秀千代くんが好きなもの。 

 

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 「夏は股間が痒くなるぅ!♪」

あははははっ!去年の夏にハマったCMです(笑)
僕ね、前から「股間」って言う単語が妙にツボなんです(爆)
ゴールデンタイムにサラリーマンたちが歌いながらがに股で「股間が痒くなる」って……。
よくオンエアされたって感心しきり。放送コードぎりぎりかな?
スグに放映中止になっちゃった「立派なキノコ」よりはお手柔らかだと思うけど。
「股間」……何だかゴロがいいじゃないですか。えっ!そんなことない?(笑)
月間、空間、週間、期間、行間、区間……股間。ダメ?
まぁね、今日のお話は別に股間についてじゃないんですが、
今日は日曜日、猫の日曜日なのでその辺のお話をチョッと……。



今の時期は猫を飼っている人には至福の季節です。
そう、身勝手で我が儘な猫が自分からスリスリして来るからです。
寒いですもんね。ただ暖を取りたいからって言うのもあるんですけどね。
やっぱり自己中心、自分勝手な猫の論理?(笑)

さぁて……寝ようかな。
電気を消してベッドの縁に腰掛けた時、
既に小芳ときんが枕元でスタンバっています(笑)
お目目真ん丸、真っ黒な瞳で僕を見上げています。
もう布団に入る気満々、今か今かと待ち倦ねています。
秀千代はベッドの下辺りをウロウロ……こちらも準備万端です。
横になり、上掛けの布団を首元までズリ上げた瞬間、
きんと小芳が枕元の右と左からそれぞれ、

 「布団に入れて!」

と、手で掛け布団をザッザッと擦ります。
布団を上げてあげると、サァッと一目散に布団に入って行き、
全身が入った辺りでクルリと方向転換。僕の脇の下辺りにポッコリハマり、
両手を僕の肩に乗せ、その上に頭を乗せます……ウゥ〜む、可愛い。

さて、問題児のお園です。
園ちゃんは我が家で一番の甘えん坊。だけどウッカリちゃんです。
いつも最後にやって来ると、既に僕の周りは他の猫で埋まっています。

 「あ……しまった……。」

既に寝に入ったきんと小芳のグルグル言う音を聞くと園ちゃん大焦り(笑)
だけど、お園が凄いのはここからなんです。
決して諦めません。小芳はキレるとコワイし高速猫パンチがあるので、
チョロいきんの方にやって来て、先ずは、そぉ〜っと、
きんが入っている辺りの布団を手でギュゥ〜っと押してみるんです。
きんはお園の気配を察知、「みゃ〜ぁぁぁぁっ!」っと嫌がります。
きんがいることを確かめると、今度はもっと強い力でギュゥ〜っ!
そしてここで初めて僕に「布団に入れて!」の合図で手で掛け布団を掻きます。
そぉ〜っと、そぉ〜っと布団の中に入って行く園ちゃん。

 「nるるるる……ふんギャ!」

嫌がるきんは、僕の腰の辺りまで下がってしまいます。
こうなったらしめたもの。園ちゃんゆったりと布団に入って来て、
僕の脇の下で方向転換、両手と頭を僕の方に乗せ、
丸くなって「クルクルクルクル……。」……アッと言う間に寝息をたてます。
園ちゃんは僕のスグ横、顔の近くじゃないとイヤなのね。
その平和な音を聞くと僕も瞬時に夢の中……。

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さて、今日の写真は秀千代くん。
僕同様、股間が大好きな秀千代くんです(笑)
アッ!皆さん、気が付きましたか?僕、真冬でも夏掛け2枚なんです。
猫湯たんぽで朝までポッカポカだから。本当、冬の猫はいいです。
男の子は総じてビビリですが、秀千代くんもご多分に漏れずビビリなんです。
でもね、気が付くと僕の膝の上にいることが多いの……甘えん坊なんですね、可愛い!
秀千代くんは一人だと布団に入ってきますが、
布団を被せられるのはまだチョッとコワいのかな?
スグに出て行っちゃいます。そして僕の股間にスッポリ……。
布団の上から僕の股間にポッコリとハマり込み、
態勢を整えてスーピースーピー……です。

 「冬は股間が温くなるぅ!♪」

あははっ!


2015年2月1日


ブノワ。


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category: 猫が行方不明。

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千枚漬けのみぞれ鍋。 

 

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皆さん、お元気ですか?
しかし寒いですね……一年で一番寒い時期ですもんね。
僕は新年早々バタバタしています。もうドンヨリ(笑)
今の時期は絶対に風邪を引かないよう気を付けています。
仕事に穴を開けられませんからね……。

さて、特に冬に限らず、通年、身体のことには気を付けています。
タップリの睡眠と季節季節の食材を使った健康に配慮した食事……大事です。
食べた物が身体の基礎になる訳ですから。
季節、季節と書きましたが、冬はやっぱり鍋ですよね!
鍋、鍋、鍋ぇぇぇぇっ!(笑)
もっとも、一年中、鍋をやっている気もしますが……。

今日の写真。
京都のヒグマ……じゃない!(笑)
美しくも麗しいコニ姐
が送ってくださった千枚漬けを使った鍋です。
一昨年の12月、友人がビストロ「アスペルジュ・ブランシュ」をオープンしました。
その初日のランチに東京から日帰りで駆け付けたんですが、
その時、コニ姐とお友達のゴージャス・マダムHさんとご一緒した訳。

なんかそんな縁?「近清」の千枚漬けと壬生菜漬けをわざわざ連名で送ってくださいました!
千枚漬けの材料、聖護院かぶは「畑の女王」と呼ばれているそうです。
京の女王、コニ姐から畑の女王が送られてきました(笑)

さてどうするか?そのまま食べる?
思案すること数分……ハッとして丸い容器の中を見ると、
色々と商品の解説を書いた紙と一緒に、千枚漬けの美味しい食べ方として、
千枚漬けのしゃぶしゃぶのレシピが書いてありました。

 「千枚漬けのしゃぶしゃぶかぁ……。」

材料や食べ方を読んでみて、たまには変わり鍋もいいかな?と、
早速、材料を買ってきて千枚漬け鍋と洒落込みました!

