花螢の呪縛。 

 

BBTT4960.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

台風9号が首都東京に上陸したまさにその夜……。
こまつ座の旗揚げ公演で、井上ひさしの傑作戯曲「頭痛肩こり樋口一葉」を観てきました。
メンバーは親友のT、傾国の美女M、あけにルーシーグレイのお2人。
それから、偶然同じ日だった大好きなKさんと、そのお嬢さんのNさん。
この戯曲は物語の内容から上演される時期は必ずお盆前後と決まっています。
初演こそ見逃していますが、あとの公演はすべて複数回、観ています。
(初演はビデオにて鑑賞、松竹版は未見……。)
延べ30回以上は下らないかな?今回は前回公演とほぼ同じ顔触れで、
樋口夏子(一葉)だけが小泉今日子から永作博美にバトンタッチです。

舞台は1場だけ10月の龍泉寺町であることを除き、
他の場は、明治23年から明治31年のお盆の7月16日を舞台にしています。
女優だけしか登場しないこと、幽霊の花螢は主人公の夏子にしか見えないこと、
毎年のお盆の17日が舞台であること……このように幾つかの決まり事が上手く機能すると、
非常に素晴らしい舞台になる可能性が高いです。


登場人物は……。

  樋口多喜(一葉の母)……三田和代
  樋口夏子(後の樋口一葉)……永作博美
  樋口邦子(一葉の妹)……深谷美歩
  稲葉 纊(二千五百石どりの旗本、稲葉家の末裔)……愛華みれ
  中野八重(樋口家の昔なじみ、後に身をやつしてお女郎になる)……熊谷真美
  花螢(吉原のお女郎の幽霊……記憶をなくし誰を恨むか迷っている)……若村麻由美


さて、お盆の度に登場人物たちの境遇がめまぐるしく変わって行きます。
幾つかの決まり事を観客も一緒に楽しむようになり、
いつしか自分を登場人物の誰かに重ねるようになります。
特に女性はたった6人の女優が演じるキャラクターに自分を重ねる部分が多いのでしょう。
それは、舞台になった明治も、今、平成の世も、
相も変わらず連綿と続く女性が社会で生きることの難しさ、
自らを取り巻く義理人情の網、女だからと頭ごなしにダメだしされ、
個性的であれと言われつつ、その実、出る釘は打たれる現状。
男女平等が謳われて久しいけれど、女性であることの大変さ、
母として、また、娘としてのそれぞれの思いが重なる故でしょう。
登場人物6人の力強い生き様、世間にがんじがらめになり、人生に疲れ、
事業に失敗し、夫に裏切られ、恋に破れ、借金に苦しみ、お女郎に身をやつし、
創作にもがき苦しむ……それでも大地に足をしっかりつけ、決して後悔しないように、
その時々を生きる逞しさ……そこに共感し涙するのでしょう。

 「私達の心は穴の開いた入れ物、私達の心は穴だらけの入れ物……。」

花螢と言う幽霊を触媒に、あの世とこの世を行き来する一葉。
笑いの陰に悲しみが、憤りの陰には笑いが潜む絶妙の作劇。
井上ひさし、渾身の大傑作です。

………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

閑話休題……。

「頭痛肩こり樋口一葉」で、僕が目撃した面白いエピソードがあります。
僕が一番最初に観たのは、再演の時、花螢役の新橋耐子さんに招待されて、
初日前日のゲネプロを見せて戴いたんです。周りは関係者ばかり、評論家や俳優ばかりでした。
部外者の僕は身を小さくして暗闇に座っていたのですが……。

いやいや、兎に角、面白い……抱腹絶倒とはこのことを言うのでしょう。
一般に、映画館や劇場で声を出して笑うのは憚られますよね。
でも、本当に声が出てしまうくらいに、突飛に笑いのツボを刺激されるシーンの連続でした。
舞台に向かって中央、前から10列目くらいに、横一列にテーブルが並べられ、
そこに台本を手にしたスタッフが何人か座っていました。手元には小さなテーブル・ライト。
それぞれに自分の持ち分のチェックしています。台詞をチェックする人、
台詞と音楽などの間をチェックする人……でも、それらの人達も、
初めは声を潜めて笑っていたのですが、次第に我慢することを止め、声を出して笑っています。
中に一際大きな声で、しかも、椅子から転げ落ちそうになって笑っている人が一人……。
小さなテーブル・ライトに照らされたその顔は、何と原作者の井上ひさしご本人ではありませんか。

新橋耐子演じる幸薄い吉原のお女郎の幽霊、花螢。
記憶喪失になり、取り憑く相手が皆目分からないお人好しの幽霊、
花螢の一挙手一投足に声を出して笑っています。自分が書いた本なのに……。
後に、そのことを新橋さんにお話ししたところ、
凄く嬉しそうな顔をしていましたっけ……。
役者にとって、生涯に掛け替えのない当たり役が一つでもあることの幸せ、
原作者を笑い転げさせる事が出来た快感はどんなものだったのでしょう。

井上ひさしが新橋耐子に当て書きした花螢は、
日本の演劇史上、稀に見る強烈なキャラクターです。
夏子のもとにひょんなことから現われるようになった花螢。
どうやら生前は吉原のお女郎をしていたらしいのですが、
恨む相手をボンヤリ忘れ、次から次へと恨みの大元を探して、
弱い足を引きずって恨むべき相手の枕元に化けてでる花螢。
このチョッとトボケたお女郎の幽霊が、女であることの苦しさや差別、
必死にあがいている女たちの間に入り(夏子以外に花螢は見えない……。)
絶妙なお笑いを提示します。そして、そこはかとない哀れ、悲しみが行間から滲み出て……。

………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

さて、今回の公演のことなどをチョッと……。
つくずく思うのは、今までに評価の出来上がった作品を一から作り直すことの大変さです。
演出が前回から今までの木村光一から栗山民也に変わりました。
台詞は殆ど変わりませんが、木村光一が作り出した演出を一切使えません。
シェークスピアやチェーホフを形や演出を変えて上演するのとは訳が違います。
数限りない制約の中で俳優だけが変わって上演する難しさ。
どこか、いつか見たような既視感を覚えるのは無理もないことです。

一番、顕著なのは花螢の造形です。
初演から一貫して新橋耐子が豊かに肉付けし、膨らませて来た役。
これは同じ演出で他の女優が全く異なった形で演じるのは不可能です。
漏れ伝わるところに寄ると、ベテラン女優のE.Iや、
なぜか芸能界のご意見番と呼ばれるP.I……多くの女優がこの役を望んだそうです。
おそらく彼女たちに役が廻ったとしたら、それなりの個性で面白くなったと思いますが、
今回、栗山民也によって新しい演出になったとは言え、一度でも新橋版の花螢を見てしまったら、
その呪縛からは絶対に逃れられないと思うのです。それ程、強烈で素晴らしい役作り。
日本の演劇史上に燦然と残る女優の演技ではないでしょうか。
本来、タイトルロールの樋口一葉にはその時々のスター女優が配役されます。
そして、全体を締める意味で母親のお多喜にベテランで達者な女優を配します。
妹、邦子には若手の実力者を、稲葉 纊には宝塚のOBなどから配役することが多いです。
ところが、いつしか上演を重ねるごとに、芝居の扇の要は新橋耐子の花螢になってしまいました。
周りにどんな大根が来ようと、棒読み女優が来ようとお構いなし。
その公演、公演で、時に儚気に、時に猛々しく、時にコミカルに……。
美しい着物の裾捌き(足が見えない!)哀しさの中に滲み出るお色気。
滲むと言えば、戯曲のト書きにこうあります。

 「このとき、上手の部屋の壁の向うから、滲むように花螢が表われる。」

 「このとき、下手からふわぁーっと出て来た女がある。」

この無理難題な登場シーンに現実味を与え、
自在に役作りを変え、周りの女優との調和を計りつつ、
自らの花螢を創造して行った役者根性は見事という他ありません。
扉が「ぎぎぃぃぃぃ〜!」と開いただけで客席から笑いが起きる凄さと観客の期待感。
「♪だらららぁ〜ん」……花螢が登場する音楽が鳴っただけで、
場内から「出たぁ〜っ!」と声が上がる人気振り。

新橋耐子のあと、大橋芳枝(新橋耐子の交通事故による代役出演)、
それから前回に引き続き、若村麻由美が演じていますが、
まるで新橋耐子の亡霊が取り憑いたかのように演技がソックリなんです。
演出家は今までの木村光一から栗山民也に変わりましたが。
演出家が変われど大元の戯曲は一緒なので、また、新橋耐子の花螢を見てしまったら、
その強烈な演技に影響を受けるのは必至です。



三田和代……鈴が鳴るような涼やかな声とドスの効いた声を使い分け多喜を好演。
勿論、大女優の域に達していますが、老け込まずにもう少し若々しい役が見たいかなぁ……。
チェーホフとか「欲望という名の電車」のブランチとか……。

もう一人の陰の主人公、邦子を演じた深谷美歩、なかなかの好演でした。
この役は最初から最後まで全ての登場人物と関わる芝居の要です。
自分の台詞がない時も受けの芝居をキッチリとしておかなければ芝居が成り立たない難しさ。

