君はデヴィッド・ボウイを見たか? 

 

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R子とはかれこれ30年以上の付き合いになります……。
竹馬の友……幼なじみではないけれど、そんな感じかな。
お互いの美点も欠点も(僕には欠点は殆どないのだけれど……。)
人生のいい時も悪い時も知り尽くした間柄……なかなかこう言うヤツはいません。
R子の今の恋人も僕が紹介してやったの……感謝しろよ!(笑)
知り合ったキッカケは、とっくに音信不通になってしまった昔の友人、Yに紹介されました。
真面目に音信不通……親友にチョッとFacebookとかで検索して貰ったけれど、
全くヒットしません……やってない訳ないのね、そう言うヤツだから。
もしものことがあった?そんな気がかりもあるのですが……。

さて、紹介して貰ったのはいいけれど、ホラ、例の僕の友達の法則によって(笑)
Yはさっさと消え、R子だけが残ったって言う訳。
連続して45日会ったこともあったんですよ(笑)何喋っていたんだか。
R子と仲良くなったキッカケは、共通の話題があったから。
R子はイギリスに留学していただけあって、猛烈なイギリス気触れ(笑)
最近は忙しくてなかなかイギリスに行かれないみたいですが、
その筋金入り振りは見ていて気持ちがいいくらいに天晴。
イギリス気触れだけあって、聴いている音楽はブリティッシュ・ロック、ポップなのね。
R子はカラオケに行くといきなり「クィーン」の「ボヘミアン・ラプソディ」を歌います(笑)
次が「キラー・クィーン」(爆)ま、聞いていられないくらいに音痴、
イギリス気触れで英語はペラペラのクセにカタカナ英語なんですけどね(笑)
自分には絶対音感があるって豪語するクセに歌うのは別なのか?

そんなこんな、ブリティッシュ・ロック、ポップが大好きなR子と、
日本の歌謡界は山口百恵、洋楽はオリヴィア・ニュートン=ジョンにはじまり、
その後はいきなり「ザ・ポリス」からスティングに、
鼻の穴までドップリとハマった僕が意気投合した訳です。
僕の生涯の一曲は「ザ・ポリス」の「Message in a bottle」。
これは映画のベストが時代や気分とともに微妙に入れ替わるのと対照的に、
他を圧倒しての第一位なんです。歌詞が凄いです、まさに目からウロコ……人生変わったもの。
因に「ザ・ポリス」は唯一、日本で何の宣伝もしないのに勝手に売れたバンドらしいです。
R子とは連日の電話が1時間から2時間(携帯電話がないまだ家電の時代。)
共にブリティッシュ・ロック、ポップに血道を上げ、
僕は悪食ぶりを発揮して、アメリカのロックやポップスも聴きまくりましたが、
ブリティッシュ・ロック、ポップ一辺倒のR子。
そのR子に誘われました……。

 「ねぇ、デヴィッド・ボウイ大回顧展に行かない?」

来たな、お誘い!待ってたホイっ!(笑)
2人の親友Tを誘って3人で行って参りました、
「DAVID BOWIE is | デヴィッド・ボウイ大回顧展」。
ヴィクトリア&アルバート美術館で開催されたニュースを聞いてから、
チョッと気になってはいたんですけどね……何しろ僕自身がデヴィッド・ボウイ世代じゃないし、
それほど興味のあるアーチストでもなかったんですけど、なかなか充実の内容の濃い展覧会でした。
時間指定の入場券……当たり前ですよね。
若冲でしたっけ?炎天下に一体、何時間並ばせるの?(苦笑)
映像が古くて鮮明でないのは致し方ないとして、
夥しいくらいの紙類…(笑)歌詞のメモ、楽譜から手紙、
「Diamond Dogs」や「Ashes to Ashes」のアートワーク、
三島由紀夫を描いたボウイ自身の油絵など。
ボウイが口紅を拭ったティッシュ・ペーパーや、
コカインを吸った耳かきみたいな小さなスプーンはご愛嬌。
圧巻は非常にいい状態で残されていた衣装の数々です。
ボウイは筋金入りのコレクターですね。
僕の中のボウイは洋楽を聴いていたころの「Let's Dance」や「Blue Jean」なんです。
優れたミュージシャンの悲しいジンクスか、映像ではそれほどいい作品はなかったけれど、
「戦場のメリークリスマス」はその中の最高峰。
ビートたけしと坂本龍一のインタビューもあります。

生まれた時代や出会うアーチストによって人生も変わるかもしれないです。
僕はジャンルを問わず、何でも聴きましたが、何故か「ザ・ビートルズ」や、
「ザ・ローリングストーンズ」には全く興味がありませんでした。
勿論、素晴らしい才能だとは思いますが、何でしょうね……。
一度も自分でレコードを買ったことがないです。従ってジョン・レノンも興味なし。
ブリティッシュ・ロック、ポップを聴きつつ、次は「イーグルス」に飛びましたから。
「イーグルス」は好きだけど「ドゥービー・ブラザース」じゃない。
J・D・サウザーやルパート・ホームズ、ボビー・コールドウェルなの。
余談ですが、僕の歌姫はバーブラとスティーヴィー・ニックス。
スティーヴィー・ニックスの「Stand Back」は生涯のベスト3に入ります。
会場にはボウイに影響を受けたとおぼしき人が沢山来ていました。
皆さん、ファッショナブルで個性的……1人のアーチストが与える影響って大きいです。
圧倒的な数のコレクションで展開する、1人の類い稀なアーチストの軌跡……。
まだまだ会期はあります。皆さんも是非!


