父として……そして気分は殆ど母。 

 

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朝晩はまだまだ寒いものの、そこここに春の気配が……。
樹々の新芽が膨らみ、土の中からは球根類が……。
3月の声を聞くとアッと言う間に桜の時期になるのでしょう。
暖かくなることは嬉しいのだけれど、
少し寂しくなるのは、猫たちが布団に入って来なくなること(笑)
4月の声を聞くとパタリと入って来なくなります(爆)
まるで体内カレンダーがあるみたい……。


さて、今日の写真……。
仲良しこよしの秀千代くんと太郎丸。
男の子同士って比較的仲が良くなる傾向があるのかな?
もっとも、おっとり穏やか秀千代くんは誰とでも大丈夫な子だからなぁ……。
写真を見てお気付きの方も多いと思います。
秀千代くん、グレーのノースリーブの洋服を着ています。
犬じゃありませんからね、防寒対策ではないんです。
去年の11月くらいから食べ物アレルギー?(先生の診断はそう。)
右目のスグ際に小豆大の、右唇スグ際に同じく小豆大の、
そして、アゴの下に小指の第一関節くらいの皮膚炎が出来ました。
目の際は瞳のギリギリスグそばでチョッと心配しました。
だって、毛が丸々剥げちゃってザクロみたいに皮膚が見え、
いつも瘡蓋がゴリゴリッと出来ちゃっているんだもの。
アゴの下は豚肉のロースみたいに毛が剥げてピンクの肌が露出……。
出血はないものの、ジクジクといつまで経っても治りません。
一進一退……なかなか良くならず、
抗生物質の塗り薬と痒み止めを処方して貰いましたが、
いかんせん猫のことですから、ダメと言っても搔き壊し、
何だかんだ言って年も越し、目と口の際はどうにか治りましたが、
アゴの下が段々大きくなって来て親指の第一関節くらいになっちゃった……。
秀千代くん、血統書付きの高貴なロシアンブルーなのに、
何だか一番みずぼらしくなっちゃったの……。


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エリザベスカラー……ダメですね、丁度、患部に当たっちゃう。
病院でニットの腹巻きみたいなものを貰って来るか……。
取り敢えず、ユニクロのヒートッテックの膝下の部分や、
もう着ない長袖のTシャツの袖の部分を引っ張り出して来て、
前足が出る部分をくり抜いて着せてみました。
色々と試してみましたが、一番しっかりとして良かったのが、
「Abercrombie & Fitch」のカットソー。
袖口がしっかりしていてGOOでした。
病院の先生にも「物凄くよく出来ている」とお褒め戴きました(笑)
首の後ろの部分の糸をチョッとほどいて華やかに。
女の子のブラウスみたいにしてみました(笑)

アゴの下は少し快方に向かっているようです。
秀千代くん、なんて言っても痒み止めを飲んでくれないのです。
口をこじ開けてのどの奥に放り込むと、
暫くして食べたものと一緒に吐いちゃうの(苦笑)



猫と暮らしていて、つくづく思うのが、
世話をしている時は殆ど母親の気分だと言うこと。
ご飯代を稼いで来る時はほんのチョッと父親気分ですが、
そんなのはほんの一部分。日々のご飯の世話、トイレの掃除、
耳や目のケア、爪を切ったり病気になった時の世話など……。
外でちか子ととくちゃんが喧嘩をすれば棒を持って仲裁に入り……。
気分は殆ど母です(苦笑)


2018年2月25日


ブノワ。


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春はそこまで……。 

 

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2月も終わろうとしています。
今朝はまた雪が降りました……おぉ、寒!

今年の冬は特別に寒かった……皆さん口々に言いますね。
僕は暑いのも寒いのもまったく気にならない方なんですが、
そんな皆さんの「寒さ」の証をチョッとしたところで見ることがあります。

この冬は思い立っておクレマチスを20品種増やしました。
まだ小さい苗ですから、盛大に咲いてくれるまでは、
心を籠めて丹念な手入れをしなければ……そう思っています。
届いたおクレマチスのポットに、同じく頼んであった肥料を少し撒く訳ですが、
その茶色い直径2ミリほどの球体の肥料……。
翌朝に見てみると、土の上に見当たらないのです……。
暫し、首を傾げますが、ハタと思いあったったのは、
夜のうちに肥料が凍ってしまい、翌日、溶ける時に粉々になった……。
そう言うことなのでしょう。
ホラ、タウシュベツ橋梁が年々崩壊して行くあのメカニズム。

それでも芽吹いた新芽は日増しに大きくなって来ているし、
確実に春はそこまでやって来ているように思えます。
そうそう、植え替えをした空きのポットに何やらピーナッツ大の球根が……。
土から出ちゃっているのにけなげに芽が出ているではないですか。
さて、何の球根かな?まったく心当たりはないのだけれど、
5球ほどあった小さな球根を、慌てて小さなテラコッタに植えてあげました。

春はそこまで……月が変われば一気です。


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今日の写真は、毎春の楽しみでもあるチューリップ……。
番長の「宿り木」に頼んでパロット咲きのものを仕入れて貰いました」
ネグレド・パロットが20本、ミステリアス・パロットが10本、
白のスーパー・パロットが10本です。
はぁ……華やかっ!仄かに春の匂いがします。

完璧な卵形のチューリップも美しいけれど、
やっぱりチューリップはパロット咲き……僕はそう思います。
固い蕾が花開いて行くさまは本当に美しいです。

かの時代のオランダのチューリップ・バブル。
球根一つで家が一軒買えたと言うそれは、
殆どがウィルスに寄る奇形だったとか……。
去年の9月に全米で公開された「Tulip Fever」……日本公開は?
とっとと公開せんかい!(怒)