熊谷真美は中野八重と双葉屋のお角を見事に演じ分けていました。
特にお角になってからの蓮っ葉で世を捨てた感が半端なかったです。

若村麻由美の花螢……前回よりも可成りこなれていて好演。
但し、どうしても新橋版花螢と較べてしまうのは仕方ないです。
そして、点数が辛くなってしまうのも仕方がない。
それは舞台女優としての格の問題もあるし、
僕らが未だに新橋版の花螢を熱望しているからになりません。
新しい演出と今回の若村版と以前の新橋版と較べるのは失礼なのだけれど、
文化は比較しなければならないし、比較されてしまう運命にあります。
昔を知っている観客は少々、点数が辛くなるのではないでしょうか?
それから花螢を演じて以降の、他のテレビなどの若村麻由美のコメディーの演技にも疑問を持ちます。
こちらも自分んが演じた花螢の呪縛から逃れられないでいるのです……。
非常に華がある美人だけに勿体ない気がします。

永作博美の夏子は思った通りの好演でした。
特に夏子が幽霊になってからの台詞の一々が、ハッキリと客席に伝わる見事さ。
これほどメッセージをストレートに客席に伝える役作りは素晴らしいです。

 「邦子、しっかりおやり!世間体なんか気にしちゃダメだよ。」

邦子の背中に投げかける多喜の言葉が身に染みます。


今日の写真は、今回の劇場「シアタークリエ」の前身、
今はなき「芸術座」での公演の時、新橋耐子さんに頼まれて、
昼夜好演の楽屋と舞台袖に控えて撮らせて貰った写真のうちの1枚です。
当時は勿論、フィルムカメラ、モノクロームを中心に撮った楽しい記憶があります……。
最後に一つだけ……シアタークリエ級の中劇場において、
マイクロフォンを使わないと台詞が後ろまで通らないのが今の役者の現状なのでしょうか。
マイクロフォンを通した声は、矢張り肉声と違い、
どこか観客と役者の間に大きな壁を作ってしまうように思うのですが……。

この記事は過去の記事に大幅に加筆修正してアップしています。


2016年8月26日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2016 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.
スポンサーサイト

category: 天井桟敷の人々。

tb: 0   cm: 0

△top

おねぎとピーマンでリオデジャネイロ! 

 

IWST4116.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 会話の部分は油紙に火が点いたようにペラペラと、
 また、立板に水の如く、スタッカートを刻み、2人同じリズムとスピードで、
 相手の言葉尻にかぶさるように早口で……。


急に降り出したゲリラ雨をどうにかやり過ごし、いつもより早めに帰宅したおねぎ……。
リビングから聞こえてくる啜り泣きにビックリしてそっと中を覗く……。
照明を落としたリビングにはピーマンが一人ソファーに陣取り、
暗闇で一人テレビを見ながら嗚咽していた……。

 O「どうしたのよ……ピーマン!何があったの?まさか……また男にフラれたとか?」
 P「あら……おねぎ。帰ったの。アナタ、相変わらずイヤなこと言うわねぇ。
   あれはもう3ヶ月前のことよ!また思い出しちゃったじゃないの……。」
 O「ガハハ、わざと思い出させてやったのよ!
   そんなことより鏡を見て御覧なさいよ。アナタ、顔、コワイわよ。」
 P「あはは……ゴメン。オリンピックの総集編見ていたの。」
 O「あら、じゃぁ、アタシも一緒に……ちょっと!アタシにもシャンパン頂戴よ。」


おねぎ、ピーマンからシャンパンのグラスを受け取り隣に陣取る……。


 O「これこれ!柔道女子の吉田……惜しかったわよね。」
 P「沙保里でしょう?アタシ、試合後のインタビュー見て貰い泣きしちゃった……。」
 O「ねぇ、アナタいつも有名人の下の名前を呼び捨てにするけどお友達なの?」
 P「違うわ。」
 O「じゃあ、会ったことあるとか?」
 P「ないわ。」
 O「何なのよぉ……変な人ねぇ。だけど、四大会連続で、金、金、金、銀でしょう?天晴れよね。」
 P「うん、アタシ今まで霊長類最強女子とか言われているから、もっとコワイのかと思ったのよ。
   ところがさ、表彰式でもズぅ〜ッと泣いているのよ……。」
 O「可愛らしいわよね、泣きじゃくる姿なんて普通の女の子って感じ。飛んで行って抱き締めてあげたいわ。」
 P「あら、沙保里、イヤだってよ(笑)そんなことより馨もだけど、これからどうするのかしら?東京は?」
 O「微妙よね……若手も育っているし、年齢的にもキツいわよねぇ。アタシたちは見たいけど……。」

 P「ねぇ、男女の卓球も凄かったわね。」
 O「愛ちゃん……泣き虫の女の子がねぇ……スッカリお姉さん。
   愛ちゃんったら「金と同じと書いて銅」だって、凄い発想力!
   ねぇ、ピーマン。アタシ思うんだけど、卓球だったらオリンピック出れるかも!」
 P「バッカねぇ。アナタのは温泉卓球でしょう?(苦笑)」
 O「あら、温泉卓球のどこが悪いのよ。温泉卓球上等じゃないの!
   要は相手が打ち返せないところに打てばいいんだもの。
   全部、台の角を目がけてパンパンパン……ところでチキータってなに?」
 P「バッカねぇ、そんなことも知らないの?」
 O「あら、ピーマン、アナタ知ってるの?」
 P「知らないわ。バナナじゃないの?ガハハ!」
 O「ま、いいわよ。当たらずとも遠からずよ、きっと。
   でも卓球とかバドミントンとか東洋人に合っているのかしら?
   バドミントンのダブルス……金よ、金!アタシたちも一緒にやる?(笑)」
 P「タカマツ・ペアでしょう?あら、アタシたちはなに?
   スギスギ・ペア?スギスギって言うよりギスギスよね(笑)おねピー・ベアかしら?(笑)
   でも、きっとアタシたちがペア組んだらいがみ合っていてダメだと思うわ。」

 O「柔道も凄かったじゃない?」
 P「ホラ、監督を投げ飛ばした金メダルの子いたじゃない?(笑)それも2回も。
   可愛いわよね。腹抱えて笑ったわ。素敵な師弟愛よね。」
 O「アレ、飛行機投げつーのよ。アタシ知ってんの。
   アタシも柔道やろうかしら……寝ワザは得意だもの!ウフ。」
 P「バッカねぇ、アナタ、常に逃げ腰で『ぎゃぁ~!』とか『ぎぇぇ~!』とか、
   怪鳥のような奇声を出して相手を脅して、ひるんだ隙に抱きつくんでしょう?」
 O「あら、いいじゃないの。アタシのは口柔道って言うのよ!(笑)
   ひるんだ隙にはだけた道着の中に手を入れちゃうの!それで絶対に離さないの(笑)」
 P「ガハハ!コワイわね、子泣き爺じゃないの!そんなの一発退場よ!
   ふふふ……アナタの得意ワザは「オネエ刈り」かと思ったわよ。」
 O「おダマリぃ……ピーマン!アタシの得意ワザは「内股」よっ!「内股一本!」って(笑)」
 P「アナタもどうしょうもないバカねぇ。アナタの歩き方が内股なんじゃないの!」

 O「ねぇ、この前は2人でシンクロやろうって密談したんだけどさ、
   アタシ、井村雅代コーチに大阪弁でメチャクチャしごいて貰いたいわ……。」
 P「アナタ、おねぎ、それはただの変態よ!超スーパーどMよっ!」
 O「あら、いいのよ。アタシたちはどうせ変態なんから。
  『雅代お母さま、もっとぶって!口汚く罵って!』って(笑)
   井村さんの大阪弁でアタシたちの曲がりに曲がった根性も治るかもよ?(笑)」
 P「アナタ、おねぎ、井村さんアナタに『お母さま』なんて呼ばれたくないってよ。」

 O「ねぇ、ピーマン!アタシ、生まれ変わったら新体操やりたい……。」
 P「アナタ、どうしょうもないバッカねぇ……無理に決まっているじゃない!」
 O「リボンくるくる、クラブ天井高く投げて、
   玉パンパンパン、あと、えぇ~とえぇ~と……フラフープ?」
 P「ねえ、おねぎ!なんなのよフラフープって!それから玉じゃなくてボール!」
 O「ガハハ!あぁ言うの何て言うの?試具?
   それ持って四角い線の中を雰囲気出してウロウロすればいいのよ!」
 P「……ねえ、おねぎ、彼女たちはいつも爪先立ちなのよ!アナタ出来ないじゃない。
   その扁平足で形の悪いO脚!ドタドタしちゃってさぁ。
   アタシは自分でデザインした衣裳を着てみたい……。」
 O「ほぉら、ピーマン、アタナだって新体操やりたいんじゃないの。」
 P「アレって殆どハダカ同然よねぇ……ラインストーンを沢山散りばめた衣裳で華麗に……。」
 O「ガハハ、アタシが衣裳作ってやるわよ。ホタテの貝3枚と紐でね!
   でもさ、マジでアタシたちがやったら大変なことになるわよね。」
 P「そうよ、ポール投げれば受け取れずに弾んじゃって、オマケに自分の足で蹴飛ばして場外に……。」
 O「クラブ投げれば受け取れずに頭に刺さって救急搬送……。」
 P「リボンくるくるやれば首に巻き付いちゃって呼吸困難……これまた救急搬送……。」
 O「フープを転がせば逆回転掛け忘れてそのまま場外へ……。」
 P「ガハハ!結局、最初から最後まで試具拾いに走り回って四角の中にいないじゃないの!」
 O「アタシたちって本当にブキよねぇ……あら、不気味のブキじゃないのよ。ブキッチョのブキ!(笑)」
 P「ところでさ、選手たちのメイク……あれはないわ。
   普通にしていれば凄く可愛いのに、あのアイライン!(苦笑)」
 O「何で目をそんなに大きく見せようとするのかしらね?不思議だわ。
   昔、由紀さおりがそうだったわよね。自分で言っていたわよ。」