2017年2月24日


ブノワ。


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お金が貯まらない訳……。 

 

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 「アナタ、ダメよ、そんなんじゃお金貯まらないわよ!」

軽く一蹴されました(苦笑)
仕事でお邪魔したお宅で、奥さまに携帯電話のパック料金に付いてご教授戴きました。
今、携帯電話って色々な割引がありますよね。家族割りとか諸々……。
自分の契約状況を知らないと答えたらピシリと叱られちゃいました(苦笑)


ハイハイ、お金、貯まりません。ひっちゃきに貯める気もないし……。
仕事に関しても、どうやったら利益が上がるかなんて一切考えません。
お金よりも、どうやったら気持ち良く仕事が出来るかが一番大事なポイント。
それなりに普通に生活出来ているからそれでいいかと……。
買い物もあまり金額を見ないで買っちゃいます。
勿論、地元のスーパーでです。紀伊国屋だったら値段は確かめますよ。
でもね、お釣り?……一切確かめません(苦笑)
パリのアラブ人経営のスーパーでそれをやったら親友にこてんぱんに叱られました。



 「それって、売ったら幾らになるの?」

以前、友人に聞かれたことがあります。
僕の趣味、絵画やオリジナルプリント、骨董品、
(主に江戸時代の古伊万里の染め付け)のコレクション……。
それらを見た友人がすかさず聞いて来たのです……。
幾らになるって……売ることを念頭に収集している訳ではありませんから。
コレクションは、自分で使い、眺めて満足するものです。
絵画やオリジナルプリントは、その作品に似合った額縁をしつらえ、
自分の家のお気に入りの場所に掛けて楽しみます。
あまりにも多過ぎて、掛け切れない分は親友の店にレンタルします。
勿論、タダ。親友からお金を取る人っています?(笑)
古い食器は大事に大事に使ってあげることで供養しているつもりです。
例えば、江戸時代から割れずに今の時代まで残って来た食器たち……。
丁寧に慈しんで使ってあげたいと思っています。
そんな訳で、頭から転売目的で買ったりする訳ではないものね。

チョッと前ですけど、知り合いの俳優くんの舞台を観に行って、
終演後に出演していた役者くんを囲んで食事と相成りました。
珍しく、その時の幹事は僕ではなく、瀟洒なお宅に済む年上のお金持ちの友達だったんです。
会計の段になり、役者くんの分はご馳走するので皆で割るとして、
1人何千円かの金額を徴収され、そろそろお開きとなった時、
店の女性が慌ててやって来て、最後の〆に頼んだご飯ものの代金が入っていなかったと……。
丁度1000円だったかな?もうお金は払ってあって、財布も仕舞ってしまいました。
僕が幹事だったらその金額は自腹で払いますが、その時はキッチリと5等分にされ、
1人200円ずつ徴収されたのです……これをセコいと見るか、当たり前と見るか……。
勿論、心の中では分別は当たり前と思うのですが、僕にはそれが出来ない。
僕だったら自分で1000円を払っちゃいます。
親友と思わず顔を観合わせてしまいました。だからお金持ちはお金が貯まるんです。



市川 崑の晩年の傑作「細雪」では、
原作でもそうなんですが、事件と言う大きな事件は起きません。
三女、雪子の縁談、見合い話しを軸に、滔々と時間が流れて行くだけなのですが、
その会話の殆どと言っていいほどがお金にまつわる話しなのです。
幸子の夫で婿養子の貞之助と、幸子の友人で雪子の縁談を世話する井谷美容院の女主人の会話。

 「自分の家にどれくらいお金があるのか知らんのや。」

それでいて、長女鶴子は加湿器の付けっ放しを「勿体ない、勿体ない!」と慌て、
次女の幸子は土の付いていない野菜を買って来た女中を、
「野菜は土がついていないと腐りが早いと言うたやろ……勿体ないやないの」と叱り、
その他にも、恋人に買わせたダイヤの値段、法事の後の食事を吉兆ではなくお寺の庫裡でやったこと、
亡くなった父親が作ってくれた着物の値段、雪子と妙子の月好きのお小遣いの受け取りをキッチリ書くこと、
お金にまつわることが事細かに描かれています。
それによって、近付いて来る戦争の足音が浮き彫りに鳴るって言う効果もあるんですけどね。

お金持ちほどそう言うものなのでしょう……。
お金……貯まりませんねぇ。僕の財布はザルで出来ているのかな?(苦笑)



写真はこの前オークションで落としたデッサン。
フランスの画家、ベルナール・ガントナーの作品です。
ガントナーの作品は殆どが風景画です。本当は油絵が欲しいのですが、
さすがに手が出ないかな?デッサンやコンテ、水彩画が精々……。
これ、勿論、転売して金儲けするつもりが毛頭ありません。
世界でたった1枚の作品です。暫く楽しんだら年下の友人たちに進呈するつもり。