嫌いな(美味しいと思わない)水菜はパス。
その他、あぁでもないこぅでもない言っていたら、
何のことはない、普段やっている寄せ鍋+千枚漬けになってしまいました(笑)
肉も鳥肉はやめ、いつものように豚肉に、牛肉は千枚漬けと合わないと思ったので豚肉のみ。
他に豆腐、シラタキ、白菜、春菊、椎茸、えのき茸……。
そうだ、蕪を擦りおろして鍋に入れましたから、葉も残さず鍋に入れます。
はぁ……勿体ない勿体ない。柔らかくて美味しいですですよ。
食べ方は簡単!野菜や肉をしゃぶしゃぶして、
同じくしゃぶしゃぶした千枚漬けで包んでお好みのタレに付けて戴きます。
肉もタップリ食べましたが野菜の良が凄い!
アッと言う間に千枚漬けも完食です。

はぁ……美味しかったぁ。
千枚漬け終わっちゃったんだけど、どうすればいいんだろう?
またコニ姐に頼めばいいのかな?(笑)
この記事を読んだらまた送ってくださるに違いない、ないない!


2015年1月28日


ブノワ。


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異物。 

 

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大騒ぎするまでもなくごくごく普通のことですよね。
普通って言うのは語弊があるかな?
自分に当たっちゃったらイヤだけどね……食物の異物混入。
普通と書いたのは髪の毛や小さな虫程度ね。
勿論、普通だと思っちゃいけないんでしょうけど、
調理中や店での作業中に起きるアクシデントは枚挙にいとまがありません。
僕は髪の毛くらいだったら文句言わないかなぁ……どうだろう。
普段は黙ってそのままにしちゃいます。ビニール片、金属、プラスチック……。
これらは混入した経緯をキッチリ調べなければ……と、思うけど。

僕が経験した中で一番、凄かったのは、
ある有名美術館のレストランで食事をした時のこと。
付け合わせのラタトゥイユにガラス玉が入っていたの。
直径4ミリ程度、表面はザラザラな感じで透明でした。
噛んだら「ガリっ!」って。一瞬ね、歯の詰め物が取れたのかと思った。
店の人に指摘したのね。そうしたら料理長が出てきて平謝り。
周りに食事中の客もいることだし、まぁいいからと、声を荒げず穏便に済ませましたが、
店のマネージャーが居丈高で感じ悪くてね。同席の友人が怒っちゃって大変だったの。
あまりの激怒に本社から連絡を入れさせるとのことなので、
僕はちゃっかり詫び状だったらワープロは不可ね……って言ってやりました(笑)

結局、ワープロで打った詫び状とお菓子が届き(笑)
あぁ、やっぱりこんなもんかと、その件は一件落着になりましたが、
そのレストランでラタトゥイユを作っているとは思えず、
仕出しの会社などの製造ラインでガラス玉が混入したに決まってます。
全体に面取りされたように、鋭利な部分はありませんでしたが、
危ないですよね、噛み砕きでもしたら大怪我です。

その怒っちゃった友人のエピソード。同じ席にいたから僕も被害者なんですが、
某有名洋食屋でタコだったか何だったか、魚介のマリネを頼んだら、
付け合わせの海藻にいらっしゃった訳です(笑)野菜ならイモムシ、
海藻ですから、例の釣りの時に魚の餌になるアレ、アレ!しかも生息なさっている!(笑)
元気に、ピョンピョン、ピンピンってお跳ねあそばしてる(爆)
虫が嫌いな友人は声こそ出さなかったけど、心の中で「ギェ~っ!」の大絶叫ね(笑)
お店の人は平謝りで、新しいものを持ってきてくれましたが……。
僕も見ちゃいましたからね……動いているところ(笑)手は付けなかったかな。
その後もその洋食屋には通っています。たまたまだと思うし美味しいから。

中国の高級茶。皆さん淹れ方知っていますよね。
初めに注いだお湯は捨てましょうって。
それって、茶葉に紛れているダニやゴミを流すって言うことです。
食べ物は自然界からのもの。何かしら混入しているのは避けられません。

先日のハンバーガー・チェーンの中国における、
製造課程の管理の悪さとはチョッと話が違いますもんね。
コストの安さを求め、利益を追求するあまり、
消費者に一番大切な「食の安全」を無視し、切り捨てた罪は大きいです。
件の会社だけをあたかも狙い撃ちにするような事件が多発し、
マスコミもこぞって報道する辺り、チョッときな臭い気もしますが、
あの一連の映像を見てもまだ店頭に並ぶ消費者の気持ちがしれません。

フライドポテトから人間の歯?
俄かには信じられないような事例もあるようですが、
つまようじ男でしたっけ?オバカな逃走劇が日本中を沸かせましたが、
模倣犯が後をたちません。何とバカの多いことよ!
悪ふざけで大きな会社が倒産することだってあるんだよ。
教育云々の前に、簡単な善悪の判断がつかない恐怖。
改めて日本は本当に大丈夫か?そう思います。



ようは自分で食事を作りなさいってことですかね。
一人で鍋やって小さなイモムシが煮えて浮いてきた時もあったけど、

 「ぎえぇぇぇぇぇぇ〜っ!」

そんな時は誰にも文句言えないものねぇ(笑)
最近ではスーパーに買い物に行っても買えないものが増えてきました。
加工食品、冷凍食品、中国や韓国産の食品、特に野菜。
レトルト食品、アメリカ産の柑橘類……それからパン粉ね!
何年も何年も引き出しの中に忘れ去られていて黴びないのは何故?(笑)
食材の偽装問題で高いから安全って言う神話も見事に崩れた今、
自分の目を養うしか道はないのかと思います。