 P「おねぎ、じゃぁ、男を装って体操は?」
 O「何なのよぉ、装うって!(爆)アタシたち、一応、戸籍上は男なのよ!
   でも、心は女だからそのまんま女子体操でいいじゃない。」
 P「アナタ、おねぎなんて小学校の時、跳び箱3段飛べなくて泣いていたじゃない。」
 O「ウルサい!ピーマン!アナタなんかマットででんぐり返りしきゃ出来ないじゃないの!」
 O「レスリングだったら大丈夫?足取ればいいんでしょう?」
 P「タックル!それにアナタのお得意は揚げ足取り!」
 O「ねぇねぇ、そう言えば日本のマスコミって本当にバカよね。
   いたわよね、タックル王子って。ハンサムな子。
   何で何でもかんでも「王子」付けるのかしら?」
 P「あら、ボキャブラリーが貧困なのよ。それに何にでもレッテル貼りたがる。
   いたわよね、ハンカチにヒネリに……ま、今に始まったことじゃないから……。
   アタシ「○○ジャパン」って言うのも虫唾が走るほど嫌いよっ!
   ところでさ、レスリングって今一ルールが分からないわよね?」
 O「ガハハ!簡単よっ!後ろに廻ればいいのよ、
   あと、抱きついたらクルクル回せばいいのよ。
   ピーマン、アナタそう言うの得意じゃない。」
 P「ウルサいわねぇ……でもチョッとあの衣裳着てみたいかも。」
 P「あらぁ、あの衣装を着たいんじゃなくって、あの衣装を着ている男が好きなんでしょう?」
 P「あら、おねぎ、おダマリぃ!やっぱりアタシはあんなの着たくないわ。
   スタイル悪いのバレちゃうじゃない!体重だってバレるのよ!
   大体「○○キロ級」だなんて女性の体重を公表するなんて失礼よねぇ。
   それに衣裳って言わないで!アレはシングレット!」
 O「ピーマン、アナタさすがファッション評論家ねぇ。」
 P「アタシたちやっぱり無理かしら、オリンピック?」
 P「ねぇねぇ、オリンピックに出たいのはいいんだけどさ、
   その前にアタシたち4年後は一体幾つよ(苦笑)」



熱い熱い戦いが終わっちゃいました……。
リオデジャネイロ・オリンピック……日本は本当に大活躍でしたね。
結果が出た人、残念ながら思ったように結果が出なかった人……。
全ての選手に心からの拍手と労いの言葉を掛けてあげたいです。
個人的には男子体操の団体優勝と内村航平の個人総合2連覇。
あれは危なかった……もう殆ど無理かと思っていました。それであの鉄棒の着地!
それから、男子400メートルリレー!鳥肌立っちゃった。
あとは矢張り吉田沙保里の銀メダル……いつかはこの時が来ることは避けられなかったのでしょうが、
彼女の涙を見ていると胸が張り裂けるようでした。
全世界の選手に目標とされ15年間の無敗を誇ったその重圧……。
いつかはこの日が来ると思いつつも、リアルタイムで見るのは辛かったです。

国は違えど、戦い終わってお互いの肩を抱く選手たち。
銀メダルに終わった選手たちがインタビュー中の日本の選手の肩を叩いてニッコリします。
4年間、目標にして来て、その選手に勝った時、胸には一体何が去来するのでしょうね。
トラックで転び、転ばされ、助け起こして「ここは五輪なんだから完走しましょう!」
相手を労りながら走る選手の、国境を越えた友情……。

一つ、学んだこともあります……。
困ったり迷ったりした時、兎に角、先に進むこと!
決して引かず、前を見据えて進むこと……。
子供ほども年が離れた若者たちに色々と教えて貰いました。


さて、次は東京ですね……。
まだまだ問題山積(苦笑)新都知事と老害を撒き散らす古狸との戦いもあります。
印象的だった開会式と閉会式を見るにつけ、心配は、
東京オリンピックの開会式の演出を一体誰がやるの?……と、言うこと。
ドラえもん、スーパーマリオ、キャプテン翼、キティちゃん……。
閉会式を見ると、矢張り日本の印象はアニメなんですね。
東京では有象無象が大挙して出て来て……何だかイヤな予感がしてなりません……。
その前にリオデジャネイロ・パラリンピックが8日から開催されます。
どれくらいのテレビ放映があるんでしょう……応援しなくっちゃ!


2016年8月24日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2016 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: 向き向きの花束。

tb: 0   cm: 1

△top

人生、最初で最後……「ペット」。 

 

BBTT5087.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

ふふふ……自ら禁を破りました(笑)
春先から劇場で見るようになった予告編……。
何だか面白そうでねぇ……。
友人を誘って3人で行って参りました……「ペット」。
何で1人で行かないのか?って?
うふふ……だって詰まらなかったらイヤじゃないですか。
不幸の輪は広げないとね(笑)

昔は映画の予告編って嫌いだったんです。
早く本編見せなよっ!……って。
でも、これから公開される作品を選ぶ時に有効なのかなぁ……って。
予告編なのに非常に優れたものもあるしね。
下手をすると本編よりも面白い予告編もある。
「レイダース/失われた聖櫃」なんて、例の黄金の像を、
同じ重さの砂袋とすり替えて巨大な岩が転がってくるシーン……。
てっきりクライマックスだろうと勝手に思い込んでいたら、
な、な、な、何と冒頭の掴みのシーンだった……なぁ〜んてね。

「ペット」の予告編で気に入っちゃったのは、
飼い主が出掛けた後、留守中のペットたちの生態の点描……。
これが笑えたんですよ。声が出ちゃうくらいに笑った(笑)
特にプードルのレナード(笑)レナード・バーンスタインが名前の由来であろうこの犬、
ゲイの飼い主が出て行った途端に尖った鼻先でステレオのスイッチを入れ、
ヘビメタをかけてヘッドバンキングするの……凄いですよね、
これだけで、CG、アニメ嫌いの偏屈なオジサンを劇場に呼び寄せるんだから(笑)
ヘッドバンキングって言えば、かの昔、今はなきテアトル東京のシネラマで、
ポール・マッカートニーの「ロックショウ」だったかな?観た時に、
ガッラガラの場内で、目を凝らしてみたら最前列でたった1人、
強烈にヘッドバンキングしているヤツがいた……あの巨大スクリーンの最前列で(苦笑)

BBTT5080.jpeg

オマケに900円もするフィギュア付きの特製の入れ物?でコーラ買っちゃったし(笑)


作品的には、後からして思えば可もなく不可もなし。
主人公の犬のマックスがひょんなことから保健所に捕まりそうになり、
命からがら脱出した後は、飛んで火に入る夏の虫、
今度はペット虐待を根に持つウサギが率いる地下組織に追われることになり……。
ごくごく平均の域を出ない出来栄えでした。CGのアニメはもういいかな?
一度、経験したしね。ブノワ。さん、二の轍は踏みません。


写真はフィギュア付きのドリンクの上の部分を外したもの。
友人のを巻き上げました(笑)僕が選んだのはデブ猫のクロエ。
友人が選んだのは主人公の犬、マックスね。
クロエが赤いレーザー光線に過剰反応するところ……笑ったなぁ。

「ペット」……★★★★……40点。


2016年8月23日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2016 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: 映画館へ行こう!

tb: 0   cm: 6

△top

火は使いたくないのだけれど……。 

 

IMG_1608.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

暑い日が続いています……既に亜熱帯と化した日本……。
ゲリラ雨、凄かったですねぇ……皆さん夏バテなんかしていませんか?
僕は「どうしてこんなに忙しいの?」と、溜め息をつくくらいにバタバタ……消耗します。
ついつい冷たいものを飲み過ぎて、さらに元気がなくなってしまう悪循環。
でもね、心してマメマメしくご飯は自分で作っています。

 「そうだ!今日は暑いから素麺にしよう!」

グッドアイディアに思えますが、素麺を茹でるにも火は使う(涙)
暑いので火は使いたくないのだけれど、冷や奴ばかり食べている訳にはいかないので(苦笑)
火の使用は最小限にして、頑張ってキッチンに立っております。
今日はそんな僕の奮闘の証をチョッと……。