2017年2月21日


ブノワ。


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僕はこう言う映画が観たい。 

 

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ポッカリと空いた平日の午後……。
1人でプラリと恵比寿に出掛け、前から気になっていた「たかが世界の終わり」を観て来ました。
「恵比寿ガーデンシネマ」のシネマ1、200円プラスでプライベートシートです。
この劇場は観やすい上に、ロビーとかが個性的で好きです。
プライベートシートもたった200円でチョッと贅沢な気分……また使わせて貰おうっと!
さて、このところ観たお気に入りの作品などをチョッと……。




「新午前10時の映画祭」で観た「山の郵便配達」……初見です。
これ、いいですね。何も起こらないのね……突風で郵便物が飛ぶくらい(笑)
中国の山間部で郵便配達をしている父親が膝の故障で引退を余儀なくされ、
代わって息子が跡を継ぐために、1回だけ2人で2泊3日の旅に出ると言うもの。
大きな事件は何も起こりません。息子の仄かな恋もあるけれど、特撮ゼロ。
ただただ、黙々と2人の郵便配達の旅が描かれているだけ……。
ところが、これが面白い!息子は父の仕事ぶりを見て大きく父への気持ちが変わります。
自分は父に好かれていないのではないかと思っていたのです。
黙々と山を歩き、郵便を配達する父。村、村で出会う人たちからの尊敬。
仕事に対する自信と誇り……息子は父の背中を見ながら学びます。
父も、どこか母親ッ子である息子を寂しく思いながら、
冷たい川を渡る時に息子に背負われ、その逞しくなった大きな背中に涙します。
僕たち観客も、時に息子になり、父になり、色々なことを映画から学びます。
昨今のバカみたいな特撮一辺倒で人間が描かれていない映画にはウンザリ。
久し振りに心が洗われるようでした。
勿論、父と息子の役者が好演。次男坊と言う名の犬の名演!
動物と子供には敵わないってよく言ったものです(笑)

「山の郵便配達」……★★★★★★★……70点。



同じく「新午前10時の映画祭」から「初恋のきた道」。
これはロードショウの時に観ていますので2回目ね。
まだチャン・ツィイーが小娘だったころの(笑)ほぼデビュー作。
監督がチャン・イーモーですから。物語らせたら格別なものがあります。
こちらも「山の郵便配達」と一緒で、山間の村に赴任して来た青年教師に対する、
村の娘ディのひたすらな恋心しか描かれていません。
肩と言うよりも胸から走るチャン・ツィイー(笑)
雄大な大自然の中で、少女のひたむきな恋心が熱いです。
実は、この映画の中でもう一回どうしても見てみたかったシーンがあったんです。
僕は今、金継ぎを習っていますが、幾つかある器の直し方の中の、
「鎹(かすがい)継ぎ」を実際にするシーンが出て来るんです。
少女が赴任して来た青年教師のために餃子を作って持って行くシーンがあります。
食事に来ると言う約束をしていたのに、青年教師が、その思想ゆえ、街に呼び出されたと聞いて、
作ってあった餃子を大きめの茶碗に入れ、皿で蓋をして、
走り去る馬車を追いかけて必死に走る際、転んで茶碗を割ってしまうのです。
娘の気持ちを知った盲目の母が、行商に来ていた茶碗を直す行商に茶碗と継いで貰います。
そこがどうしてもも一回見てみたかったんです。
村人総出で新築なった小学校の壁面には「知識是祖国的武器」の文字が。
僕は中国語は出来ませんが、そこは漢字の凄いところ。
意味は、「知識は祖国の武器です」……そんなところでしょうか。
時代は文化大革命の前です。こうして小さな子供の教育の現場から叩き上げるのです。
ボンヤリお人好しな日本人には到底敵わない……そうも思わせる作品でもあります。

「初恋のきた道」……★★★★★★……60点。



早くも今年のナンバーワンか……「たかが世界の終わり」。
随分と舞台がかった作品だなぁ……と思って観ていましたが、
実はこの作品、元は戯曲なんですね。なぁ〜るほど、やっぱり!
若くして成功した作家、ルイが、自らの残り少ない寿命を家族に告げるため、
12年振りに故郷に帰って来ます……そして帰るまでの半日の物語。
まぁ、兎に角、豪華な配役です。主人公ルイにギャスパー・ウリエル。
なんて美しい顔の持ち主なんでしょう……。
その母マルティーヌににナタリー・バイ、兄アントワーヌにヴァンサン・カッセル。
兄嫁カトリーヌに今をときめくマリオン・コティヤール。
妹シュザンヌにレア・セドゥ……5人しか出て来ません。
12年の空白を埋めようと必死な母、真っ青なアイシャドウとネイルが痛々しいです。
相変わらず攻撃的で劣等感の塊の兄。口を開けば相手を攻撃する辛辣な言葉の羅列。
妹は物心ついて以来の兄の帰宅に戸惑いを隠せません。
お互いがお互いのキズに塩をなすり付けるかのような言葉の応酬です。
そして、ブラッド・ピットをして「宝石」と言わしめたマリオン・コティヤールは、
ルイと初対面ながら、唯一、家族の中で1人だけ仲間外れの身上から、ルイの身上に共感し、
そして、ついにはルイが告白することの出来なかった秘密、
12年振りに帰京した本当の理由に気付いてしまいます。
大詰めの嵐のような台詞のやり取りが終わった後のルイとカトリーヌの、
台詞のない心の通った仕草、ルイが唇に人差し指を当てるシーンが秀逸です。
このシーンだけでも見る価値あり。そして、二度と戻らぬ実家の扉を閉めた後、
床のカーペットのアップと、紛れ込んで来た小鳥の息絶えるシーンの寓意……。
グザヴィエ・ドラン……初めて観ました。
今年度のグラミー賞で5冠なったアデルの「Hello」の、
プロモーション・ビデオも彼の作品ですよね……これからが楽しみ!