今日の写真は僕が作ったパスタ。キノコのみぞれパスタです。
蕪があったので下ろして長葱と一緒にお出汁で煮て餡を作りました。
パスタには舞茸、しめじ、椎茸を炒めたものが入っています。
油はサラダオイルで、チョッとごま油を風味付けに……。
餡の方に塩と醤油でチョッと味付けしましたが、
パスタの方にしっかり味付けして、餡はそのまま白くしておくべきでした。
チョッと反省かな。パスタは万能ですね。どんな具、味付けにも合います。


2015年1月25日


ブノワ。


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奥さま。 

 

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正月の箱根でのこと……。
強羅から施設めぐりバスで「ラリック美術館」に迎う途中。
「箱根ガラスの森美術館」でバスが停まりました。
その時、車内に一際響く声で、

 「奥さま!」

って……チョッとビックリして、声を掛けられた女性、
料金を支払って降りる女性を見ちゃいました。
年の頃は、若く作っているけれど60才少し前くらい。
綺麗にメイクして、ロングの髪の毛は栗色に染められ、
大きくゆったりとウェーブがかかっていました。
衣裳もゴージャス、ファーのコートを着ていましたっけ。
まぁ、こってりこてこて、箱根の山の上に観光に来るには、
チョッと仰々しい感じも否めないけど、辺りを払う勢い?
馴々しくは話し掛けられない雰囲気の女性でした。
「奥さま」と声を掛けた女性は、そのゴージャス奥さまの、
連れの女性が落とした手袋を、奥さまに渡そうと声掛けしたのです。
別に奥さまとは縁も所縁もない箱根に観光に来た中年の女性……。

奥さま……もう死語ですかね?(笑)
普通の女性には「奥さま」とは声掛けしませんよね。
特に若い女性には絶対に「奥さま」はありません。
ある程度の年齢を経た女性に使いますが、
初め、その声を聞いた時は「使用人?」と、思っちゃいましたもん。
そう、主従関係がそこに結ばれていると「奥さま」は有り得ます。
僕なんか知らない女性に「奥さん」と声掛けするのも苦手(笑)
何だかイヤラしいじゃないですか……田村正和みたいで(笑)

その昔、死んだ母を杉村さんの舞台「欲望という名の電車」に連れて行き、
楽屋に杉村さんを尋ねた時、杉村さんが開口一番。

 「まぁ、奥さま、よくいらっしゃいました。」って。

お客さまを非常に大切にする杉村さんにとっては、
ある程度、年齢が行った女性は漏れなく「奥さま」だったんだと思いますが、
劇場を出た母は大感激。

 「お前、お母さん「奥さま」なんて言われたの初めてだよ。」って。

小さい頃からズゥ~っと働き詰めだった母にしてみれば青天の霹靂、
折に触れてその話題を繰り返す辺りは、可成り感激していたに違いありません。
僕も、母にそんな思いをさせてくださった杉村さんに感謝したものです。


改めて自分の周りの女性の友達を思い浮べてみます……。
いませんねぇ……奥さま(笑)もうゼロ。
お金持ちかお金持ちじゃないかに限らずね、
奥さまと呼べる雰囲気の人は皆無。もっとも、薔薇関係の女性は、
漏れなく「喋るじゃが芋」と思っている僕ですから(笑)あはは!
女性の皆さん「奥さま」と呼ばれたことありますか?


2015年1月22日


ブノワ。


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役者は演出家次第。 

 

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年末も押し迫った28日……。
いつも仲良くして下さっているチョッと年上友人夫妻の、
瀟洒なお宅のホームパーティにお呼ばれしました。
10人程度の内輪の集まり、美味しい料理とワインに舌鼓を打ち、
アッと言う間に楽しい時間が過ぎたのですが、
久しぶりに会った女優のAちゃんと随分と話が盛り上がっちゃいました。
2人とも12月に世田谷パブリックシアターで上演された「鼬(いたち)」を観ていたからです。

役者ってね、仲間の舞台とか、意外に勉強家で足繁く劇場に通っているのね。
僕も師走で忙しかったのですが、予定をやり繰りして観ていたんです。
丁度、一年前に見逃していた「声」(三谷幸喜演出)の鈴木京香が観たくて、
また、白石加代子や注目している江口のりこを観たかったから。
Aちゃんと意見が一致したのは、鈴木京香が素晴らしい舞台女優の片鱗を見せたこと。
それから役者は矢張り演出家次第と言う2点で意見が一致しました。
Aちゃんが言うには、鈴木京香はもっと違う演出家の演出を受ければ、一皮も二皮も剥け、
キャリアの後半を偉大な舞台女優として送れるのではないか……と言うのです。
またその可能性が十二分にあること……僕もまったく同意見で、熱く語り合っちゃいました。
「鼬」は機関銃のような矢継ぎ早の台詞が、耳慣れない東北弁で語られます。
観客の半分は方言に戸惑い、ストーリーの半分も入ってこないようでした。

矢張り、言葉(台詞)が伝わらないとキツいですよね。
思いの外、江口のりこの一本調子。彼女の豊かな才能の無駄使いです。
鈴木京香に相対する彼女をもっと上手に使えば、物語が素晴らしく膨らんだのに残念。
鈴木京香は小股が切れ上がったいい女っぷりで、
歯切れ良く台詞が粒立って天晴れでしたが、如何せん台詞に抑揚がなく一本調子……。
それってやっぱり演出の力だと思うんです。
Aちゃんは最近人気の長塚圭史の才能に大いに疑問を投げかけます。
少しもてはやし過ぎなのではないかって。それは僕も同意見でした。
若く新しい才能は褒めて伸ばすべきですが、過剰な反応は如何なものか……。

