ると字幕を用いる語り口とかに時代を感じ、センチメンタルに流れるところもありますが、
映画が光り輝いていた時代。重量級の作品が絢を競っていた時代。
役者が誇りを持って映画スターを名乗れた時代の傑作です。

お遍路のシーン。美しい杏の花が咲き乱れるシーンは、
長野県は前の更埴市、森の杏の里で撮影されたと聞きます。
森の杏の里は、亡き母の遠い親戚が温泉宿をやっていたそうです。
一度、友人と杏の里に訪れたことがあるんですよ。
「砂の器」を思い起こし、一面、咲き乱れる杏の花を心に描いていましたが、
残念ながら杏の花はまだまだ固い蕾でした。
当然ですかね、前日、宿泊した軽井沢は雪でしたから(笑)

親子二人で風雪厳しい中を歩くシーンより、
杏が咲き乱れる春の陽光溢れる中、子供に石を投げられ、棒で打ち据えられ、
警官に追い立てられ、親子でお互いに庇いながら歩き去るシーンの対比が素晴らしいです。
一度流れたらもう二度と涙が止まりません。
ハンセン病が映画の中で、特に松竹という大会社の大作の中で語られた、
初めての例でもあります。頭の中はテーマ曲のピアノの旋律が今でも谺しています。

さてさて、先ずは4月から「リトル・ダンサー」で幕開けです!


2015年3月18日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2015 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: 映画館へ行こう!

tb: 1   cm: 8

△top

ブッチ。 

 

ATSU1979.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

朝子がお星さまになってから丸1ヵ月が経ちました。
本当、朝なんか時間が余っちゃって……目覚ましの時間を家を出る3時間前から2時間前に変更。
仕事から帰り玄関を開けると、いつも待っていてくれた朝子がいないのもチョッと淋しさを増します。

さて、今日の写真。
朝子がお星さまになった翌日、玄関横に放置してあった猫の家……。
カトリーヌのために急遽作った猫の家にちゃっかり入って寛いでいた新しい野良猫(笑)
実は、カトリーヌのために作った猫の家は2つあって、
また何かの時にと、玄関の左右に置きっぱなしになっているんです。
たまに寒い日はチカ子が中で暖を取ったりね。結構、重宝していました。
そこに新しい猫。朝子がお星さまになった翌朝に……しかも朝子と同じように白と黒(笑)

ご多分に漏れず、今の時期、発情していて例の悩ましい声で鳴き、
夜な夜な、近所を徘徊していたのはこの猫か……。
チカ子と別段、喧嘩する様子もないので、ご飯をあげていました。
ご飯をあげているのに、一宿一飯の恩義で玄関ドアにマーキング(苦笑)

発情している時の常として、触っても平気だし、全然、逃げません。
虎視眈眈、タイミングを狙っていました。
今は年度末で仕事の休みはないのですが、スタートが遅い日、また、帰りが早い日……。

4日前の夕方、まんまとご飯を食べに来たところをとっ捕まえました(笑)
ご飯で釣ったら簡単にケージの中に入っちゃった(笑)
スグ、病院に電話して去勢手術が可能か確認し、早速行って参りました猫の病院。
実はチョッと前に気が付いたんですが、左胸の毛が禿げていてチョッと腫れもあるみたい……。
毎日〜抗生物質を塗り塗りしていましたが、去勢手術と一緒に、
病院でキチンと診察して貰い、アッと言う間に僕の愛しい諭吉さまが、
2枚もどこかへ飛んでいってしまいました(苦笑)

まぁ、お金のことはいいです。
それよりも、これ以上、不幸な猫が増えなければね。
1泊させて、翌日、病院に迎えに行くと、先生が帰りしな……。

 「そうそう、この子には名前ないの?」

 「………………ブッチです。」


2015年3月15日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2015 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: 猫が行方不明。

△top

「D'urban c'est l'elegance de l'homme moderne.」 

 

