種を蒔く人。 

 

IWST9766 - バージョン 2
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細い路地を抜けながら住宅地の中を走ります。
飛行機の轟音がたまに聞こえて来るので初めて空港の近くなんだと知りました。
伊丹空港の近く?でも、伊丹空港ってどの辺り?(笑)
やがて到着したのは、ごくごく普通の一軒家……と、思いきや、
そこは多田さんの秘密基地だったです。


ガレージを通り過ぎ、苗置き場を過ぎると、
一番奥に多田さんの秘密基地、ガーデン・シェッドがあります。
あららぁ……何だか被写体の宝庫(笑)チョビッと興奮しちゃいました。
ポートレート、風景、静物……写真って色々なジャンルがありますが、
こう言うところで静物の写真の練習をするといいですよね……。
写真は一瞬の勝負なことが多いのだけれど、
じっくりと時間をかけて構図を決めて光を工夫し……。
夕方で暗かったですけど、そこは感度を上げて、
少ない光を最大限に集めてドラマチックにね。

この空間が素敵なのは、
ただお気に入りのものをディスプレイしているのではなく、
多田さんは種を蒔く人なので、種の採取に必要な草花を吊るし、
道具が置かれ、作業する場所が整然と管理されているのです。
ご自分が日々、作業する上で快適であるよう、
無駄を省いた空間だからこそ美しいと思うのです。
ただドライフラワーを作っている訳ではないんです。
その採取した種には、次の季節へ繋がる命が秘められているんです。
採取した種が入っている紙コップを見ていたら、
夢中になってやっていたころの薔薇の交配を思い出しちゃった……。
僕の中の「いい薔薇。」って、花粉が良く出る薔薇だったりするんですが(笑)
多田さんの素敵な植物って種がタップリ採れる草花だったりして(爆)
楽しいんですよねぇ……こう言うのって。
多田さんと僕のチョッとした共通点なのかな?


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斑入りの植物が多いです。
真夏だと言うのに綺麗に管理されている庭はとても気持ちがいいです。
季節、季節の花を愛でる生活。どの植物にも平等に愛情を注ぐ姿……。
そして、植物の一生、種から発芽、花が咲いてまた種が出来るまで、
そのどの瞬間も愛おしいと思う多田さんの姿もまた素敵です。

ここで恐ろしいものを見てしまいました(笑)
多田さんがしゃがみこんだ樹から、何百匹と言う数の蝉が、
一斉に飛び立ったの……「ぎぇぇぇぇぇぇぇ〜っ!」ってなもんで(笑)
まるでCGのように飛び立つ無数の黒い蝉の姿にビックリ仰天(笑)
それも今時のCGの最新技術じゃなくって、往年のフィルムに描き込むタイプの特撮ね。
皆さんご存知の方も多いと思いますが、
「ウルトラマン」に出て来る人気怪獣のバルタン星人は、
蝉がモデルになっているんですよね……確か小学生のデザインだったとか?
無数のバルタン星人が飛び立つ姿は壮観でした、ハイ!

多田さんには随分とお世話になりました。
帰宅してからも気持ちのいいメールのやり取りが出来ましたしね。
返信のタイミング、言葉の選び方、文面から伝わる優しさ……。
皆さん、多田さんのことを「不思議ちゃん」とか「おとぼけ姉さん」とか言うけれど、
僕にはごくごく普通の素敵な女性に見えるのです。
但し!スマートフォンでナビゲーターは出来ませんけど。
だって、見ているだけなんだもの(爆)


2017年8月18日


ブノワ。


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真夏の「ガーデン 植花夢」 

 

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えっ……もう行くの?(苦笑)盛大に後ろ髪を引かれつつ、
ぽんさんのお宅をあとにして「ガーデン 植花夢」に向かいます。

何やら山小屋風の入り口……。
人気のない受付を過ぎると、そこは目の前に広がる夏のガーデン!
色鮮やかなフロックスが斜面に彩りを添える圧巻の夏のガーデンでした。
ぽんさんの案内で、奥へ奥へと歩を進めます。
どれだけ広いんでしょうね……奥の方は諸般の事情で閉鎖されているともお聞きしました。
それにしても暑い!でも、その暑さの中でも草花が生き生きとしているではありませんか。
でも、たった今、拝見したぽんさんの庭を見れば納得が行くと言うものです。