「たかが世界の終わり」……★★★★★★★★……80点。



 「僕、こんなことも描けるんだよ!」

技術を競って何が何でもCGで描くことの虚しさ。
派手な銃撃戦、カーアクション、宇宙でのバトル、爆発、崩壊……。
人の心を打つものってそんなことじゃないんですよ。
最近、飽き、飽きしていたので、シンプルで力強いメッセージを持つこれらの作品に大感激。
やっぱり映画はこうでなくっちゃ!僕が観たい映画はまさにこう言う映画!


2017年2月19日


ブノワ。


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「沈黙」に沈黙す。 

 

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今日の写真……まだフィルム・カメラを持って歩き回っていた頃、
パリは「MUSÉE DE CLUNY Musée national du Moyen Âge/クリニュー美術館」で撮りました。
こちらの美術館はタピストリーの「貴婦人と一角獣」とかが有名ですよね。
非常に素晴らしい美術館で、中世、特にキリスト教美術に興味ある人にはたまりません。
このキリスト像……人気のない部屋にこつ然と現れました……こつ然と現れたって言うのはおかしいかな……。
部屋に入ったら午後の溢れる陽射しの中にひっそりと置かれていたのです。
確かタイトルは「Jesus waiting for death」……だったかな?
僕の他には誰もいませんでした。像は等身大くらい?可成り大きかったように思います。
おそらくダヴィデ像のように、下から見上げる位置に置かれることを念頭に作られたのではないでしょうか。
目のトリックですね。上半身、頭の方が比率で言うと大きくなっています。
ハッとしました……フと後ろを見ると、丁度、窓の格子が十字架のように見えます。
先日、写真は「光と構図」だと書きましたが、被写体を決めたら画面を作ることも必要です。

 「おぉ……これは!」

跪き、ペッタンと床に座り、這いつくばるようにして撮ったのが今日の写真です。
デジタルだとその場で確認が出来ますが、何しろフィルム・カメラですからね。
帰って現像してベタ焼きが出来上がるまでドキドキだった記憶があります。
ベタ焼きを受け取り、欣喜雀躍とはこのことを言うのでしょうね……凄く嬉しかった覚えがあります。
写真と撮り続けて長いこと経ちますが、思い通りに撮られた写真はこれのみです。
多分、この先もこれだけの写真は撮れないんじゃないでしょうか。


さて、スコセッシの新作「沈黙・サイレンス」を観て来ました。
先日、「早稲田松竹」において、スコセッシの「沈黙・サイレンス」の公開を記念して、
スコセッシの「タクシードライバー」と「ギャング・オブ・ニューヨーク」、
それから、遠藤周作が原作の「海と毒薬」それから篠田正浩版の、
1971年の「沈黙・サイレンス」を観たばかりです。そう、お勉強しないとね。
新作の公開に合わせて旧作を上映してくれた「早稲田松竹」に感謝、感謝です。


映画に魅せられた中学時代……。
欧米の映画を観るには、キリスト教とユダヤの問題を知らないといけない……。
そう思い立ち、当時はインターネットなどと言う便利なものがなかったため、
本屋で購入したのが新書判の「キリスト教」だったでしょうか。
先ず、1ページ目から分からなかったのね。未だに分からない(苦笑)
Wikipediaで「キリスト」と「キリスト教」を開いて読んでも分からない……。
キリスト教に限らず、宗教って、人間の究極の理想、あり方って一つだと思うのだけれど、
なぜにこうも宗派が多く、しかも、いがみ合っているのか甚だ疑問です。
未だに謎が多いです。この作品を観たキリスト教徒の方々はどんな感想を抱くのか興味津々です。
信心深い教徒が、ある日、神の不在に思い至り、疑問を持ち、煩悶する姿に傑作が多いです。
「処女の泉」とかね、高校時代に観てまるっきり分からなかったイングマール・ベルイマンの作品群や、
聖書に出て来る人々や、聖職者が主人公のもの、数限りなくあります。
キリストが主人公となると、どうしてもスペクタクルの色合いが多くなりますね。
「ベン・ハー」のように、作品のクォリティー共々超弩級の作品もあります。

神の不在……全くの無心論者の僕には上っ面しか理解出来ないです。
この世に生まれ落ちてから一つの宗教によって育てられて来た人にとっては、
その神が本当はいないのではないか?……そう思い至った時の衝撃は想像に難くありません。