花は朽ちる寸前が一番美しいと思うのですが、
気温のこともあるけれど、随分と長い間楽しんだあと、
チューリップたちは次の役目のために吊るされてしまいました(笑)
綺麗なドライになるかな?チョッとタイミング的に遅かったのだけれど……。


2018年2月22日


ブノワ。


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乾いたこの花に水を与えてください(笑) 

 

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高尾部屋の小結、明田川が、
急遽、豆蒔きにかり出されて故郷に帰った節分の夜……(笑)

なになに、それなら仕方ない……。
素敵なご夫婦と親友Tの4人でテーブルを囲むとしましょう。
老舗のビストロに三々五々やって来た4人……。
暫し楽しい時間を過ごしたのは言うまでもありません。
話しはガーデニングにとどまらず、さる方の髪型や(笑)
お互いの近況報告を笑いに変えて、ウィットとユーモアを交えて。
素敵な時間はアッと言う間に過ぎてしまったのでした。


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今日の1枚目の写真は、
僕が大事に作っていたドライフラワーを素材に心を籠めて作ったブーケ。
同じくドライフラワーになみなみならぬ愛情を注ぐ美しい奥方にプレゼントです。
包んだペーパーは相模原の「宿り木」から届いたアレンジに使われていたもの。
友人がお星さまになってしまったお園に供えてくれたアレンジに使われていたものです。
ドライフラワーの色味やラッピングした黒いペーパーからすると、
何やらお悔やみの花みたいな雰囲気もしますが(笑)
ドライになったダリアの色鮮やかなオレンジが華やかさを醸し出し、
贈る主は物事を斜に構えて見る毒気も洒落っ気もあるご婦人ですから(笑)
そのままプレゼントしちゃいました。

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自分の正月用に買い求めたブーケのドライだけでは、
嵩が1/3人になってしまったので(そんな小さなブーケをプレゼントしたら殴られる!)
我が家に沢山あるドライの紫陽花を足してアクセントに……。

美しい女性に花をプレゼントするのは楽しいものですが、
今回は彼女の長年の苦労や努力に尊敬の気持ちを込めて……。
僕には決して真似出来ないことを達成した記念に、
心からの賛辞を込めて……本当に凄いと思います。

 「老体、老眼……寄る年波にも負けずよく頑張っ!感動した!」

かの時の総理大臣の気分でございます(笑)

それにしても、何かを成し遂げる努力って並々ならぬものがありますが、
それを陰になり日なたになり支える家族の存在の大きさ。
そして、その絆の大きさ、深さには大層感動させられました。


2018年2月16日


ブノワ。


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おねぎとピーマンで世相を斬る! 

 

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 出来るだけ早口で。「!」マークの所では唾を飛ばさんばかりに。
 お互いの台詞が終わるか終わらないかのウチに矢継ぎ早に、
 油紙に火がついたようにペラペラと、
 立て板に水の如く掛け合いで喋ること……。

仕事から帰ったピーマン……。
疲れているのでデパ地下で買った惣菜を片手に、
キンキンに冷えたヴーヴ・クリコを2本小脇に抱えている。
玄関を開け、一足先に帰っているハズのおねぎを探す……。

P  「チョッとぉぉぉぉぉぉ!な、な、な、なんなのよぉ!」
O  「あら、ピーマン、お帰り。」
P  「お帰りじゃないわよ、なんなのよ、その髪型!」
O  「あぁ、これ(笑)Kくんとデートだったからチョッと念入りにセットしてみたのよ。」
P  「セットってアナタ、まんま池某じゃないの!」
O  「がはは!ピーマンもそう思った?Kくんにも凝視されたわ、がはは!」
P  「それでお出掛けしたの……コワいわねぇ。」
O  「うん、アタシも自分でコワかった。
    でも、「花様年華」的にスプレー吹いちゃったからさ。」
P  「でもアナタにピッタリよ!いかにも権力好きそうって顔に見えるもの。」
O  「あら、おダマリぃぃぃぃ〜っ!」
P  「あら、だってそうじゃない、権力大好きでしょう?」
O  「あら、好きよ、いいじゃない。
    こう、有無を言わさずにいい男をひれ伏させるのよ!」
P  「アンタ、本当におバカ!マジで三度の飯より権力が好きって顔してるもの。」
O  「いいのよいいのよ、権力好きで何が悪いの?
    アタシたちなんて幸薄いオカマなんだもの、権力くらい持ってなきゃ!」

おねぎ、ピーマンの手からシャンパンのグラスを受け取る。
池某な髪型の下はシャンパンをウットリ眺めるだらしない表情だ。

P  「それはそうとさ、アナタ初場所食い入るように見てたじゃない?」
O  「そうなのよ。アタシ、おデブって嫌いじゃない?
    お相撲なんて好きじゃなかったんだけどさ、
    例の暴行事件、キス辞職……あれだけワイドショーを賑わしていたらねぇ……。」
P  「キス辞職!(笑)アレは近年稀に見る傑作よ!
    でもさ、凄かったのはさ、有象無象の魑魅魍魎がゴマンと出て来たじゃない。」
O  「そうそう!モンゴルからあの人もこの人も参戦しちゃって大変なことになっていたわよねぇ。
    わざわざ貴乃岩に会いに来ちゃった人もいる、
    お前になんか会わないつーの!がはは!」
P  「貴乃花親方が一切喋らないもんだから、外野のやかましさが倍増!(苦笑)
    その辺の詰まらないコメディーよりもズゥ〜っと面白かったわ。」