ATSU6361-2.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

行って参りました、観て参りました。
往年のテレビの洋画劇場では繰り返し繰り返し、
何度も見ていたアラン・ドロンの「太陽がいっぱい」……。
最近お気に入りの「第二回 新・午前10時の映画祭」にて。
いやいや、アラン・ドロンの美しさには惚れぼれしますね……圧倒的。
これは男とか女とかに関わらず、有無を言わせぬ美しさです。
颯爽としていてねぇ……瞳が鋭く陰りがある。
上目遣いの時に見せる手負いの動物の眼差し……チョッと野卑でね。
あんな顔に生まれたら人生変わったでしょうねぇ……。



今日は僕が今でも鮮明に覚えているアラン・ドロンのエピソードを幾つか。
小さい頃に見たクイズ番組の問題にこういうものがありました……。

質問 「水もしたたるいい男といえば?」

答えは「アラン・ドロン!」でした。
ピンポンピンポンピンポぉ~ン!(笑)
今では考えられないですよね。だってハンサムの定義も変わり、
好みも人それぞれだし、答えも一つじゃない。
チョッと思い浮かびませんもんね。絶世のハンサム。
ブラッド・ピット?いやいや、マイケル・ファスベンダー?うぅ〜む……。
今って正統派のハンサムも美女もいないじゃありませんか。
それだけアラン・ドロンが圧倒的な美貌だったと言うことです。
普通、男に対して「美しい」と言う単語はあまり使いませんが、
アラン・ドロンにはそれを許す有無を言わさぬ美がありました。
おそらく本国フランスより日本の方が人気が高かったのではないか……そう思います。

 「D'urban c'est l'elegance de l'homme moderne.」

ダーバンの素晴らしいCMがありましたね。
当時はまだ小さかったのでフランス語がチンプンカンプン(笑)
「ダーバン、セデデ……デデデデ……。」子供だから言えないの(爆)
僕が映画を観はじめた頃、既にアラン・ドロンは苦み走った中年に差し掛かり、
映画館が賑わう、所謂、盆暮れ、正月、ゴールデンウィークには、
必ずアラン・ドロンの作品が劇場に掛かり、大ヒットを記録したものです。
当時のアラン・ドロンの作品は、ラブ・ロマンスよりも、
暗黒街に生きるアウトロー的な役柄が殆どでしたっけ。
「スクリーン」や「ロードショー」などの映画雑誌に毎月写真が載り、
オードリー・ヘプバーンとともに黄金時代を築きました。

アラン・ドロンはルキノ・ヴィスコンティに重用されました。
あるロケ地でのこと。監督の到着を知らせるように、
夥しい数のルイ・ヴィトンのトランクが運び込まれてきました。
それを見たアラン・ドロンは、

 「オレもいつかはヴィスコンティ監督みたいにビッグになりたい!」

そう心に誓ったそうです。ルイ・ヴィトンのモノグラムの図案は、
皆さんご存知のように、「L」と「V」の組み合わせです。
それをアラン・ドロンはルキノ・ヴィスコンティの頭文字だと思った訳。
出世を夢見て、もがきあがき、成功に向かって駆け上がる青年像が、
当時のアラン・ドロンの姿と見事にダブります。

もう一つ忘れられないのは、テレビの特集で美容整形が趣味のスナックのママがいて、
繰り返し繰り返し整形をする様をドキュメンタリーする訳です。
可成りのお年なんですが、そのご主人もママに釣られて整形しちゃう訳(笑)
その時の台詞が「チョッとアラン・ドロンみたいにしてみました。」……って!
全然違いますから!(爆)お二人でカラオケし、ダンスする、
お二人の痛ましい姿が今でも忘れられません。

そうそう、僕の友達、ハンサムに弱いOは、
フランスに行くとアラン・ドロンみたいな男ばかりいると思い込み、
いそいそとパリに旅立ちましたが、いるのはジャン・ギャバんやリノ・ヴァンチェラ(笑)
ジェラール・ランバンにソックリなムッシュが道路工事していたりする。
ジェラール・ランバンの道路工事は良さそうな気もしますが(笑)
Oはアラン・ドロン似に全く会えず意気消沈していましたっけ……。