僕が鈴木京香に注目したのは、テレビの湊かなえ原作の「夜行観覧車」で、
グレはじめて食事中に暴れて手が付けられなくなった娘の口に食物を押し込み、
思わず殺しそうになるシーン。カメラは下から鈴木京香の顔をアップで捉えます。
白目を剥いて娘の口に食物を押し込む母……あの美人女優が……。
チョッと驚いちゃったのね、美人だったら一番見せなくない表情ですから。
その新たな一面を見せたのも演出家の力だと思うんです。
ハイ、分かりましたと二つ返事ではなかったと思うの。絶対に躊躇したハズです。
勿論、それに応えた鈴木京香の役者魂も気骨があって素晴らしいのですが……。
鈴木京香には是非、沢山の演出家の芝居に出て欲しいものです。



さて、三谷幸喜版「オリエント急行殺人事件」を見ました。
「オリエント急行殺人事件」はクリスティの原作も、ルメットの映画も大好きなんです。
最近のミステリーは随分前にあらかたトリックが出尽くし、
イギリスのルース・レンデル辺りから、犯人の異常心理の描写に重きを置かれています。
クリスティの時代は作家が我先争ってトリックの考案にしのぎを削った時代です。
クリスティが考えだしたオリジナルのトリックは「ABC殺人事件」「アクロイド殺し」
「そして誰もいなくなった」など、そうそうたるラインナップです。
この「オリエント急行殺人事件」もそんなクリスティの面目躍如、
アッと驚くどんでん返しが魅力です。

悲しくなりますから映画版とテレビ版の役者を比較するのは止めましょう。
チョッと思ったのは、「ごちそうさん」で好評だった杏。
「ごちそうさん」ではナチュラルで新鮮な魅力が何とも言えませんでしたが、
今回は全く生彩を欠き、ただのお飾り、大根ぶり丸出しでした。
ジャニーズの二宮和也も小さな小さぁ〜な小芝居をするのね。
目の演技だけで、自分は上手いと思っている感がありあり。
「硫黄島からの手紙」の時はイーストウッドの演出が偉大だったんでしょうね。
そうだ、僕はアッカーマン演出の「見知らぬ乗客」も観ています。
ヒッチコックの映画の舞台版ですが、ただのマザコンの青年にしか見えなかった……。
彼ももういい年ですよねぇ?如何にも幼すぎるそれはチョッといただけないかな。
犯人を演じた佐藤浩市くらいになると、野卑で忌み嫌われるキャラクターを、
何とも楽しそうに演じてさすがだと思うし、
そこまで来ると、ある程度、演出より役者の技量が勝っている例です。
あの下品な笑い方……いい役者になりました。

例えば、大女優メリル・ストリープくらいになると、
演出家がどんなに凡庸でも、役者の力である程度のところまでは作品を引っ張り上げることが出来ます。
「マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙」で見事に3回目のアカデミー賞を受賞しましたが。
ハッキリ言ってしまうと、他の監督、例えば先日亡くなったマイク・ニコルズ辺りだったら、
圧倒的な掘り下げと演技指導でもう少し素晴らしい作品になったハズ。
それからメリス・ストリープは「ダウト〜あるカトリック学校で〜」でもノミネートを受けましたが、
こちらも監督が原作者ではなく他の監督だったらもしかして受賞していたかもしれません。
それほど演出の力って大きいと思うのです。

野村萬斎のポアロの大仰な演技、声色をあれこれ言う言う人もいるけれど、
彼の場合、声色を使わない芝居は不可能です。
それが狂言だし、つまりはテレビの枠に収まり切らないって言うことなんです。
縦横無尽に動き回れる舞台、大きなスクリーンの映画の世界でこそ生きる萬斎の芝居なのです。
ベルギー人の小男、エルキュール・ポワロは何人もの名優が演じています。
74年版「オリエント急行殺人事件」の時のアルバート・フィニーは、徹底的に自分を殺し、
大柄なのに背を丸めメイクに凝って小男ポワロになり切りました。余程イヤだったんでしょう、
次作の「ナイル殺人事件」は大男のピーター・ユスチノフにバトンタッチ。
アルバート・フィニーのポアロは丸々、小説の中のポアロをそのまま形にして見事でした。
萬斎のキャスティングはなかなかの名案だと思いましたが……果たして成功しているかは謎かな。

2月から3月に掛けて、好評だった「藪原検校」が再演されます。
この舞台の野村萬斎の圧倒的な躍動感と悲哀。脅威の台詞術は舞台ならではのもの。
それをテレビの小さな画面に閉じ込めようと言うのが土台無理と言うものです。


三谷幸喜のオリジナルの第二夜……丸々要りませんね。
クリスティーが好きで敬愛しているって言うのは分かります。
何故、事件に至ったか。自分なりに物語りたいのも分かるけど、
僕には第一夜だけで十分でした。コメディーにも何ににもなっていない中途半端な第二夜。
犯人、佐藤浩市の昔の名前を「サカケン」でしたっけ?
省略形で登場人物が連呼する下りで辟易としちゃいました。

人によって面白いと感じるツボはそれぞれです。
僕は三谷幸喜って面白いともおかしいとも思わないので反応が薄いのかなぁ。
偉大なる大根役者、田村正和の「古畑任三郎」なんてどこがいいのかサッパリ分からないし……。
なれ合いのキャスティングで作るドラマは見たいとも思わない。
若い才能は応援すべきだけれど、過剰な拍手は無用だと思の。
宮藤官九郎とかね……クドカンなんて言っている時点でペケ。


役者は演出家次第です。才能を引き出してくれる演出家に出会えるかどうか。
それで役者のキャリアが決まってしまうと言っても過言ではありません。



写真はオリエント急行のコンパートメント。
ラリックの娘さんのスザンヌがデザインした「花束」。
ガイドの女性によると、映画「オリエント急行殺人事件」でも使われたそうです。
どのシーンでかな?もう一回観てみましょうか……。


2015年1月20日


ブノワ。


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ダメダメちゃん母になる。 

 

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 「アツヤさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜ん!」