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広大な敷地を持つ「ガーデン 植花夢」を美しく管理するぽんさん。
何でもたった2人でこちらを管理しているとか……。
しかも斜面!知識だけではどうにもならない部分も多々あるでしょう。
春はまだいいです、春の花は自然が花咲かせると言います。
(それだって厳しい寒さの冬の作業で格段の差が出る……。)
植物に対する知識と管理する体力、全体を見る目を持つセンス。
今だけではなくて、数年先を見越す眼力……。
その植物に対する知識も、本で調べた知識ではなく、
自分で長年かかって実際に育ててみての知識です。
この暑い夏に黙々と手を動かすその根底には、
考えなくても自然に手が動く知識があるのです。
ぽんさんはまさにこのガーデンにとっての宝、
ぽんさんなくしてはこの美しい景観はないのでは?
何事も当たり前だと思ってはいけません。
このガーデンにぽんさんがいらっしゃることは奇跡なのです。

ひとしきりガーデンを歩き、
冷たいお茶をご馳走になりながら、
最後に見たストライプの竹、これは何?
何やらポール・スミスみたいな竹に目が行きましたが、
金明孟宗竹って言うらしいです。
ウゥ〜む、交互に同じ模様が出ている……この法則は?


2017年8月16日


ブノワ。


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ぽんさんの庭。 

 

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いつも思うことがあります……。
皆さん、愛情を込めて庭を管理されています。
ガーデニングと一言で言っても色々な人がいますよね。
春だけに力を入れ、その他の季節はそれなりの人もいますし、
一年を通して美しく庭を管理されている人も……。
植物を慈しみ育てる人、季節、季節に抜いてその場を綺麗に見せることに執着する人。
薔薇、バラ、ばら!兎に角、薔薇一辺倒な人……。
それぞれに庭の見せ方や、一番のお気に入りのコーナーがあります。


庭を見せて貰う僕はと言えば……。
大事な庭を見せて戴き、限りある時間の中で、
この庭の最大のポイントは?最も美しいところは?
庭主さんが一番見て貰いたい場所は?
果たして自分はそこに気が付くのだろうか?
気が付いた上で、その美しさを最大限、
写真に収めることが出来るのだろうか。
天気のこと、訪れた時間帯の光線のこともあります……。
特に初めてお邪魔する時は非常に緊張します。

一つだけ、見せて戴く時に決めていることがあります。
庭主さんにお話を伺わない……説明を受けないことにしています。
雑誌のインタビューではありませんし、
先入観みたいなもの?色眼鏡で見たくないからです。
真っ新な心の目で庭を見せて戴き、
その上で、庭主さんが一番見て貰いところに気付いたなら?
もし、その思いを共に出来、それを写真で表現出来たとしたら、
さらに、庭主さんが気が付かなかった、
素敵な一瞬を写真でお見せすることが出来るだろうか……。

家に帰って来て写真のデータをパソコンに取り込みながら、
ドキドキハラハラ、焦りと期待を持って画面に見入ります。

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初対面のぽんさんがご親切に庭を見せてくださいました。
竹林、川、向かいの山々……豊かな借景の中、
この暑苦しい夏の盛りに、そこだけ華やかな一角が出現です。

 「夏なのに信じられなぁ〜い!」

あけが奇声を上げます(笑)
その声もスッと消え入るように一瞬で庭に集中しました。
本当に素晴らしい庭。隅々までキチンと管理されていて、
状態よく保たれた草花は、生き生きと瑞々しく輝きます。
背の高い樹々から足元の宿根草まで……生け花の基本みたいに、
躍動感があり、そして整然と。
甘くなく、それでいて女性の庭と言うことがハッキリ分かる艶やかさ。
僕は嫌いな言葉「雑貨」や小物に逃げることなく、
あくまでも植物が主役の庭……。
あ……皆、気が付かないうちに冷たいものを飲んでいる!(苦笑)
それくらい夢中でシャッターを切りました。


ぽんさん、お気に召したかな?

 「そこじゃないだろぉぉぉー!
  違うだろー、違うだろー、このヒゲぇぇぇぇぇぇー!」

 「すっすっすぅ!違うんでっすぅ!」

言わないでくださいね(笑)またお目に掛かります。
まだまだ暑いです、お身体大切になさってください!