さて「太陽がいっぱい」……。
1960年、ルネ・クレマン監督作品。
持ち前の陰りある美貌、ニヒルな雰囲気を最大限に発揮。
成功を夢見て犯罪に手を染める青年をアラン・ドロンが見事に演じています。
以降の自身のイメージを決定付ける強烈な役、
その後のアラン・ドロン自身のキャリアを決定づける1本です。
ニーノ・ロータの哀愁あふれる音楽も忘れられません。
日本で大ヒットしたテーマ曲。ニーノ・ロータご本人は嫌いだったそうですね。

ルキノ・ヴィスコンティに愛され、一番美しい時期にスクリーンにその姿を残しました。
「若者のすべて」「山猫」……「若者のすべて」でベッドに横たわるアラン・ドロンの顔を、
カメラがズーム・イン……これは美しい女優にのみ使われた技法ではないでしょうか。
ソフィア・ローレンの「ふたりの女」でも効果的に使われていましたっけ。
もし、この「太陽がいっぱい」が生まれていなく、アラン・ドロンがいなければ、
日本の映画界、興行の世界がガラリと変わっていたハズです。
およそ30年間にわたり、一国の映画事情をガラリと変えてしまったアラン・ドロン。
一人の大スターが映画の世界を変えた希有な一例です。



今日の記事は、お友達で、最近ワンちゃんを亡くし、
意気消沈、寂しい思いをされている方に……。




2015年3月11日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2015 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: スターの時代。

△top

ふたたび栃木へ……「noeud/ヌー」。 

 

ATSU7665-1.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

僕の親友に、かれこれ30年以上付き合っている女性がいます。
もうお互いの秘密も、決して人様に知られたくない過去も知っている(笑)
その彼女、仮にRとしましょう。Rはね、好きな人と会う前とかに、
蕎麦に葱入れないの(爆)僕と一緒の時にはバンバン入れるクセに……。
まぁ、基本中の基本ですかね?葱臭かったら百年の恋も冷めちゃうし。
でも、その態度のハッキリした線引きにビックリしたものです。


先日のこと。一流のガーデンライターの名前を欲しいままにしているあけと、
この度、新たに「梅干し景子」と渾名が変わった景子姐と、僕の親友、
自称世界一のグラフィックデザイナーのM、ホラ、箱根に一緒に行った彼ね。
その4人で栃木・古道具屋ツアーに行った訳。
僕とMはJR宇都宮線で宇都宮へ。勿論、旅の気分を盛り上げるためにグリーン車ね。
さらに勿論のこととして、ほぼ貸し切り状態のグリーン車(笑)
あけと景子姐は車で宇都宮へ。そこで待ち合わせて、
今回の旅の目的のメインの店に向かう予定でしたが……。
宇都宮線が東鷺宮で止まっちゃいました。人身事故だって……悪いけど本当に迷惑。
約1時間の遅れで宇都宮に着いてみれば……12時チョッと前だったのにもかかわらず、
あけと景子姐は既に餃子を喰らっていました(笑)なにぃ?ブランチだと。
待ち合わせてスグにランチだというのに……餃子と一緒にご飯も喰ったらしい(爆)

冒頭で蕎麦と葱のエピソードを書いたのは、
普通、人と会う前に餃子は食べないですよね。いくら宇都宮に行ったからってさ。
ニンニクは前の晩だって躊躇するものね。それがどう?
待ち合わせの直前に餃子をしこたま喰らってる女たち……。
しかも、閉め切った車で移動するんだよ……有り得ないですね。女捨ててる(笑)
4人合流して全員で一緒に食べるならまだ分かるけどね。
高らかに笑い、大声で話し、車の中にはあけと景子姐のニンニク臭が充満するのでした。
景子姐なんか旅先のホテルの朝食のバイキングで納豆を平気で食べるしね……。
もっとも、初めから女だなんて思っていなかったけど、
まぁ、あっちもこっちを男とは思っていないのは重々承知、でも、改めてその事実を突きつけられ、
開けたくても寒いので開けられない窓を恨めしく見るのでした……。


さて、待ち合わせて一路向かうのは、2月上旬に訪れた栃木の古道具屋、
「Scales Apartment」でバッタリ8年振りに再会したYちゃんの店「noeud/ヌー」です。
電車の遅れでスッカリ予定が狂ってしまい、ランチの前にフラリと「noeud/ヌー」へ。
元気そうなYちゃんの笑顔を見て、素敵な器やグラスを買い求めました。
こじんまりしているけれど、手作りの店内の様子、チョッとご覧くださいね。

