秋の演劇シーズンの開幕です……。 

 

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いきなり涼しくなりホッとしていたのも束の間、
このところ、また気温が上がってチョッと体調が変ですが、
今年も秋の演劇シーズンがやって参りました。9月は年度末で忙しいのですが、取り敢えず、
神奈川芸術劇場にて「マハゴニー市の興亡」、シアタートラムにて「クレシダ」、
北千住のシアター1010にて「雪まろげ」を立て続けに鑑賞です。



今日は「マハゴニー市の興亡」と「クレシダ」についてチョッと……。

「マハゴニー市の興亡」はズゥ~っと応援している岸田研二くんが出ています。
ブレヒト+クルト・ワイル……音楽劇と言うことですが、
矢張り大きな違和感となって僕を劇中に入れなくするマイクロフォンの存在。
今の演劇では当たり前のようにマイクロフォンを使いますが、
その時点で役者の肉声が失われ大きな違和感を感じます。
僕に限らず、役者は顔と声……そう思っている方も多いのではないでしょうか?
だから僕は映画も吹き替え版は絶対に観ません。日本の吹き替え、ヘタクソだし。
今や、俳優に限らず、テレビに出ている多くのタレントが舞台に出ています。
がならず怒鳴らず、一体どれだけの俳優が観客席の一番後ろまで台詞を響かせることが出来るでしょう。

前に、僕を可愛がってくれているある女優さんに聞いたことがあります。
帝国劇場である大女優と共演した時、自分はマイクロフォンなしで演じていたのだけど、
その老女優はボソボソ話す発声が特徴で、声が小さく、一人だけマイクロフォンを使っていたそう。
(これだけで誰のことだか分かってしまいますね……。)
同じシーン、舞台の上手と下手で離れて芝居をしている時はいいのだけど、
スグ近くで演技をする時は、自分の声を老女優のマイクロフォンが拾っちゃって、
大層、難儀したそうです。異様ですよね、地声で十分なのにスピーカーからも聞こえて来る(苦笑)
今はある程度のキャパシティの劇場は漏れなくマイクロフォンを使います。
集客を第一に考えるあまり、所謂、舞台の修練を積んでいないタレントを配役します。
そりゃぁいいでしょう、各タレントにファンがついていますから、
劇場は常に満員御礼……ただし、その内容は学芸会程度のことが多いです。
ミュージカルを銘打っていても、カラオケ並の歌唱しかできないタレントたち。
演技はお粗末だし、こんなことで日本の演劇の未来はどうなるのでしょう?

今、ブレヒトを上演する意義みたいなものは僕にはよく分かりません。
ラストシーンのシュプレヒコールはいかにも舞台らしいカタルシスを感じました。
岸田研二くんは非常に姿がいいです。端正で立ち姿もキリリトしています。
このところ、大きな舞台に出るようになりました。
そうそう「シン・ゴジラ」にも!さらなる活躍を期待したいです。
最後に、中尾ミエがこのところいい感じです……。
まだまだお若いですが、もっと早くから舞台に出ていたら……。
そう思います。ハァ、勿体ない。


三軒茶屋のシアター・トラムにて「クレシダ」を鑑賞。
これは平幹二朗の独壇場でした。もうその圧倒的な演技術に釘付け!
第二幕の冒頭で、平幹二朗演じるシャンクが、
クレシダを演ずることになったスティーブン(浅利陽介)に演技を付けるシーン。
もう圧巻でした。朗々たる台詞回し、スティーブンの代わりにクレシダの台詞を言ってみせるシーン……。
一人だけ遥か彼方に旅立っているかのような次元です。
劇場の空気が一気にエリザベス朝のイギリスにタイムスリップします。
「マハゴニー市の興亡」で批判的なことを書きましたが、
平幹二朗の台詞を聞いていると、改めてその感を強くします。
決して大きな声を出さずとも、どんなに小さな囁きまでも客席の後ろまでキッチリと聞こえる台詞術。
イチローのレーザービームのように、ピンポイントで観客に届く発声。
現に、今回の芝居において平幹二朗の台詞で聞き取れないところは一つもありませんでした。
明朗で粒立つ台詞……まるで魔術にかかったように演技に引き込まれてしまいます。
1人の偉大な役者の演技術が、僕ら、観客を異次元に誘うことも可能なのです。

 「観客は劇場に普段見られないものを観に行き、衝撃を受けに来るのだ……。」

シャンクがスティーブンに言います。
正しくそう!僕ら観客は日常を忘れ、まだ見ぬ一時を過ごすために劇場の暗闇に座るのです。
平幹二朗……この偉大な役者と同じ時代に生きることの幸せ……ひしひしと感じます。


この後は、1日に麻実れいと黒柳徹子の「レティスとラベッジ」(これはもう一回観に行きます)
それからお友達の高橋紀恵ちゃんが出る「キルデンダイクの四兄弟」、
11月にはそうそうたるメンバーの「かもめ」が控えています。
熊林弘高(演出)木内宏昌(上演台本)……現在、日本で最も信頼の置けるコンビに加え、
佐藤オリエ、田中 圭、坂口健太郎、中嶋朋子、満島ひかり……楽しみです。
その他にも日程の調整をしている作品が4本……アッと言う間に年末です。


今日の写真は数年前に撮った岸田研二くんの超美麗ポートレート。
確か、大晦日だったかな?大事な行事のリハーサルの時……懐かしいです。


2016年9月29日


ブノワ。


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僕の友達の法則……その2。 

 

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チョッと前に「僕の友達の法則」……と、言うのを書きました。
結構、反響がありました。皆さん思い当たることが多々あったそうです。

もう一つ、僕の友達関係を見るにつけ、
不思議なくらいに思い当たることがあります。
それは……。

「急激に仲良くなった関係は長持ちしない……。」です。

どうです、皆さんも思い当たることあるでしょう?