アンドリュー・ガーフィールド、アダム・ドライバー、
浅野忠信、イッセー尾形、窪塚洋介……役者陣が素晴らしい演技をしていました。
日本版でフェレイラを演じた丹波哲郎みたいに、大詰めでビックリ仰天なんて言うこともなかったし(笑)
だって、どう見ても、引っ繰り返って見ても、丹波哲郎はポルトガル人には見えないでしょう?
「日本沈没」の田所博士かと思っちゃった(爆)
スコセッシってあまり好みの監督ではないのだけれど、
若かりしころのイタリア系の重量級のパワー炸裂の作品が懐かしいです。

「沈黙 SILENCE」(篠田正浩版)……★★★★☆……45点。
「沈黙 SILENCE」(スコセッシ版)……★★★★★☆……55点。


2017年2月17日


ブノワ。


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何事もほどほどに……。 

 

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早いです……もう2月も中旬(苦笑)
うぅ~ん……新しい年になってから一体、何をしていたんでしょう?(苦笑)


さて、忙しくしていると、折角、買った洋服を着る機会がありません……。
洋服とか靴とか……買ったままおろさないで翌シーズンに……よくあります。
自分の中では、もう一度、若かりし頃みたいにスリムになるつもりなので(笑)
洋服を新調することは控えていましたが、お気に入りだけを着ていると、
どうしても傷みが早いし、仕方なく新調することになってしまいます。
白いスニーカーは趣味なのでバンバン増えていくし……。
それも、わざわざ店に行って買うこともしなくなりました……面倒臭い(笑)
オークションやインターネットのショップで買うことが多いです。
流行を追い掛けていないかぎり、それほど流行り廃りには関係ないし、
自分の中で劇的に好みが変わることはありません。


たった一つだけ……。
最近、迷彩柄が好きになりました。カモフラージュね。
ホラ、よく軍人が着ているアレね。植物好きな人にはプラタナスって言えば早いかな?
ただし、この柄は非常に難しくて、色味(色の取り合わせ)は勿論なんですが、
その、柄が身体全体を占めるパーセンテージが非常に難しいです。
チョッと差し色的にポイントで身に付けると素敵になりますが、
分量を間違えるととんでもないことになります(笑)
全身、迷彩柄で、背負うリュックから帽子、靴まで迷彩になると、
チョッと近寄りがたい(危ない感じの)軍隊オタクのオッサンになっちゃう(笑)
でも、いますよね、たまに。僕の中では、ダウンとかのブルゾン系、
上半身が迷彩でもチョッと量が多いです。量的にはダウンのベストとか、トートバッグや、
マフラーくらいが丁度いいかな。袖がないだけでも大分違います。
それでも迷彩本来のグリーン系だとチョッと厳しいかも。
前に西田信子さんの個展のレセプションの会場で見かけた30歳くらいの男の子が着ていた、
「BEAMS」の迷彩柄のチェスターコート……非常に可愛らしかったので、
早速、探してみましたが、全身を被うロングコートだとチョッとトゥ・マッチなんです。
若くて中肉中背のチョッとトッポイその男の子には似合いましたが、
中年のジジイで身体がデカい僕にはチョッと危険(笑)


今日の写真は僕の迷彩のコレクションから……。
「COACH」のトートバッグ2点、手前新しいもの。
その上のものは随分と使い回しましたっけ。
1泊の旅行くらいだと丁度いいんです。
あとは「ZARA」のマフラーに半袖のダウン……。
半袖のダウンもモノクロームだから着られます。
あとは「ユニクロ」の迷彩柄の白と黒のTシャツは通年の愛用かな。

今、世の中の流行りのキーワードは「可愛い」ですが、
分をわきまえないとオッサンはエライ目に合っちゃいます(笑)


2017年2月15日


ブノワ。


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君の名は。 

 

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 「Boop-boop-a-doop! 」

マリリン・モンローが「お熱いのが好き」で歌った、
「I Wanna be loved by you」の中の一節です。
マドンナは初期の代表曲の「Like a Virgin」や「Material Girl」において、
以降の彼女の特徴となるベビー・ボイスをふんだんに聞かせてくれます。
今や女性のベビー・ボイス……いやいや、アニメ声は日本国中に蔓延し、
とっくに若くもない女性までアニメ声で話しをする姿を多く見掛けます。


僕……苦手です(苦笑)
先日も、時間潰しにプラリと立ち寄った「GU」の会計のカウンターの女性……。
4人が揃いも揃ってアニメ声でした。全身が総毛立つほど気色悪いです。
本人たちはそれなりに練習とかをしたのでしょうか?
自分では可愛いと思っている?イケてると思ってる?
いい年をしたオバサンがアニメ声……卒倒するくらいに気持ち悪いです(笑)