O  「でもさ、テレビ観戦してたらなかなか面白かったわよ。
    好みの力士もいたし……向こう正面に日替わりで色んな芸能人が見に来ていてさ。
    林家パー子師匠もピンクのド派手な衣装で来ていたわ!がはは!」
P  「あら、誰よ!好みの力士って誰なのよ!言ってご覧なさいよ!」
O  「バッカねぇ!言える訳ないじゃないの、秘密よ、秘密!(笑)」
P  「でもさ、あの選挙じゃない選挙の理事選、笑ったわね。」
O  「本当、茶番よ、茶番。政治の世界よりもあからさまじゃないの。  
    強制されて投票するって一体なに?どこが選挙なのよ。
    中国よりも始末悪いわ。あんなの選挙じゃないわ。」
P  「それにさ、なんなの?あの危機管理委員会って?何するところ?」
O  「バッカねぇ。角界は管理しなきゃイケないほど危機が満載ってことじゃないの。」
P  「そっか、そう言うこと。評議委員会って言うのもあんのよ。」
O  「池某が委員長やってるあそこでしょう?」
P  「何が評議委員よねぇ、エラそうに!」
O  「そうよ、全然、エラくなんかないクセにエラそうなのよ。
    だから権力大好きな池某が委員長なんじゃない。」
P  「アレってさ、貴乃花親方落選しちゃったけどさ、
    池某のご大層なお説に寄るとさ、理事の資質?
    それを考えると、訴訟事件を抱えている春日野もさ、
    自分の管理下でこれだけの不祥事を起こしている八角もさ、
    おエラい評議委員会の承認は得られないって言うことよね?」
O  「まぁねぇ……普通だったらそうよねぇ。
    普通の企業だったらとっくにトップは引責辞任しているわよねぇ。
    でもズッブズブなんだと思うわよ。八百長問題とかあったじゃない。
    真面目に頑張っている力士の陰で☆のやり取りとかしてるのかしらねぇ……。
    理事とか理事長ってどんな利権や役得があるのかしら?
    アナタ、ピーマン……お給金が凄いらしいわよ……。
    しかし執行部の皆さん、江戸時代の悪い商人や悪徳代官顔してるわよねぇ……。」

P  「ところでアナタ、おねぎ、アルマーニの制服ってどう思うのよ。」
O  「あら、アナタこそファッション評論家じゃないの。お説、拝聴したいわ。」
P  「アレって本当に浅はかでおバカな考えよね、なんなの『服育』って(苦笑)
    アタシ、初めて聞いたわよ。誰が考えた言葉?本当に呆れるわ。
    何でも『育』を付ければいいってもんじゃないわよね。」
O  「あら、ピーマン、『育』は流行りなのよ。教育だって『育』よ!
    でもさ、校長ったらシャネルやエルメス、バーバリーにも声掛けたんだってさ。」
P  「頭おかしいんじゃないの?だから高級ブランドだったらどこでもよかったのよ。
    有名ブランドじゃなくてもさ、清潔で動きやすいこと。
    先ず、中身を教育しなくっちゃ。そうすれば自ずと素敵に見えるハズだもの。
    アタシ、テレビ見ていて笑っちゃったんだけどさ、
    何でブランドに一々『さん』付けんのかしら?
    シャネルさん、エルメスさん……バッカみたい。」
O  「日本人の変な習慣よね、会社名とかに『さん』付けるのって。
    ところで、アタシなんかアルマーニはネクタイしか持ってないわ。」
P  「がはは!オネエのアタシたちには関係薄いネクタイよね!」
O  「ウルッさいわねぇ!ネクタイで首絞めたろうか!」
P  「きゃぁぁぁ〜っ!コワい!(笑)
    男で言うとさ、例えばスーツのパンツ!
    アルマーニの一番の特徴である美しい膝下のラインを、
    アタシたち日本人は短足だからバッサリ切っちゃう訳じゃない?
    そこへ行くとさ、三宅一生や山本耀司なんて、
    体形的にハンデがある日本人を本当に格好良く見せてくれるのよ。
    ねぇ、いつだったか、バルセロナだったっけ?
    リトアニアの選手団のユニフォームを三宅一生がデザインしたじゃない。
    アレって凄く格好良かったし、趣旨が素敵だったわよね。」
O  「そうだったわ、アレは格好良かった!一生さん、男を上げたわよ。
    日本のユニフォームなんて毎回〜赤いジャケットに白のパンツ!
    日の丸国旗でダッサイもの。」
P  「エール・フランスの制服をニナ・リッチがデザインしたり、
    日本の航空会社の制服を森 英恵さんがデザインするのとは訳が違うわよね。
    何故、アルマーニ?ガキがアルマーニ?大きくなったら働いて自分でお買いなさいって。
    折角、アルマーニが引き受けてくれたのにミソ付いちゃったわね。」
O  「あら、ピーマン、簡単なことだと思うわよ。
    校長がアルマーニが好きだったんでしょう?
    アルマーニに憧れる世代ってあったじゃない。」
P  「フンっ!ガキがアルマーニ着ても似合わないのよ!」
O  「アタシたちが泰明小学校だったら大変ね!双子だから倍の16万じゃないの!」
 