辺りを憚るような大絶叫がJR恵比寿駅のロータリーに響いた……。

 「か、か、か、勘弁してぇ……。」

昼の日中から往来激しい駅前で自分の名前を絶叫されるのは勘弁願いたいです(苦笑)
しかも、デカいリュックを背負って、横断歩道の向こうからスキップともつかぬ、
謎の足取りで、一目散にこっちに走って来るではありませんか……。
子犬が飼い主に飛びつかんばかりの勢い。頬が赤くなりますね。だって恥ずかしいもの。

絶叫&駆け寄って来たのはダメダメちゃんのシトちゃん。随分と年下の女の子ね。
その日はどうしても会いたいと言うシトちゃんの希望で、
わざわざ恵比寿まで出向いたのでした。季節は薔薇のシーズンも始まろうとする、
ポカポカ陽気も暖かい5月の穏やかな午後でした。
その夜、パリに向かって旅立つ前にどうしても僕に会いたいって言うのね。
僕の行きつけのカフェで小一時間、色々と話を聞いたんですが、
話を聞いてビックリ。これがまたダメダメちゃんでねぇ……幾ら男の子っぽいとは言え、
妙齢の女の子がパリに一人旅をするのに、リュック一つ、
しかも着いた日はおろか、全日程ホテルを全く予約していないとのこと。

 「え……そ、そ、そ、その格好で行くの?」

慌てました。知らなきゃ後で聞いてビックリで済みますが、
聞いちゃった以上はそのまま送り出す訳にも行きません。
パリについてから探すって言ったって、到着は夕方だし、
短い旅の貴重な時間、探す時間が勿体ないじゃないですか。
女の子なんだからまさか野宿する訳にも行かないしね。
結局、シトちゃんが12時間空を飛んでいる間に東京からパリに片っ端から電話して、
安くて安全なホテルを確保。空港に着いたら即、電話を貰ってホテルを教える……。
そんな段取りにしてパリに向かわせたのでした。
そんなこんな、世話の焼けるダメダメちゃんのシトちゃんですが、
出会いはねぇ……またおかしなことだったんです。

僕の大親友で恵比寿で美容院を経営しているT。
彼もパリに留学するほどのフランス気触れ(笑)
そのTの親友(女性)の従姉妹のシトちゃん(随分と年下)がパリに憧れ、
どうしても行きたいと言うので、旅行の手引きみたいなもの?
留意点などを教えてくれないかってTのところに打診があった訳。
早速、恵比寿で夕飯のテーブルを囲んで旅行のあれこれを教える段になったんですが、
Tはフランス語が話せるのですがシトちゃんはまったくダメダメちゃん。
そこでフランス語は挨拶程度のクセに、平気で一人で地方とかに旅行しちゃう、
度胸タップリの僕に白羽の矢が立った訳ね。やっぱりフランス語が出来ない人が教えた方が、
何かと身になるじゃないですか。でもね、僕だって決して無謀な度はしないんですよ。
キチンと時刻表は調べるし、ダメだった時の代案も2つは用意する。
パリはスリが多いです。その辺の気遣いや、女性の一人旅の注意点などね。
教えることは山のようにあって、その日だけでは話も納まらないので、
後日、出発のチョッと前に僕のマンションに呼んで2人でお茶したのね。
そうしたらね、ダメダメちゃんの割には、小さなケーキを2つ買って持参するのね。
その辺は親御さんの教育がキチンとしているのかな?常識はある。
ダメだダメだと言いながら可愛くてねぇ。そこからの縁で今まで仲良くしてきました。

ダメダメちゃんのシトちゃんは、その後もパリに足繁く通い。
どこでどう引っかかったか、引っ掛けられたか(笑)
何と、ハンサムなマルチニクの青年と結婚と相成りました……。
今はパリ市内からチョッと外れたところで子供と3人で暮らしているとか。
そのシトちゃんが去年の秋から冬の3ヶ月、子供と2人で一時帰国しました。
やっぱり三行半を突きつけられたのかと心配しましたが(笑)
久しぶりのご飯、一時もジッとしていない子供を抱えてどこでするか?
色々と考えたんですが、上野動物園も寒空ではなんだし、
そうだ、子供が普通にいる東京スカイツリーに行こう!
親友のTと、お嬢中のお嬢、やはりフランス気触れのBも誘い、
5人で東京スカイツリー&すみだ水族館詣でと相成りました。
あんなデザインの悪いツリー、一生行かないと思っていたのにね(苦笑)
久しぶりの再会でしたが、ダメダメちゃんはしっかりと母になり(笑)
いっちょまえに小さな怪獣よろしい子供を教育しているではありませんか!
子供が子供に育てられるって言うパターンね(笑)
母は逞しいです。チョッと見直してしまいました。

今日の写真はダメダメちゃんの可愛らしい子供J。
僕ね、今まで子供にカメラを向けるって言うことは全くありませんでした。
周りに子供がいなかったせいかな?子供って苦手なのね。
赤ん坊の時はまだいいのですが、話すようになると困っちゃうんです。
例外は薔薇のお友達のお子さんの愛らしい女の子。それから結城美栄子さんのお孫さんね。
今までこの2人は本当に綺麗な顔立ちで自然とカメラを向けたものですが、
ダメダメのシトちゃんの子供も可愛かった……何枚も撮っちゃいました。
可愛いですよねぇ……もしかして僕って子供撮るの上手いかも(笑)

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それから結婚式の時のダメダメちゃんのシトちゃん(笑)
親友Tの手で見まごうばかりに綺麗になったシトちゃん。
着物も勿論プロに頼んで着付けして貰いました。
普段は眉毛のマの字もないんですから(苦笑)
ダーリンがね、菜食主義なのでベジタリアン系のレストランでパーティ。
その時の晴れやかな顔!あの恵比寿駅の絶叫がウソのようです。


2015年1月15日


ブノワ。


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パリ組箱根珍道中。 

 

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早いもので1月も中旬になりました。
皆さん、新しい年はどのようにお過ごしですか?
もう殆どの方が仕事初めを済ませ、通常の生活に戻られたことでしょう。