男のアニメ・ヘアは一時期ほど見掛けなくなりました。
まるでアニメの主人公のようにツンツンに固められた髪型……。
ホラ、一昔前のストレート・パーマのプラスチックの板に貼付けたみたいな髪(笑)
本人たちは格好いいと思っているのでしょうね。
女性は知らないと思いますが、駅とかの男子トイレの惨状(笑)
用を足すと言うよりも、鏡に向かって半ばウットリとしながら、
髪の毛のセットに余念がない男をよく見掛けます。
若者だけではありません。可成りの年配までね(アニメ・ヘアじゃないけど。)
いいんですよ、身だしなみに気を遣うのはね。
でもね、髪の毛にそれだけ気を遣って他が疎かでどうするの?
ツンツルテンのスーツ、踵の片側だけが猛烈にすり減った靴……。
何事もバランスです。バランスの悪いものに美しさはないもの。


さて、新年早々に意を決してアニメを観に行きました。
他に観たい作品がなかったって言うのもあるけれど、
1人では気持ちが挫けるので(笑)親友を誘って大ヒット作「君の名は。」の鑑賞です。

 「君の名は?」

 「氏家真知子です……。」

……の、世代の僕ですから(笑)
僕は基本的にアニメに対しては厳しいです。でも、観てから言わなくっちゃね。
見ないで批評もへったくれもないから。
アニメってゼロから全てを描き上げる訳でしょう?
その割には(表現的に)想像力が乏しい作品が多いと思うのね。
特に最近の作品では、実写にデジタル加工をしたカットが多いのでは?
「君の名は。」でも風景とかにそのような描写が多く見られましたよね?
それが何?って言われちゃうと身も蓋もないんだけれど……。
例えば、絵画の世界のスーパーリアリズム表現……。
なぜ、写真ではいけないの?それを絵画で表現する意味とは?
僕はそう思うのね。人の手で描き上げられたものの中に、
写真のリアリズムとは違った何かをしのばせなければ意味がありません。
人の手による絵画ならではの何がしかがあって初めて芸術になるんです。
アニメもそう、実写で、優れた俳優の演技で表現出来るのになぜアニメにする?
それもこれも見てみないと分からない……そう思っての一大決心でした。
去年だったかな?全てデジタルで描かれた「ペット」を観てやっぱりガッカリ。
もうこの手の作品は二度と見ないと決めたのですが、
「君の名は。」は何しろ興行収入200億円を軽く突破の作品です。
チョッと話題に出すと、廻りの友人たちは皆、既に観ていたりします(苦笑)
映画好きの僕が観ない訳には行かない……相変わらずの超満員の劇場で、
フと思ったんです。自問自答したんです……僕はなぜここまでアニメを毛嫌いするのかって。
嫌いなんですよ……アニメの吹き替えに多く見られるアニメ声が(苦笑)
女の主人公の甘ったるい声も苦手ですが、男の主人公の画一化された発声も嫌い。
ハイハイ、分かっていますよ。声優の皆さん、それぞれに個性も特徴もあります。
でも、総じて女の登場人物は甘ったるいアニメ声ですよね?
その登場人物になりきったかのように、現実世界の女性もアニメ声……虫唾が走るんです。



「君の名は。」……確かによく出来ていました。
他のアニメを観ていませんから較べることは出来ないのだけれど、
この手の時間軸を行ったり来たりする物語にありがちな辻褄の合わなさもそれほど感じないしね。
ただねぇ……やっぱり、大ヒットと作品の出来は比例しませんね。
男女が入れ替わる設定は今までにも沢山あったし、
何と言っても、実写で大林宣彦の「転校生」があります。
アニメの何でも描ける利点をもってなくしても、
実写で俳優が少年少女の心の機微を十分に演じきった青春映画の傑作の例が。
実写で出来ることをアニメで見なくても良い……僕はそう思います。

「君の名は。」は今や若者のバイブルだそうです。
作画のモデルになった場所は「聖地巡礼」と称して大人気だそうです。
少し前まで、若者の生まれてから一番の感動作は「タイタニック」だったそうですが、
今や「君の名は。」って言うところでしょうかね。

「君の名は。」……★★★★……40点。
これでも結構、甘いです。


2017年2月12日


ブノワ。


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ご好意にすがって生きております。 

 

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 「あたくしは見ず知らずの方のご好意にすがって生きて参りましたの……。」

そう心の底から絞り出すように言ったのはブランチ・デュボア……。
テネシー・ウィリアムズ畢竟の傑作「欲望という名の電車」の主人公です。
おそらく、映画、演劇史上、最も魅力的な女性のキャラクターじゃないでしょうか。


さて、僕の場合、見ず知らずではないのだけれど、
親しい友人たちのお陰で豊かな食生活を送ることが出来ています。
今日の1枚目の写真は、僕の「Remi Chang」をゴージャスに育ててくれている、
独特で素敵な庭を作っているあっちゃん
が送ってくれた自家製のレモン。
家にあったライムを添えてチョッとセザンヌ風に(笑)
あっちゃんのレモン、凄くいいのです。輸入物の変な防腐剤とか薬剤を一切使用していないので、
絞った時に手にワックス等が全く付きませんし、皮ごと丸々食べることが出来ます。
それから、とても不思議なんですが、冷蔵庫でいつまでも保存がきくのです。
通常の輸入物は、カットした半分がスグに黴びてしまいますが、
あっちゃんのレモンは最後の最後まで使うことが出来ます。