数年前のこと……。
今のところに引っ越してくる前に住んでいたマンション……。
そう、あそこね、僕が薔薇の育種をしていたあのマンション。
僕のところは違いましたが、隣町は瀟洒なお宅が並ぶ高級住宅街でした。
昔ながらの大きな邸宅が並び、住んでいる方々もどこか優雅な感じ……。
ひょんなことから、あるご夫婦と知り合いになり、足繁く遊びに行くようになりました。
マンションから歩いて3分くらいだったんです。
一緒に芝居を観に行ったり、食事に呼ばれたり……。
大きなお宅では折々にパーティが開かれ、パーティーのテーマに沿って、
様々な世界から可成の人数が集まり(いつの20人くらいだったかな?)
毎回~メンバーが変わりますから、一時期に何十人もの人たちと知り合いになりました。
名刺交換をし、わぁ〜ッと一気に仲良くなった……気がしたのですが、
今にして思えば、本当に心を許せる、信頼に足る人はほんの2~3人、
これからもズゥ~っと付き合って行かれるのは数える程しか残りませんでした。
ドドぉぉぉぉ〜ッと大波が押し寄せ、潮が引いたら小さな貝の欠片が数個だけ……。
でも、その欠片は光り輝く未知の貝だった……そんな感じ。


一時期は共通の趣味や話題で大いに盛り上がり、
旅行にも行ったりしました……あれは一体何だったのでしょう(苦笑)
中には疎遠どころか啀(いが)み合うようになった人もいます(笑)
考えてみれば、同じ趣味を持っているからって、全員と仲良く出来るハズもないです。
3人寄れば派閥ができ、同じ趣味だからこそ譲れない部分も出て来る……。
同じ趣味を持っているからこそ、それぞれに細かいこだわりも大きいしね。
その場合、反発し合う力も普通の時よりは大きいような気がします。
薔薇の世界だってそう。大勢が集まれば派閥もグループも出来る。

 「あんな人が紹介した薔薇なんて買わないわ!」

 「あんな店、ブログで紹介しちゃって!」

とかね、結構、キツいですよ(苦笑)
最近は、相容れない人を「へぇ、そうなんだ。」と、
自分の意見を押し殺して、相手を軽く受け流す寛容さに欠ける傾向もあるし……。
自分が気に入らないもの、自分が認めないものは頭ごなしに否定する……。


僕くらいの年齢になって来ると、新しいことに挑戦するのは億劫になって来ます。
人間関係も一から構築するのは面倒臭いもの。
僕は男女問わず、年齢に関係なく素敵な人には自分から声を掛けるタイプですが、
皆さんはどうしているのかなぁ……その辺は積極的ですか?
素敵だと思った人には自分から声を掛けますか?
人と人の関係って労力を使いますもんね……。
要は、人と人の関係は一朝一夕にはできないということ。
相手を思いやり、お互いを尊敬し、時間をかけて、
コツコツと築き上げていくのが友情だということなのでしょう。
SNSなどの上っ面の「繋がり」じゃなくて真の友人関係……。
悩ましいことも多いですよね……でも、成しえれば人生の宝物、
一つ一つ丁寧にやって行くしかないんでしょうね……。


写真はその瀟洒なお宅の窓辺……。
雨の季節には紫陽花とリヤドロの人形を組み合わせたりします。


2016年9月25日


ブノワ。


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怒り。 

 

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楽しみにしていた映画「怒り」を初日に鑑賞……。
久しぶりに重厚で見応えある作品に出会えて何だかとても嬉しかったです。
監督の李相日は「許されざる者」の監督なんですね……。

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数年前の北海道旅行の時に、大雪山の麓のロケ地を訪れたことが懐かしいです。
頬を刺す冷たい空気、昇る朝日に身も引き締まる思いがしたものです。


東京、八王子で起きた残虐な夫婦殺人事件……。
その1年後に3つの場所に現れた正体不明の3人の青年。
何事もなく平穏な生活の中に投げ込まれた1粒の石……。
その小さな波紋が徐々に大きくなり、幾重にも重なり合って見事な模様を描き出します。
3人の青年を縦糸に、関わる人々の人間関係を緯糸に、
一流の演技陣、非常に高度な今井 剛の編集と、素晴らしい坂本龍一の音楽とともに、
重厚で分厚いゴブラン織りのような圧倒的な作品に仕上がっていました。