ATSU7542-1.jpeg
ATSU7543.jpeg
ATSU7545.jpeg
ATSU7551.jpeg
ATSU7553.jpeg
ATSU7554.jpeg
ATSU7556.jpeg
ATSU7559.jpeg
ATSU7560.jpeg
ATSU7562.jpeg

今日の最初の1枚は「noeud/ヌー」で買い求めた戦利品の数々。
益子の作家、寺村光輔さんの器。使い勝手が良さそう!食卓で大活躍しそうです。
寺村光輔さんは、地元の林檎栽培の農家にお願いして伐採した枝を集め、
それを焼いて灰にして釉薬に使っているそうです。
温かい風合いが和洋問わずどんな料理にも合いそう……インスピレーションが湧きます。
他に古いグラス、細身の木槌。木製のレモンは南青山の「カントリーハーベスト」からのもの。
小さいながら自分の趣味で統一されたセンスのいい店内。
まだ若いのに偉いですよね。前から感じていたけどしっかり者なのね。

Yちゃんと東京での再会を約束し、次に向かうのは、
Yちゃんに紹介して貰ったイタリアン「クッチーナ・ベジターレ・マルヨシ」です。
「noeud/ヌー」からは歩いて10秒の超お隣さんです(笑)
店の名前の通り、新鮮な野菜が存分に堪能出来る店でした。ウゥ〜む、満足!

ATSU7575.jpeg
ATSU7581.jpeg
ATSU7586.jpeg

先ずは、前菜の盛り合わせ。野菜タップリです。
3人は春菊のポタージュ。僕はミネストローネです。
軟らかい豆が非常に口触りが良く、アッという間に平らげちゃいました。
パスタは出ました!プッタネスカ。娼婦風ですね。鰯を使っていました。
メインは地の野菜を添えた鶏肉のコンフィ。肉は軟らかく、野菜に味がしっかり染みていて非常に美味。
電車の事故で時間が押していたので、コーヒーを諦めて一路、栃木へ……。

ATSU7635.jpeg
ATSU7638.jpeg
ATSU7641.jpeg
ATSU7652.jpeg
ATSU7673.jpeg

栃木では「Scales Department」「Scales Apartment」、
それから「MOROcraft」の3店の古道具屋を廻りました。
買い物は「MOROcraft」にて。こちらは単なる古道具屋ではなく、
古いものは勿論、文房具とかオーナーの審美眼にかなった品物が並びます。
古いもの、新しいものが渾然一体となり、とてもいい雰囲気。
今回、譲って貰ったのは、古いクリーム色の額縁と古びたトレー。
額縁はなんとなく予感がしたんです。僕が既に持っているものと同じだって。
写真の上が今回のもの。下は僕が小学校にあがる前から家にあり、
小さい頃は小学校の球根栽培で貰った銅賞の賞状が入っていましたが、
今は天国の母のポートレートが入っています。前にブログで見て戴いた母のポートレート。
額縁は色はそれぞれ環境により、経年の味わいが違う変化になっていますが、
枠の木の幅や大きさ、裏面のコーナーの枠を留める金具等は全く同じもの。
同じ時代、同じ会社の制作と見ていいと思います。
トレーはですね、普通にテーブルに置いてあったら閃かなかったんですが、
壁に架けるようにしてディスプレイしてあったんです。
額縁に使えると思ったわけ(笑)この辺はオーナーのセンスに触発された感じです。
キャンバスだと厚みがあってゴツくなるから、古い板絵のように厚さがないものが好ましいです。
丁度、手頃な板絵があったのでチョッと組み合わせて撮影してみました。
1枚目は1800年代後半のもの。2枚目は60年くらい前のものでしょうか……。
なかなかだと思いませんか?さて、どっちにしようかな。