2017年8月14日


ブノワ。


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それぞれに助け合う植物たち。 

 

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 「もうチョッと先まで……そこの角を曲がって……。」

 「もう1回、さっきの場所へ戻ってみようかな……。」

僕の旅においての覚悟って言うのかな……大袈裟だけどね。
もしかしたら、もう2度とこの場所には戻って来られないかもしれない……。
その覚悟で、思い残すことのないよう、もう1度、見直し、
もうチョッと先まで……どんなに疲れていても、
面倒臭がらないで、その先まで歩を進め、
納得の行くまで目に焼き付け、写真に撮り……。

心のどこかに「もう2度と来られないかもしれない……。」常にあるんです。

現に、あれだけ足繁く通っていたフランスも、
(年に2回、合計2ヵ月ほど何年間に渡って通っていた……。)
この前、久しぶりに訪れるまで10年の長い歳月を待たなければなりませんでしたし……。

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もしかしたら、一生、来られなくてもいいように……。
そんな覚悟で2年前にしっかりと目に焼き付けた本庄邸、
幸運なことに去年に引き続き3年連続で訪れることができました。
またあの庭に立つことが出来る……なんと言う幸せ!
出発前は本当に楽しみにしていました。色々とご事情もあるでしょうに、
無理を聞いてくださったご夫妻に感謝、感謝です。

毎年~同じ時期にお邪魔するのですが、
その年の気候によって開花の状況が変わり、
同じ庭なのに見える光景が違うのが面白いです。


穏やかで清々しくて……。
こちらに伺うのに早く着きたくて、一昨年のスピード違反の記憶も鮮明で、
ついつい飛ばしそうになる車のスピードを押さえ、
逸る気持ちを押さえつつ、いざ、こちらの庭に立つと、
時間の流れが止まっちゃうんですよね……。
何枚も写真を撮らせて戴きましたが、やっぱり目が行く裏手の庭……。

 「またあんなところを撮っているよ。」

……お二人とも苦笑されると思いますが……。


そうだ……この庭には誘引されたものが一つもない!
今更ながら気が付きました。全ての植物がお互いを支え合っています。
支え合って自立して自然な風景を作り出しています。
ひとしきり庭を廻って表の方に行ってみると、
そこではご主人があけに何やらこんこんと話しかけています。
そう、ご夫妻は文章に関わる仕事をされていましたから、
あけのいい加減な文章に対して親切に意見をしていたのです。
文章一般、出版に対して……有り難いですよね。
頭を垂れて静かに聴くあけ……チョッと近寄りにくい雰囲気だったので、
そそくさと廻って再び庭へ。だってチョッと先生に叱られている、
出来ない子供みたいだっただもの(笑)

旅って、初めて見る光景に胸躍らせる旅もあるけれど、
こうして、もう一回どうしても訪れたい!そう願う旅もあります。
また寄らせてください。宜しくお願いいたします。


2017年7月27日


ブノワ。


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整然として華やかな……。 

 

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「陽殖園」を後にして、先ずは腹拵えね。
ガソリンスタンドでお勧めの店を聞き地元のレストランへ。
そして、またまた取って返して旭川方面へ……。
旅の行程を全て任せておいて文句も言えませんが、
どうもあけに任せておくと、テニスのラリー宜しく、
北海道を右に行ったり左に行ったり、北へ南へまっしぐら、
あっちへこっちへ大移動な気がする(苦笑)
車の移動に3時間、お宅訪問に1時間とか……。
ま、文句は言いません。何もしないヤツに限って文句は多いのですよ。


さて、今回で3回目のIさんのお宅訪問です。
相変わらず素晴らしい手入れがなされ、
思わず心の中に浮かぶのは「パーフェクト」の文字……。
3回目になりますが、まだまだ未知の部分が沢山あるように思います。
個人のお宅では非常に珍しいボーダーがあるのも特徴で、
まるで達者な画家の筆でサァ〜っと一刷毛、緑を染めたような美しい芝生!
一点の染みもありません。その晴れやかなラインの植栽を楽しむのも素敵なんですが、
庭の奥に入り込み、腰高の煉瓦の小塀や、柵から隣のコーナーを覗き込むと、
また違った光景が目の前に広がります。植えられている植物の花は、
1段階トーンが下がった色使いで、色彩の洪水になることを避けています。
それでいて華やか、華やかと言うよりも艶やかな感じ?
それは完璧に手入れされた木々の病気一つない美しい葉に彩られています。
まるで、1枚1枚の作家の絵に、それぞれに相応しい額縁をしつらえるよう……。
薔薇だけではなくで、どの花も等しく主役の扱いが素敵なんだと思います。

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そんな素晴らしい庭をされていても、
冬の間の管理や、春先の剪定などで思うように行かないこともあるのだとか……。