主要キャストの見事なアンサンブルの演技の中で、千葉篇の渡辺 謙は扇の要。
どっしりとした存在感は唯一無二です。
好き嫌いはあるけれど、娘の愛子を演じた宮﨑あおいの素を丸出しにしたピュアな演技。
安っぽい髪留め、ロングヘアの先に茶髪が残り……役作りの造形も見事でした。
愛子の恋人を演じた松山ケンイチは、世間から身を隠さなければならない暗い過去を言葉少なに表現。
沖縄のパートでは泉を演じた広瀬すずが体当たりで汚れ役を熱演……彼女、大きくバケるかも。
放浪人、田中を演じた森山未來の人懐こさと狂気、発する汗の匂いがこの映画の中の唯一のアクセントです。
泉を慕う辰也の佐久本 宝……オーディションからだそうです、恐るべし。
東京篇の綾野 剛って初めていい役者だと思いました……。
妻夫木 聡が演じる恋人、優馬に疑念を抱かせる秘密を持った青年、直人の陰を好演。
その妻夫木 聡はいい役者になりましたねぇ……。
デビュー作「ウォーターボーイズ」の初日のこと、
親友に誘われて劇場に朝一で並んだ僕たち……フと後ろを見てみれば、
ダァ〜ッと並んだ長蛇の列に男は僕1人だったことを思い出します(苦笑)
彼を嫌う人は殆どいないんじゃないでしょうか……好青年の鏡みたい。
優馬が失ったもの……その大きさは計り知れません……。
千葉、沖縄、東京……正体不明の青年たちの素性が明らかになるにつれ、事件の謎も明かされて来ます。

人を受け入れることの難しさ、そしてもっともっと難しい許すと言う気持ち。
容易く心に芽生える疑念、人生で一番大事なものを失った時の暗渠……。
今年の賞レースを独占することは必定、近年、稀に見る必見の作品です。

「怒り」……★★★★★★★☆……75点。


2016年9月23日


ブノワ。


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鎌倉農協連即売所の野菜。 

 

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はぁ…………。
僕は二日酔いにはならない体質なんですが、
さすがに昨夜はチョッと飲み過ぎたかな(苦笑)
それだけ生きのいい魚と日本酒がよくマッチしたと言うことなのでしょう。
チョッと重たい頭を熱い風呂でスッキリさせ、いそいそと行って参りました、
「鎌倉農協連即売所」……所謂「連売」へ。
ホテルから歩いて5分くらいのところなんですが、
雨上がりということもあるのでしょうが、カメラのレンズは御覧の通り(笑)
何だかチョッと千住 博かサラ・ムーン風じゃないですか(笑)

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海が近いこともあるのかな?物凄い湿気です。


さてさて「連売」……。
旅先の楽しみの一つに、その土地土地の市場巡りがあります。
その地域の特産品や季節の旬のもの……買わなくても眺めているだけでも楽しいです。
でも、出来れば買い物もしたいのが人情……。
フランスなんかではチーズやハム、バターや茸類を買って、
アパルトマンで簡単な朝食を作るのも楽しいけれど、
旅程の初めの頃だったり、荷物になることを考えるとなかなか買えないのが実情です。
でも今回は買う気満々(笑)都心ではなかなか手に入らないもの……あるかな?

今日の1枚目は戦利品の数々です(笑)
ルッコラ・セルベチカ、タンポポ、紫色が美しい小茄子のフェアリーテール。
じゃが芋はシャドークィーン、人参色々、ブラウン・マッシュルーム、新鮮なクレソン、
それから小白菜?ベカ菜?……翌日からいそいそと料理に励みました(笑)

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先ずは「連売」のおじさんに教えて貰ったフェアリーテールの素揚げ。
おじさんは塩がいいと言いましたが、チョッと味噌も添えて……。

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それから小白菜にマッシュルームとベーコンを入れてクリームスープ。

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作り過ぎたクリームスープを使って人生初のドリアに挑戦(笑)
ご飯は白飯じゃマズいですよねぇ……バターライスにしてみました。

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小白菜でもう一品。肉豆腐風にしてみました。
今、春菊お高いですよねぇ……一把500円だって!(驚)

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色鮮やかな人参を軽くオリーブオイルでマリネ。
ま、これは料理ではないですね。

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ルッコラ・セルベチカのパスタ。
普通にスーパーで売っているルッコラは熱を通すとクッタリして美味しくありません。
ウゥ〜む、でも、これは火を通してもなかなか固いです……要再チャレンジ。

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ルッコラ・セルベチカは熱を通しても固かったので、
今度は和風にお浸しにしてみました……ところがこっちの方が固い!(苦笑)
本当は生食用に欲しいので、次回はチョッと考えることにします。

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タンポポの葉、ニンジン、タマネギのかき揚げ。固いのは分かっていたので揚げてみました。
これは小エビの風味もあってなかなかの出来。ただし、家で揚げ物はやっぱりイヤですね(苦笑)

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マッシュルームとミニトマト、クレソンのサラダ。

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いい牛肉が手に入ったのでマッシュルームと炒めて……。

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最後はシャドークイーンのヴィシソワーズ・スープ。
色鮮やかで非常に美味しかったのですが、
僕的には青いもの、紫のものを口に入れるのはチョッと抵抗あり……。
ホラ、アメリカでよく見かけるブルーのクリームのケーキね、
綺麗だけど、食べ物としてはチョッと認識しがたいのです(笑)


「連売」には若い男性が沢山、買い物に来ていました。
最近増えた地の野菜を使ったレストランやカフェのシェフかな?
皆さんとチョッと会話するのも楽しみの一つです。

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重たい戦利品を肩に背負い、チェックアウトして近くの「フレッシュネス・バーガー」で朝ご飯。
湘南3店舗だけ限定の「湘南ドッグ」とコロナ。
僕って「地域限定」とか「季節限定」、「稀少」とか「レア」の文字に弱いんですよねぇ(苦笑)
これは鎌倉ハム富岡商会のソーセージを使用したもの。
朝からコロナもなんですが、ビールとの相性も抜群で、非常に瑞々しくて美味しかったです。
ハッと気が付けば、この後、有楽町にパスポートの継続の申請に行くんだった……。
前日の深酒で顔はパンパン、しかも朝からビールで赤い顔(苦笑)
この先10年も使うのに一体どうしましょ?(爆)