さて、僕はと言えば、年末の27日にチョッとだけ仕事……。
28日から4日まで正月休みでしたが、
何と風邪?胃腸炎?(笑)胃がキリキリ痛み、ダウンしちゃいました(苦笑)
僕、胃腸は物凄く強いのですよ。幸いに食欲はありましたが、
珍しくチョッとげんなり。休み中は早朝に猫たちにご飯をあげてから昼まで2度寝。
午後は必死に年賀状書き。夕飯を食べたら少し休んで即寝……。
28日の朝から2日の昼まで一歩も家から出ませんでした(笑)
従って、年賀状は仕事関係の300枚の他、
友人の分は、貰った年賀状に返事を書くと言う形になっちゃいました。
いつも出しても返事をくれない人は割愛しちゃった……悪しからず。
それにしても500枚の手書きの年賀状……来年からはチョッと考えないと。

さて、ど根性で体調を治し(笑)気力で平然を装いました。
行って参りましたよ箱根へ。もうここ数年、正月の恒例、吉例になっています。
今回のメンバーは、パリに縁のある4人組。
僕とフランス気触れの美容院経営のT。パリに留学の経験ありです。
自称、天才グラフィック・デザイナーでエッフェル塔をこよなく愛するM。
そして紅一点、もう10年以上も前にパリで知り合った、傾国の美女B。
彼女はタクシーに乗り、街の名前と名字を言うと、
ピタリと玄関前に車が横付けになるお嬢中のお嬢でございます(笑)
三々五々、北千住発のメトロ・ロマンスカーに乗り込み、いざ箱根です。
今回の宿は、常宿の「福住楼」。旅のメインの目的はMのために、
「ラリック美術館」を訪れることでした。Mってね、もうラリック・ラブなのね(笑)
箱根行きを誘ったら二つ返事でOKが来ました(笑)
箱根の「ラリック美術館」は、まさに観るべき美術館ですからね。
ラリック・ラブのMにとっては聖地みたいなもの。
個人の収集としては類を見ない素晴らしさですから。

一年中、観光客で溢れる箱根ですが、親友たちとピンポイントで観光をし、
温泉に浸かって新らしい年への抱負を語らい、バーで一杯やりながら
カラオケしたり踊ったり……アッと言う間に楽しい旅は過ぎたのでした。

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写真は傾国の美女B。
「ラリック美術館」の目玉、オリエント急行内で撮りました。
チョッと前に髪の毛を切りました。美女はショートが似合います。
オリエント急行はロマンですよねぇ……ポアロが出てきそう(笑)
アガサ・クリスティのアッと驚く犯人設定の素晴らしい原作もさることながら、
1974年製作、シドニー・ルメット監督の「オリエント急行殺人事件」も忘れられません。
グランドホテル形式、豪華極まりない配役……。
一見、地味に見えるんですけどね。それはそれは素晴らしい配役。
バーグマン、バコール、レッドグレーブ、コネリー……。
味わい深いって言うのかな。よくぞこれだけ集めたって言う感じ。
美しいジャクリーン・ビセットはまさに一輪の薔薇!
伯爵とか公爵とか、貴族を演じられる人はそうはいません。
冒頭の登場人物たちの乗車シーンのゴージャスなこと!推理映画のクラッシックです。
新年、11日と12日、2夜連続で放映されましたねぇ……。
野村萬斎がポアロに扮した日本版「オリエント急行殺人事件」
野村萬斎は好きなんですけどねぇ。何しろ脚本があの三谷幸喜ですからねぇ……。
コワいですねぇ、コワいですねぇ。イヤな予感しますねぇ。
見るのコワいですねぇ(笑)えっ?見ましたよ。勿論(笑)
だって、コワいものほど見たいじゃないですか!
うぅ〜む、こちらはまた機会があったら記事にします!
ところで皆さんはアメリカのオリジナル劇場用ポスターをご存知ですか?
リチャード・アムゼルによる傑作ポスターで、僕も学生時代に課題で模写しましたっけ……。
採点は勿論、A+の100点満点でございました(笑)

オリジナルポスターは血眼になって探し、やっと手に入れた覚えがあります。
このポスターの大スターたちと日本版の配役、誰が誰だか分かりますか?
リチャード・アムゼルはこの他に「パピヨン」「ラスト・シューティスト」「ニジンスキー」
「レイダース/失われた聖櫃」「歌え!ロレッタ愛のために」「ラッキー・レディ」などが有名です。
アルフォンス・ミュシャに影響された華麗で装飾的な画風で、
「マイ・フェア・レディ」「キャメロット」「地獄の黙示録」で有名な、
ボブ・ピークと並んでハリウッドの一時代を築きました。
ボブ・ピークの功績は偉大で、「マイ・フェア・レディ」の大成功で、
後世に続く、映画のポスターにイラストが用いられる素地を作ったのでした。
映画のポスターにおける2大巨頭は、このボブ・ピークとソウル・バスです。
Mが苦笑しながら、半分悲しげに言っていましたが、デザイナーの中には、
アールデコとアールヌーボーの区別がつかない人もいるとか……。
教えてあげてね、グラフィック・デザインの世界ではボブ・ピークとソウル・バスは神さまです。
はぁ、僕も学生時代にどれだけ影響を受けたことか……。
それから「ラリック美術館」の凍てつく庭の池、
寒々しい光景ですが、シャーベット状の睡蓮、なんとも美しいです。

Mったらね、被っていた帽子をしたり顔で、

 「やっぱり帽子はここでしょう!」

と、座席の横上にある金属製のフックに掛けたら、

 「美術品には触りませんように……。」

と、やんわりガイドのお姉さんに叱られました(笑)
オリエント急行が「美術品」って言うのは語弊があると思うのだけど、
まぁ、わざわざ船便で持って来た高価な展示品には間違いありませんからね。
Mは雪と氷の箱根に皮底のブーツを履いて行き、
凍った道で見事に素っ転んだりします(笑)お決まりの芸か?
BはBで、3回も通った「福住楼」の一番大きな岩風呂の存在を知らなかったとか……。
何ともズッコケ&珍道中な箱根となりました。