O  「ねぇ、ピーマン、仮想通貨ってどう思う?(笑)」
P  「どう思うって、名前からして『仮想』なのよ、全てを表してるじゃない。
    アレってギャンブルよね。やりたい人がやればいいんだわ。」
O  「アタシの回りにもいるのよ。全財産すっちゃった人!」
P  「がはは!それは御愁傷さまとしか言えないわねぇ。自己責任じゃない。
    だって、何が何だか訳が分からないものに全財産を賭けるバカっている?
    普通は仮想通貨のCMを見た時に、こんなものテレビで流していいのか?って思うものよ。」
O  「そうよねぇ、アタシもハッとしちゃった。ローラとか出てるじゃない?
    しかもさ、最後に仮想通貨の危険性、注意事項をテロップで流すんだけどさ、
    まるで、サブリミナル効果のように一瞬なのよ(爆)
    『仮想通貨は……。』しきゃ読めない。
P  「詰まり、読まれたら困るっていうことでしょう?」
O  「アタシは汗水流して稼いだ1万円は1万円でいいわ。
    東南アジアに旅行に行って、チョッとお大臣気分が味わえればいいし、
    銀行のキャッシュディスペンサーで手数料で目減りするのと、
    外国行った時にレートで損するのはイヤだけど……。」
P  「おねぎ、アタシたちって『金儲け』には無縁だものねぇ。」
O  「そうなのよ、そう言う目から鼻に抜ける才覚ってまったくないものね。」
P  「アナタは稼いだお金を男に貢ぎ……。」
O  「ウルッさいのよ!」
P  「アタシは全部、ダイヤとかの貴金属に化け……だからいつまでも貧乏なんだわ……。」
O  「そうよ、財布に穴が空いているみたいにスッカラカンよぉぉぉぉ〜!」
P  「おねぎ!」
O  「ピーマン!」
O&P「アタシたちは、因果だねぇ……。」



去年からの角界の超ゴタゴタ……。
本当に凄かったです。有象無象、魑魅魍魎が沸き出して来て(苦笑)
ああでもないこうでもない……好き勝手喋りまくり、
まるでよく出来た喜劇を見ているかのようでした(笑)
そんなこともあり、思わず初場所、15日間全てを見てしまいました。
大相撲をこれだけ真面目に見たのは初めてかも……。
随分と前になりますけど、所謂、若貴ブーム?
その時でさえあまり興味は持てなかったです。
一つだけ、今でも鮮明に覚えている当時の一コマをチョッと……。

その日は最初に勤めた会社のボウリング大会でした。
時刻はもうスグ6時になろうかと言う頃、
場内には何カ所かのテレビが置いてあり、
何故か大相撲の中継が……ボウリングをしたことがある方ならご存知のように、
ボールを投げる音、ピンが倒れる音、声援、嬌声……喧噪の中、
数分にわたって場内がシィ〜んとした一瞬があったんです。
そう、貴乃花が横綱千代の富士を下した一戦。
この時ばかりは場内が静まり返り、耳が痛くなるほどの静寂が……。
千代の富士が引退を決心した一戦ですよね。
誰もボールを投げないの。それほどこの取り組みが注目されていたと言うこと。
役者が揃っていましたよね、皆さん、個性的で。

特別、貴乃花親方の味方をするつもりはないけれど、
今回の理事選は全く変わる気がない相撲協会と見ました。
変わる気がないって言うよりも、変えたくてもそれが出来ない監視社会。
社会と言うには狭いですけど、恐怖政治?チョッとした縮図ですよね。

アルマーニがデザインした制服に仮想通貨……。
これでもかって言うほど面白いニュースが蔓延しています。
政治と金丸出しの今回の冬季オリンピック……。
それはまた今度日を改めておねぎとピーマンで。


今日の写真は土俵入りをするカエル……。
じゃなくって、少し前の結城美栄子さんの作品です(笑)


2017年2月14日


ブノワ。


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会話力の欠如。 

 

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 「あけさんと美味しいもの食べ歩いてるとこうなっちゃうんですよぉ!」

その女性は、いきなり後ろからやって来て、何の前触れもなく、
僕のベージュの麻のジャケットの裾を指で摘まみ、
ピラピラッと捲るとそう言いました。数年前の西武ドームでのこと。

なになに?一体なに?なにがこうなっちゃうなの?
「こうなっちゃう」ってどうなっちゃうっていうのじゃ!
この無礼者!ハッキリ言って非常に無礼だし不愉快です。
その女性とはただの顔見知り、それ以上でもそれ以下でもない人が、
薔薇ファン数人で楽しく談笑している最中にいきなり割り込んで来て一体なに?
楽しく話しをしていた仲間たちも呆気にとられています。
男が女性に対してそれを言ったら立派なセクシャルハラスメントです。
勿論、この女性は僕のブログの唯一の出禁ね(爆)


最近、勘違いしている人が非常に多いです。
特にスマートフォンの大流行りで Twitter や Facebook が、
当たり前のように使われるようになってから。
その女性は僕に対してお友達気分だったんでしょうね。
とんでもない!ただの顔見知りでしかありません(苦笑)

人と人の繋がりってそんなに簡単なものではありません。
本名も住んでいる場所も何もかも知らないで、
架空の世界で本当の繋がりが出来る訳がありません。
フォロワーの数?そんなものクソ食らえです(笑)
数字を見て一喜一憂……そんな生活って哀れ過ぎます。
いい年して、人生、どんだけ寂しいんだか。
メッセージを貰ったらスグに返事しないといけないと強迫観念を覚える世界って一体なに?
「いいね!」を押して、見ていることを知らせておかないと仲間外れになるような感覚ってなに?
仲間と繋がりたいから……始めたラインで特定の人を排除したり(苦笑)
友達申請をされながら気に喰わない人は排除してみたりね。
お友達で繋がりながら、実は物凄く仲が悪かったり(苦笑)
苦楽を共にし、時には面と向かって喧嘩し、また仲直りし……一緒に成長する。
いい時も悪い時も一緒、時には相手を思うばかり、
ついつい厳しい言葉を投げ掛ける……それもお互いの信頼があってこそです。