2016年9月21日


ブノワ。


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鬼のいぬ間に……(笑) 

 

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雲行きが怪しい日曜日……フと思い立ち「湘南T-SITE」に行ってきました。
いつも仲良くしてくださる「ルーシーグレイ」が出店しているんです。
どうしても一緒に行きたがるあけを辻堂に迎えに来させ、おほほ(笑)
美しい奥方不在で、園芸ファン垂涎のヒロシお兄さまが、
店番と言いつつ、盛大にガマの油を売っていないかチェックするためです(笑)
だて、絶対に羽根伸ばしているものねぇ……。

早めに着いて辺りをプラプラ……僕、「湘南T-SITE」は初めてなのです。
何だか素敵なところですね……文化の匂いがしてね。
やっぱり本が沢山あるってなんて素敵なんでしょう……紙の文化、印刷の文化って素敵です。
駅前に本屋が1軒もない我が街からするとこちらも垂涎(苦笑)

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係の女性に開催場所を確認、そっとヒロシお兄さまに近付くと、

 「あれぇ……?」だって(笑)

そう、この日遊びに行くことは話していなかったんです。
だって、人生、何事もサプライズが楽しいですもんね。
タップリ油を売っていたヒロシお兄さまは、聞かれもしないのに、

 「もう既に汗ビッチョリでTシャツ1枚着替えたんですよ……。」

と、無駄なアピール(笑)
でも、テキパキとしたスタッフの女性が2人付いているから大丈夫かな?(笑)
顔が何だかいつもと違います……そう、アレ、アレね!
鬼のいぬ間に命の洗濯って言うヤツ?(笑)顔が晴れ晴れしている!(爆)
チョッと水を向けてみます……。

 「ねぇねぇ、今日は油を売っていないかチェックに来たのもあるんだけど、
  コワい奥方を連れて来て一緒に売っちゃえば良かったのに……。」

 「いいえ!ブノワ。さん、売れませんって!(笑)
  金でも払わなきゃ売れませんって!(笑)」

とのお言葉(笑)なるほど……さもありなんって感じです(爆)
どうかな、僕たちは早々においとましたけれど、
きっと長い長いゴージャス・バカンスで店を閉めた分もタップリと儲かったに違いありません。


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写真は、その日の戦利品。
ドライの向日葵は好きなのです……。
前に「カントリーハーベスト」で人間の顔ほどもある、
巨大なドライの向日葵を譲って貰い、家に飾っていましたが、
天国に行っちゃった猫の染香に棚から叩き落とされバランバランに(苦笑)
床、一面に広がる向日葵の種。その中心で、いかにも悪さをしたって言う染香の顔(苦笑)
今回は丈が1メートル50センチ以上もありなかなかゴージャスです。
種が規則正しく……何でしょう……僕、こう、整然と美しく並んだものに弱いのです。
帰りのグリーン車の中で、隣に座った豪奢なマダムに言われました。

 「まぁ、ドライの向日葵ね……素敵、こんな立派なのは初めて見たわ。
  どちらでお求めになったの?」

 「湘南台の『ルーシーグレイ』と言う一流の園芸店です。」



これ、随分とお安くして貰っちゃいました。
何だか夫婦の会話が聞こえて来そう……。

 「えっ?今、幾らって言ったの?えっ?聞こえない。」

 「ブノワ。さんだから○○○円……。」

 「えっ?だから聞こえないってば!もう一回言ってご覧よ(怒)」

 「・・・・・・・・・・ゴメンなさい、ぶたないでぇぇぇぇ〜っ!。」

5本纏めて○○○円!(笑)有り得ないくらいの安価で譲って貰っちゃいました。
ここでハッキリ値段を書いちゃうと、真面目に夫婦喧嘩になり(喧嘩にもならないか……。)、
毒々マダムにヒロシお兄さまがしこたま怒られ、足蹴にされ、ぶん殴られても可哀想だから割愛ね(笑)
普通、東京の気取った店だと丸が一つ多くなります。しかも1本で。
ドライの紫陽花が1本で3000円何て言うことも……。

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あとは親友に頼まれたエアプランツ……こちらも有り得ないくらいにお安い。
僕の親友ですが、エアプランツなら簡単に育てられると思っているところが甘い(笑)
園芸の「園」の字もないヤツですが、まぁ、お手並み拝見と行きましょうか。
絶対に自分で花は咲かせられないので、蕾が開きかけたものをチョイスです。

「湘南T-SITE」……また今度、ゆっくりと遊びに行きたいなぁ……。
ハァ、羨まし、文化の、ニ・ホ・ヒ・!