ここ3年の間に植物も大きく育ち、キッチリと管理されていた今までの庭から、
植物が自由に伸び、少しだけゆったりとした印象を受けたのは僕だけでしょうか。
圧巻なのは、庭から離れて、一度、道路の反対側から眺めた庭は、
今日の1枚目の写真なんですが、それはそれは圧倒的な光景で
周りに住む皆さんの目の幸せを思うと何とも羨ましいやら……。
実際はこの写真を横に4倍伸ばしたパノラマが必要なくらいです。
枕木の置き方も個性的で非常に洗練されています。

ご夫妻には本当にお世話になりました。
夕方の忙しい時間帯にお邪魔して本当に申し訳ありませんでした。
暑くなります、どうぞお身体を大事になさってください。


2017年7月22日


ブノワ。


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手仕事の人。 

 

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手芸の人なんだと思います。
手芸と言うよりも手仕事の人……。
一見、豪快なマダムですが(気質は超豪快!)
実は、細やかな手仕事をさる方……僕はそう思います。

庭って100人いれば、100通りの庭があります。
もう、バラ、ばら、薔薇!薔薇命の人、
薔薇は植物の中の一つ、そこそこに宿根草と上手く合わせる人、
それから薔薇は殆ど要らなくて、ほんの彩りくらいにしか考えていない人。
庭はこうでなければいけない……それがないから面白いのだと思います。

キャンバスに筆で絵の具を置くように……。
色彩を考え庭もデザインして行くのでしょう。
こちらのマダムは草木染めをしたり、キャンドルを作ったり、
大雪の冬に家に籠っている時間を春を夢見て手を動かしている……。
その延長がこの美しい庭なんだと思います。


今年もアンジーのところに遊びに行きました。
奥から鋏を持って出て来たアンジーが……ひぇ!刺さないで!(笑)
ほぼ1年ぶりですが、会わなかった時間なんてまるでなかったかのように、
機関銃のように話し出すアンジー。一気に1年間の時間が縮まります。
ターシャさんに紹介されて初めて訪れてからもう何年経ったでしょうね……。
去年の夏は暮れなずむ大雨の30分でしたけど……。

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冒頭に手仕事の人と書きましたが、
細やかな植栽が今年も美しいです。
まるでパッチワークをするように、刺繍をするように……。

 「もう植えるところがない!」

と、言いながら、今年は、な、な、な、何と!
白い電話ボックスが庭に登場……♫リンリンリンリン、リンリリンリン……。
この電話使える?呪文を唱えたら東京から旭川まで一気?
ドコデモドアみたい(笑)いつもアンジーには驚かされます。
最後の1枚は、僕の手作りのキャンドルを持つアンジーの手。
僕と同じ親指している!やっぱり!器用な手をしていますね!


2017年7月17日


ブノワ。


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壮大な……土樋邸に一陣の風。 

 

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いつも思います……。
果たして庭主の一番見て貰いたい点、気に入っている箇所、
それらを僕のカメラで再現できているのか?
庭主と同じ喜びを感じているのか?甚だ疑問に思うことがあります。
何回も通ったことのある庭ならまだチョッとマシかもしれませんが、
初めて、それも1時間くらいしかいられない庭において、庭主と同じ思いを有し、
さらに庭主も気付かなかった新たな点をお見せ出来ているだろうか?
そんな夢のようなことも思います。


仙台から新幹線で盛岡入り、田沢湖線に乗り換えて雫石に向かいます。
いいですねぇ……風光明媚で。ンンン?小岩井?あの小岩井?(笑)
駅には土樋さんが迎えに来てくださっていました。
スラリと颯爽としたご婦人で、テキパキと竹を割ったかのようなお人柄?
うぅ~む、申し訳ないです。物見遊山なオバさん&ハンサム1人の一行に、
大切な時間を割いて貰っちゃいました。自己紹介もそこそこに、車で土樋邸へ……。
はぁ~圧倒的!カンカン照りの光線が溢れていたこともあるけれど、
ジリジリと照りつける太陽光線の中、草いきれを思い切り吸い込みながら、
必死で撮った写真です……果たして出来のほどは?