「茸クリームパスタ」
先ずは今日の1枚目、親友が「涙が出るくらいの感動!」と言ったクリームパスタ。
僕、あまりクリーム系は作らないのですが、たまには趣向を変え茸で作ってみました。
舞茸、しめじ、マッシュルーム……バターとオリーブオイルでソテーして、
牛乳、生クリーム、パルメジャーノレジャーノ、胡椒を思い切り投入……。
クリームのソースをトロッとさせるコツは、ソースにチョッと茹でたお湯を加えること。
さらに盛りつけた後もパルメジャーノをガリガリガリガリ……チョッとカロリー高いかも(苦笑)
そうそう、クリーム系には味噌を、トマト系には醤油を隠し味でチョッと入れるといいです。
器は波多野正典さんの織部焼き。緑の器って好きなのです。
素敵な器が揃っている六本木の「SAVOIR VIVRE」で購入。


IMG_1601.jpeg

「焼きサラダ」
我が家では毎回〜サラダが必須です。
サラダって言うよりも野菜を一杯食べたい……そんな感じなんですが、
生野菜って結構、マンネリしますよね。生でそれほどバリバリ食べられないし(苦笑)
気分転換に作ったのがこちら。ズッキーニと舞茸、インカのめざめを、
ニンニクで香り付けしたバター&オリーブオイルでソテー。
パルメジャーノレジャーノをガリガリガリガリ……トマト、クレソン、ルッコラを添えました。


BBTT4646.jpeg

「アスパラガス&インカのめざめ&舞茸のオーブン焼き」
たまにはオーブンを使おうと言うことで、サッと塩茹でしたアスパラガスと、
舞茸、インカのめざめにとろけるチーズを乗せて焼いたもの。
チーズの香ばしい匂いが食欲をそそります。


BBTT4665.jpeg

「ルッコラ・セルベティカの山盛りサラダ」
これは恵比寿に映画を観に行った帰りにマルシェで買ったルッコラのサラダ。
今ではルッコラをごくごく普通にスーパーなどで買うことが出来ますが、
出始めの頃は珍しくてねぇ……自分でも栽培したけれど、食べる量に収穫量が追いつかない(苦笑)
ルッコラは買うに限る……学習したものです。キッカケを作って下さった宮本美智子さん……懐かしいです。
マルシェに出ていたのは通常のものではなく野生種の「ルッコラ・セルベティカ」。
これはいいですね、匂いも苦みも通常のものよりも強くて美味しいです。
ヨーロッパとかに行くと漏れなくこちらのタイプじゃないかな?
てんこ盛りのルッコラにブラウン・マッシュルームのスライスを乗せます。
我が家ではホワイトは使いません。ブラウンの方が土臭くて好き。
マルシェって生産者の顔が見えて、新鮮な野菜が手に入るんだけど、
あれもこれもってやっていると、結構な金額になっちゃいますね(苦笑)
ガラスの器は栃木の「MOROcraft」で購入しました。
いつ行っても何かしら新しい発見がある素敵な店です。


BBTT4668.jpeg

「トマトの冷静パスタ」
パスタもたまには冷たく……そう思ったんだけれど、
取り敢えず熱湯で茹でる訳だからあまり変わらないですね……。
トマトは小粒のものを用意し、沸かしたお湯で湯剥きします。
湯剥き、必ずしましょうね。そのまま使うと皮がクルンと、
ストローみたいに丸まって見栄えも舌触りも悪いです。
パスタを茹でるお湯に、お尻を十字に切れ込みを入れたトマトを入れ、
皮が捲れて来たら冷水に取って剥きます。簡単だから面倒臭がらずに!
トマトの水煮缶を使う時はカット状のものではなくホールのものを潰して使いましょう。
ホールのものは皮を剥いてあるけどカット状のものは皮付きだからです。
この時はニンニクを使わずにトマトとオリーブオイルの風味を生かしました。
冷製パスタの場合は湯で時間はチョッと長めにね。
器はコレクションの古伊万里から白抜きの蛸唐草。
オークションはいいです、普通に骨董店で買う1/10で手に入りますから。


BBTT4695.jpeg

「豚肉の塩麹焼き」
先日の八ケ岳の小旅行の時に買って来た「七賢」の塩麹……。
そろそろ残り少なくなって来ました。ステーキ用の豚肉に塗り、少し置きます。
ソテーする時にニンニクを入れました。チョッとバテていたから。
この日は面倒臭いので野菜も一緒盛り、ワンプレートでございます。
そう、僕ってマヨラーみたいですね(笑)
器は先日の金沢旅行の時に立ち寄った店「phono」で購入。
古いもの、新しいもの……非常に品のいい品揃えでした。
非常に感じのいい店主と暫しお話し……それもまた旅の楽しみです。


BBTT4679.jpeg

「アスパラガスの豚肉巻き」
美味しそうなアスパラガスを戴きました……。
そのまま茹でてサラダに入れてもいいのだけれど、この時は豚肉を巻いて軽く焼き、
他の料理をしている間にチーズを乗せてそのままオーブンへ。
付け合わせは残り少なくなって来て寂しいインカのめざめ。


BBTT4704.jpeg

「舞茸のサラダ」
舞茸は一番好きな茸かもしれません……。
「香り松茸、味しめじ」って言うけれど、そのどちらも優れているのが舞茸だと思うの。
日光の霧降高原で食べた舞茸のソテーが忘れられず、たまに家でも舞茸をバターでソテーします。
今では普通に手に入るようになったロメインレタスを手で千切り、トマト、紫タマネギと一緒に戴きます。
この何の変哲もない白い器はかれこれ30年使っています……。


BBTT4744.jpeg

「黒毛和牛のソテー」
美味しそうな牛肉が手に入りました……。
さて、どうするか?ステーキにするには薄過ぎなんだけど、
その他は何にでも出来そう……肉じゃが?でも、チョッと味の濃いものが食べたかったので、
普通に焼いて、今回はタイの醤油で味付けしました。ナンプラーじゃないですよ。
日本の醤油に較べてちょっと甘みがありクセがある感じ。
付け合わせは残り物のしめじとピーマンね。
器はタイのウブドで買った最高級のセラドン焼き……超重たいです(苦笑)


BBTT4737.jpeg

「パテ・ドゥ・カンパーニュのサラダ」
友人から貰ったパテ・ドゥ・カンパーニュ……。
少し残ったので、食べやすい大きさにカットしてサラダにトッピングしました。
トマトやレタスなどは、どれもパテと同じくらいの大きさにカットします。
料理の基本は具材の大きさを揃えること……食べやすさは必ず留意したいです。
我が家のドレッシングですが、特別作ることはしません。
好みに合わせてレモンだったり紫蘇のドレッシングだったり塩だけだったり。
器は、今、鎌倉で「OLTREVINO」をされているchieさんご夫妻が、
以前、帰国前に鎌倉でやった展示販売会で購入したイタリアのもの。


BBTT4752.jpeg

「パルメジャーノレジャーノのサラダ」
チョッと前に親友がパルメジャーノレジャーノの大きな塊をくれました。
いい奴ですよねぇ(笑)せっせと使わないと、下手をすると黴びてしまいます。
いつもは何にでも削って振り掛けるんですが、この時は薄くスライスしてトッピング。
残り物の野菜が一段と美味しく感じられるから不思議です。
器はディエップのブロカントで購入しました……えっちらおっちら持って来た!(苦笑)


BBTT4757.jpeg

「ラクレット」
北海道の美女から送られて来たチーズセット……何だか嬉しいやら恐縮するやら。
その中の一つに「ラクレット」の文字……スグに思い出すのは帯広は北の屋台村の、
極上のワインと料理を食べさせてくれる「プチ・プレジール」……。
こちらで絶対に頼むラクレットを思い出し、真似て作ってみました。
「プチ・プレジール」ではチーズを掛ける素材をじゃがいもとパンから選べるんですが、
今回は戴いた「インカのめざめ」を使用。ウゥ〜む、美味!帯広に行きたい!(笑)
僕が写真を撮っていると、それを意識してマスターがチーズを溶かし掛ける手がスローになる訳。
そうすると、自ずと大量のチーズがじゃがいもに……。
気のいいマスターと料理自慢の奥さま、元気にしていらっしゃるかな?
器はバルセロナ在住のgyuさんのショップで買ったもの。


BBTT4763.jpeg

「豚しゃぶしゃぶサラダ」
僕、肉は豚肉が一番好きなんです……。
しゃぶしゃぶも豚肉が好き。サラダのバリエーションはいつも頭を悩ませるところなんですが、
この日は国産のいい豚肉が手に入ったので迷わず冷製しゃぶしゃぶサラダ。
レタスを使い切りたいので千切って下に敷き、ゆでて冷やした豚肉を盛ると、
千切りにした大葉と茗荷、それから白髪葱をトッピング。
花唐草の器は江戸時代のアンティーク。オークションで落札。
結構、大きいです……尺皿(30センチ)はありますよ。