2016年9月19日


ブノワ。


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いざ、お鎌倉。 

 

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鎌倉…………。
東京からほど近く、季節にかかわらずいつでも観光客で賑わう街……。
ティーンの頃から色々な想い出があります。
高校3年の元旦、仲が良かった体操部の親友たちと鎌倉に初日の出を見に行きました。
待ち合わせ場所の終夜運行のJRのホームに着いてみると、
仲が良かった女の子が綺麗に化粧をしていてドキドキしたことや、
真っ暗な朝の5時から材木座の海岸で朝日を待っていたら、
なんと日の出は7時過ぎで、しかも、海からではなく山から日が上ってきて、
海を向いていた鈴なりの人々の中から笑いが起こったり……。
バブルの終わり頃……。
親友夫妻が購入した、所謂、億ションが葉山にあり、
この時は足繁く鎌倉に通い、随分と遊んだこと……。

9月の上旬、思い立って親友と鎌倉に行ってきました。
今回の目的は、久しぶりの「はま善」で鰯料理を楽しむこと、
それから、酔うと帰るのが億劫なので、1泊して、
翌朝、1回行ってみたかった「鎌倉農協連即売所」……、
通称「連売」で野菜を買うこと……。
鎌倉は素敵な街だけれど、宿泊施設に難があります。
観光客に対して圧倒的にホテルが少ない……。
今回は比較的新しいホテル……民泊みたいな宿でした。

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神社仏閣にまったく興味がない僕たち(笑)
先ずはランチなんですが、大女優、田中絹代が愛した「つるや」は定休日(涙)
次に有名な名店も臨時休業……なんだよ、なんだよ!(苦笑)
口がスッカリ鰻でしたが、気分を変えて、小町通りから少し入ったところに、
ひっそり佇む「ミルクホール」へ……ここは詩人の高橋睦朗さんに教えて貰ったんだっけ……。
友人はハヤシライス……甘い味付けが嫌いなクセに、ハヤシライスはいいのだそう(笑)
僕は散々迷った挙げ句にビーフストロガノフ。
僕の中で、今一、区別がつかないハッシュドビーフとハヤシライスとビーフストロガノフ(笑)
そう言えば「トロカデロ・モンテカルロ・バレエ団」の本邦、第一回公演の時に、
エトワールだったビーフ・ストロガノフさんはお元気かな?
食後にチョッと気になったイチジクのパフェを頼みました。
うぅ~む、なかなかなんですが、残念だったのはイチジクがコンポートだったこと。
折角、旬のイチジク、そのまま生で戴きたかったなぁ……。
きっと生だと味のバラつきがあるからでしょうけど、
イチジクはもともとそれ程、キツい味ではないので、
味を平均化、整える意味もあってのコンポートかな?チョッと残念。

チョッと驚いたのは写真の湘南ビール……。
これ、製造元を見ると、どうやら親戚みたいなんです。
住所も名前も同じ……そう言うことですよねぇ?
今度は、折々のお中元とかお歳暮はこちらに頼もうかしらン。

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食後は腹ごなしを兼て小町通りを散策。
いつも覗く古本屋や骨董店をハシゴして、早めに宿にチェックインです。
小町通りと言えば、あれほど仲が悪かった両親が、晩年、一緒に鎌倉を歩いたことを聞かされ、
随分と驚いたことを思い出しました……なんだ、仲いいんじゃん!(苦笑)

ホテルはマンションの空き部屋を宿泊用に改装したものかな?
有り得ないくらいに広く(ベッドが6台……。)2人で泊まるには十分すぎるほど。

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チョッと休んだ後は、散歩しながら「はま善」に向います……。
「はま善」は前に書いた逗子の億ションに住んでいた親友に連れて行って貰ったのが初め。
地の新鮮な魚と、何といっても鰯料理の数々が嬉しい店です。
久しぶりの鰯尽くし……堪能しました。
先ずは刺身から……続いて鰯のお好み焼き風、鰯の梅天麩羅、鰯の塩焼き、
サザエの壺焼き、鰯のチーズ焼き、鰯の寿司、鰯の蒲焼き丼、鰯のつみれ汁、……。
お酒は生ビールで乾杯した後は、神亀、八海山、またまた神亀をお代わり……。
結構、ヘベレケ(笑)ドロドロでございました(笑)
チョッと驚いたのは、大将も女将もまったく変わらないこと……。
開店してから30年だそうです……タイムスリップしたみたいに変わらぬお姿……。
味も変わらず美味しくて、折々に訪れたい気持ちを強くしてお暇しました。
さぁて、翌朝は楽しみにしていた「連売」へ……戦利品はいったい?(笑)


2016年9月18日


ブノワ。


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category: 旅の栞。

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匂いが希薄な「後妻業の女」。 

 

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楽しみにしていた「後妻業の女」……観てまいりました。
最近、流行のアニメ、コミックの実写版、
食指がまったく動かない日本映画の中で、
久しぶりに何やら面白そうな予感……がしましたから。
仕事の合間を縫って駆け付けた劇場は、
中高年の観客で埋まり(どちらかと言うとお年寄りが多い……。)
僕なんか一番ヤングな部類(笑)ここ、劇場は日本橋ですからね、
都心を離れたらどんな客層なんでしょう……。


さて、舞台は大阪……。
今や老いも若きも日本国中をあげて「婚活」真っ盛りと言われています。
僕はこの「○○活」って言う言葉が大嫌い(苦笑)……ま、そこは置いといて。
武内小夜子(大竹しのぶ)は結婚相談所の柏木 享(豊川悦司)と組んで、
高齢で資産家の男を狙って「後妻業」をしています。
老い先短い資産家の男と結婚し、早々に死んで貰い遺産を手中に……。
時には間接的な殺人をも厭いません。あっけらかんと平然と、
全く罪の意識のない女と被害にあった男、
そしてその家族、探偵などを巻き込んでのコメディです。