 「随分、太ったんじゃない?」
 
 「あのね、お前にだけは言われたくないわ。」


心許せる友人なら、相手の顔を見ながら笑いながら応酬です。
そんな関係の中から本物の繋がりや真の友情が構築されるんです。
ブログやSNSなどバーチャルな世界ではなかなか難しいこと。
親しき仲にも礼儀あり。相手を思いやり、礼節を尽くしてこそ友情です。
親しくもないのに馴々しい態度や言葉遣いは甚だ迷惑だし不快以上の何物でもありません。



もう一つ、同じく数年前のドームでのこと。
ある男性が、数メートル離れたところからわざわざ人に合図してきて、

 「ブノワ。さん、太った?」

……って……久しぶりに会っていきなり言う言葉かな?他に言うことないの?
指を鳴らしこそしないけれど、遠くのウエィターを呼ぶようにして……。
それこそ「お前にだけは言われたくない!」です。
オマエのハゲ具合なんか……って、一々言わないでしょう?
言った本人が杉本 彩のように素晴らしい美貌とスタイルの持ち主ならいいです。

 「ははぁぁ……オネエさまお見逸れしました。ゴメンなさい!」です(笑)

だけどねぇ……先ず、自分の姿を鏡をで確認しましょうよ。
頻繁に会う訳でもないし、まして全然、親しくもない。
ただの顔見知りに対していきなり言う言葉かな?
随分と前ですが、数年ぶりに会った年下の友達が、

 「ブノワ。さん、肥えた?」って。

 「この無礼者!」

一喝しました。そしてそれきりお友達関係はお仕舞いです。
このワタクシ、一体お幾つだと思っているんでしょう?
出会ったころの30才のママ生きて来たとでも?
人のことをとやかく言う前に、ご自分の姿を良く見ましょうって(苦笑)



会話力がゼロなんだと思います。
天気、相手の見かけ、人のうわさ話……そんなことしか話せない。
太った、痩せた、ハゲた、皺が増えた、老いさらばえた……。
そんなの皆、思っていても口に出さないだけ。
言葉を投げ掛けてきた顔には意地悪そうな表情が……。
一体、何を期待して声を掛けるんでしょう?凄く不思議……。
それに、痩せたって言う言葉は決して褒め言葉じゃありませんからね。
日々の生活が大変だったり病気だったり……何らかの理由があって、
痩せてしまったことを気にしているかもしれないじゃないですか。
最近、いい年して真面目に勘違いしている人が多すぎます(苦笑)



ノーベル文学賞を受賞したカズオイシグロの選考理由が振るっています。

 「力強い感情の小説により、私たちが世界と繋がっていると言う
  幻想に隠されている深い闇を明らかにした……。」


そう、幻想、夢幻、思い込み……。
それで幸せと思っているのなら、寂しいどころか、
もしかしたら本当に幸せなのかもしれません(苦笑)

「絆」「繋がる」……震災以降、僕の嫌いな言葉になりました。
嫌いな言葉というより、それらをいとも簡単に使って、
そのつもりになっている勘違い人間がイヤ。
「絆」も「繋がる」こともそんなに簡単じゃありません。


2018年2月11日


ブノワ。


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おそるべきラナンキュラスの進化。 

 

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ある日、仕事帰りの駅のコンコースの花屋で、
一際、目立つ花を見ました……ラナンキュラス!
ラナンキュラス、ラナンキュラス、春の花!

そうじゃん!春じゃん!春!
忙しさにかまけていたらもう2月……。
危ない、危ない、買いそびれるところだった。
我が家の近くのまったく季節感のないスーパー「◯◯○◯○◯」と違って、
ラナンキュラスは今の時期しか買えませんからね。
丁度、ラナンキュラス・フェアと言うことで、
3本買うとチョッとお得だったんです。
その日はそのまま帰宅でしたし、随分と忙しくしていましたから、
たまには自分のために花を買うのもいいかも……。

選べるほどの種類はなかったんですが、
3種類、12本のラナンキュラスを購入してみました。

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いやいや、それにしてもこのところのラナンキュラスの進化は著しいです。
僕は饅頭みたいにデカい巨大輪は好みではないのだけれど、
小輪のラナンキュラスを色とりどり数十本纏めて、
素敵な方にプレゼントしたりするのも好きです。

この日、特に驚いたのは白いラナンキュラス!
花弁が1枚、1枚、クルクルッと巻いているの!
一見、チューリップとも見まごうその姿。
チョッとビックリしちゃいました。

ピンクのチョッと大きい花弁が細身のものも凄い。
ラナンキュラスって可憐でいいのだけれど、一番の美点は、
花期が長いって言うことじゃないでしょうか。
冬から春の花って言うこともあるけれど、
相当長い間花を楽しむことが出来ます。
コツは花瓶の水をギリギリ少なくすること。
水換えの時、丁寧に茎のぬめりを取ることかな。

ラナンキュラスはドライにしてもいいです。
惜しまずまだ元気のいいところで吊るしちゃうのがコツです。
ギリギリまで楽しんじゃうと、ドライになった時に、
花弁が散りやすくなります。
さぁて、そろそろ吊るすかな?(笑)



2018年2月7日


ブノワ。


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名前を呼ばれなくなった猫。 

 

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太郎丸くん……スッカリ大きくなりました。

超絶な人懐っこさで、先住猫たちの間にグリグリ入り込み、
有無を言わせずにアッと言う間に仲間入り、存在感抜群でございます。
去年の6月に仔猫の時に引き取りましたから、
春の生まれのもうスグ1才……なのに、他の猫たちよりもデカい!(苦笑)
今日の写真は太郎丸くん近影なんですが、
ご覧になってみて何か気付くことはないですか?