BBTT4943.jpeg

「麻婆豆腐 by 山口百恵」
僕の麻婆豆腐の味のバリエーションは2つあります。
ごくごく普通に中華風のものと、その昔、山口百恵が料理番組で披露した和風のもの。
今回は山口百恵風にしました。豚ひき肉を、みじん切りにしたニンニクと生姜で炒め、
水切りをした豆腐を大きめにカットして投入(我が家は絹ごし豆腐を使用。)。
豆腐が潰れないように木べらでそっとかき混ぜながら、ごま油と一味唐辛子で辛み調整。
味付けは醤油ですが、塩でもいいですね……臨機応変工夫したいです。
仕上げは片栗粉でとろみを出します。
器はタイで購入したセラドン焼きのボール。


BBTT4976.jpeg

「豚肉ミソ炒め」
何となく台所に半端な野菜が残っています……。
そんな時は全部まとめて面倒を見ましょう!豚肉を買って来て一緒に炒めます。
茄子、ピーマン、ズッキーニ……たまには味噌味なんていいかな?
ピリ辛にするとご飯が進みますね。夏場は味噌味が身体にもいいみたい。


………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
BBTT4670.jpeg

「ガスパチョ」
ところで、最近スープにハマっております(笑)
前から目の片隅には入っていたんですが、我が家のポンコツ、ジューサーミキサー。
暑いのでこれを活用しよう!そう思い立って作ったのが「ガスパチョ」……。
作るのは人生で2回目になります。水っぽいのはイヤなので、
食べるスープを念頭に結構ドロドロ。ニンニクは少なめにしました。
歯ごたえを楽しむためにキュウリとピーマンの賽の目切りをトッピング。
因に人生で一番美味しかったガスパチョは、スペインのマドリッドの、
チュイカと言う、所謂、ゲイタウンの小さなレストランで飲んだガスパチョ。
国営の豪華なパラドール(史蹟をホテルの改装したもの。)の、
レストランで飲んだガスパチョよりも美味しかったです。
スープ皿はパリのアンティーク屋であれこれ合わせて24ピースを、
段ボールに入れて持ち帰ったもの。よくやりますね、今は出来ないや……。


BBTT4684.jpeg

「インカのめざめのヴィシソワーズ」
ジューサーミキサーの味をしめて作ったのが、インカのめざめを使ったヴィシソワーズ。
これは芋の特徴を生かして濃厚な一品に仕上がりました。
インカのめざめの黄色い実がまるでカスタードクリームみたいですね。
このリチャード・ジノリのスープ皿もフィレンツェからわざわざ段ボールで持ち帰り……。
だって、物凄く安かったんだもの……フィレンツェから先ずは夜行でパリへ……。
駅に出迎えてくれたパリの仲間が呆れ顔でした。


BBTT4710.jpeg

「ミートボールのトマトスープ」
たまには熱いスープでも……そう思って作ったのがこれ。
ミートボールは鶏肉と舞茸、長葱と卵黄で纏め、
スープはトマトやセロリ、タマネギなどを入れてジューサーでガァァァァァァ〜っ!(笑)
これはこのままパスタのソースとしても使えます。
分かっているんですけど、夏は暑いものが身体にいいですね……。


BBTT4767.jpeg
BBTT4789.jpeg

「枝豆のポタージュ」
もうね、ジューサーミキサーを使いたくて使いたくて(笑)
次に作ったのが「枝豆のポタージュ」……こちらも結構ドロドロです。
枝豆は茹で、粒が2つしか入っていないものを選別して使用しました。
3つ入った立派なものはそのまま塩を振って食卓に……気遣いしましょうね。
翌日のランチは器を替えましょう……チョッと気分が変わっていい感じ。


BBTT5109.jpeg

「薔薇餃子」
さてさて、大トリを飾りしは、僕の十八番の「薔薇餃子」です。
餃子はいいですね。ニンニクに生姜タップリ!暑い夏にはピッタリです。
作り方はいたって簡単ですから省きます(笑)
材料だけ書いておこうかな……キャベツ、白菜、ニラ、豚肉ひき肉(脂身が多い方がいい)です。
僕の餃子はこの1種類のみ。海老を入れたり椎茸を入れたりの邪道はしません。
餃子はシンプル・イズ・ベストと思うから。
色絵の古伊万里の大皿は、西荻窪の骨董店の女主人に、

 「ちらし寿司なんか入れたら素敵よねぇ……。」

そう勧められて購入したもの。
でも、未だ一度もちらし寿司はしていません(苦笑)


2016年8月21日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2016 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: バベットの晩餐会。

tb: 0   cm: 3

△top

「シン・ゴジラ」の居心地悪さ。 

 

BBTT4885.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

結構、好きなのです……この手の映画。
ビルが壊されたり……所謂、特撮もの?「サンダーバード」とかね。
ま、とっくにオヤジだけど、気持ちはお子ちゃまのままなんですね(笑)

公開2日目に親友と観て参りました……「シン・ゴジラ」。
日本版のゴジラ映画としては12年ぶり、通算29作目になります。
シリーズと言っても続き物ではないので、その都度のストーリー展開を楽しみにします。
子供の頃によく観ました……勿論、第一作目の「ゴジラ」は生まれていないので、
テレビにて鑑賞。子供心に恐ろしくてねぇ……。
あとはゴジラが宇宙に行って「シェ~っ!」したり、スッカリ漫画になってしまいましたね。


さてさて、今回の「シン・ゴジラ」……僕的には先ずタイトルが「?」(笑)
「新」だか「神」だか「真」だか何だか知らないけど大いに違和感あり。
キャスト総勢328人?だそうですが、でもそれが何?
めぼしい演技派の俳優はおそらく同時期に撮影の「64」に持っていかれています。
有り得ないくらいにリアリティーのないキャスティング。
石原さとみが日本をルーツに持つ米国政府のエージェント、
後は女性大統領になりたいだと?……全くリアリティーなし。
余 貴美子はいい女優ですが、彼女の防衛大臣は有り得ません。
日本のコンピューター・グラフィックスが格段の進歩を見せているのに、
役者陣のリアリティーがゼロと言うのがチョッと……。
余談だけれど、監督の樋口真嗣は「ローレライ」の監督ですね?
あの当時の日本のCGによる特撮を考えたら隔世の感ではないでしょうか。
CGの格段の進歩、ゴジラを初めてフルCGで描くのはいいんだけど、
あのゴジラの幼獣の造形は何?(笑)ガマクジラみたいじゃん。
あまりのヒドさにドキドキしちゃったじゃない(笑)
ありゃないわ、これまた漫画。幼獣もそうだし、成獣もそうなんだけど、
目が死んでいるのね。全く動かないピンポン球に丸い点みたいな目……。
懐中電灯が当たった瞬間に光彩が閉じるリアリティ……。
その一点で、既に抜群だった恐竜のリアリティーにさらに血が通うんです。
「ジュラシック・ワールド」を見習いましょう。


映画、演劇において、僕が最も忌み嫌うのは、字幕であれこれ説明されること。
演劇においても最近はスライドやモニターで肝心要を説明されることが多いです。
身体動かせよ!台詞でキチンと言いなさいよ!
今回の「シン・ゴジラ」も、役名や肩書きがその都度ウルサイくらいにスーパーインポーズ。
曰く「内閣官房長官付き○○」とか「陸軍参謀長官○○」とか……。
耳慣れない漢字ばかりの字幕……途中で突っ掛かります。
読み直している内に画面が変わっちゃう……勘弁して欲しいです。
画面に異物が挿入されると必ず目がそちらに行くのは人間の本能ですから。
別にいいんです。ゴジラ対人間、主だった役だけ名前が分かれば。
一々読ませても、余計な情報が頭の中で渦巻くだけで、何の利点もなし。
リアリティーを追求した画面だからこそ、登場人物のリアルさに欠けるところが居心地悪いです。

ゴジラの定義付けも微妙です。
単なる「悪の権化、巨大生物」として描くか、
はたまた今回のように「ゴジラ=核実験の産物 vs 日本」として描くか……。
「ゴジラ」の第一作は非常にシンプルで良かったです。
核実験によって生まれたゴジラはある意味で人類の被害者でもあり、
圧倒的な存在感と恐怖……恐怖の化身……それでいいんだと思います。
東日本大震災以降、頻繁に言われるようになった日本の危機管理問題。
ゴジラが出現したことにより表面化する問題の数々。
何をするにも法の整備、立法が先ずありき……テーマは今ですね。
でも、何故ゴジラに絡める?国連が日本の首都東京を核攻撃することを認める?有り得ませんって。
大体、放射能の光線を口と背中から吐きまくって、
体内のエネルギーを使い果たしたら2週間も固まったままお休みって一体!(苦笑)
どこかのコンセントに繋がっていたのかい?(笑)

公開に合わせてハリウッド版の「ゴジラ」(2作目)をテレビ放映していましたね。
ゴジラに対する怪獣ムートーは漫画だったけれど、矢張り、作り方、見せ方としては、
シンプルで一枚も二枚も上手です。ビキニ諸島の原爆実験を、
実はゴジラを退治するための攻撃だったって描くなんて目からウロコでした。
ハリウッド版の次作には、モスラとラドンとキングギドラが出るって?!
「シン・ゴジラ」の何やら思わせ振りなラスト……こちらも続編を作る気満々ですね。