先ず、一番強く感じたのは、大阪の匂いが稀薄だと言うこと。
不思議です。大阪(関西)出身の俳優を多用しているのに、
意外なほどあっさりな感じ……僕らが勝手に想像する大阪のギトギト、
コテコテ感や、バイタリティー豊かな「大阪」が感じられないのです。
人間臭さ、汗臭さみたいなもの?裏社会に生きる人間たちのえげつなさ……。
そんなものが全く感じられませんでした。

スピルバーグの「宇宙戦争」の時に、
世界各国に襲来した宇宙人を、大阪だけが撃退したと伝わるシーンがあります。
この時、ネット上では「大阪のオバちゃんが竹槍で宇宙人を撃退した」……。
そうまことしやかに噂が流れ、大いに笑ったものです。
いかにも大阪のオバちゃんならやってくれそう(笑)
大阪のオバちゃんを表すのにピッタリではありませんか。
そんな勝手なイメージもあってか、サラっとした「大阪」の表現に拍子抜けでした。
それって、やっぱり昔と今の役者の質の違いなのかな?そうも思います。
往年の左 幸子なんかがやったら凄かったでしょうねぇ……。

豊川悦司……いかにも影の社会で暗躍してそうな感じの男を好演。
この人の持っている匂いでしょうか……良く生かされていたと思います。
伊武雅刀、森本レオ、六平直政、津川雅彦……小夜子に騙される男を演じて妙でした。
長谷川京子、尾野真千子は騙された男の娘をそれぞれのキャラクターで演じわけ、
とりわけ尾野真千子は気丈な性格で小夜子と渡り合い、
大竹しのぶとお決まりのくんずほぐれつの大バトルを見せてくれます。
ただし、この女同士のバトルって何もこの映画に限ったことではありません。
映画、演劇の歴史の昔から、快挙にいとまがないほどの名場面あり。
「通天閣どころやない……スカイツリーや!」の笑福亭鶴瓶師匠は勿体ない使い方……。
この方は非常にに達者な方、もうすこし演技のしどころが欲しかったと思うのです。
小夜子を演じた大竹しのぶ……僕、この方の芝居は苦手なのです。
「事件」の時に法廷で「Sexですっ!」と絶叫する芝居から何も変わっていない。
芝居は達者だと思うのだけど、それ以上でもそれ以下でもない。
日本の女優の中ではピカイチと言われていますが、何かもう一つピンと来ません。
どうして皆さんこぞっていつも大絶賛なのか理由が分かりません。
舞台「ピアフ」の時もそう。彼女ならこうするだろうと言う範囲での驚きしかないの。
その大竹しのぶが一番凄かったのは貴志祐介原作、森田芳光監督の、
「黒い家」です。これは凄かった……原作も傑作でしたが、
感情が全くない殺人鬼を大竹しのぶが熱演。
この時ばかりは、なんて凄い女優なんだろう……そう思ったものですが、
「後妻業の女」に関しては並の出来……かな。

「後妻業の女」……★★★★☆……45点。


2016年9月16日


ブノワ。


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ある骨董商との会話。 

 

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今日の写真……オークションで落とした古伊万里の染付けです。
径は約5寸(約15センチ)、中央の見込み、普通は縁起物である、
「松竹梅」のことが多いのですが、梅だけって言うところも気に入りました。
周りを彩る菊の花が愛らしいです。時代は江戸の中期くらいかなぁ……。
およそ300年前くらいの器です。

実は、この皿は時間をおいてそれぞれ1枚ずつ落札しました。
1枚目に落札したものは、うっかり落札日を失念……ガガガァ~ん!(笑)
ショックでしたが、なんと入札が0だったんです……何故?こんなにいい器なのに……。
再出品されたものを、今度は忘れずにキッチリ落札です。
ところが今回も入札は僕だけで競合者なし……何故?こんなに上質の器なのに……。
暫くして、また同じ器が出品されたので、こちらも入札が僕だけ状態で落札。


この2回の落札の間に、出品者の女性と何回かのメッセージのやり取りがありました。
僕からは、最初の1枚はうっかりオークションの終了日時を失念、
幸い入札がなくて無事に落とすことが出来たので嬉しい。
出品者の女性も、お好きな方に落札して戴いて嬉しい。
それにしても、非常にいい器なのに、入札がまったくないのは、
果たして自分の写真が悪いのだろうか……などなど。
そして、2回目の落札の時に、女性から一つ申し出がありました。
もう1枚同じ皿があるけれど、もし興味があれば如何ですか?……と。
同じ値段でよろしければ……と、言うことで譲って貰ったのが3枚目なんです。
あと2枚、欲しいところですよね。和食器は5枚で1セットですから。
3枚とも非常に美しい絵付けで、絵付けの呉須(藍の絵の具)の濃淡も均一で、
焼きもカッチリと硬く焼きしめられ、久しぶりに満足の行く取引となりました。


さて、3回目の時のやり取りの中で、常々、僕が思っていることを、
チョッと思っていたことを書いてみたのです。
(非常に感じのいい女性で、そんなこんな話せる雰囲気だった……。)
それは、出品者と入札者のそれぞれの思惑についてです。
出品者は手持ちの品であろうと、仕入れたものであろうと、
1円でも高く売りたい訳です。その反対に、
入札者は1円でも安く落札したい……人情ですよね。
1円でも安く落とすのはオークションの楽しみでもありますし。
そのドキドキ感、駆け引きが面白かったりするのです。
それからスタート時の値段。その品物がどんなに適正価格で出ていても、
入札する側としては、今一つ入札に参加しづらいのです。