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そうそう、初日のランチは箱根湯本は止め(美味しい店がない。)
小田原でロマンスカーを降り、タクシーを飛ばして行ってきました。
こちらもパリ繋がりで、パリに住む親友のお兄さんがやっているおでん屋「小田原おでん」
ここはいいです。東京の真っ黒に煮込み過ぎたおでんで懲りている僕。
実はそれがトラウマでおでんは敬遠していたんですが、
実に美味しかったです。本当はですねぇ、僕、練り物嫌いなんですけどね(笑)
あっさりの味付け&店の雰囲気もなかなかGOOでした。
皆は茶飯のセットでしたけど、僕は牛すじ丼セット。
前菜と香の物、ご飯とお味噌汁とおでんが5つ付きます。

一人旅もなかなか乙なものですが、親友とわいわい温泉の旅もいいものです。
次は夏の箱根かな?久しぶりに「玉庭」にでも行こうかしらン……。
夏の「ラリック美術館」の庭も見てみたいし……。


2014年1月13日


ブノワ。


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category: 旅の栞。

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新年早々……。 

 

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 「みぅ、みぅ、みぅ、みぅ……。」

あれ……子猫……。

新年2日、外から子猫の鳴き声が聞こえてきました。
猫ってそうそう鳴く生きものではないのだけど、
外の子たち、特にちか子はご飯に来ると鳴いて催促するので、
常に外の音には気を配っているのです。
また新しい猫?でも、随分とか細い声……。
弱っているのかな?それともチビ猫?
今は1月だから、秋に生まれた子猫だったら生後2ヵ月くらいか……。

慌ててサンダルを突っ掛けて、ダウンを羽織って外に出てみます。
弱い声はごくごく家の近くから聞こえてきます……。
どこだろう?……と、耳を澄ませ、辺りを見回してみると、
小さな声はどうやら上の方から聞こえてきます。

 「みぅ、みぅ、みぅ、みぅ……。」

ン?バルコニー?……玄関の廂の上?
あっ!……いたいた!
白黒の猫が鼻の頭をピンクに染めこちらを見ています。
目が合うと一際大きな声で、

 「みぅ、みぅ、みぅ、みぅ……。」

僕、近眼なので、良ぉ〜く目を凝らしてみると……。
あっ!…………デ、デ、デ、デ、デブリーヌ!(笑)
な、な、な、何と、デブリーヌこと、
コウちゃんが寒さに丸くなってこっちを見ながら鳴いています。
一体どこから脱走?だって、僕は27日の午後から、
2日の昼まで一歩も外に出ていないし……。
あ……心配して様子を見に来てくれた親友が、
元旦に出たり入ったりしていたっけ……最後は酔っ払っていたし……。
まぁ、新年早々、猫の脱出劇……疲れます。
デブリーヌ、最後の脱走から2年の間にスッカリ家猫と化し、
暖かい部屋とタップリのご飯に慣れ、
お肉たっぷんたっぷん、デブデブの駄猫になりました(笑)
本能で外に飛びだしたものの、元旦の東京は寒波が押し寄せ寒いのなんの。
もっとも、肉襦袢を着込んだデブリーヌの骨身に凍みる程ではないにせよ、
外には知らない猫が2匹いるし、ビックリして廂の上から全く動けない状態(笑)

 「みぅ、みぅ、みぅ、みぅ……。」

僕の顔を見ると何かを訴えるように鳴きますが、
如何せん触ることすら拒否していたデブリーヌ。
捕まる訳もなく、苦肉の策で家の子たちを一部屋に閉じ込め、
一晩、玄関ドアを少し開けてみたものの、
翌朝見るとまだ廂の上にチンマリ小さくなっています。

 「みぅ、みぅ、みぅ、みぅ……。」

はぁ〜い!タイムアップ!
残念ながら3日〜4日は恒例、吉例の箱根で家を空けます。
可哀想だけどもう一晩外で過ごしなさい!
と、言う訳で、廂の上にタップリのご飯を置き、
盛大に後ろ髪を引かれながら箱根に旅立ったのでした。
もし他の子だったら箱根はキャンセルだったかな……。

翌日4日の夜8時頃に帰宅しました。
さすがに廂の上にデブリーヌの姿はなし。
カバンを中に入れ、玄関外の照明を点けると、
来ました来ました(笑)

 「みぅ、みぅ……。」

鳴きながらデブリーヌ登場。
どこかで暗い家の様子をジィ〜っと窺っていたのでしょう……。
玄関内にご飯の容器を用意し、玄関扉の把手に紐を括り付ける(我が家は引き戸)
基本的&原始的な罠でご飯を食べに玄関内に入ったところを、
アッと言う間にとっ捕まったデブリーヌでした(笑)
やれやれ、果たして懲りたかな?いやいや、懲りてないでしょうねぇ……。
それが猫ですから(笑)


2015年1月11日


ブノワ。


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category: 猫が行方不明。

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素晴らしかった年末年始のテレビ……。 

 

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はい、皆さんお元気ですか?
新しい年になりましたねぇ。いいですね、いいですね、晴れやかで。
えっ?私?お前は誰かって?いやですねぇ、甦ったんですね、デジタルで。
ホラ、アレですよ、HuluHulu。凄いですねぇ……。
見事ですねぇ、見事ですねぇ……最近のCGの技術。
CM見ましたでしょう?クマの動きなんか本物みたいですねぇ……。
今日は復活ついでに年末年始のテレビのあれこれを書いてみようと思います。
どうぞ、皆さんお付き合いくださいね。