インターネットでチョッと検索すると、あるわあるわ「シン・ゴジラ」大絶賛の大合唱。
総監督が「ヱヴァンゲリヲン」を撮ったからだかなんだか知らないけど、
この作られた組織的な大絶賛にはウンザリです。何やら気味が悪いし居心地悪い。



写真は日比谷シャンテ前のゴジラ像。これ、いい形ですねぇ。
周りのあれこれ余分なものを写さないように撮ると、
自ずとゴジラの尻のアップになっちゃいます(笑)
この写真、結構気に入っているのヨン。既に友人3人にデータあげているのです。
やっぱりこう言う写真を見ると、重たくても一眼レフは持ち歩きたいです。
スマートフォンのあの豆粒のようなレンズではこれは無理!(苦笑)


「シン・ゴジラ」……★★★★☆……45点。


2016年8月19日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2016 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: 映画館へ行こう!

tb: 0   cm: 2

△top

胡瓜の馬に茄子の牛……。 

 

BBTT4929.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 「この青茄子は私のように瑞々しくて新鮮なんですよ……。」

紙袋を僕に渡しながら美しい奥方Mが言った……。

 「但し、皮はウチの奴の面の皮みたいに厚いんです(笑)」

そう後ろからそっと僕に耳打ちしたのはご主人で、
園芸マダム垂涎のモテ男H(笑)


園芸マダム垂涎って言うのもチョッとコワイけど(笑)いつも仲良くして貰っている、
ただいま、絶賛超豪華サマーバカンス中の「ルーシーグレイ」の2人と、
親友のT、それから原稿に行き詰まっているクセにゲーム三昧、惰眠を貪り、
「高太郎」の名前を出した途端に飛び付いて来た偉大なるガーデンライターのあけ
5人で先日のズッコケのリベンジ&暑気払いを兼ねて、
なかなか予約が取れない渋谷の「高太郎」に行って来ました。
リベンジと言っても、僕は何度も「高太郎」に行けるので嬉しいんですけどね……。

2人は、一皿ごとに唸ったり感嘆の声を上げたり……連れて行って本当に良かったです。
それから、いつもはご主人が運転することが多く、そうなると一緒に飲めませんから、
なるべく車ではなく、全員で楽しく飲めるように段取りしたかったの。
飲めるのに運転があるからって他の人が飲んでいるのを見ているのは可哀想ですから。
えっ?あけ?アレはいいの。下戸だけど食い気で負けていないから(笑)

怒濤の料理、お酒に良く合う絶妙な料理の数々、御覧ください。
何だか毎回、同じようなメニューを頼んでいますが、
メンチにグラタン、あれもこれも「マスと!」って言っていると、
ついつい同じになっちゃうんですよねぇ……。

BBTT4890.jpeg
BBTT4891.jpeg
BBTT4895.jpeg
BBTT4900.jpeg
BBTT4905.jpeg
BBTT4906.jpeg
BBTT4912.jpeg
BBTT4921.jpeg
BBTT4924.jpeg

和気靄々と、楽しい宴はアッと言う間に過ぎていきます。
お酒も進みましたねぇ……酒が好きで飲みっぷりがいい美しいマダムと一緒だと、
お酌し、お酌され、次々とお猪口が空くから不思議です。
変な気兼ねをせずに心置きなく過ごす時間、堪能しました。
しかし「高太郎」は本当にいいですねぇ……料理や酒は勿論なんだけど、
寡黙なオーナーの仕事、フレンドリーなスタッフ……。
居心地が良くてスッカリ長居してしまいます。



さて、今日の1枚目の写真は美女Mがくれた青茄子と胡瓜。
茄子と胡瓜を見ると、即、思い出すのはこの歌……。

 「ぼんぼんぼんの十六日に、地獄の地獄の蓋が開く。地獄の釜の蓋が開く。
  盆提灯を飾りましょう。胡瓜の馬に茄子の牛……。」

今、「シアタークリエ」で絶賛上演中の「頭痛肩こり樋口一葉」の挿入歌。
こちらは来週観劇予定です……凄く楽しみ!


美マダムが丹精こめて育てたものを収穫してお裾分けしてくれました。
どんだけ広い畑を持っているの?……って感じですが(笑)
「インカのめざめ」「インカルージュ」に続いての差し入れ。
お陰さまで食卓が豊かになりました。ありがとう!

BBTT4947.jpeg
BBTT4954.jpeg

上の写真は定番の焼き茄子。うん……確かに皮は厚いかも……(笑)
お出汁はしっかり自分で取りましょうね。
次は肉詰めを作ってみました。大きい茄子だからタップリ肉が詰まります。
夏バテ気味なので、ニンニクを潰して油に風味を付けて……。
手前のピーマンの肉詰めは死んだ母の十八番でした。
学校もろくに行けずに定年まで忙しく働き通しだった母ですが、
インスタントや冷凍食品を食べさせられたことは一度もありません。
簡単だけれど必ず手料理で食べさせてくれた……有り難いです。


で、チョッと驚いちゃったんですが、
「高太郎」が開く前に、店の外で茄子と胡瓜を受け取ったんですが、
フと、あけのカバンの中を見ると、青茄子が1つチラりと見えたの……。
アレ?1個だけどうして?……本当は僕のところに来るハズだった青茄子を、
駄々をこねて、甘言を弄してマダムMを騙し、あることないこと言い張って脅し、
半ば奪うように貰ったに違いない……奪ったじゃ聞こえが悪い?
じゃぁ、くすねたに違いない(苦笑)くすねたって言っちゃいけないか……がめた?強奪?(笑)
ウチに来るハズだった青茄子1本だけ横取り……一体どうするんだろう(苦笑)


2016年8月17日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2016 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: バベットの晩餐会。

tb: 0   cm: 8

△top

白いスニーカー。 

 

BBTT4877.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

先日のこと……何十年かぶりにスニーカーを洗いました。
汚くなったスニーカーを不精して洗わないのではなくて、
僕の場合、殆どがキャンバス地ではなくてレザーのスニーカーだから……。

そのスニーカーは6月上旬に長岡に行った際、
帰りに新幹線の改札前にある「無印良品」で買ったもの。
僕は「無印良品」派ではなく「ユニクロ」派なんですが、
新幹線までにチョッと時間があったのでついフラフラと……。
シンプルで形が気に入ったこと、何よりお値段が手頃で即購入(笑)
東京に石を投げれば当たるほど店舗があるのにバカみたいと……チョッと躊躇したんですけどね。

7月の北海道に履いて行きましたが、
思わず山歩きをすることになったり、雨後の美瑛で泥濘を歩いたり……。
さすがに汚れたので久しぶりにスニーカーの洗濯です。



友人に言わせると「男イメルダ」の僕ですが、
就職したての頃は革靴に凝りました。オペルカとかチャーチとかウィリアム・ロブとかね。
次第に興味はブーツに移行……ブーツはフランスの「JEAN-BAPTISTE RAUTUREAU」しか履きません。
……って、何やら格好を付けているみたいに聞こえますが、
ここの木型が僕の足にピッタリなんです。もう買ったその日に1日歩き回っても大丈夫なくらい。
パリに着くと、アパルトマンにカバンを放り込み、その足で最新作を見に行くくらいに好き。

やがて興味はスニーカーに移行します。
段々と足のサイズは大きくなりますね(苦笑)容れ物が大きくなると中身も育つ(爆)
25.5センチが今や28センチです。バカの大足そのままじゃないかって言っているのは誰?(笑)
スニーカーは色々と履きましたが、矢張りメーカーは「ナイキ」「コンバース」「アディダス」かな。
一時期、狂ったように履いていた「パトリック」は一番大きなサイズでもチョッと窮屈になりました。
色は白!やっぱり基本は白いスニーカー……何だか往年の歌謡曲のタイトルみたいだけど(笑)



写真は今、お気に入りの白いスニーカー……。
チョッと淡いグレーがかった「ナイキ」のメッシュのものは、
最寄りの駅でよく見掛けるハンサムな20才の男の子が履いていたもの。
何で20才って知っているかと言うと、いつもはラフなスポーツウェアを着ているのに、
成人式の日にスーツを着ていたから(笑)
駅の改札で声を掛けていつのモデルか聞き出して、即ネットで注文したもの。
僕、そう言うの全然、平ちゃらね。

左隣のスリッポン……前が「X」の字のように格子になっているもの。
「他人の関係」の時の金井克子のドレスのようなデザインのは「アディダス」。
仕事帰りの半蔵門線の中で、前に座った男の子が履いていたものを、
早速、見比べながら検索(笑)即ネットで注文しました。
届いてみてビックリしたんだけど、レディースになっていた……。
レディースに28センチなんてあるの?外国向けか……。

白いスニーカーはいいです……。
高村薫著「マークスの山」「照柿」などの中で、
主人公の合田雄一郎が履いていたのも白いスニーカー。
いつも綺麗に洗って清潔なスニーカーに綿のパンツ、白いポロシャツ……憧れであります。


2016年8月15日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2016 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: raindropsonroses。

tb: 0   cm: 8

△top

大人の時間。 

 

REMI7401.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

7月の上旬……親友のYちゃんが、旦那のAくんの赴任先の香港から一時帰国しました。
今、2人は香港で暮らしています。旦那のAくんはフランス人。
今回はAくんはお留守番、Yちゃんが子供2人を連れて一時帰国です。