今年は、まだ黄色く色づく前の段階のグーリーンのレモンと、
十分に黄色く熟してからのレモン、2回に分けて送ってくれました……。
キッチンにレモンがエッセンシャルな我が家としては、
本当に感謝、感謝、あっちゃんの家に足を向けて眠れません(笑)


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それから上の写真は、大親友の超豪華マダムが送ってくれたからすみで作ったパスタ。
凄いデカいのが届きました(笑)からすみ……買ったらお高いですからねぇ。
自分で買った訳ではないので、ふんだんに贅沢に(笑)タップリと使ったパスタ……。
それはそれは美味でございました。お皿はロイヤル・コペンハーゲンのアンティークね。


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それから親友が遊びに来た際に、
知り合いから貰ったと言う生のワカメを持参して来ました。
食事の用意は既に出来ていたんですが、折角なので、
三杯酢で刻んだワカメを和えて1皿作ってみました。
三杯酢って言っても、我が家にみりんは置いていないので、
醤油とお酢をドボドボッと適量混ぜてお仕舞い(笑)
いいですね、新鮮なワカメ……刻むと粘りが出てね。とても美味しかったです。

その他にもお酒!ワインが一番、多いのですが、
本当、どれだけ人さまのお陰で生活出来ているのかって思っちゃいます。
感謝、感謝、皆さんに感謝!もっともっとヨロシクね、うふふ!(笑)


2017年2月10日


ブノワ。


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あっ!……やっぱりいたっ!(笑) 

 

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 「あっ!・・・・・・やっぱりいたっ!」

やっぱり縁があるんですかね……。
ジィ〜ッと見詰められる感じがしてそっちを見ると、
小さな猫がこっちを見ていました(笑)

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そっと近付こうとして、徐々に歩を進めようとすると目が合っっちゃった(笑)
すると「にゃぁにゃぁ!」鳴きながらこっちにやって来ます。
ウロウロウロウロ……僕の足下に纏わり付きながら、
付かず離れずあっちへ行ったりこっちへ来たり……。
可成り、小さいですね……3キロあるかないか、1才くらいでしょうか。
お腹に手を入れ抱っこすると、チョッとイヤな予感……。
まさかと思うけど、もしかしたらお腹に赤ちゃんがいるかも。
野良猫は可愛いけれど、何とも悩ましい存在です。


親友と休みが合ったので、思い立って栃木に行って来ました。
真冬ですからね、フォトジェニックなものなんか何もないのだけれど、
カバンにカメラと交換レンズを入れて電車に飛び乗りました。
お気に入りの店がことごとく休みだったため、
写真を撮りながら早めにホテルにチェックイン……。
親友も遅れてやって来て、カバンを置くとお目当ての「Cafe Bazzar」へ。

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この店は本当にいいです……。
料理が美味しいことは勿論なんですが、シェフやスタッフの感じがいいです。
自分の言葉で接客出来ている……これ、なかなか出来ないです。
季節季節で変わるメニューを探しながら、今回も食べに食べたり!(苦笑)
今度は暖かくなったら来ようかな?

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翌朝はゆっくり起きてこれまた楽しみなバイキングで朝食です。
実は、この日はチェックアウトした後に、タクシーを飛ばして、
イチゴ狩りに行くことになっていました。珍しく親友からのリクエスト。
イチゴ狩りかぁ……最後に行ったのは軽く25年は前(笑)
僕の三大好物フルーツは、イチゴ、桃、サクランボですからね。
サクランボは日本のものが望ましいけれど、桃もサクランボも種がないともっといいのに(笑)
食べ放題と言っても、それほど食べられる訳ではありませんよね。
程々にイチゴ狩りを楽しんだら速攻で帰宅です(笑)


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そうそう、この写真……皆さんにはどんな感じに見えますか?
休みだった「Scales Department」の通りに面した壁です。
僕にはレオナール・藤田の静物画にしか見えません。
暫く呆然と立ちすくんじゃった。


2017年2月7日


ブノワ。


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メガネは顔の一部です。 

 

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 「はい、それではこちらが新しいパスポート。
  写真とサイン、間違いありませんね?」

 「はい、大丈夫です。」

 「えぇと、では2016年9月14日から10年間……く、く、9月?」

 「そうなんです、全然、取りに来られませんでした……。」

 「まぁ……。」

ってな訳で、ようやくパスポートを取りに行ってきました。
受付の女性が驚いたように、9月からこの方、平日の休みがゼロだったんです。
結構、ギリギリですよね。申請してから半年の内に受け取りですから。
受け取りの時に添付の顔写真を確認させられましたけど、
殆ど見ませんでした(笑)もうね、ヒドイ顔に写っていましたからね。
お話しましたよね。鎌倉で前の晩に大酒飲んで、翌朝はビール(笑)
その足でパスポート申請に行って写真撮ったんですから良く写る訳がありません。
ハァ……この顔と10年付き合うのか……何だかドンヨリします。