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圧巻ですね。
庭の真ん中は青々とした芝生の斜面!
壮大な庭には心地よい風が吹き渡り、
色を押さえた植栽は潔さと清々しさを感じます。
もう一件、予定していた訪問場所を急遽取りやめ、
ランチの後、もう一回名残を惜しむように土樋邸へ……。

雑誌やインターネットで公開された写真を見て、
「◯◯邸とは違う!」「◯◯さんの魅力が全然出ていない!」……。
良く聞く意見です。見る人によって感じ方は様々。
同じものを同時に写したとしても表現の仕方も十人十色。
カメラも違えば、もっと極端なことを言ってしまえば、
同じものを見てもそれぞれの「目」で見え方も色も違っているハズなんです。
実際に訪れた感動には遠く及ばないのは重々承知の上で、
なるべく100点に近く、そして庭主も唸るような写真……。
撮れるようになるにはまだまだですね。

僕、引っ込み思案です、人見知りです。
他にガジャガジャしたオバさんがいるとさらに話さなくなります(笑)
また今度、機会があったらゆっくりと寄せてください。
土樋さん、本当にお世話になりました。!


2017年7月13日


ブノワ。


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「木ごころ」にて……。 

 

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薔薇も終わり、今や紫陽花がたけなわです……。
日本の場合、四季がありますから(最近はチョッと怪しいけれど……。)
季節、季節に美しい花が咲き乱れ、僕らを楽しませてくれています。
でも、華やかな花が終わってみると、矢張り、大事だなぁと思うのは……葉です。
落葉樹で冬場に葉が落ちるものもありますけれど、一年中、お付き合いするのは葉です。
春先の芽吹きから早春の若葉、青々とした葉も美しいけれど、
秋になって色とりどりの紅葉で僕らを楽しませてくれる葉……。

薔薇の季節に友人たちと何軒かのお宅の庭を見せて貰い、
夕方に足を伸ばしたのが、埼玉県比企郡にある「木ごころ」でした。

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はぁ……何だかね……ホッとしました。
最近、てんこ盛りの花に少々食傷気味だって言うこともあるのだけれど、
何とも美しく管理された樹々を見ていたら、
矢張り、庭の基本は葉の美しさ、緑のバリエーションなんじゃないかと……。
春先の花に総力を結集し、後は病気が蔓延し、虫食い放題の荒れた庭を見るにつけ、
植物の基本は矢張り、葉。健康な葉に光合成なんだと思います。
一年間、葉を美しく保つことの難しさもあるのでしょうけど、
こうして「木ごころ」の植栽を見ていると、
何れ、自分もこう言う庭を持ってみたい……そんな風に思いました。

今日の1枚目は、その時に譲って戴いた「サニー・サイド」。
それから最後の1枚は「キャサリン・クランウィリアム」です。


2017年6月30日


ブノワ。


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我、一粒の砂なり……。 

 

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舞台用語で客席に向かって舞台が緩やかに傾斜している様を、
その見た感じから「八百屋」と言います。
今はなくなりつつありますが、昔の八百屋は、野菜を見やすいように、
道路に向かって少し傾斜をつけた台に野菜を並べていました。
ここ、塚原邸を訪れると必ずこの「八百屋」を思い出します。
緩やかに傾斜した広大な敷地に、立体感溢れる庭が広がります。
庭の一番奥に行って、クルリと振り向くと、圧巻の景色が覆い被さるように僕を襲います。
ご夫妻で一日中、隅々までくまなく歩き回り、黙々と手入れをしている賜物が、
こうして僕の目の前に広がっています……溜め息一つ。
斜面のことです、気が付かないうちにお疲れでしょうに、ミッチー(奥さま)と、
フミフミ(ご主人)の飽くことなき丹精の結果の圧倒的な庭。
人生の先輩にミッチーとフミフミなんて言っちゃ失礼なんですが(笑)
心を籠めて、敬愛の念を持って敢えてニックネームで呼ばせて戴いています。

大女優、杉村春子さんが「欲望という名の電車」の時に、
この「八百屋」の舞台で、重度の外反母趾で歩くだけでも痛いのに、
高いヒールを履いて舞台中を狭しと駆けずり回っていたのを思い出します。
そして転ぶ。優雅に、まるでスローモーションのように転ぶ様を観た僕が、
終演後に楽屋でそれを指摘すると、

 「あぁら、アナタ。だってどうせ転ぶなら綺麗な方がいいじゃありませんか。」

と、ニヤッと笑ってお答えになります。
ヒロインを美しく見せることに最大の関心と、努力を持って望む……。
庭を美しく見せることに最大限の関心と努力を払う……。
こちらを訪れるとそんなことも思い出されます。