ATSU7614.jpeg
ATSU7622.jpeg
ATSU7624.jpeg
ATSU7628.jpeg
ATSU7631.jpeg

夕飯は予約してあった「cafe BAZZAR」へ。
ここは本当にいいです。シェフをはじめ、スタッフの皆さんの感じも良く、当然、味も素晴らしいです。
ランチの時間が遅く、チョッと食べ過ぎたため、それほど品数を食べられませんでしたが、
イカのメンチカツが特に美味でした。ナイフで切ると中はイカ墨で真っ黒なの。
本当、どれを食べても素晴らしいです。シェフは中目黒で修行したとか。
いつも不思議なんだけど、酒を飲む仲間と飲まない仲間……食べる量が歴然と違いますね。
こんな店が近くにあったら……引退したら栃木に引っ越す?
素敵なレストランと古道具屋が街を変えることもあります。
真面目にそんなことを考えさせられる晩でした……。


2015年3月7日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2015 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: 旅の栞。

tb: 0   cm: 4

△top

名画座へ行こう! 

 

ATSU0590.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

先日のこと、映画を観ていて思い出しました……。
その昔、映画館は上映中に煙草を吸っても良かったんですよねぇ。
浅草の場末の名画座なんてアヘン窟みたいだったし……って、
アヘン窟なんて行ったことないけど、イメージ、イメージ!(笑)
他の劇場も、カタカタ言う映写機の音と、
スクリーンに投影される光に紫煙が上る様子が見えていました。
この日、観たのは「情婦」と「サンセット大通り」……。
両方ともビリー・ワイルダー監督による傑作です。
因みに「サンセット大通り」は僕の生涯の1本です。
劇場は池袋の新文芸坐。一度、閉館しましたね。
確か1、2階が洋画の名画座、地下が邦画の名画座。
もう1館、ル・ピリエと言う小さな劇場が併設されていましたっけ。
「サンセット大通り」と「情婦」……両作品とも、
主人公が映画を観ながら煙草をくゆらすシーンがありました。

今はシネマコンプレックスが全盛です。所謂シネコンね。
昔は、東宝、松竹、東映、日活……それぞれの映画会社が専門の封切り館を持っていたものです。
邦画の興行収入が目減りし、映画の製作がままならなくなると、
自社の作品だけでは通年、封切り館を一杯にすることが出来なくなってきた……。
独立事務所の作品、共同制作の作品、テレビ局資本の映画が多数作られるようになりました。
それもアニメやコミックを原作とした実写版……別にそれが悪いと言っているのではありませんけどね。
現在はスッカリ映画の上映体系が変わりました。


昨年、三軒茶屋の名画座が2館、立て続けに閉館しました。
「三軒茶屋中央劇場」「三軒茶屋シネマ」……古き良き時代の名残と言ってしまえばそれまでですが、
「場末」と辞書で引くと出てきそうな館内。一抹の淋しさを感じるのも事実。
東京で僕が通える名画座は4館くらいになってしまいました……。
その昔は、日本映画専門の「銀座並木座」「高田馬場パール座」「大塚名画座」
「大塚名画座」で「ラ・マンチャの男」を見た時、
前に並んでいた東大の学生に声を掛けて2人で一緒に入場しました。
2人だと割引になるのね。その東大生、ボート部だったかな?
東京駅には「八重洲スター座」……ここで何本の白黒映画の傑作を見たことでしょう。
正月には付近の銀行の女性行員が着物姿でねぇ……。
飯田橋佳作座、足を伸ばして横浜日劇……懐かしいです。

先日、何年ぶりでしょう。劇場で映画を観た帰りにDVDを買ってみました。
3本買うと3000円のキャンペーンで。
買ったのは「十戒」「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」「ディア・ハンター」の3本。
安いですよねぇDVD……もう投げ売り状態。バナナの叩き売りと一緒です(苦笑)
ソニーとかね自社で映画を制作。しかも、録音、録画の機器を製造販売。
蛇が自らの尻尾を食べているような錯覚を覚えます。

皆さん、もっと映画館に足を運びましょう!
映画館というより名画座ね。名画座の灯を消してはいけません。


写真は年末に行った小倉の名画座、昭和館。
連れて行って貰った素敵なバーの真前でした。
次回は昭和館で映画を観ることも念頭に小倉を訪れてみようかな……。


2015年3月5日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2015 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: 映画館へ行こう!

tb: 0   cm: 6

△top

ダメだって(笑) 