そう……手がデカいんです(笑)
ホラ、ライオンの子供を「可愛い〜っ!」って見ていると、
思いの外、手が大きかったりするでしょう?あんな感じ。
我が家の今までの子たちはどちらかと言うと手がホッソリです。
唯一の血統書付きのロシアンブルーの秀千代くんなんかはヨーロッパの血統?
スラリとした手足で、いかにも高貴な感じですが、
太郎丸のこの手のデカさ加減にはビックリ。
まるでサリーちゃんの足みたいなの(爆)



さて、このところ、太郎丸くん、
スッカリ名前を呼ばれなくなりました……。
いえいえ、飽きてしまったのではありません。
可愛さは日を追うごとに募るばかりなんですが、
何しろ驚異的ないたずらっ子!本当に悪いんだから(苦笑)
名前なんか呼んでいる暇はありません。

 「こらぁぁぁぁ〜っ!」

 「ダメぇぇぇぇ〜っ!」

 「おいおいっ!」

 「チョッとぉぉぉぉ〜っ!」 

僕の足元をチョロチョロ、ワインのコルクやペットボトルの蓋、紐、
その他、あらゆるもので1人サッカー……危ないんですよ。
ってなもんで、イタズラ三昧の太郎丸くん叱られっ放し(苦笑)

最近はようやく布団の中の暖かさを知り、
僕の布団に入って来て、両手を真っ直ぐに揃えて伸ばし、
アゴを僕の脇に乗っけて爆睡です。
手を伸ばして探ると、丁度ギリギリ届く腰の辺りに太郎丸のお尻が……。
そう、僕の片腕くらいの長さにまで成長しました(笑)
さらに、冬と言うこともあるけれど、
最近は横にも大きくなって来てムッチムチ(爆)
このまま行くとデブリーヌ2世になってしまうので、
チョッと食生活を考えなければいけないかも……。

どうです、既に貫禄十分(笑)
将来は大物の太郎丸くんでした。


2018年2月4日


ブノワ。


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性分ですから……。 

 

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うう~む……。
およそ5年ぶり?……6年になるかな?
今年は意を決して、重たい重たい重たい腰を上げ、
ようやく薔薇の手入れをしました(笑)
普段は全く手入れをしないんです。
おい、おい、オリジナルの薔薇出しているのに……。
突っ込まないで下さいね(笑)

普段は枯れない程度に水遣りするだけ……肥料?
気が向いて家に在庫があれば……かな。
植え替え?そんな面倒なこといたしません(笑)
春前に芽出しの肥料くらいはあげますが……。
我が家は日当たりが悪く、しかもすべての植物が鉢植えです。
鉢植え&手入れしない&日当たりが悪い……。
ついつい油断していたんです。どうせそんなに伸びないだろうって。
ところが、ツル薔薇系の数本が凄いことになっていて、
伸びに伸びて2階のベランダに這い上り、
手摺りの間からベランダの内側に入り込み、
さらに外に出て屋根まで上り……。
はいはい、いきなりじゃないです。
1年でこんなに伸びるハズありません。
6年の間に少しずつね……見て見ぬ振りしていました。
だって、日々、忙しくしているし、
普段はなかなか手入れ出来ないし、
冬の作業の時にやろうと先延ばし……。
でも冬は寒いし面倒臭いじゃないですか。
さすがに今年は頑張りました。
伸びた枝は基本的に勿体なくて切れない性格なので(苦笑)
先ず、広がって伸びた枝を麻紐で纏めて縛り、
入り組んだ枝を手摺りの間から静かに静かに、
そぉ~っと膨らみかけた新芽が取れないように外に出し、
ベランダの下の方で誘因出来るように下ろします。
今度は下に降りて、誘引する訳ですが、
ウッカリ前の日に水やりなんかしちゃったものだから、
枝が固い、固い!まったく曲がらないの(笑)
幹の太さが500円玉くらいもあります(苦笑)
死にそうな思いでどうにか誘因を終わらせ、
落ちた葉や剪定した枝を纏めてゴミ袋に入れたら……。

ここで眩暈がして1歩も動けなくなっちゃいました……。
い、い、い、息が荒い……気持ち悪いし冷や汗掻くし……。
レレレのオジさんみたいに帚を持って立ち尽くしちゃった(苦笑)
これは吐いちゃった方がいいかな?トイレに駆け込んでみたものの、
胃液1滴も出てきません(苦笑)胃袋が飛び出るかと思った。
慌てて飛び込んだ熱湯風呂の中で悪寒……。
以降、丸々3日間寝込んだのでした(苦笑)


今日の写真は去年の「Benoit Magimel」
こちらもベランダまで這い上がったおクレマチスと競演です。
皆さんの想像通り、おクレマチスも切れません(笑)
薔薇に合わせて下から剪定出きりヴィチセラ系を揃えてありますが、
先ず、薔薇の手入れすらしないこと(笑)
元来の貧乏性ですから、太くなったツルが切れないこと、
だって、太いものは小指くらいの太さにまでなっているし、
それに加えて、冬の作業をする頃には、既に節々に新芽が膨らんでいる!
可哀想でしょう?絶対に切れません(笑)
我が家のおクレマチスは伸ばしっぱなしでございます(笑)
今年はおクレマチスを10品種増やしました。
届いてみると、もっともっと欲しくなっちゃう……。
今、パソコンと睨めっこして品種を選んでいます(爆)
うぅ~む、凄いことになりそう!