彼らとはもう長い付き合いで、結婚前からですから、かれこれ15年にもなるでしょうか……。
勿論、ロワールの古城で執り行われた結婚式にも出席しました。
(僕が三味線を弾いて親友Tがかっぽれを踊った……勿論、着物で。)
僕はまだそれほど親しくなく、どちらかと言うとTにくっ付いて行った感じだったんですが、
そんな僕にまで非常に親切で、気持ちのいい丁寧な扱いを受けたことを覚えています。
それから旦那でフランス人のAくんが仕事で赴任したジュネーヴを訪れたりもしました。
手料理で持て成してくれたり、本場のチーズフォンデュをご馳走になったり……。
聡明でサバサバと頭のいい奥さんのYちゃん(日本人)と、
日本人以上に日本人らしいフランス人のAくん……。
親切で丁寧で、礼儀正しく……チョッと褒めたら、

 「日本人も昔はそうだったでしょう?」

って言われちゃった(苦笑)
折々にお互いの都合を見て丁寧な付き合いをしてきた……そんな感じです。

REMI7375.jpeg
REMI7376.jpeg
REMI7382.jpeg
REMI7384.jpeg
REMI7386.jpeg
REMI7388.jpeg

さて、今回は3人で渋谷の「高太郎」に行きましたが、
3月に夫婦2人で一時帰国した際は、阿佐ヶ谷の「山猫軒」に行きました。
僕とTは「山猫軒」は初めてだったので、駅の改札を出たところで待ち合わせました。
そこに夢のように可愛らしい2人の子供(姉妹)が挨拶と称して顔を見せ、
暫し大きくなった驚きと、人形のように愛らしい姿に見惚れている内に、
Yちゃんのお母さまがいらして、ひとしきり挨拶をした後、2人の孫を連れて帰って行きました。
そう、AくんとYちゃん、僕らと会う時には絶対に子供は同席させません。
大人の時間は大人のもの。子供はまた別の時間を作って可愛がっている……そんな感じです。

チョッと小耳にして驚いたのは、去年の5月に僕主催で盛大に開いたパーティ。
AくんもYちゃんも遥々香港から参加してくれたのですが、
よく聞いてみると、2人が東京に来るにあたり、
Yちゃんのお母さまがわざわざ入れ替わりで香港まで出向き、
2人の孫娘の面倒を見てくれたそう……頭が下がりました。そんなこと一切言わないんだもの。
偶然、知っちゃったけど、それ程までの段取りをしてくれて参加してくれたとは……。

彼ら夫妻と長年にわたって素晴らしい友情を築いてこられた理由は、
彼らが信頼出来る人間だと言うことと、気心が知れていることもあるけれど、
お互いを尊敬し、深い理解があるからだと思うんですが、
もう1つ、彼らはきっと意識していないと思うのだけれど、
とても大きな理由があるんです。大人と子供の時間をキッチリ分ける……それがあると思います。

今、日本ではどこにでも子供を平気で連れて来る風潮がありますよね。
ベビーカーの普及も一役買っているのかもしれません。
自分が遊びたいからと、どこにでも子供を同伴する……チョッと勘弁願いたいです。
なぜなら、子供が1人いることにより、全てが子供中心になってしまうからです。
始めから子供が一緒であることが分かっている集まりはいいでしょう。
子供が来る集まりだと認識して皆さん来る訳ですから。
ただ、そこには僕は行きません……大人の集まりに子供がたった1人入ることにより、
全て子供中心で台無しになることも多いです。
子供と言っても、高校生くらいにもなれば、
誘う際に親も子供と一緒の方が出やすければ、

 「子供も一緒にご飯食べない?」と、そう声を掛けます。

前にとっくに子育てを終えて自由気ままに暮らしている女性に聞きました。
子供が小さい時はどうしていたのか?って。
その女性は子供最優先で、自分の楽しみは極力封印し、どこにも出掛けなかったそう。
お母さんだってガス抜きは大事です。お父さんや家族の理解と協力も必要です。
だって、1人で子育てなんか出来ないですもん……。

今は利益最優先で居酒屋に「キッズ・ルーム」なるものがあり、
紫煙もうもうたる店に子供連れでたむろし、酒を飲み、煙草をくゆらせ、
ギャァギャァ騒ぎ走り回る子供たちを諫めるどころか、
夢中になって夜中まで旦那の悪口に花を咲かせる若いバカな母親たちが多いです。
終電間近のギュウギュウの電車にベビーカーで乗り込んで来るカップルとか……。
子供、疲れ切ってグッタリしているじゃない(苦笑)
この前ビックリしたのは、夕方の帰宅ラッシュの駅のホームで、
ベビーカー4台連ねて乗り込もうとしているバカ母親軍団(苦笑)
そこまでして遊びたいのか?もう少し我慢が出来ない?
車の中に子供を置き去りにしてパチンコに熱中。子供が熱中症で死んじゃったり……。
この点描はごくごく一部の親たちのことだと思いたいです。
こう言うことを書くと「育児を頑張っている人に理解がない。」
「だから少子化になるんです!」などと、
トンチンカンなことを書いて来るピント外れの人もいます(苦笑)
話しが大きく逸れましたね……友達との関係って難しいです。


大親友が連れて来た恋人が変な奴で疎遠になったり、
結婚してなかなか時間が取れなくなったり、また子供でも生まれようものなら、
生活の中心が子供になってしまい、前みたいに一緒の時間が過ごせなくなる……。
仕方ないのかもしれないけれど、なかなか難しいですね。
お互いの生活が変わってまで良好な関係を築くのは至難の業です。


写真は3月の「山猫軒」での料理の数々。美味しかったですよ……値段も手頃だしね。
また今度、友人を誘って行きたい……そう思いました。


2016年8月13日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2016 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: 向き向きの花束。

tb: 0   cm: 2

△top

男のおぐし問題。 

 

IMG_1619-2.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 「まぁ……髪の毛が!」

久しぶりに会った女性が驚きの声をあげます。

 「そう……惚れちゃぁいけねぇぜ。」


車寅次郎みたいな軽口を叩き応酬しますが、
2年ぶりでしょうか……。髪の毛を切りました。はい、バッサリとスポーツ刈りに……。
と、言いたいところですが、ギリギリおかしくない程度に短く。
大きな黒猫1匹分くらいの量を……(写真は1/4)。
今までの人生、あまり後悔ってしたことはないのですが、
クルーカット……所謂、坊主にしなかったのが唯一の後悔、心残りかな。
映画「ヒンデンブルグ」を観て、ウィリアム・アザートンの髪型を真似て短くして、
大失敗したのがのが人生で一番短いかな?(笑)

さて、髪の毛を切ったきっ掛けは、
少し前にニュースになった天皇陛下の生前退位の問題で、
皇族の皆さま方の写真がテレビに映った時、
豊かな髪の毛を後ろで纏めた雅子さまのお姿を見たから(笑)
人生で一番長く伸びた髪……そろそろいいかなって。

 「髪、伸ばすんですか?」

と、友人に聞かれる度に、

 「うん、ソフィア・ローレン目指してるの。」

と、訳の分からないことを言って煙に巻いていましたが、
暑いからでもなく、失恋した訳でもなく、何か特別な理由があった訳でもありません。
ただ何となく短くしてみました……。


認めたくはないのだけど、とっくの昔に中年と言う世代の仲間入り(苦笑)
気持ちは万年青年なのですが、こればかりはどうにもなりません。
一般に「若さの美しさ」と、言うものがあるようですが、
僕は若い頃、そう言う時期はなかったような気がします。老けていたから(笑)
だから、爽やかだったり光り輝いたり、そう言う華やかな時代はなかったような気が……。
年相応に年輪を重ね、肌の艶もなくなりシワも増え……。
認めたくはないけれど、所謂「老化現象」……身体のあちこちに見られます。
100才は軽くクリアすると言われましたが、このままでいいのか?
身体を動かしたりスポーツをしたり、頑張ることは嫌いなので、
食生活を中心に人一倍、気は遣っているつもりです……。
髪の毛も若い頃から比べると、約半分の太さになりました。
と、言うことは、断面で見ると1/4って言うことですよね?