 

ATSU2102.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

先日のこと。
田園都市線の駅でエレベーターを待っていて、
フと横を見ると本屋がありました。
フラリと入り、最新刊のコーナーから「凍れる墓」と言う文庫本を購入。
内容云々って言うより、帯に書いてあったコピー、

 「映画化決定!ジェニファー・ローレンス主演、ゲーリー・ロス監督」

に惹かれて……あぁ、僕のジェニファー!(笑)
ホラ、僕って基本的に読んでから観るタイプだから。
でね、1015円……文庫本ですよ、お高いですねぇ。
いつもはあまり値段を見ないで買い物する僕もビックリ。
値段も見ずに1000円出したものの、慌ててもう1000円トレイに乗せました。
たった400頁チョッとの文庫本ですからね……僕の中では「高い」と思っちゃう。
チョッとページ数の多い本で800円前後と思っていたら、
アッと言う間に1000円越え……文庫本、高くなりました。
昔からすると倍近い感覚かな……皆さんもそう思いません?

さて、985円のおつり……。
確認しないで財布に入れちゃいました。ここで思い出したのね。
いつも友人たちに怒られるのは、買い物の時に値段を確認しないこと。
それからおつりも確認しない(笑)「そんなことじゃダメ!」
「信じられない!」「考えられない!」って叱られます。
勿論、然るべき高級店や、持ち合わせが心細い時はちゃんと計算しますけどね。
たいていは値段もそこそこ見ないうちに買っちゃう……。
1000円札ポケットに入れてスーパーに行った時はキチンと頭の中の電卓が働くし。
勘が鋭いんですよ。スーパーに5000円持って行って、
計算しないで買い物して、合計が4892円とかね(笑)
あったでしょう?クイズ?「がっちり買いまショウ」でしたっけ?
内輪で一番高い値段を使うヤツ……僕、いつも優勝ね(笑)
おつりは全く確認しません(笑)高額紙幣の時はレジの人が、
「千円、二千円……。」って数えて渡してくれるしね。
あと端数は適当でいいじゃん?……って思っちゃう。
それがダメなんだそうです。1円までしっかり数えなきゃダメだって。
仕事もそう。お得意さまに請求書書いて送りますが、
どこから振り込まれたかも、入金された金額も確認しない(笑)

あっ、僕ね、カード払いはとうの昔に止めたの。
アレは僕の性格からすると危険極まりないから。人生壊れます(爆)
いつの間にか翌月のカード決済分の支払いのために、
せっせと働いているようになっちゃった……懲りました。
止めてスッキリ、今は現金で買える分、
財布に入っているお金で買える分しか買い物しません。
止めた当座は大変でしたが、今は物凄く身軽になりました。
現金払いのブノ。ちゃんです(笑)



今日の写真はルネ・ラリックの薔薇のモチーフのグラス。
随分前、良く通ったバーでこのグラスを初めて見ました。
そのバーは、ラリックやバカラ、アンティークのグラスや染め付けを、
惜しげもなく使っていたんです。いいものは使ってナンボ、
長く大事に使えば高いものでも割安になる……マスターの考えでした。
いいものを実際に使い、沢山の本物を見ることによって、
随分と審美眼が培われた気がします。
マスターが僕の薔薇好きを知っていていつもこれでバーボンを出してくれたの。
聞くと、新宿の伊勢丹で扱っているとのこと……。
スグ欲しくなる訳です(笑)いそいそとスキップ踏みながら買いに行く訳。
係の女性に聞くと、何客か在庫があるそう。何客ご入用かと聞かれ、
そこで悪いクセが出て、値段も聞かないうちに「6客ありますか?」って。
奥に引っ込んだ女性が戻って来ると、残念ながら在庫が最後の2客だって……。
それを買い求めた訳ですが、支払いの段になって初めて聞いたのね、値段(笑)
1客20000円だって!良かったぁ……6客なくて(笑)

「凍れる墓」……読み終わりましたが、
アイルランドの名前……全く覚えられません!(苦笑)
秋から冬の夜長はお酒を飲みながら本を読む……これに限ります。


2015年3月1日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2015 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: 向き向きの花束。

tb: 0   cm: 8

△top