2018年2月1日


ブノワ。


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誕生日にバッハを……藤原真理チェロリサイタル。 

 

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 「ねぇ、真理さん真理さん。真理さんってバッハ弾けるの?」

この恐ろしい質問をご本人の藤原真理さんに発したのは僕の親友のT(笑)
それをそそのかしたのは誰あろうこの僕でございます(笑)

真理さんの追っかけだった僕がひょんなことから真理さんと知り合いになり、
方やクラシックにはまったくの無知なT、また方やクラシック好きでそこそこチェロに明るい僕。
音楽会では泣く子も黙る真理さんも、そんな凸凹コンビニは気を許すことが出来るのでしょう。
食事をしたり旅行をしたり、仲良くさせていただいています。

ある日、Tが……。

 「ねぇ、真理さんってバッハ弾けるの?」……僕に聞いて来たんです。

 「・・・・・・・・・・。」……暫し口をあんぐりの僕。

面白いので「それ、真理さんに直接聞いてみな。」……と、僕。
そうしたら、な、な、な、なんと!本当に聞いちゃったんです(苦笑)
その時の真理さんの嬉しそうなお顔。今でも忘れることは出来ません。
そんな恐ろしい質問、ご本人を目の前にして言う人いませんもんね。



さて、今回のバッハ無伴奏チェロ組曲2度目の録音のジャケット写真を、
カメラが僕、ヘア&メイクアップはTで担当させて貰いましたが、
随分と前に1回だけ宣材の写真を撮らせて貰ったことがあります。
場所は今のところに引っ越して来る前の僕の住むマンション。
重たい楽器を持参するのは大変なので、どうせ部分的にしか写らないし、
今は手放しましたが、当時の僕の愛用のチェロで代用させて戴きました。
陽光溢れるバルコニーで美しいお顔のアップなどを、
そして、室内に場所を移して演奏している姿を写させて戴きました。

その時もねぇ……まぁ、知らないって凄いなと思うんですが、

 「真理さん、ドボルザーク!」とか、

 「真理さんバッハ!」とか、

リクエストして、車座に座った僕らの目の前で弾いて貰ったりしました。
僕は写真を撮るのに必死でしたが、何曲か弾き終わる度に飛ぶTの声……。

 「真理さん、上手!」

・・・・・・コワいですよねぇ。笑をこらえるのに必死でした(苦笑)




誕生日にバッハを……。

真理さんのバッハを今年も聴いて来ました。
通常は2回の公演に分けて弾くであろう大曲を一晩で。
一気に聴くことで、また何か違ったものが見えて来るようでした。
一番に驚くのは、重音奏法の美しさ!
2本の弦をまたぎ、指で押さえ、指で弾く……。
変幻自在な奏法、そして、そこに潜む華麗な響き。
以前の記事で、真理さんの演奏で初めて「舞曲」を意識したと書きましたが、
今回、目をつぶって聴いていると、農作業の後、夕暮れ時に少女たちが、
スカートの裾を恥ずかしそうに持ち上げて舞う姿や、
王がバロックダンスを踊る姿……そんなものが少し見るような気がしました。

僕が一番好きなのは第6番……。
勿論、組曲の中で一番の難曲ですが、どのチェロ奏者も大層弾き辛そう。
大好きなことを真理さんに伝えると、

 「弾き辛そうにしていたでしょう?」


例えばヨーヨー・マの演奏を、

 「息継ぎのないオペラのアリアを聴いているよう。」

と、形容することがありますが、
あの難曲を譜面の指示通りに弾けるところも凄いのですが、
その先にある大きな歌がヨーヨー・マの魅力なんだと思うのです。
真理さんの演奏もそう。特に超絶な6番。真理さんの音楽には、
老練な役者による台詞を聴いているような趣きがあるのです。



有吉佐和子の「華岡青洲の妻」の冒頭にこんな台詞があります。

 「我が腹を痛めたのでもないのにお母(か)はんと呼ばれ、
  うちも実の娘以上に愛おしいと思うのですやよってに、
  この因縁は、計り知れやんほど深いものなんですやろのしぃ」

普通はこの息継ぎ、文字切りだと思うのですが、かの杉村春子は、

 「我が腹を痛めたのでもないのにお母はんと呼ばれ、
  うちも実の娘以上に愛おしいと思うのですやよってに、この因縁は、
  計り知れやんほど深いものなんですやろのしぃ」

と「この因縁は」までを一気に言って息継ぎの場所を変えます。
そして、最後の「計り知れやん〜」では、大きく大きく、
抑揚を付けてオクターブをまたぐゆったりとした台詞回し。
大きな歌が聴こえて来るのです。まさに老獪な女優の卓越した台詞回し……。
今回の真理さんのバッハを聴いてそんなことをポツリと思いました。


今は手放してしまいましたが、
もう少しして余裕ができたら、もう一回チェロを始めようかな……。
真理さんが仰言った一言……。

 「年に一回だったらタダで見てあげてもいいわよ!」

未だに忘れられないのです(笑)


2017年1月30日


ブノワ。


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慣れないことは……。 

 

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寒い日が続きますねぇ……。
皆さん元気にしていらっしゃいますか?
僕は春がそこまでと思いつつ、防寒対策は万全に頑張っています。

さて、今日はチョッと失敗したことなど……。
話しは遡って去年の12月。仕事に飲み会に忙しい師走のことであります。
万障繰り合わせの上、親友Tと京都在住の親友夫妻、YくんとAちゃんと4人で、
麻実れいさんの「すべての四月のため」を観に行った時のことです。

「中善」にて美味しいランチに舌鼓。
ブロカントや骨董店を廻ってお買い物。
そしてやっぱり京都と言えばお漬け物……と言うことで、
立ち寄って貰った漬物店で大量の漬け物をご購入のブノワ。さん。
師走は何かと外食も多く、胃袋も疲れていたし、
白いご飯と納豆、漬け物だけの夕飯が目に浮かんじゃいました(笑)