私ね、毎年〜年賀状はキチンと書くんですよ。
昔の人間ですからね。そんな時はね、
普段は見ないクセにテレビをつけるのね。ボリューム小さくしてね。
でもね、チョッと呆れましたねぇ……何でしょうね、アレ。
どのチャンネルも同じ顔ね。お笑い系とジャニーズ。
それから、あの何とか言う不潔っぽい少女たちね。
ほら、昔ありましたねぇ……皆さんは御覧になりましたか?「グレムリン」。
あの水に濡れるとポンポン増殖する小さな怪物たち……アレに似てますねぇ。
あんなキャバクラ商法ってボロクソ言われながら、
紅白に7回目の出演って言うことは、スッカリ市民権を得ましたねぇ。
彼女たちなしではテレビ番組作れなくなっちゃった。
コワいですねぇ、コワいですねぇ……蔓延やね。疫病の蔓延。

さてさて、相変わらず旅番組全盛ですねぇ。
年末年始に何本あったかねぇ……廃品回収っぽいタレント使ってね。
それから路線バスで目的地を目指すヤツね。
何て言いましたっけ?「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」?
アレ、本家の太川陽介と蛭子能収のはなかなか面白いけどね。
他の二匹目のドジョウを狙った他の局のなんかヒドイね。
ただ無造作にバスに乗ってる。トラックのヒッチハイクとかね。
タレントとカメラで番組出来ちゃうみたいな安易なの。
正月の早朝からやっていたバスの番組なんて、いきなり競馬場行ったり、
バスの中でメインキャスターが居眠りしてたりしていましたねぇ(苦笑)
ヒドイですね、ヒドイですね。プロじゃありませんねぇ。

毎年〜止めよう止めようと思いつつ見ちゃいましたねぇ……紅白。
年賀状を書きながらチラ見でしたけどね、凄かったですねぇ、凄かったですねぇ。
アレはもう歌合戦じゃないのね。ただのバラエティですねぇ。
豪華でしたね、豪華でしたね。登場人物の数(笑)
アレは人海戦術言うヤツね。一時期の蜷川幸雄みたいだね。
一体、延べ何百人出ていたんでしょうねぇ……。
総数を数えるよりピンで歌っていた人を数えた方が早いね。
五木ひろし、薬師丸ひろ子、石川さゆり、美輪明宏……ひぃふぅみぃ。
今年はNHKの歌手に対する気の遣い方が痛々しい程、
手に取るように分かった紅白でしたねぇ。
神経ピリピリ、三顧の礼で拝み倒して出て貰った歌手と、
出してやった歌手の扱いの違い、温度差が歴然としていて笑いましたねぇ。
拝み倒した歌手はライブやスタジオからの中継なんだね。
しかもメドレーや数曲歌わせるのね。もう歌手側の言いなり、
特別扱いで言いたい放題を聞くしかないのね。
毎年〜「津軽海峡・冬景色」と「天城越え」を海老反りで交互に歌う、
石川さゆりなんて背景が千住博だものねぇ……豪華でしたね、豪華でしたね。
だって、千住博だよ、あなた。しかも滝が動くのよ。
大トリを松田聖子にしたためにゴネタかねぇ。ご機嫌取りね。
サザン・オールスターズ、福山政治、中島みゆき、異例の新曲披露の中森明菜……。
中森明菜……大丈夫かねぇ。生彩なかったですねぇ。

出してやった歌手たちはゴミ同然の扱いでしたねぇ……。
3組連続で歌わせたりね(笑)ヒドイですねぇヒドイですねぇ(笑)
美輪さんアレだね、「愛の讃歌」で男装でしたねぇ……。
ゴージャスな女装、ドレスで来ると思ったけどね。
NHKの朝の連続ドラマの内輪受けが年々ヒドクなりますねぇ……。
アレ、見ていない人は全くチンプンカンプンだね(笑)
唯一、驚いたのは薬師丸ひろ子。あんなに小さな女の子だったのにねぇ。
立派ですねぇ、立派ですねぇ。上品なグレーのドレスでねぇ。
歌だって良かった思うのよ。あの子は声がいいんだね。
その辺の下手糞な歌手より全然いいね。少し訓練するといいね。
いいミュージカル女優に化けるかもしれませんねぇ。
可愛そうだったのは May.J だね。松たか子の出る出ないのゴタゴタの後、
ようやく「ありのままで」を歌えたのに、本家が出てきたんじゃねぇ……。
しかも本家は録画(笑)アレじゃ刺身のつまですねぇ。
鳶に油揚げさらわれたね。NHKもヒドイことをするもんだね。

しかしジャニーズ事務所と、あのアルファベットと数字の、
汚らしい女の子たちを全部カットしたらどうなるかね……。
某局の懐かしのメロディと全く変わらなくなりますねぇ(笑)
いいのかねぇ……国営放送。大丈夫ですかねぇ……受信料取ってるのに。
止めることが出来なくなった歌合戦は惨めですねぇ。
年を取り損ねた大女優、死に損ないの恐竜だね。
死に損ないって言えば、整形繰り返した往年の歌手は蝋人形みたいでしたねぇ。

大トリの松田聖子は一体何だったんでしょうねぇ……。
アレ、本人以外に喜んだ人いるのかねぇ……周りの歌手の醒めた顔。
シラケた顔を見れば大体のことはわかりますねぇ。
コワいですね、コワいですね。歌手同士の陰陰鬱鬱。
それにしても松田聖子の歌唱……アレ、普段、歌ってないんですねぇ。
石川さゆりもそうだったけど、溜めて溜めて高音が少し外れるんですねぇ。
えっ!アレはワザとじゃない?失礼しました……って言うことは年々下手になる?(笑)
和田アキ子なんて全然、声出てなかったものねぇ。
ブルース?ジャズ?そんなもの全然感じなかったねぇ。
ただの吠えてるオバハンやね。いやいや、見事ですねぇ、見事ですねぇ。
八代亜紀はどうしたかねぇ……何故出ない?
ヒドいヒドいと言いながら、ついつい見ちゃうね、紅白は(笑)
イヤですね、ワタシ今まで人の悪口言ったことないのにね……。

えっ?なんです?もう時間?早いですね、時間が経つのは……。
仕方ないね、またお目に掛かりましょう。サイナラ、サイナラ!


2015年1月7日


ブノワ。


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category: 向き向きの花束。

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