事実、これらの器はスターと価格が8000円でした。
5寸の皿にスタート時に8000円の値段が付く……皆さん躊躇したんじゃないでしょうか。
僕の中でのこの皿の適正価格は(一流の骨董店で購入することが基本。)
大体10000円から18000円って言うところでしょうか……。
チョッと高く感じますか?何しろ、僕の骨董熱の始まりは、
バブルの終わり頃だったので、上手の7寸皿が1枚100000万円なんてザラだったのです。
従って、5枚揃っている器は500000円!感覚、おかしいですね……。
でも、その500000円の揃いの器が飛ぶように売れた時代(苦笑)
例えば、これらが8000円ではなく1000円スタートだったとしたら?
おそらく幾つも入札があったハズだし、もしかしたら、
僕が落とした8000円よりも高くなっていたかもしれません。
そこは盛り上がった時のオークションのコワさ、面白さだと思うのです。
絵画を出品している何件かの出品者を知っていますが、
1000円スタートで、必ず全ての作品に入札があり、
しかも、どの作品も高値で落札される出品者を知っています。

全般的に、今の時代は買い手市場です。
アベノミクスなんて得体の知れない経済効果で、
今まで50000円で落ちていた絵画が100000円なんて言うこともザラです。
僕がコレクションしている蛸唐草に関して言えば、
いい器はそろそろ然るべきところに納まったかな?って言う感じがします。
値も上がって来たことだし、そろそろ卒業かな?(笑)
舌の根が乾かないといいのですが……。


2016年9月11日


ブノワ。


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パセリ。 

 

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ブログって時間も使うし手間も掛かるけど、日々の生活にリズムが出来るし、
メッセージのやり取りを通じて本当の意味の親友も出来たし、
なかなかのツールだと改めて思います。

小学校の時の通信簿の国語の作文の欄に「×」が付いていた僕、
400字詰めの原稿用紙を前に途方にくれていた僕が、
こうして長文を書いている不思議は、自分自身とても可笑しいと思うのですが、
好きな写真を撮る楽しみも一緒に味わえるし、
まぁ、気長に無理せずに更新していかれれば……そう思います。

さて、ブログをやっていて楽しいのは皆さんの反応ね(笑)
それに加えてコメント欄のメッセージのやり取りでしょうか……。
それから嬉しいのは、紹介した映画や舞台を時間を作って観に行ってくれたり、
たまたまアップした手料理を再現して作ってみてくれたり、
文章内で触れた絶版になった本を、わざわざ古本屋やアマゾンで取り寄せ、
読んで感想を教えてくれたり……大したことは発信していないし、
また、それが目当てではないのだけれど、
矢張り、そこは非常に嬉しい思いがするものです。

反対に、皆さんのブログで紹介されていた素敵なあれこれを、
アンテナを張ってマメマメしくチェックすることも怠りません。
ブログに限らず、テレビや雑誌で見聞きしたいいものは必ずチェック、
何年掛かろうとも自分の目で確かめに行ったりします。
11年越しで泊りに行かれた「三水館」とかね。

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さて、今日の美味しそうな料理の数々……。
目黒駅に程近い「メグロード」の地下1階にあるイタリアン「パセリ」からです。
実はこの店、去年の「MORO craft。」の記事の時に、
いつもメッセージをくださるムーさんが教えてくれた店なんです。
メッセージに追伸で教えてくださった「パセリ」……。
早速、チェックしてズゥ~っと行く機会を窺っていました。
折しも台風でしたから、親友Tと2人で行く予定でしたが、
チョッと会う用事があったので、おそらく原稿のチェックでてんてこ舞いだろうけど、
あけを喰いもので釣ったらスグ釣れました(笑)

僕ねぇ……勝手に物凄い勘違いをしていたんですが、
オーナー・シェフが1人でやっているカウンターだけの小さな店だと思っていたのね。
カウンターだけじゃなくてキチンとテーブル席もありました。
だから今回はカウンターで楽しく会食が出来る最大人数の3人で初訪問です。

いやいや、どの料理も大変に美味しかったです。
メニューを見ていると上から下まで全部食べてみたくなる魅惑のラインナップ。
店のオリジナルのメニューも沢山あります。
先ずは気になるものからダァ~っと頼んでみました。
どの皿にも店の名前の由来であるパセリの微塵切りがふんだんに振り掛けてあります。

シェフ、1人で切り盛りするのは大変でしょうね……。
こちらに店を出して19年目だそうです。
予約の電話をしたその受話器を通した声から、
店の持つ雰囲気やおおよその感じは掴めますね。
非常に快活で威勢のいい声だったんです。

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既に亡くなっていますが、イギリスの名優にダーク・ボガードがいます。
「召使」「地獄に堕ちた勇者ども」「ベニスに死す」や「愛の嵐」が一番有名かな?
イギリスの貴族や退廃を演じさせたらピカ一で、威厳と色気を兼ね備えた希有な存在でした。
彼は文章の才能にも恵まれていて、何作かの本も出しているそうなんですが、
残念ながら日本語で読めるのは1冊だけ。
アメリカに住む老婦人との往復書簡集の「レターズ ミセスXとの友情」だけです。