劇場近くのカフェでパフェを食べ(こう言う時は髭の濃い少女になる。)
観劇した後は車を飛ばして京都タワーに向かいます。
何故、車を飛ばすかと言うと、焼き肉屋の閉店時間が迫っているのね(笑)
そして何故、京都タワーかと言うと、去年の秋くらいの金継ぎ教室で話題になっていたんです。
ホラ、僕の師匠は蒔絵の人間国宝の弟子のまた弟子のまた弟子?(笑)
つまり、ザックリ言えば、僕は人間国宝のお弟子さんなのです、おほほ!
師匠は京都在住の麗しいお嬢さんなんですけど、これがまた大酒飲みと来ていて(苦笑)
その先生情報として、京都タワーの地下にフードコートがあり、
そこにジン専門店があると言うのです。フードコートにジン専門店?
ジン専門店って言うだけでも珍しいと思うのですが、
そこは何と、ジンに色々な珍しいものが漬け込んだものを出すとのこと。
俄に話しが飲み込めませんでしたが、先生の興奮状態からすると(笑)
可成りの店らしい……そこまでは何となく理解出来ました。

京都で観劇の話しが持ち上がった時点で、そのジン専門店が頭の中で点滅(笑)
矢張り、大酒飲みの師匠の弟子もまた大酒飲みなのか?
僕の大勘違いで芝居はマチネと思い込んでいましたから、
観劇の後、ゆっくりと観光などしてから、夕飯の前にアペリティフで一杯……。
そんなことを考えていたんですが、な、な、な、なんと!
芝居はマチネではなくてソワレだった!
直前のドタバタで楽しみだったレストランをキャンセルさせて貰い、
改めて「中善」を予約したりでYくんとAちゃんには大迷惑かけました。

そうなると、ジンは芝居の前に飲まなければならないでしょう?
飲まなければならないって言うこともないんですが(笑)
既に頭の中はジンを飲む気満々、脳味噌が微酔い気分なものだから、
新幹線の中をスキップしながら京都に到着して速攻で京都タワーに向かい、
ジンを軽く引っ掛けてからランチと言うことに相成りました……。
ところがっ!開店時間になってもお店の方が来ないのです(苦笑)
カウンターで1人でされているみたいなので、
その方が遅刻すると店が開かない訳(苦笑)

旅はフレキシブルに……お陰さまで、京都生まれのクセに、
哲学の道も知らなかったYくんの案内で銀閣寺なんか久し振りに観て、
チョッとした観光客気分。旅程をこなして夕飯の焼き肉の前に、
Yくんが気をきかせて段取りしてくれて、
ほんの10分くらいジン専門店に寄れました。



さぁて、ここで今回の大失敗!(苦笑)

皆さんは日頃絶対にこれだけはしないって言う決まりごとありませんか?
僕も幾つかあるのだけれど、その中でも絶対にしないのが、
手荷物を網棚の上や目の届かないところに置かないって言うもの。
大体がいつも大荷物なんですが、なるべく荷物は一つに纏め、
膝の上など、手に触れるところに置いておくのね。

それがですねぇ……。
この日はお漬け物を大量に買い込んだでしょう?
その紙袋をジン専門店でカクテルが出来上がるまでの時間を待つ間、
カウンターの下にあるフックに掛けちゃったの。
だって、店のお姉さんが「下に荷物掛けられますよ。」って、
親切に勧めてくれるんだもの。フック?有り得ない、有り得ない!
いつもは勿論、絶対に掛けたりはしないのだけれど、
折角、親切に勧めてくれたのだし、カクテルを作る時間が掛かりそう?
ま、いっか。手も疲れるし。でも、フと頭を過ったのね。

 「これで忘れたりしてね……。」

そして見事に忘れて焼き肉屋に向かってしまいました(笑)
店に着いてジン専門店に電話したけどすで閉店後……。

ま、漬け物だしね、また買えばいっか!諦めが早いブノワ。さん。
Yくんが走って京都タワーに行ってくれるって言ってくれたんだけど、
慎んでご辞退。悪いものね、真面目にまた買えばいいんだし。
ところが!Yくんがわざわざ翌日取りに行ってくれて、
送ってくれたの。お陰さまで漬け物三昧、豊かな食卓になりました!
Yくん、Aちゃん、本当にありがとうね!

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今日の1枚目は色々と漬け込んだジンのボトル。
メニューを見るとですねぇ……色々なものが漬け込んであります。
ゴボウとシナモン、ラベンダーとカルダモン、花とハーブ、
山椒とグレープフルーツピール、レモングラスと胡椒……。
ここまでは何となく想像がつくのだけれど、
まったく凡人の僕の想像外なのは、玉露とかつお節ね(笑)
これらをトニックウォーターで割って出すのと、
あとは、これらを使ったカクテルになります。

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僕らが頼んだのは、グリーンのものが「花様年華」
(アジアジン、クチナシビターズ、柚子茶、ディル、ミント、抹茶、卵白、レモン)
その右側のソルティードッグみたいなのが「月下美人」
(山椒ジン、日本酒、柚子茶、柚子胡椒、白味噌、レモン、ソーダ、山椒)、
手前のトッピングが鮮やかで謎のものが「ザ・ルーツ」、
(ゴボウ、シナモン、ジンジャエール、ローズマリー、茗荷、キュウリ)になります。
よく見てね、見えるでしょうゴボウとかキュウリとか茗荷とかローズマリーが!(笑)
皆さんも何が何だかまったく想像付かないでしょう?
味?忘れちゃった(笑)3人で回し飲みしたからね。美味しかったですけどね。
是非、完全制覇してみたいです。また京都に行かなければ!


2018年1月28日


ブノワ。


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