僕は男は髪の毛が短い方が格好いいと思っている方なんですが、
実際に短くすると、こまめな手入れが必要だし、
何かの時には整髪料を付けてセットしなければいけません。
これが面倒臭い(苦笑)グリース系でべっとりは気持ち悪し、
固めてしまうと生え際に汗を掻いた時にこれまた気持ち悪い……。
それにね、固めると髪の毛抜けます(笑)これ、本当。

女性はお洒落でウィッグを被ることが出来ますが男にはチョッとそれは無理……。
女性はメイクをしますから、整形もカツラも可なんですが、
男は化粧しませんから(中にはしているヤツもいる)
カツラを被る場合は、周りの皆に、

 「あぁ……被ったんだ。」

と、バレバレになってしまいます(笑)
不思議なことに、どんな大金持ちでも、このカツラ問題だけはどうにもなりません(笑)
あの歌手も、あの俳優も、あの人も……大金持ちなのにカツラがバレバレ。
A、M型など、アルファベットで表したいい方もあるみたいですが、
波平系、ザビエル系、ダチョウ系、福禄寿系……色々なタイプがいます。
やっぱり男にとって髪の毛って悩ましい問題なんですよね。
僕はどうにもならなくなったら剃っちゃいます(笑)
間違っても一九分けにはしないから安心してね(笑)


2016年8月11日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2016 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: 向き向きの花束。

△top

先ずは映画三昧から……。 

 

REMI8846.jpeg
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

何だか具合が悪いと思っていました……。
暑くなって来ましたし、仕事もぎっしりスケジュールが入っている……。
でも、このムンムンした感じは一体なに?
考えてみれば、全然、映画館に行かれなかったんです。
手帳を見ると、6月5日に「サウスポー」を観てから、
7月16日に「ドクトル・ジバゴ」を観に行くまで映画とはスッカリご無沙汰……。
な、な、な、な、何と6週間も映画館の暗闇に座っていない!
こりゃぁ、具合が悪くなりますよね。合点が行きました(苦笑)

もっとも、6月4日に1泊で長岡の「越後丘陵公園」に行ってから、
清里の「萌木の村」に1泊、宇奈月温泉〜金沢に4泊、山中湖に日帰り、北海道に3泊……。
毎週のように家を空けていましたから無理もありませんが……。

12年目に向けて、先ずは、5月の連休明けくらいから観た映画のことをチョッと……。




「スポットライト、世紀のスクープ」……。
今年のアカデミー賞を賑わせた1本。
この手の作品を「アメリカの良心を描いた作品」と評する評論も多いけど、
往年の「大統領の陰謀」とか、この作品とか、作ってなお傑作に仕上げるところが凄いです。
相手はカトリックですからね。素晴らしい演技陣のアンサンブル。
マイケル・キートン……前年の「バードマン」と言い、いい役者になりました。
「ビートルジュース」から約30年……だれがこんなに素晴らしい役者になると想像したでしょう。

「スポットライト、世紀のスクープ」……★★★★★★★……70点。



「エヴァの匂い」……。
映画好き、映画青年を自認していた青春時代……。
シラミつぶしのように世界の傑作、名作を貪り観ていましたが、
何となくタイミングが合わずに見逃している作品もあります。
「エヴァの匂い」もそんな1本。全盛期のジャンヌ・モローがいいですね。
「死刑台のエレベーター」とかね……僕は「黒衣の花嫁」がベストなんですが……。

「エヴァの匂い」……★★★★☆……45点。



「昼顔」……。
元々がカトリーヌ・ドゥヌーヴって苦手なのです……。
フランスを代表する大女優……認めるのですが、綺麗だと思ったことはなかったなぁ……。
上手いと思ったことも一度もありません。表情が全くないのね……こんな人珍しいです。
全く顔が動かない……ドゥヌーヴって笑いませんよね?まるで能面のようです。
ただ、唯一、フランソワ・トリュフォーの「終電車」の時は美しいと思いました。
薔薇の花が散り行く最後の輝き、蝋燭が消え落ちる間際の輝き……そんな感想を持ったものです。
「昼顔」で初めてカトリーヌ・ドゥヌーヴを綺麗と思っちゃった……人形ですね。

「昼顔」……★★★★☆……45点。



「追憶」……。
映画が始まると主題歌のイントロが流れて……。
いいですよねぇ……映画には主題歌、耳に残るテーマ曲があった頃の作品。
バーブラ・ストライサンドは好きです。
ベット・ミドラーをバーブラをアメリカの2大ブス女優なんて揶揄する人もいるけれど、
僕は10万円のチケットでもバーブラのコンサートには行きたい……それくらい好き。
彼女が主題歌を歌うと発表されると映画製作の資金がドカァ〜んと集まるそうです。
メリサ・マンチェスターをして「完全に調律された楽器。」と言わしめた歌唱。
「The Way We Were」……いいですよね。
金髪碧眼……ロバート・レッドフォードがまた絵に描いたようにハンサムでねぇ。
ケ、ケ、ケ、ケ、ケイティーが思わずウットリ顔に見入るのがよく分かります。
お互い、それぞれの主義主張に生き、マッカーシズム吹き荒れるハリウッドを生きた2人の、
情緒溢れるラストシーンの見事さ。余韻の1本です。

「追憶」……★★★★★★☆……65点。



「レヴェナント 蘇りし者」……。
映画俳優って過酷な商売ですよね……。
この作品のレオナルド・ディカプリオを見てそう思っちゃった。
大自然の極限の圧倒的な映像の中で繰り広げられる復讐劇。
好調なトム・ハーディの悪役ぶりがチョッと物足りないけれど、
ディカプリオくん、これでアカデミー賞が獲れなかったらグレてやる的なラストの意味深な表情(笑)
でもね、ノミネートは5回でしょう?もっと沢山のノミネートで獲れなかった偉大な役者は沢山います。
グレン・クローズ6回、デボラ・カー6回、リチャードバートン7回、ピーター・オトゥール8回……。
役者に限らなければ、フェデリコ・フェリーニ12回、作曲家のトーマス・ニューマン12回、
撮影監督のロジャー・ディーキンス15回、作曲家アレックス・ノース15回……。
5回目で受賞なんて大騒ぎするほどのことではないような気が……。
それにしても役者って身体勝負だとつくづく思わせた1本。

「レヴェナント 蘇りし者」……★★★★★★……60点。



「64 ロクヨン 前編/後編」……。
横山秀雄は好きで、チョッと前に可成りの作品を読み倒しました。
「64」はその中でもお気に入りの一冊。昭和と平成の狭間、
たった7日間に題を取った重厚な作品だと思います。
楽しみにしていたんですよ、映画化。前後編と言うことで言うと、
「ソロモンの偽証」でテレビ局制作の悪しき点が爆発。
チョッと心配していましたが、そこそこ重厚で見応えのある作品に……。
ただ、矢張り、原作を読んでいないとキツいのではないでしょうか。
ハイハイ、聞き飽きましたよ。原作と映画は別物って言いたいんでしょう?
それはごもっともだけれど、それを言うのは原作を決して越えられないボンクラの言うことですね。
世の中には原作を凌駕する傑作を作り出した才人が沢山いますから。
フレミングの「風と共に去りぬ」、コッポラの「ゴッドファーザー」、パクラの「ソフィーの選択」……。
原作に忠実に、それから原作を脚色して映画的華やかさを出した作品……結構あります。
「犬神家の一族」なんて素晴らしい原作を市川 崑の強烈な個性で染め上げた1本だし。
原作と映画化作品は敵ではないのです。「ソフィーの選択」の時、
メリル・ストリープは原作者のウィリアム・スタイロンに、

 「女優の演技としては映画史上最高。」とまで言わしめたし、

ヴィヴィアン・リーはスカーレット・オハラに炎のような情熱を与えました。
さて「64」はどうだったでしょうか……矢張り、長くても1本に纏めて欲しかったなぁ。
やれば出来るんですよ。原作が長編だからといってどうしてスグに2本に分けるの?
前編、後編合わせてほぼ4時間の大作です。3時間に纏められなかったかな?
原作のラストと映画のラストが違うのも「やっぱり!」感は否めません。
どうして家族に帰依するんでしょう?落としどころは家族愛?
不変であるハズの家族愛が崩壊したからこその三上広報官の家庭の事情があるんです。
ラスト、夫婦が不在の間に掛かって来る、失踪した娘かと思わせる電話……必要でしょうか。
原作では、行方不明になった娘はどこか必要とされているところで元気に生きている……。
そう夫婦は無理矢理得心しているのです。観客を取り込もうとする作家の甘さかな。
ただ、変更されたラストの部分、可成りの長さになりますが、
なかなか脚本が力強くて見応えがありました。
一つだけ感慨深かったのは、僕と同年代の役者たち、
デビューの頃は若手で頑張って来た役者たち、佐藤浩市、三浦友和、永瀬正敏、仲村トオル、
筒井道隆、吉岡秀隆、緒形直人……皆、いい役者になりましたねぇ。
今や日本映画界を背負って立つ、中心になって引っ張って行く存在です。
烏丸せつこなんて若い頃より今の方が断然いいもの。
緒形直人なんてビックリね。誘拐の被害者が一転して犯人の顔になるところね。
あの卑屈な怯えた顔を過不足なく説明に陥ることなく表現……天晴でした。
雨宮が公衆電話で電話帳を片手にかけまくった電話、
電話のボタンが擦り切れていましたね……映画の最も優れた表現方法が成功した例です。
しっかりした演技陣、重厚な観る価値のある作品でした。

「64 ロクヨン/前編・後編」……★★★★★★☆……65点。



今日はこの辺で……。
あと15本以上あるのです(苦笑)それはまた日を改めて……かな。
今日の写真は50周年を迎えた豊橋の「大豊商店街」で撮った1枚。
ガスメーター……昭和の、ニ・ホ・ヒ・ですよねぇ……。


2016年8月9日


ブノワ。


★Copyright © 2005~2016 nioinoiihanataba, All Rights Reserved.

category: 映画館へ行こう!

tb: 0   cm: 4

△top