さて、今日のお題は顔です。
僕、自分の顔は殆ど見ません……大嫌いだから(笑)これが水もしたたるいい男、
往年のアラン・ドロンや川口 浩(好きなのです、あの顔)、
晩年のバルテュス、今をときめくマイケル・ファスベンダー、
ライアン・ゴスリングみたいな顔だったら、
一日中ウットリと鏡を見てばかりいると思いますが(笑)
あっ!あとは台湾のチャン・チェンが好き……。
今度生まれ変わるとしたらあんな顔がいい……。

髭の手入れと、髪の毛をいじる時にしか鏡は見ません。
見る時もピンポイントで髭とか髪の毛しか見ませんから、
顔は殆ど見ないと言っていいです。周りからどんな風に見られているでしょうねぇ……。
街を歩いていて、フとショーウィンドウを見ると、
何やら物凄く怖い顔して歩いていますけど(笑)
仕事中も怖い顔していますよ。真剣だものね。
「男の顔は履歴書」……そう言ったのは大宅壮一さんでしたっけ。
社会に出て人に揉まれ、人生、山あり谷あり、奈落の底に落ちることもあります。
いいことばかりではありません。イヤなこと、悲しいこと、挫折……。
すべてが刻まれた顔……自分を顧みて穏やかな顔だったら……と、思います。
本当、その人の人生が顔に出ますからね。



今日の写真は、今、僕が日常で使い回しているメガネ。
そう、メガネは顔の一部なのです(笑)しかし、メガネが安くなりました。
1本1万円しないんですもん。先日、新調したメガネは1本5000円!
(写真の中央、一番手前。仕事用の物凄く弱いもの。)
もう1本が9000円です(写真の右端。映画、舞台用の強い度数のもの。)
これだったらジャンジャン冒険して何本も作れますよね。
ケースは本当は黒とかがいいのですが、派手派手しい色にしておかないと、
なくなった時に見付けるのが至難の業なのです……。
何しろ僕、裸眼で0.01しかありませんから……。


2016年2月6日


ブノワ。


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微妙にこそばゆい(笑) 

 

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 「な、な、な……何?」

親友と酒を飲んだ帰りの電車の中……。
フと気が付くと、髪を短く刈った45歳くらいの男が僕の方をチラチラ見ています。
車内はガラガラで、僕らの前にはその男とカップルが離れて座っているだけ。

 「ど、ど、ど……どうしの?」

その男、目が合うとポッと頬を赤らめるではないですか……。
再び「な、な、な、何?」(苦笑)
次の瞬間、その男は意を決したように立ち上がり、
クルリと振り返ると、自分が座っていた座席の頭上に貼ってあった、
何かの車内刷り広告を手際よく抜き取ると、僕の方をもう一度、恥ずかしそうに見て、
隣の車両に足早に去って行きました(笑)呆気にとられる親友と僕(爆)
もしかして、今の車内刷りはローラ?
思わず親指と人差し指で○を作り、

 「ローラだよぉ!」

と、その後ろ姿に言ってやりました(笑)

あの抜き取った車内刷り広告をはじめ、きっと部屋の中には夥しい程の、
ローラの写真やポスターで埋めつくされているんでしょうね……(笑)



僕は電車内でゲームとかやりませんから、
仕事の行き帰りはひたすら人間観察に勤しみます(笑)
着ている洋服、読んでいるとしたら、その本のタイトル。
女性は化粧、髪型、つけ睫毛?エクステンション?……整形?
偽物の二重にも整形とアイプチなんかがあって面白いです(笑)
人生いろいろが見えて来て本当に飽きないです。
男の場合は大体、着ているもので仕事が分かりますね。
派手派手しい色のステッチが入ったYシャツや、
まるで魔女のように先がそっくり返った靴を履いていたら、
気質ではありませんねぇ……まかり間違っても銀行勤めではありません。
あと男の場合、気になるのはカツラね(笑)
こればかりはお金があってもどうにもならない。
女性の整形と同じで、ほぼ100パーセントカツラは分かります。
なんだか探知機が付いているくらいに正確に分かっちゃいます。
ポイントは両方とも「自然じゃないから」……かな。

そうそう、自動改札でパスモやスイカをタッチする際、
まるで逐年の親の仇を討つみたいに「バンっ!」と叩きつけるのは漏れなく女性です(笑)
それも仕事がある程度、出来そうな、肩で風を切って歩く、
所謂、死語かもしれないけど、キャリア・ウーマン的な人に多いです。
やっぱり女性が一人で生きて行くのは大変?男社会で身体を張って仕事するのは疲れる?
日頃の鬱積した感情を自動改札に叩きつけているのでしょうか?(笑)
その叩きつける財布の殆どが長財布と言うのも不思議な共通点です(笑)



今日のピッツァはチョッと前にポール・スミザーの講習会のあと、
皆で立ち寄ったイタリアンで頼んだピッツァ。
見事に♡ですね(笑)これって客、全員に出しているのかな?
カフェでコーヒーを頼んだら泡で♡が描かれていたりね(笑)
バリスタが可愛らしい女の子だったら「ほぉ!」と思うし、
ハンサムな男の子だったら何となく居心地が悪い(苦笑)
やっぱり客を見極めて描く絵柄を決めるでしょうからね。
因にピッツァを出してくれたのは男の子でした(爆)


2017年2月4日


ブノワ。


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