ある日、アメリカに住む老婦人(マダムX)が、
美容院の待ち時間の間に雑誌をパラパラ捲っていると、
そこに驚愕の写真と記事を見付けます……。
自分がアメリカに越してくる前に住んでいたコテージに、
何と映画俳優のダーク・ボガードが住んでいたのです。
懐かしい景色とそこに住む人気絶頂の映画スター……。
驚くマダムX、おそるおそる出した1通の手紙から文通が始まります。
懐かしい家の様子、垣間見る映画界のあれこれ……。
次第に俳優は忙しくなり、やがて文通は疎遠に……。
この関係はマダムXの死をもって文通は終わりを迎えますが、
決して会うことのなかった2人の関係は、
手紙のやり取りというゆったりとした時間の経過や、
映画が全盛だった、古き良き時代背景も相まって、
読む者にノスタルジーを感じさせてくれる名著だと思います。

ムーさんと僕は、ダーク・ボガードとマダムXなんですが(笑)
(親友に、ムーさんと会ったことがないって言ったら驚かれました(笑))
「パセリ」にお誘いしたらデートしてくれるかしらン?(笑)
そんなこんな、楽しいことを思いながら微酔い気分で帰宅した台風の夜でした。
ムーさん、いい店を紹介してくださってありがとう!


2016年9月4日


ブノワ。


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category: バベットの晩餐会。

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凄く不思議……。 

 

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皆さん、仕事中の電話ってどうしていますか?
勿論、私用電話は出ないとして、仕事関係の電話とか……。
僕は殆ど出ません。出ないというより出られないの。
物凄く集中して神経を遣う細かい仕事していますからね。
出るのは本当に稀。その電話を丁度、待っていた時とか、
丁度、作業の手を休めていた時とか……。

 「何で出ないの?」

って、友人によく聞かれますが、
それって、反対にスグ出る方がおかしくないですか?
事務所に詰めていたり、電話連絡が仕事における重要な比重を占める仕事なら兎も角、
呼び出し音が鳴った瞬間に出る人って、一体どんな仕事しているの?って思っちゃう(笑)
手を動かして何かを作る作業をしている人って皆そうなんじゃないかな?
僕と同じで殆ど電話には出ないと思うんです。だって、手に色々な道具持っているんだもの。
反対に各方面から電話が掛かってくる立場で、色々と指示を出さなきゃいけないのに、
まったく電話に出ない人とかね(苦笑)特に朝方……仕事出来ないヤツに決まってる。

チョッと前から凄く不思議に思っていたんですが、
皆さん、留守電などのメッセージ残さないのね。8割方残さない。
着信があればこちらから折り返しするとでも?
忙しいんです、勿論「いたしません!」by 未知子大門(笑)
用事があるから電話してくるんでしょう?仕事の依頼とか聞きたいこととか。
留守電に用件入れましょうよ。仕事の依頼に関しては、メッセージを残しておいて貰わないと、
連絡がつくまでに次々に予約が入っちゃって、希望の日時に予約が取れなくなっちゃいます。
ショートメールでもいいんです。「○○日、空いていますか?」と、
1行残してくれればこちらもスグにスケジュール帳に書き込みます。
それからもっと不思議なのは、見知らぬ番号からの着信ね。しかも留守電なし……。
あれって一体何なのか?知らない番号と言うことは、
電話帳に登録がないと言うこと。折り返しする訳がありません。
だって、知らない番号なんて借金取りに決まっているもの……あはは(笑)
おそらく誰かに僕の電話番号を聞いてかけてくる訳でしょう?
いくら紹介があるとは言え、知らない人にかけるのは勇気いりますよね?
こっちだって知らない着信に掛け直すのは気が引けるし億劫。
用件も分からないのに、忙しい時に掛け直す訳がありません。
紹介してくださった方が「○○から電話があるので宜しく!」と伝言があり、
めでたくその方と連絡が取れ、最短でいつが空いているか教えて欲しいって……。
困っているらしいので、チョッとスケジュールを調整して、
何日か早めの候補日をメールで入れてみれば、それっきり音沙汰なしとかね(苦笑)
ブノワ。さん、人気者で引っ張りだこなんです。
お茶引いているわけじゃないの(苦笑)そう言う人は2度と仕事は受けません。
あと、公衆電話と可否通知とかからかけて来てメッセージ残さない(笑)
こちらから連絡のしようがありませんよね。笑えるのは、僕の友人で非通知でかけて来るのは、
ある女優さんとさる薔薇マダムだけ(笑)非通知にしたって素性はバレている!


これは僕だけが感じていることじゃないみたい……。
お得意さんの若い女性も同じこと言っていましたっけ。
着信があるのに何もメッセージを残さない人が多いって……。
何だか全ての面について言えることだけど、最近、凄く希薄ですよね。
そう、希薄!連絡に限らず色々な関係が……仕方ないのかなぁ。
ところが多くの人は自分は凄く濃ゆい関係を築いていると思っているのね。
特にSNSにズッポリ嵌っている人。「いいね!」の数とかフォロワーの数とかね。
ただ、それは夢でしかない。何の実体もない幻……。

仕事が出来る人は、先ず、留守電にメッセージ残すし、
ショートメールなどの方法もあります。
先ず、相手に自分の用件を伝えることが最優先なのに……凄く不思議……。


2016年9月2日


ブノワ。


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