お2人とも常に手が動き、ただ歩くと言うことがありません。
訪れたお客さまに質問されるとプチ・ガーデンツアーが始まり、
1人でも多くの方に楽しんで貰い、いい想い出を作って帰って貰いたい……。
そんな心遣いがひしひしと伝わって来るようです。
僕の薔薇も全種類、育ててくださっていて、
暑さには強いけれど、どちらかと言うと寒さが苦手な僕の薔薇を、
手を替え品を替え、慈しんでくださっています。

こちらに来て陳腐な言葉は要りません。
ただただ、目を見開き、空気を吸い、風の音に耳を傾ける。

 「ホーホケキョ!」

鶯がハッキリとカタカナで囀ります(笑)
小鳥の囀りに唱和する……それでいいのだと思います。

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夢中で撮りました。
こちらの庭に佇むと、何だか僕なんかちっぽけな存在でしかない。
我、一粒の砂なり……。

  一粒の砂を見て世界を見る
  一輪の野花を見て世界を見る
  君の手のひらで無限を握り
  一瞬のうちに永遠をつかめ……。

ウィリアム・ブレイクの詩集を思い出します。

壮大な景色に負けない写真……なかなか撮れませんが、
素晴らしい庭の胸を借りて頑張ってみました。

取り敢えず、ざっと選んだ写真が200枚……。
「写真、多い!」と苦情が聞こえて来そうです(苦笑)
ここで途方に暮れるんですが、意を決して泣く泣く160枚に減らし、
再度、全体の写真をチェックするとまたまた200枚に増え……(苦笑)
お2人がこの日、僕に一番見て貰いたかった光景をあれこれ想像し、
それを外して1枚目を決めてみました←天の邪鬼なもので、スミマセン(笑)

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最後にこの方……。
テラスからジィ〜っと庭を眺める姿が印象的でした。
その遠くを見詰める目は何を思うのでしょうか……。


2017年6月23日


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本当に大事にしているの……。 

 

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 「ン?……綺麗な薔薇!」

仕事で自由ヶ丘を訪れた時、
あるブティックの店先に白い薔薇がテラコッタに植えられていました。
何の品種だろう……チョッと足が止まりましたが、
約束の時間も迫っていることだし、後ろ髪を引かれつつ打ち合せ場所へ……。

帰り際に思い出して、その薔薇のところに寄ってみると……。
な、な、な、なんと!僕の「Benoit Magimel」ではありませんか!
驚きの後に嬉しさがこみ上げて来ました。
しかも、木製の札に美しい手書きで品種名が書かれていました。

薔薇でデビューして以来、友情の証として、
または、お付き合いで仕方なく(笑)僕の薔薇を買った人もいるでしょう。
中には新苗4品種、全部、買ってくれて一言……。

 「管理はリビングの明るい窓辺でもいいの?」

そんな、薔薇に関してはまるで無知の悪友もいました(苦笑)
また、僕の薔薇ということはまったく与り知らずに、
ただ単に薔薇としての魅力を評価して買ってくださった人もいることでしょう。
自分が作り出した薔薇は僕の中の物語の完成品です。
それが世に広まり、育ててくださる方の人生にまた新しい物語を紡ぎだしていく……。
薔薇が他の植物と大きく違う点、
薔薇がここまで繁栄してきた理由なんだと思います。



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さて、前置きが長くなりましたが、
先日、あけと「ルーシーグレイ」のお2人の4人であるお宅を訪ねました……。
その日は人間もへたる程の酷暑でしたが、広い敷地内にちょうど薔薇が咲き乱れ、
傾いた日差しと近くの川から吹く清々しい風の中、
素晴らしい庭を見せて戴くことが出来ました。
僕の薔薇が沢山、植えられています……。
どの薔薇も大きく立派に育てられ、手厚くされていることが分かります。

 「本当に大事にしているの……。」

ご自分より遥か大きくなった「Benoit Magimel」を、
抱き締めんばかりのジェスチャーで奥さまが仰言います。
作出者としてこれほど嬉しい言葉があるでしょうか。
既に僕の手を離れ、迎えられたお宅で新たな物語が始まっているのを目の当たりにし、
いい加減なことは出来ないと、改めて襟を正すのでした。
こちらもご家族で分担して庭仕事を楽しまれているそう……。
お母さまと娘さんの薔薇の趣味が微妙に違うのもいいのかもしれません(笑)
僕の薔薇、末長く可愛がってやってくださいね。

 「何だ、コイツが作ったのか……。」

ガッカリして抜かないでくださいね(笑)
また遊びに行かせてください、本当にありがとうございました!


2017年6月5日


ブノワ。


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